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第三章 憧れの仲間です・編
3-9
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「ご案内します」
リゲルさんはそういうと、窓口を閉めた。
(あれ?従魔登録って、窓口で出来るんじゃないの?)
確か門番のおじさんがそう言っていた。すぐ済むからって。
そんなことを考えながらリゲルさんについて歩いてたら、三度目のギルマス部屋にご案内されてしまった。
──ちょっとそんな気はしていたけれど。
「嬢ちゃんにはいくつか言いたいことがあるが、一人で森に入ったことはレグルスに叱られるだろうからなにも言わん。だが、何でそんな従魔を連れ帰ってくることになるんだ」
「モフモフ従魔が夢で・・・本当は犬系か猫系が良かったんですけど・・・あ、でも、小鳥なんですけどピヨさんのモフモフ羽毛は正義なんですっ!」
私の力説に、ギルマスとリゲルさんが大きなため息をついた。
ん?
「いや、従魔を連れ帰ったことをとやかく言っているのではない。何で嬢ちゃんはそういった個体を引き当てて来たんだということが言いたい」
「実は私たちも鑑定持ちなのです。なので先程からその小鳥を鑑定にかけているのですが──情報が読めないんです」
「と、言われますと?」
「俺たちより強いと言うことだな」
はい、鑑定あるある来ました!自分よりレベルが高い人の情報が読み取れないパターン!
・・・ってえええ!?そうなの!?
「言っておくが俺たちは強いぞ?それにその剣、明らかに昨日と様子が違うが?」
「はい、自家発電になりまして・・・」
「もう少し詳しく説明して貰っても?」
悪人顔のギルマスがにっこり笑う。コワッ。
「はい、名前をつけたら自分で隠蔽出来るようになったそうです」
紅さんからドヤってるような感情が流れてきた。
「は・・・?」
それだけで十分驚いていたので、予定通り新しい性能と感情が分かる件は伏せておくことにした。
レグルスには伝えないといけないだろうけど──驚くだろうなぁ・・・。
「なぁーにぃー!!!」
思った通り、レグルスは以前流行ったお笑い芸人さんのような大声でそう叫ぶと勢い良く立ち上がった。
結界で防音と認識阻害してるけどね、キャラクターイメージの崩壊ですよ。
レグルスはピヨさんをじっと見つめると「本当だ。鑑定が通らない」と言った。「名前しかわからない」と。
本来なら種族、従魔なら主の名前、場合によっては弱点などが見えるらしい。
魔獣の鑑定なんて考えたこともなかったから知らなかった。
──ほう、こやつ、我が名は読み取れたか。
ピヨさんはほんの少し感心したように言うけれど、口は開かない。
どうやらピヨさんは最初に会った時、レグルスに「晩飯にもならない」と言われたことを根に持っているようなのだ。
そう言えばそんなに強いらしいピヨさんが何故出会った時に怪我を負っていたのか聞いたところ、
──あるあるの演出だ。
と、言われてしまった。お気遣いありがとうございます?
取り敢えず、紅さんの件も含め、レグルスに報告し、たっぷり叱られた。
四つのレア魔法の中でも一番多くの貴族が持っているのが『鑑定』らしく、万が一ピヨさんを鑑定された場合、興味を持たれる可能性があるらしい。(中身はともあれ)かわいらしい外見から貴族令嬢に興味を持たれる可能性もある。
──ふん、我を人間ごときがどうこう出来るとは思わん。
「戦力も増えたがリスクも増えたな」
これから何が起こるか分からない。備えあれば憂いなし。万が一に備え、何かあったときは国外脱出もあるかもと、今まで稼いだお金を引き出して収納魔法に入れておくことにした。
「何も無いだろうが、スピカ・・・くれぐれも気を付けろよ」とレグルスが言った。
そしてある日のこと、珍しく真面目な顔をした七星が私の前に『変身薬』を三本置いた。
「魔道具は完成しなかったの。変わりにこれを持っていて」
私が「なぜ?」と思っているのが分かったのだろう。七星は言った。
「そろそろだから、念のためよ・・・」と。
レグルスに七星。
私は知っている。──こういうのを『フラグ』って言うんだよね。
レグルスに盛大に怒られてからまたしばらく経った。
今日は薬草採取の依頼を受けるため、七星と共にギルドへ来ている。
最近七星と一緒にダンジョンに行って薬草採取をしているのたが、それには理由はいくつかある。
