4 / 19
3-2. 不幸の少女(かみ・どんでん返し)
しおりを挟む
翌朝、月曜日になったので私は高校へと向かう。多く生徒が夏休みを指折り数えて浮き足立っている。そして、私もその一人だ。
私の通っている学校も含め一部の私立高校では映像を用いた個人授業が基本であり、興味のある分野を中心に理解スピードに合わせて受講できるようになっている。
一流講師の粋を集めた授業は面白くわかりやすい。また、質疑応答や授業内容の決定はAIの先生によって行われる。
そのため、クラス全体で集まるのは基礎教養、芸術科目、体育、音楽、プレゼンテーション&ディスカッションの授業、それと朝礼と終礼だけだ。
登校してきて朝礼が始まるまでの時間。
教室の席は固定ではなく、来た人から気ままに好きな席へ座っていくことになっている。しかし、数ヶ月も経つとだいたい座る位置は決まってくるものだ。いつもの窓際の真ん中よりも少し前の席に座る。
ダメージ加工のジーンズ生地でてきたオーバーオールに裾の短い白いTシャッツといった装いの少女が教室に入ってくる。
生徒の服装は制服、私服とそれぞれだ。学校の制服としてスラックスタイプのブレザーとスカートタイプのセーラー服が用意されているが、私服でも何を着ても良い。公序良俗に反しない限り、個人の裁量に任されているのだ。
ちなみに私は制服のセーラー服を着ている。朝に何を着るのか考える必要がないところが気に入っている。でも、スカーフだけはその日の気分によって変えているのだが。
オリジナリティーも欲しい年頃なので。四色違いのお手軽オリジナリティーだ。
そのオーバーオールの少女はそそくさと教室の後ろを通り私の隣の席に座った。彼女の名前は十森朱里。朱里は元あった位置から私の方へ椅子を少し寄せる。
「おはよん」
「愛、おはよー」
「疲れたー」
「まだ月曜日の朝だよ。土日何かあったの?」
「何もなかったけど」
「だめじゃん」
「あっ、何にもなかったで思い出した話があるんだけど、話していい?」
「何にもなかったで思い出す話なんてある?」
「それがあるんよ。しかも、ラスト一秒の大どんでん返しの話が」
「無駄にハードルあげてるよ」
「一昨日、弟がその日に何も楽しいことがなかったと言って駄々こね出してね。そして、楽しいことが起きるまで寝ないと宣言するんだよ。その日、昼寝だけで八時間くらい寝てたから、うとうとしながらもなんとか耐えてね」
「ずっとグータラ昼寝してたから、楽しいことが経験できなかったんじゃないの」
「そうなんだけどね。それで遂には十一時五十九分になってね。もう今日終わっちゃったよって言ったら、日付超えるのが初めてのことで理解できなかったみたいで教えてあげたわけさ」
「それで?」
「一緒に日付超える瞬間を見たら、すごいすごいと喜んで、はしゃぎ疲れて寝てた」
「ラスト一秒どんでん返しだ」
「でしょ」
「でも、弟くんかわいいね」
「かわいいところだけ見ればね」
「え、かわいくないの?」
「愚弟、かわいいよー」
「朱里はなんかあったの?」
「そう聞いてよ-。私はホント最悪だったの。慰めてー」
朱里はそういって自分の不幸話を話し始めた。
「昨日は朝から髪型が決まらなくて時間かかってもう行くよって親に怒られるし、ランチの時には箸を思いっきり噛みついちゃうし」
今日の朱里のヘアスタイルはサイドが引っ張り上げられ、後頭部でソフトボール大のお団子が作られている。彼女はその日の気分と服装によって毎日ヘアスタイルを変えている。
「それならばと不幸の運命を変えるために神頼みでおみくじを引くも凶が出るし」
「おみくじって運命を変えるためのものじゃないでしょ」
「でも、気分は変わるもん。あとあと、紙で指を切るし最悪だよ」
「"かみ"ってさ……」
「髪? 噛み? 神? 紙?」
「紙、ペーパーね。紙ってなにで切ったのさ」
今時、紙媒体のものなんてあんまりないのに紙で指を切るなんて珍しい。私は切ったことすらない。
