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第三章 憧れの仲間です・編
3-6
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レグルスと話して、翌日から一週間ほどお休みすることにした。
色々あって疲れただろうというレグルスの気遣いだ。
それにいくら兄妹設定とはいえレグルスも私に付き合って初級ダンジョンばかりに行くわけにもいかず、一週間ほど依頼を受けるためエルナトの街を留守にするのだそうだ。
ギルドのカフェで、「くれぐれも俺の留守中は大人しくしておくように」と釘をさされた。
「はいはい」と適当に返事をしながらギルドから出立するレグルスを見送ったあと・・・
「あなたね!最近レグルスのお気に入りなんてふざけたことを言ってるお子様は!!」
私はお姉さんたちに絡まれた。
凄く睨まれているが、それは私が自分で言っているわけではない。
「人違いです」
レグルスはクールな美丈夫なのでモテるのだろうなとは思っていたが、やっぱりモテたらしい。
でも、ダンジョンで「恋人」という単語を耳にした時のあの顔とこのお姉さんたちの様子を見ると、この方たちは全く相手にされておらず、その鬱憤をレグルスの居ぬ間に「お気に入り」の私で晴らそうというわけらしい。
そうだよね。乙女ゲームの隠しルートの攻略対象がモテないわけないし、不特定多数の女性を侍らせているわけもないだろう。
いや、「侍らせ」はそういうキャラ設定ならアリか。
「そんなわけないでしょう。さっき、レグルスを見送っていたじゃないの」
「あなたお子様ならお子様らしく、見合った年齢の男の相手をしなさいよ!」
「金輪際レグルスに近寄らないと誓いなさい!」
「大体いつもフードを被っているような陰気な子供をレグルスが相手にするわけがないでしょう?レグルスが優しいのをいいことに調子に乗ってるんじゃないわよ!」
年齢にして二十代前半~後半。剣士風グラマーな人や弓士らしい美人さん、見た目かわいい系魔術師の人なんかもいるけれど、言ってることは低次元だ。
だから元の私的には五月蝿いなぁ~くらいなんだけど──みんな一律鬼の形相をしている。コワい。
そしてここはギルド。まだ朝の時間帯であるため人も多いし、結構目立っている。
「コワッ」
「女の嫉妬は恐ろしいな」
等と声が聞こえる。
レグルス以外にも男性はいるのに、その人たちにはどう思われてもいいのだろうか。
日本の倫理観から考えてもレグルスと上手くいったとしてもそれは一人。この様子じゃこの街で嫁の貰い手があるかは謎。後の人はどうするつもりなんだろう。──いや、乙女ゲームだからこそ噂のハーレム制度というやつが適応されるのかもしれない・・・。
なんてことを考えていると、「聞いてるの!?」と言われてしまった。
「すみません、考え事をしてました」と私が正直に答えると、激昂したお姉さんたちに胸倉をつかまれた。
──ヤバい!剣が!フードも落ちるっ・・・
私のピンチと思ったのか、剣が小刻みに震えている。フードも外れそうだ。髪色がバレた時の設定も考えてあるけれど、やはり可能な限り隠しておいた方が良いと言われているのだ。
「みなさん。その辺で」
その時フードが後ろに落ちるのを抑えるかのようにリゲルさんが私の後ろに立ち、私の服を持つお姉さんの手をやんわりと掴んだ。
「リゲルさんっ」
私に絡んでいたお姉さんたちはリゲルさんを見てヤバいと思ったのか、一歩引いてくれた。助かった。
「彼女はレグルスの妹さんですよ。年の離れた妹が心配らしくて、レグルスには自分の留守中よろしく頼むと言われているものですから口を挟ませていただきました」
「い、妹!?」
「え?兄妹だったの?」
「マジかよ」
「妹にお見送りして貰えるなんてうらやましい・・・」
お姉さんたちは驚愕してたし、周りの人もリゲルさんの言葉に反応してくれていたので、次にギルドに来るときは『どうやら二人は兄妹らしい』と言う噂が定着しているかもしれない。