冒険者講習の時の薬草があるとはいえ、七星もいつまでも貯蓄を食い潰して生活する訳には行かないので、家を出てから三ヶ月しか経っていないけど冒険者活動を再開することにしたというのが一つ。
七星が冒険者活動をするに当たって、家にも使っている認識阻害の魔道具の小型化に成功したため、その効果の確認が一つだ。
その魔道具を持っていると、他の冒険者や魔獣に認識されないためダンジョンまで安全に行けて良質な薬草を採取して戻って来ることが出来る──私の隠蔽結界みたいなものと言うわけだ。
その小型化した魔道具を売ればぼろ儲けでは?と思ったけど、「そんなことをしたらあっという間に男爵家にバレるでしょうが」と言われてしまった。ごもっともです。
そして、なんで私がいるのに七星が薬草を採取する必要があるのかと言うと、ピヨさんと紅さんが仲間になってからリストの更新がないためだ。
この街にずっといたら、残りのリストは達成できないんだと思う。
七星にはリストのことを言ってないけど、異世界を旅したい旨は予め話してあった。
七星やレグルス達と別れるのは辛いけどピヨさんと紅さんもいるし、魔法もある。
私はいずれ旅に出ないといけないのだ。
「お、レグルスの妹じゃねぇか」
レグルスは定期的に依頼を受けているため、現在エルナトの街を離れている。
普段レグルスが私の世話ばかり焼いていてそばを離れないため「シスコン」だという噂が急激に広まり、今ではすっかり私がレグルスの妹だと定着した。
レグルスは『お気に入り』との噂の払拭も考えての案だったようだが、彼的に『シスコン』とどっちがマシだったのだろうか。
まぁ、素朴な疑問は残るがそれは置いておいて、レグルスは強い。そして、顔が良い。その上彼女なしの独身!と、言うことは非常にモテる!!
レグルスに好意を寄せるお姉さんたちから絡まれることはほぼなくなったのだけれど、代わりにモテない冒険者共が私にヘイトを向け、絡んでくる様になってしまった。
私に絡んでも女性に好かれはしないよね?理解不能。
「おはようございます。何かご用でしょうか」
余計な揉め事は望まないのでフードは相変わらず被っている。なので顔は見えないが、こういう人たちはサイズ感から私がか弱いと判断するらしく──いや、実際にか弱いのだけど──次から次へとやってくるのだ。
だけど、こういう輩は別にいい。
「いで、いてっ!分かった!主人には手を出さないから勘弁してくれっ!!」
ピヨさんの『必殺!突っつき攻撃』を食らわせたら簡単に撃退できるから。
──わざわざこのようなことをせずとも、紅に命じればこの世から簡単に消し去れるであろうに。
紅さんの手にかかれば文字通り『消去』出来るのだろうけれど、私はピヨさんにはじめてそう言われたとき「人を殺めるのだけはしないで欲しい」とお願いした。紅さんは何も言わずとも私の意思を尊重してくれるので、多分安心なんだけどね・・・
で、問題はこういう場にいつぞやのお姉さん軍団が居合わせた場合だ。
「レグルスの妹さんに手を出すとは言い度胸ね!」
「そんなんだから、モテないのよ!」
「大丈夫?スピカちゃん」
「お兄さんによろしく伝えて頂戴」
「薬草採取?お姉さんがついていってあげようか?」
「あんた弱いでしょ。私がついていってあげるわ」
「薬草採取は明日にしてお姉さんのお店でランチしない?奢ってあげるわよ。お礼はいらないわ。レグルスに貰うから」
「あら、それなら私が──」
「あんたは、ひっこんでなさいよ!」
「なんですってぇ!!」
う、うわぁ──この間まで敵視してたくせにスッゴい手のひら返し・・・。
絡んでくる冒険者より、レグルスの妹の好感度を上げようと目論むお姉さん達の方が面倒くさいことを知って、前にダンジョンで恋人のことを聞いた時にレグルスがとても嫌な顔をしていたことに今更納得した。
気配を消して見学していた七星の顔も若干ひきつっている。
あまり動揺しなさそうな中の人|にこんな顔をさせるとは・・・。
私は絡んできた冒険者さんとお姉さんたちを横目に七星ごと徐々に認識できなくなる結界を発動すると、リゲルさんに手を振りそっとギルドを出るのであった。
-------
リスト『異世界でやってみたい50のこと』
達成可能(1)
★討伐をやってみたい
未達成(20)
達成済み(29)--新規(1)・確認済み(28)
★モフモフに包まれて眠りたい
----------
リゲルさんはそういうと、窓口を閉めた。
(あれ?従魔登録って、窓口で出来るんじゃないの?)