妙に痛いと聞くが、紙ごときで痛くなるほど傷付けられることが理解できない。
「あーそうだよね。おみくじだよ。さっきひいたって言ったでしょ」
なるほど。
「でも、そんだけ不幸なら思い出深い日にいい一日なったんじゃない」
「ならないよ。不幸だよー。慰め方が雑だよ」
朱里は思い出したかのような仕草をして話を続けた。
「そう不幸って言えば、不幸な少女の話って知ってる」
「それと同じかどうか判らないけれど、昨日弟がなんかそんなことを言ってた。弟から聞いただけだから、結局どう不幸なのかはわからなかったけれど」
「いやたぶん、それだと思う」
と言うのもその噂ではどのように不幸なのか判然としないのだという。
「じゃあ、どうでもいいことなんじゃないの」
「まぁ、そうかもしれないけれど。なんか噂になっているんだから何か大きな不幸の理由があるのかなって」
「うん。まあ、そうかもね」
どこまで噂になっているかはわからないが、連日で別な人から話を聞くなんてあまりない。
「どうして不幸なんだろねー」
「十森さーん」
教室のドアから中を覗き、朱里の名字を呼ぶ人達がいる。違うクラスの人だろうか。朱里は呼ぶ声にビクッと身体をこわばらせ、私に身を寄せる。
「美術部の人だ。一も二もなくうるさいの」
朱里は普段私と話す声よりひときわ小さい声で話す。そして毒を吐く。
朱里は家族や私に対してはよく話すが、基本的には人見知りだ。彼女たちは朱里と同じ美術部だそうだが、まだ心を開いてないみたいだ。
人見知りではあるが、よく目を引く服を着ている。目立つのは嫌だが、かわいい方が優先なのだと言う。
満足できないかわいさだとより自信が持てず、引け目を感じてしまい恥ずかしさが勝つらしい。
しかし、さっきも目立ってオーバーオールと裾の短いTシャツの間の地肌の部分をクラスメイトの男子が見ていた。許せない。
「ちょっと、行ってくる」
朱里がちょっと寂しそうに席を立つ。ドアから教室の中を覗いている美術部員は無邪気にこちらに向かって大きく手を振っている。
「じゃあ、帰りに喫茶しゃぼん寄ってく?」
猫背気味になってクラスの外へ向かう朱里を呼ぶ止める。
「どうしたの急に」
「慰めてあげようかと思って。昨日が不幸だったなら、今日は楽しい方がいいでしょ」
「うん、そのことを加味すると」
「加味」
「若干プラスだね」
朱里が笑顔で答えた。
このあと、私は不幸な少女の不幸の理由を知ることとなる。しかし朱里が不幸の少女のことを初めて話題にしたときには、私は大して気にはかけてはいなかった。
翌日の火曜日、その不幸な少女の噂はクラス中に知られていた。この話題にはなにか人を引きつける力があるようだ。ただ、他人の不幸話が好きなだけかもしれないが。
しかし追加された情報としては、少女は北海道に住んでいることと年齢が十五歳ぐらいということだけだった。
結局、その少女が何故不幸なのかはわからないままだ。
家に帰ると妹の雫が家の床で寝っ転がって、天井を見つめている。ARertグラスで何かを見ているのだろうが。あれ、ARertグラスは机の上に置いてある。
「雫、何してるの?」
「何もしてない。ただ居る」
無気力を極めていた。
「雫は不幸の少女の話って知ってる?」
「そっちでも話題になってるのー。やだなー」
「何が嫌なの?」
「何か話が大きくなってるの、めんどい」
「面倒臭いことないでしょ」
「けど大きさ、世界を救うかも知れないじゃん」
「どういうこと」
面倒臭いのか言葉が足らな過ぎる。
「えー」
「......」
「宇宙人のテストなの」
相変わらず言葉が足りない。
きっと勝手に解釈すると、可哀想な子がいた時に地球人は放っておくのか宇宙人にテストされていて、非道な種族だと認定されると滅ばされるということなのだろう。でも、人間が滅ばされるなんて非道な種族の宇宙人だ。
「だから、ねぇが解決してよ」
