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ならその子孫を一発
その頃王城の大会議室では容疑者不在でその断罪が行われていた。
出席者は国王と王妃。王太子である第一王子クライムと第二王子アトラスに、宰相と各大臣、リリーの父である公爵をはじめとした主要貴族に加え、教会の大司教だ。
「何かの間違いだ。リリーがそんなことをするはずがありません!」
「そうです。彼女が人殺しなど──」
そう言って公爵とクライムが訴えるが、その場に集まる人々は聞く耳を持たない。
事件前のクライムとシャイニーの噂はリリーを焦心させるには十分だったし、王族派の面々も危機感を募らせシャイニーに嫌がらせを繰り返していたと聞く。
毒を飲み倒れたのはリリーとシャイニーではあったが、先に紅茶を飲んだ二人が倒れた為飲まなかったとはいえクライムの紅茶にも毒が盛られていた。この件は聖女殺害だけではない。王族の毒殺未遂事件でもあるのだ。
そしてその紅茶を手ずから淹れたのはリリーである。
「私が・・・彼女が淹れてくれた茶を飲みたいと言ったから今回も淹れてくれただけなんだ」
「殿下と聖女様の命を狙う輩にとってはまたとない機会であったことでしょう」
クライムが訴えるも、誰も聞く耳など持たない。当たり前だ。そんな薄っぺらい擁護の言葉など何の役にも立たないことなどクライムは重々承知している。
「っ!そうだ!リリーも毒に倒れたではないか!もしリリーが犯人であれば、毒に倒れることなどなかったはずだ!」
「──殿下、お気持ちは分かりますが、あの場の状況をみてもリリー嬢が犯人と考えるのが妥当なのです。──彼をここへ」
宰相が気の毒そうにクライムを見てからそう告げると、扉が開き、険しい顔の男が部屋に招き入れられた。
クライムの側近、ディジットだ。彼は聖女を慕っていた。
宰相はディジットに視線で合図をすると、ディジットが怒りを押し殺すように口を開いた。
「シャイニー様のご遺体とリリー様が運ばれていった後、私は聖女殺害の犯人の痕跡をと現場を調べておりました。そして、リリー様の席付近の植え込みから空の小瓶を発見したのです。
小瓶は宮廷薬師の元に分析で詳細に分析され、今回盛られた毒の解毒剤が入っていたこと。そしてリリー様がその解毒剤を口にしていたことが立証されました──」
「殿下、聞いての通りです。我々はその状況から、リリー嬢は容疑から逃れるために毒を口にし、万が一にも死なぬよう意識があるうちに解毒剤を飲み、それが露見しないよう空の瓶を植え込みに捨てたのだと判断しました。状況から言っても・・・リリー嬢は有罪です」
「・・・っ!しかし、彼女は『精霊の愛し子』だ。彼女を罪に問うと、精霊が力を貸してくれなくなり、民の生活に影響でる可能性が──」
そこで国王が口を開いた。
「クライム。其方元より精霊に頼りきりではいつか民の生活が破綻すると、魔石を利用した魔道具製作事業を進めていたではないか。魔石収集のために国の要所に冒険者ギルドを作ったとも聞いている。ある程度の魔道具は量産の目処が付いているのであろう?あれを国の政策として一気に進めれば問題はあるまい。
シャイニー嬢は大聖女として民に人気があった。早急にこの事件を解決し、民に発表する必要があるのだ」
「・・・っ!」
状況が、リリーが犯人であると言っている。公爵が何も言えずにいると、国王が言った。
「公爵・・・本来ならば連座で処罰の対象にするところだが、これまでの貴殿の功績は計り知れない上に、今貴殿に抜けられると立ち行かなくなる事業や政策も多い。よって時を遡りリリー嬢を除籍することで不問とする。民には度重なる聖女への嫌がらせが原因で事件当初は既に除籍、クライムとの婚約も白紙にされており、逆恨みで聖女の命を奪ったのだと発表する!いいな!!」
娘は大事であるが、他の家族や民もいるのだ。ここまで来てはリリーを救うことは出来ない。
公爵は歯を食いしばり、頭を垂れた。
「そしてリリー嬢の処遇だが、彼女は魔法が使える。聖女の殺害もそうだが王太子の殺害未遂は重罪だ。罪の重さから鑑み、『ダンジョン』に堕とすことが妥当と考える」
「しかしシャイニーならまだしも、彼女に私の命を狙う理由などないではありませんか!」
「そうか──。彼女には共犯がいたに違いない。令嬢がそう簡単に毒など手に入れられるはずもないのだから──」