よかった。もう絡まれなくて済むかな。
それより絡まれるたびに大剣が暴れだす──何てことになったら大変だ。何か策を考えないといけないかもしれない。
リゲルさんのおかげでお姉さんたちから解放された私は、早々にギルドを後にした。
途中、ダンジョンでの戦利品を売ってちょっと小金持ちになったので何か買って帰ろうかと思ったけど、数種類の小瓶をいくつか購入するだけにした。
そうそう、昨日家に帰った私は七星にこの三日間であったことを話した。
「なるほど。剣は完全にスピカのオリジナルね。ゲームでは大きさも女の子が腰にさせるサイズだったし、『聖魔の剣』ではなくて『聖剣』だったのよ。そもそもそんな恐ろしい仕様ではなかったもの。
大体乙女ゲームで剣が飛びながら無双するとか、恋愛どころじゃないでしょうし」
そう言われ、納得してしまった。
この剣が無双しているのを眺める二人って・・・全くときめく気がしない。ヒーローの出番も無しだもんね。
「でもレア魔法が四つとも使えるのがばれたら本当にヤバイわね。絶対に国か教会に取り込まれるわ。
レグルスとの兄妹設定には驚いたけど、彼が付いてくれてるなら安心よ。冒険者ランクが存在してたら絶対Sランクってくらい強いハズだから」
七星が「私よりよっぽどスピカの方がヒロインだね」なんて冗談を言って話題は次に移った。
レグルスはそんなに強いのか。冒険者ランクがあれば夢のSランク冒険者に会えていたのかと思うと、リストに書き損じたことが余計に悔やまれた。
ちなみにあのふざけた暗号はゲームでは無かったらしく、大爆笑された。
私は気を取り直して七星にお土産のカエル草とコゲチャ苔を渡した。
「ありがとう。これだけあれば薬が沢山作れるわ」
そう言って七星は次々に薬草を収納に仕舞っていった。
七星はヒロインなだけあり、結界以外のレア魔法は使えるらしい。
初心者講習の時に『鑑定』を使った私を見て悪そうな顔をしていたのは、私を囮にして自分を目立たなくするためだったのか。
そんな意地悪しないで教えてくれればよかったのに・・・と思ったけど、私もあの時まで自分に『鑑定』が使えることを知らなかったので、会ったばかりの七星が知るはずがないなと思う。
しかも七星も『鑑定』を使って山のように薬草を採取しており、大量の薬草が時間経過無しの収納の中に今も入っているのだそうだ。小出しにして換金するらしい。
「あ、あとこんなのもドロップしたからあげるね」
仕方が無いと諦め、そういって蜂蜜を出すと、七星は目を輝かせて喜んでいた。良かった良かった。
家に帰ると、私は自室に戻った。
しばらくレグルスは帰ってこない。その間にしたいことがあるのだ。
それが何なのかというと、リストをチェックすると達成可能リストに上がっていた新たな項目──
----------
リスト『異世界でやってみたい50のこと』
達成可能(3)
★ポーションを作ってみたい
★モフモフをテイムしたい
★討伐をやってみたい
未達成(23)
達成済み(24)--新規(0)・確認済み(24)
----------
そう、ポーションだ!
通常はキレイな水に薬草をすり潰して入れ、火に掛けながら時間をかけて魔力を流して混ぜ合わせるのだ。治療院でよくミモザさんが作っていた。
しかし、私にはそんな技術はない。なのにこの項目が出たということは、今の私にも作れると言うことである。
時間はたっぷりある。
色々実験してみよう!
手元にあるのはダンジョンで採ってきた、腹痛に聞きそうな『ハラガイタ草』、解熱剤っぽい『ネツサマ草』、鎮痛剤かな?『イタミガトレ草』、下剤としか思えない『ハラクダシ草』、おそらく風邪薬の『カゼニキキ草』、そのまま読めば小さくなる薬の『チイサクナリ草』。
外用薬っぽい『シップニツカエ草』は湿布薬、『キズガナオリ草』は傷薬かな。
私は目の前に水の球を作り、その中に『ハラクダシ草』を入れてみた。
ジューサーのイメージで水の中で回転させて薬草を切り刻むと、お湯になれ~と念じながら魔力を注いでみた。
するとどうでしょう!
何故かみるみる水分が蒸発し、緑色をしていたハズの液体がピンク色の糖衣錠になってしまったのだ。
「え?」
『鑑定』すると、
----------
良く効く下剤
----------
と出た。
何故糖衣錠?・・・なんか釈然としないが薬は出来た──と言って良いのかは分からないけれど──ので続けることにした。
次は『キズガナオリ草』だ。
これは外用薬にしたいので結界で覆い、すり潰してみる。そして水分を少しずつ加え、伸ばしていくと──
「・・・」
出来たのは絆創膏の形をしたハイドロコロイド材の様なものだった。
一応『鑑定』すると、
----------
良く効く傷薬
患部に貼って使用
----------
・・・でしょうね。
色々あって疲れただろうというレグルスの気遣いだ。
それにいくら兄妹設定とはいえレグルスも私に付き合って初級ダンジョンばかりに行くわけにもいかず、一週間ほど依頼を受けるためエルナトの街を留守にするのだそうだ。
ギルドのカフェで、「くれぐれも俺の留守中は大人しくしておくように」と釘をさされた。
「はいはい」と適当に返事をしながらギルドから出立するレグルスを見送ったあと・・・
「あなたね!最近レグルスのお気に入りなんてふざけたことを言ってるお子様は!!」
私はお姉さんたちに絡まれた。
凄く睨まれているが、それは私が自分で言っているわけではない。
「人違いです」
レグルスはクールな美丈夫なのでモテるのだろうなとは思っていたが、やっぱりモテたらしい。
でも、ダンジョンで「恋人」という単語を耳にした時のあの顔とこのお姉さんたちの様子を見ると、この方たちは全く相手にされておらず、その鬱憤をレグルスの居ぬ間に「お気に入り」の私で晴らそうというわけらしい。
そうだよね。乙女ゲームの隠しルートの攻略対象がモテないわけないし、不特定多数の女性を侍らせているわけもないだろう。
いや、「侍らせ」はそういうキャラ設定ならアリか。
「そんなわけないでしょう。さっき、レグルスを見送っていたじゃないの」
「あなたお子様ならお子様らしく、見合った年齢の男の相手をしなさいよ!」
「金輪際レグルスに近寄らないと誓いなさい!」
「大体いつもフードを被っているような陰気な子供をレグルスが相手にするわけがないでしょう?レグルスが優しいのをいいことに調子に乗ってるんじゃないわよ!」
年齢にして二十代前半~後半。剣士風グラマーな人や弓士らしい美人さん、見た目かわいい系魔術師の人なんかもいるけれど、言ってることは低次元だ。
だから元の私的には五月蝿いなぁ~くらいなんだけど──みんな一律鬼の形相をしている。コワい。
そしてここはギルド。まだ朝の時間帯であるため人も多いし、結構目立っている。
「コワッ」
「女の嫉妬は恐ろしいな」
等と声が聞こえる。
レグルス以外にも男性はいるのに、その人たちにはどう思われてもいいのだろうか。
日本の倫理観から考えてもレグルスと上手くいったとしてもそれは一人。この様子じゃこの街で嫁の貰い手があるかは謎。後の人はどうするつもりなんだろう。──いや、乙女ゲームだからこそ噂のハーレム制度というやつが適応されるのかもしれない・・・。
なんてことを考えていると、「聞いてるの!?」と言われてしまった。
「すみません、考え事をしてました」と私が正直に答えると、激昂したお姉さんたちに胸倉をつかまれた。
──ヤバい!剣が!フードも落ちるっ・・・
私のピンチと思ったのか、剣が小刻みに震えている。フードも外れそうだ。髪色がバレた時の設定も考えてあるけれど、やはり可能な限り隠しておいた方が良いと言われているのだ。
「みなさん。その辺で」
その時フードが後ろに落ちるのを抑えるかのようにリゲルさんが私の後ろに立ち、私の服を持つお姉さんの手をやんわりと掴んだ。
「リゲルさんっ」
私に絡んでいたお姉さんたちはリゲルさんを見てヤバいと思ったのか、一歩引いてくれた。助かった。
「彼女はレグルスの妹さんですよ。年の離れた妹が心配らしくて、レグルスには自分の留守中よろしく頼むと言われているものですから口を挟ませていただきました」
「い、妹!?」
「え?兄妹だったの?」
「マジかよ」
「妹にお見送りして貰えるなんてうらやましい・・・」
お姉さんたちは驚愕してたし、周りの人もリゲルさんの言葉に反応してくれていたので、次にギルドに来るときは『どうやら二人は兄妹らしい』と言う噂が定着しているかもしれない。
よかった。もう絡まれなくて済むかな。
それより絡まれるたびに大剣が暴れだす──何てことになったら大変だ。何か策を考えないといけないかもしれない。
リゲルさんのおかげでお姉さんたちから解放された私は、早々にギルドを後にした。
途中、ダンジョンでの戦利品を売ってちょっと小金持ちになったので何か買って帰ろうかと思ったけど、数種類の小瓶をいくつか購入するだけにした。
そうそう、昨日家に帰った私は七星にこの三日間であったことを話した。
「なるほど。剣は完全にスピカのオリジナルね。ゲームでは大きさも女の子が腰にさせるサイズだったし、『聖魔の剣』ではなくて『聖剣』だったのよ。そもそもそんな恐ろしい仕様ではなかったもの。
大体乙女ゲームで剣が飛びながら無双するとか、恋愛どころじゃないでしょうし」
そう言われ、納得してしまった。
この剣が無双しているのを眺める二人って・・・全くときめく気がしない。ヒーローの出番も無しだもんね。
「でもレア魔法が四つとも使えるのがばれたら本当にヤバイわね。絶対に国か教会に取り込まれるわ。
レグルスとの兄妹設定には驚いたけど、彼が付いてくれてるなら安心よ。冒険者ランクが存在してたら絶対Sランクってくらい強いハズだから」
七星が「私よりよっぽどスピカの方がヒロインだね」なんて冗談を言って話題は次に移った。
レグルスはそんなに強いのか。冒険者ランクがあれば夢のSランク冒険者に会えていたのかと思うと、リストに書き損じたことが余計に悔やまれた。
ちなみにあのふざけた暗号はゲームでは無かったらしく、大爆笑された。
私は気を取り直して七星にお土産のカエル草とコゲチャ苔を渡した。
「ありがとう。これだけあれば薬が沢山作れるわ」
そう言って七星は次々に薬草を収納に仕舞っていった。
七星はヒロインなだけあり、結界以外のレア魔法は使えるらしい。
初心者講習の時に『鑑定』を使った私を見て悪そうな顔をしていたのは、私を囮にして自分を目立たなくするためだったのか。
そんな意地悪しないで教えてくれればよかったのに・・・と思ったけど、私もあの時まで自分に『鑑定』が使えることを知らなかったので、会ったばかりの七星が知るはずがないなと思う。
しかも七星も『鑑定』を使って山のように薬草を採取しており、大量の薬草が時間経過無しの収納の中に今も入っているのだそうだ。小出しにして換金するらしい。
「あ、あとこんなのもドロップしたからあげるね」
仕方が無いと諦め、そういって蜂蜜を出すと、七星は目を輝かせて喜んでいた。良かった良かった。
家に帰ると、私は自室に戻った。
しばらくレグルスは帰ってこない。その間にしたいことがあるのだ。
それが何なのかというと、リストをチェックすると達成可能リストに上がっていた新たな項目──
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リスト『異世界でやってみたい50のこと』
達成可能(3)
★ポーションを作ってみたい
★モフモフをテイムしたい
★討伐をやってみたい
未達成(23)
達成済み(24)--新規(0)・確認済み(24)
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そう、ポーションだ!
通常はキレイな水に薬草をすり潰して入れ、火に掛けながら時間をかけて魔力を流して混ぜ合わせるのだ。治療院でよくミモザさんが作っていた。
しかし、私にはそんな技術はない。なのにこの項目が出たということは、今の私にも作れると言うことである。
時間はたっぷりある。
色々実験してみよう!
手元にあるのはダンジョンで採ってきた、腹痛に聞きそうな『ハラガイタ草』、解熱剤っぽい『ネツサマ草』、鎮痛剤かな?『イタミガトレ草』、下剤としか思えない『ハラクダシ草』、おそらく風邪薬の『カゼニキキ草』、そのまま読めば小さくなる薬の『チイサクナリ草』。
外用薬っぽい『シップニツカエ草』は湿布薬、『キズガナオリ草』は傷薬かな。
私は目の前に水の球を作り、その中に『ハラクダシ草』を入れてみた。
ジューサーのイメージで水の中で回転させて薬草を切り刻むと、お湯になれ~と念じながら魔力を注いでみた。
するとどうでしょう!
何故かみるみる水分が蒸発し、緑色をしていたハズの液体がピンク色の糖衣錠になってしまったのだ。
「え?」
『鑑定』すると、
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良く効く下剤
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と出た。
何故糖衣錠?・・・なんか釈然としないが薬は出来た──と言って良いのかは分からないけれど──ので続けることにした。
次は『キズガナオリ草』だ。
これは外用薬にしたいので結界で覆い、すり潰してみる。そして水分を少しずつ加え、伸ばしていくと──
「・・・」
出来たのは絆創膏の形をしたハイドロコロイド材の様なものだった。
一応『鑑定』すると、
----------
良く効く傷薬
患部に貼って使用
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・・・でしょうね。
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