ねぇはお姉様を省略化した呼び方だ。私のことを指している。
いや、なんで私が解決しなくてはいけないのだ。
「なんでよ」
「そしたら身内の話になって、小さい世界で終わるでしょ」
謎な理論で私を働かそうとする。
「ミイラになるかも知れないけど」
先ほどの宇宙人の話はまだ分かったが、今度は何を言いたいのかがわからない。
「どういう事?」
「何でわからないの」
「わからないでしょ。エスパーじゃないし」
「エスパーじゃなくても、姉妹なんだからわかってよ」
「わからないよ」
「じゃあ、今エスパーになってよ」
そんな簡単にエスパーになれたら苦労はない。エスパーになりたいなんて思ってもいないが。
「だからぁー」
雫の不機嫌メーターがぐんぐん上昇するのを感じる。
「ねぇは不幸な少女を探しに行くけど見つからないの。いくら探せど見つからない。そして、はたと気づくの。不幸な少女などいない、無駄な時間を使ってしまった。いや見つけられず無駄な時間を過ごしてしまった私が不幸な少女のだったのだと。ミイラ取りがミイラになるように、不幸な少女取りのねぇが不幸な少女になるの。はい終わり」
雫は本日の許容量の文量を喋ったというようにどこかへ立ち去ってしまった。棚に載っていた赤べこが落ちる。
雫はPK、サイコキネシスのエスパーではなく性格がピーキーなのだ。赤べこが落ちたものただ勢いよくドアを閉じたせいだ。
私の通っている学校も含め一部の私立高校では映像を用いた個人授業が基本であり、興味のある分野を中心に理解スピードに合わせて受講できるようになっている。
一流講師の粋を集めた授業は面白くわかりやすい。また、質疑応答や授業内容の決定はAIの先生によって行われる。
そのため、クラス全体で集まるのは基礎教養、芸術科目、体育、音楽、プレゼンテーション&ディスカッションの授業、それと朝礼と終礼だけだ。
登校してきて朝礼が始まるまでの時間。
教室の席は固定ではなく、来た人から気ままに好きな席へ座っていくことになっている。しかし、数ヶ月も経つとだいたい座る位置は決まってくるものだ。いつもの窓際の真ん中よりも少し前の席に座る。
ダメージ加工のジーンズ生地でてきたオーバーオールに裾の短い白いTシャッツといった装いの少女が教室に入ってくる。
生徒の服装は制服、私服とそれぞれだ。学校の制服としてスラックスタイプのブレザーとスカートタイプのセーラー服が用意されているが、私服でも何を着ても良い。公序良俗に反しない限り、個人の裁量に任されているのだ。
ちなみに私は制服のセーラー服を着ている。朝に何を着るのか考える必要がないところが気に入っている。でも、スカーフだけはその日の気分によって変えているのだが。
オリジナリティーも欲しい年頃なので。四色違いのお手軽オリジナリティーだ。
そのオーバーオールの少女はそそくさと教室の後ろを通り私の隣の席に座った。彼女の名前は十森朱里。朱里は元あった位置から私の方へ椅子を少し寄せる。
「おはよん」
「愛、おはよー」
「疲れたー」
「まだ月曜日の朝だよ。土日何かあったの?」
「何もなかったけど」
「だめじゃん」
「あっ、何にもなかったで思い出した話があるんだけど、話していい?」
「何にもなかったで思い出す話なんてある?」
「それがあるんよ。しかも、ラスト一秒の大どんでん返しの話が」
「無駄にハードルあげてるよ」
「一昨日、弟がその日に何も楽しいことがなかったと言って駄々こね出してね。そして、楽しいことが起きるまで寝ないと宣言するんだよ。その日、昼寝だけで八時間くらい寝てたから、うとうとしながらもなんとか耐えてね」
「ずっとグータラ昼寝してたから、楽しいことが経験できなかったんじゃないの」
「そうなんだけどね。それで遂には十一時五十九分になってね。もう今日終わっちゃったよって言ったら、日付超えるのが初めてのことで理解できなかったみたいで教えてあげたわけさ」
「それで?」