「ならばまだその輩が殿下の命を狙っている可能性がある。殿下の周辺の警護を今以上に厳しくする必要がある」
クライムの叫びに誰かが答える。
これはポーズであり、次の段階への伏線だ。
クライムは項垂れ、皆から表情を隠すと醜く嗤った。その震える肩に、彼は信じていたものに裏切られ、悲しんでいるに違いないと誰もが思った。
*――*――*――*――*――*
「兄上はこのままでいいのか!?これは何者かの策略だ。リリー嬢がこんなことするはずがない!!」
クライムの私室に第二王子のアトラスがやって来た。人払いはしているがそのようなことを大声で言うものではない。先ほどの会議では彼に発言権はなかったため、クライムの元に来たのだろうが、国王の下した裁定に王子とはいえ異を唱えるなどあってはならないことだ。
アトラスもその婚約者である伯爵令嬢もリリーのことを慕っていたため、このようなことを言い出すであろうことをクライムも予想していた。
「しかし私の周囲は警備も厳重になってしまった。策を練ろうにも身動きがとれないんだよ」
クライムが悔しそうにそう告げると、アトラスが言った。
「私が兄上の代わりにリリー嬢を助けるよ。私にも精霊の加護がある。きっと『愛し子』であるリリー嬢の救出に力を貸してくれるはずだ」
リリーがダンジョンに堕とされる日の深夜、リリーの救出に向かったアトラスがリリーの共犯者として捕らえられた。
その動機は、王太子の座を欲してとされている。
*――*――*――*――*――*
「だーーーーっ!何そのクライムとかいう王太子!!すっごくムカつく!!殴りに行きたいっ!!」
『100年以上前の話だからね、きっともう亡くなっているよ』
「ならその子孫である現王族を一発──」
「いや、それは不味いって」
そう言って腕まくりをするナナを、エイトが慌てて止める。
ダンジョンを攻略して無事S級ライセンスを手に入れることが出来れば王族と会う機会もあるだろう。ナナの企みが実現しそうで怖い。
『でもその必要はないと思うな』
「何で?もしかして王太子は誰かに“ざまあ”されたの?」
『“ざまあ”?』
エイトの肩に乗ったデビルハムスターがナナの言葉に頭を傾げる。自分の肩に乗っていたらその愛くるしい所作が全く見えないからと、ナナが泣く泣くエイトの肩に乗せたのだ。
「因果応報って意味だよ。酷いことをした人の身が破滅することさ」
エイトが「ざまあ」の説明をする。それに得心がいったという風なデビルハムスターだったが、「残念ながら──」と言葉を続けた。
『クライムは病でなくなったが、その治世は彼が45才で退位するまで続き、今も賢王として語り続けられているよ』
出席者は国王と王妃。王太子である第一王子クライムと第二王子アトラスに、宰相と各大臣、リリーの父である公爵をはじめとした主要貴族に加え、教会の大司教だ。
「何かの間違いだ。リリーがそんなことをするはずがありません!」
「そうです。彼女が人殺しなど──」
そう言って公爵とクライムが訴えるが、その場に集まる人々は聞く耳を持たない。
事件前のクライムとシャイニーの噂はリリーを焦心させるには十分だったし、王族派の面々も危機感を募らせシャイニーに嫌がらせを繰り返していたと聞く。
毒を飲み倒れたのはリリーとシャイニーではあったが、先に紅茶を飲んだ二人が倒れた為飲まなかったとはいえクライムの紅茶にも毒が盛られていた。この件は聖女殺害だけではない。王族の毒殺未遂事件でもあるのだ。
そしてその紅茶を手ずから淹れたのはリリーである。
「私が・・・彼女が淹れてくれた茶を飲みたいと言ったから今回も淹れてくれただけなんだ」
「殿下と聖女様の命を狙う輩にとってはまたとない機会であったことでしょう」
クライムが訴えるも、誰も聞く耳など持たない。当たり前だ。そんな薄っぺらい擁護の言葉など何の役にも立たないことなどクライムは重々承知している。
「っ!そうだ!リリーも毒に倒れたではないか!もしリリーが犯人であれば、毒に倒れることなどなかったはずだ!」
「──殿下、お気持ちは分かりますが、あの場の状況をみてもリリー嬢が犯人と考えるのが妥当なのです。──彼をここへ」
宰相が気の毒そうにクライムを見てからそう告げると、扉が開き、険しい顔の男が部屋に招き入れられた。
クライムの側近、ディジットだ。彼は聖女を慕っていた。
宰相はディジットに視線で合図をすると、ディジットが怒りを押し殺すように口を開いた。