確か門番のおじさんがそう言っていた。すぐ済むからって。
そんなことを考えながらリゲルさんについて歩いてたら、三度目のギルマス部屋にご案内されてしまった。
──ちょっとそんな気はしていたけれど。
「嬢ちゃんにはいくつか言いたいことがあるが、一人で森に入ったことはレグルスに叱られるだろうからなにも言わん。だが、何でそんな従魔を連れ帰ってくることになるんだ」
「モフモフ従魔が夢で・・・本当は犬系か猫系が良かったんですけど・・・あ、でも、小鳥なんですけどピヨさんのモフモフ羽毛は正義なんですっ!」
私の力説に、ギルマスとリゲルさんが大きなため息をついた。
ん?
「いや、従魔を連れ帰ったことをとやかく言っているのではない。何で嬢ちゃんはそういった個体を引き当てて来たんだということが言いたい」
「実は私たちも鑑定持ちなのです。なので先程からその小鳥を鑑定にかけているのですが──情報が読めないんです」
「と、言われますと?」
「俺たちより強いと言うことだな」
はい、鑑定あるある来ました!自分よりレベルが高い人の情報が読み取れないパターン!
・・・ってえええ!?そうなの!?
「言っておくが俺たちは強いぞ?それにその剣、明らかに昨日と様子が違うが?」
「はい、自家発電になりまして・・・」
「もう少し詳しく説明して貰っても?」
悪人顔のギルマスがにっこり笑う。コワッ。
「はい、名前をつけたら自分で隠蔽出来るようになったそうです」
紅さんからドヤってるような感情が流れてきた。
「は・・・?」
それだけで十分驚いていたので、予定通り新しい性能と感情が分かる件は伏せておくことにした。
レグルスには伝えないといけないだろうけど──驚くだろうなぁ・・・。
「なぁーにぃー!!!」
思った通り、レグルスは以前流行ったお笑い芸人さんのような大声でそう叫ぶと勢い良く立ち上がった。
結界で防音と認識阻害してるけどね、キャラクターイメージの崩壊ですよ。
レグルスはピヨさんをじっと見つめると「本当だ。鑑定が通らない」と言った。「名前しかわからない」と。
本来なら種族、従魔なら主の名前、場合によっては弱点などが見えるらしい。
魔獣の鑑定なんて考えたこともなかったから知らなかった。
──ほう、こやつ、我が名は読み取れたか。
ピヨさんはほんの少し感心したように言うけれど、口は開かない。
どうやらピヨさんは最初に会った時、レグルスに「晩飯にもならない」と言われたことを根に持っているようなのだ。
そう言えばそんなに強いらしいピヨさんが何故出会った時に怪我を負っていたのか聞いたところ、
──あるあるの演出だ。
と、言われてしまった。お気遣いありがとうございます?
取り敢えず、紅さんの件も含め、レグルスに報告し、たっぷり叱られた。
四つのレア魔法の中でも一番多くの貴族が持っているのが『鑑定』らしく、万が一ピヨさんを鑑定された場合、興味を持たれる可能性があるらしい。(中身はともあれ)かわいらしい外見から貴族令嬢に興味を持たれる可能性もある。
──ふん、我を人間ごときがどうこう出来るとは思わん。
「戦力も増えたがリスクも増えたな」
これから何が起こるか分からない。備えあれば憂いなし。万が一に備え、何かあったときは国外脱出もあるかもと、今まで稼いだお金を引き出して収納魔法に入れておくことにした。
「何も無いだろうが、スピカ・・・くれぐれも気を付けろよ」とレグルスが言った。
そしてある日のこと、珍しく真面目な顔をした七星が私の前に『変身薬』を三本置いた。
「魔道具は完成しなかったの。変わりにこれを持っていて」
私が「なぜ?」と思っているのが分かったのだろう。七星は言った。
「そろそろだから、念のためよ・・・」と。
レグルスに七星。
私は知っている。──こういうのを『フラグ』って言うんだよね。
レグルスに盛大に怒られてからまたしばらく経った。
今日は薬草採取の依頼を受けるため、七星と共にギルドへ来ている。
最近七星と一緒にダンジョンに行って薬草採取をしているのたが、それには理由はいくつかある。
冒険者講習の時の薬草があるとはいえ、七星もいつまでも貯蓄を食い潰して生活する訳には行かないので、家を出てから三ヶ月しか経っていないけど冒険者活動を再開することにしたというのが一つ。
七星が冒険者活動をするに当たって、家にも使っている認識阻害の魔道具の小型化に成功したため、その効果の確認が一つだ。
その魔道具を持っていると、他の冒険者や魔獣に認識されないためダンジョンまで安全に行けて良質な薬草を採取して戻って来ることが出来る──私の隠蔽結界みたいなものと言うわけだ。
その小型化した魔道具を売ればぼろ儲けでは?と思ったけど、「そんなことをしたらあっという間に男爵家にバレるでしょうが」と言われてしまった。ごもっともです。
そして、なんで私がいるのに七星が薬草を採取する必要があるのかと言うと、ピヨさんと紅さんが仲間になってからリストの更新がないためだ。
この街にずっといたら、残りのリストは達成できないんだと思う。
七星にはリストのことを言ってないけど、異世界を旅したい旨は予め話してあった。
七星やレグルス達と別れるのは辛いけどピヨさんと紅さんもいるし、魔法もある。
私はいずれ旅に出ないといけないのだ。
「お、レグルスの妹じゃねぇか」
レグルスは定期的に依頼を受けているため、現在エルナトの街を離れている。
普段レグルスが私の世話ばかり焼いていてそばを離れないため「シスコン」だという噂が急激に広まり、今ではすっかり私がレグルスの妹だと定着した。
レグルスは『お気に入り』との噂の払拭も考えての案だったようだが、彼的に『シスコン』とどっちがマシだったのだろうか。
まぁ、素朴な疑問は残るがそれは置いておいて、レグルスは強い。そして、顔が良い。その上彼女なしの独身!と、言うことは非常にモテる!!
レグルスに好意を寄せるお姉さんたちから絡まれることはほぼなくなったのだけれど、代わりにモテない冒険者共が私にヘイトを向け、絡んでくる様になってしまった。
私に絡んでも女性に好かれはしないよね?理解不能。
「おはようございます。何かご用でしょうか」
余計な揉め事は望まないのでフードは相変わらず被っている。なので顔は見えないが、こういう人たちはサイズ感から私がか弱いと判断するらしく──いや、実際にか弱いのだけど──次から次へとやってくるのだ。
だけど、こういう輩は別にいい。
「いで、いてっ!分かった!主人には手を出さないから勘弁してくれっ!!」
ピヨさんの『必殺!突っつき攻撃』を食らわせたら簡単に撃退できるから。
──わざわざこのようなことをせずとも、紅に命じればこの世から簡単に消し去れるであろうに。
紅さんの手にかかれば文字通り『消去』出来るのだろうけれど、私はピヨさんにはじめてそう言われたとき「人を殺めるのだけはしないで欲しい」とお願いした。紅さんは何も言わずとも私の意思を尊重してくれるので、多分安心なんだけどね・・・
で、問題はこういう場にいつぞやのお姉さん軍団が居合わせた場合だ。
「レグルスの妹さんに手を出すとは言い度胸ね!」
「そんなんだから、モテないのよ!」
「大丈夫?スピカちゃん」
「お兄さんによろしく伝えて頂戴」
「薬草採取?お姉さんがついていってあげようか?」
「あんた弱いでしょ。私がついていってあげるわ」
「薬草採取は明日にしてお姉さんのお店でランチしない?奢ってあげるわよ。お礼はいらないわ。レグルスに貰うから」
「あら、それなら私が──」
「あんたは、ひっこんでなさいよ!」
「なんですってぇ!!」
う、うわぁ──この間まで敵視してたくせにスッゴい手のひら返し・・・。
絡んでくる冒険者より、レグルスの妹の好感度を上げようと目論むお姉さん達の方が面倒くさいことを知って、前にダンジョンで恋人のことを聞いた時にレグルスがとても嫌な顔をしていたことに今更納得した。
気配を消して見学していた七星の顔も若干ひきつっている。
あまり動揺しなさそうな中の人|にこんな顔をさせるとは・・・。
私は絡んできた冒険者さんとお姉さんたちを横目に七星ごと徐々に認識できなくなる結界を発動すると、リゲルさんに手を振りそっとギルドを出るのであった。
-------
リスト『異世界でやってみたい50のこと』
達成可能(1)
★討伐をやってみたい
未達成(20)
達成済み(29)--新規(1)・確認済み(28)
★モフモフに包まれて眠りたい
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