「一緒に日付超える瞬間を見たら、すごいすごいと喜んで、はしゃぎ疲れて寝てた」
「ラスト一秒どんでん返しだ」
「でしょ」
「でも、弟くんかわいいね」
「かわいいところだけ見ればね」
「え、かわいくないの?」
「愚弟、かわいいよー」
「朱里はなんかあったの?」
「そう聞いてよ-。私はホント最悪だったの。慰めてー」
朱里はそういって自分の不幸話を話し始めた。
「昨日は朝から髪型が決まらなくて時間かかってもう行くよって親に怒られるし、ランチの時には箸を思いっきり噛みついちゃうし」
今日の朱里のヘアスタイルはサイドが引っ張り上げられ、後頭部でソフトボール大のお団子が作られている。彼女はその日の気分と服装によって毎日ヘアスタイルを変えている。
「それならばと不幸の運命を変えるために神頼みでおみくじを引くも凶が出るし」
「おみくじって運命を変えるためのものじゃないでしょ」
「でも、気分は変わるもん。あとあと、紙で指を切るし最悪だよ」
「"かみ"ってさ……」
「髪? 噛み? 神? 紙?」
「紙、ペーパーね。紙ってなにで切ったのさ」
今時、紙媒体のものなんてあんまりないのに紙で指を切るなんて珍しい。私は切ったことすらない。
妙に痛いと聞くが、紙ごときで痛くなるほど傷付けられることが理解できない。
「あーそうだよね。おみくじだよ。さっきひいたって言ったでしょ」
なるほど。
「でも、そんだけ不幸なら思い出深い日にいい一日なったんじゃない」
「ならないよ。不幸だよー。慰め方が雑だよ」
朱里は思い出したかのような仕草をして話を続けた。
「そう不幸って言えば、不幸な少女の話って知ってる」
「それと同じかどうか判らないけれど、昨日弟がなんかそんなことを言ってた。弟から聞いただけだから、結局どう不幸なのかはわからなかったけれど」
「いやたぶん、それだと思う」
と言うのもその噂ではどのように不幸なのか判然としないのだという。
「じゃあ、どうでもいいことなんじゃないの」
「まぁ、そうかもしれないけれど。なんか噂になっているんだから何か大きな不幸の理由があるのかなって」
「うん。まあ、そうかもね」
どこまで噂になっているかはわからないが、連日で別な人から話を聞くなんてあまりない。
「どうして不幸なんだろねー」
「十森さーん」
教室のドアから中を覗き、朱里の名字を呼ぶ人達がいる。違うクラスの人だろうか。朱里は呼ぶ声にビクッと身体をこわばらせ、私に身を寄せる。
「美術部の人だ。一も二もなくうるさいの」
朱里は普段私と話す声よりひときわ小さい声で話す。そして毒を吐く。
朱里は家族や私に対してはよく話すが、基本的には人見知りだ。彼女たちは朱里と同じ美術部だそうだが、まだ心を開いてないみたいだ。
人見知りではあるが、よく目を引く服を着ている。目立つのは嫌だが、かわいい方が優先なのだと言う。
満足できないかわいさだとより自信が持てず、引け目を感じてしまい恥ずかしさが勝つらしい。
しかし、さっきも目立ってオーバーオールと裾の短いTシャツの間の地肌の部分をクラスメイトの男子が見ていた。許せない。
「ちょっと、行ってくる」
朱里がちょっと寂しそうに席を立つ。ドアから教室の中を覗いている美術部員は無邪気にこちらに向かって大きく手を振っている。
「じゃあ、帰りに喫茶しゃぼん寄ってく?」
猫背気味になってクラスの外へ向かう朱里を呼ぶ止める。
「どうしたの急に」
「慰めてあげようかと思って。昨日が不幸だったなら、今日は楽しい方がいいでしょ」
「うん、そのことを加味すると」
「加味」
「若干プラスだね」
朱里が笑顔で答えた。
このあと、私は不幸な少女の不幸の理由を知ることとなる。しかし朱里が不幸の少女のことを初めて話題にしたときには、私は大して気にはかけてはいなかった。
翌日の火曜日、その不幸な少女の噂はクラス中に知られていた。この話題にはなにか人を引きつける力があるようだ。ただ、他人の不幸話が好きなだけかもしれないが。