「シャイニー様のご遺体とリリー様が運ばれていった後、私は聖女殺害の犯人の痕跡をと現場を調べておりました。そして、リリー様の席付近の植え込みから空の小瓶を発見したのです。
小瓶は宮廷薬師の元に分析で詳細に分析され、今回盛られた毒の解毒剤が入っていたこと。そしてリリー様がその解毒剤を口にしていたことが立証されました──」
「殿下、聞いての通りです。我々はその状況から、リリー嬢は容疑から逃れるために毒を口にし、万が一にも死なぬよう意識があるうちに解毒剤を飲み、それが露見しないよう空の瓶を植え込みに捨てたのだと判断しました。状況から言っても・・・リリー嬢は有罪です」
「・・・っ!しかし、彼女は『精霊の愛し子』だ。彼女を罪に問うと、精霊が力を貸してくれなくなり、民の生活に影響でる可能性が──」
そこで国王が口を開いた。
「クライム。其方元より精霊に頼りきりではいつか民の生活が破綻すると、魔石を利用した魔道具製作事業を進めていたではないか。魔石収集のために国の要所に冒険者ギルドを作ったとも聞いている。ある程度の魔道具は量産の目処が付いているのであろう?あれを国の政策として一気に進めれば問題はあるまい。
シャイニー嬢は大聖女として民に人気があった。早急にこの事件を解決し、民に発表する必要があるのだ」
「・・・っ!」
状況が、リリーが犯人であると言っている。公爵が何も言えずにいると、国王が言った。
「公爵・・・本来ならば連座で処罰の対象にするところだが、これまでの貴殿の功績は計り知れない上に、今貴殿に抜けられると立ち行かなくなる事業や政策も多い。よって時を遡りリリー嬢を除籍することで不問とする。民には度重なる聖女への嫌がらせが原因で事件当初は既に除籍、クライムとの婚約も白紙にされており、逆恨みで聖女の命を奪ったのだと発表する!いいな!!」
娘は大事であるが、他の家族や民もいるのだ。ここまで来てはリリーを救うことは出来ない。
公爵は歯を食いしばり、頭を垂れた。
「そしてリリー嬢の処遇だが、彼女は魔法が使える。聖女の殺害もそうだが王太子の殺害未遂は重罪だ。罪の重さから鑑み、『ダンジョン』に堕とすことが妥当と考える」
「しかしシャイニーならまだしも、彼女に私の命を狙う理由などないではありませんか!」
「そうか──。彼女には共犯がいたに違いない。令嬢がそう簡単に毒など手に入れられるはずもないのだから──」
「ならばまだその輩が殿下の命を狙っている可能性がある。殿下の周辺の警護を今以上に厳しくする必要がある」
クライムの叫びに誰かが答える。
これはポーズであり、次の段階への伏線だ。
クライムは項垂れ、皆から表情を隠すと醜く嗤った。その震える肩に、彼は信じていたものに裏切られ、悲しんでいるに違いないと誰もが思った。
*――*――*――*――*――*
「兄上はこのままでいいのか!?これは何者かの策略だ。リリー嬢がこんなことするはずがない!!」
クライムの私室に第二王子のアトラスがやって来た。人払いはしているがそのようなことを大声で言うものではない。先ほどの会議では彼に発言権はなかったため、クライムの元に来たのだろうが、国王の下した裁定に王子とはいえ異を唱えるなどあってはならないことだ。
アトラスもその婚約者である伯爵令嬢もリリーのことを慕っていたため、このようなことを言い出すであろうことをクライムも予想していた。
「しかし私の周囲は警備も厳重になってしまった。策を練ろうにも身動きがとれないんだよ」
クライムが悔しそうにそう告げると、アトラスが言った。
「私が兄上の代わりにリリー嬢を助けるよ。私にも精霊の加護がある。きっと『愛し子』であるリリー嬢の救出に力を貸してくれるはずだ」
リリーがダンジョンに堕とされる日の深夜、リリーの救出に向かったアトラスがリリーの共犯者として捕らえられた。
その動機は、王太子の座を欲してとされている。
*――*――*――*――*――*
「だーーーーっ!何そのクライムとかいう王太子!!すっごくムカつく!!殴りに行きたいっ!!」
『100年以上前の話だからね、きっともう亡くなっているよ』
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「いや、それは不味いって」
そう言って腕まくりをするナナを、エイトが慌てて止める。
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