しかし追加された情報としては、少女は北海道に住んでいることと年齢が十五歳ぐらいということだけだった。
結局、その少女が何故不幸なのかはわからないままだ。
家に帰ると妹の雫が家の床で寝っ転がって、天井を見つめている。ARertグラスで何かを見ているのだろうが。あれ、ARertグラスは机の上に置いてある。
「雫、何してるの?」
「何もしてない。ただ居る」
無気力を極めていた。
「雫は不幸の少女の話って知ってる?」
「そっちでも話題になってるのー。やだなー」
「何が嫌なの?」
「何か話が大きくなってるの、めんどい」
「面倒臭いことないでしょ」
「けど大きさ、世界を救うかも知れないじゃん」
「どういうこと」
面倒臭いのか言葉が足らな過ぎる。
「えー」
「......」
「宇宙人のテストなの」
相変わらず言葉が足りない。
きっと勝手に解釈すると、可哀想な子がいた時に地球人は放っておくのか宇宙人にテストされていて、非道な種族だと認定されると滅ばされるということなのだろう。でも、人間が滅ばされるなんて非道な種族の宇宙人だ。
「だから、ねぇが解決してよ」
ねぇはお姉様を省略化した呼び方だ。私のことを指している。
いや、なんで私が解決しなくてはいけないのだ。
「なんでよ」
「そしたら身内の話になって、小さい世界で終わるでしょ」
謎な理論で私を働かそうとする。
「ミイラになるかも知れないけど」
先ほどの宇宙人の話はまだ分かったが、今度は何を言いたいのかがわからない。
「どういう事?」
「何でわからないの」
「わからないでしょ。エスパーじゃないし」
「エスパーじゃなくても、姉妹なんだからわかってよ」
「わからないよ」
「じゃあ、今エスパーになってよ」
そんな簡単にエスパーになれたら苦労はない。エスパーになりたいなんて思ってもいないが。
「だからぁー」
雫の不機嫌メーターがぐんぐん上昇するのを感じる。
「ねぇは不幸な少女を探しに行くけど見つからないの。いくら探せど見つからない。そして、はたと気づくの。不幸な少女などいない、無駄な時間を使ってしまった。いや見つけられず無駄な時間を過ごしてしまった私が不幸な少女のだったのだと。ミイラ取りがミイラになるように、不幸な少女取りのねぇが不幸な少女になるの。はい終わり」
雫は本日の許容量の文量を喋ったというようにどこかへ立ち去ってしまった。棚に載っていた赤べこが落ちる。
雫はPK、サイコキネシスのエスパーではなく性格がピーキーなのだ。赤べこが落ちたものただ勢いよくドアを閉じたせいだ。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
放課後の約束と秘密 ~温もり重ねる二人の時間~
楠富 つかさ
恋愛
中学二年生の佑奈は、母子家庭で家事をこなしながら日々を過ごしていた。友達はいるが、特別に誰かと深く関わることはなく、学校と家を行き来するだけの平凡な毎日。そんな佑奈に、同じクラスの大波多佳子が積極的に距離を縮めてくる。
佳子は華やかで、成績も良く、家は裕福。けれど両親は海外赴任中で、一人暮らしをしている。人懐っこい笑顔の裏で、彼女が抱えているのは、誰にも言えない「寂しさ」だった。
「ねぇ、明日から私の部屋で勉強しない?」
放課後、二人は図書室ではなく、佳子の部屋で過ごすようになる。最初は勉強のためだったはずが、いつの間にか、それはただ一緒にいる時間になり、互いにとってかけがえのないものになっていく。
――けれど、佑奈は思う。
「私なんかが、佳子ちゃんの隣にいていいの?」
特別になりたい。でも、特別になるのが怖い。
放課後、少しずつ距離を縮める二人の、静かであたたかな日々の物語。
4/6以降、8/31の完結まで毎週日曜日更新です。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる