小説とセックスにまつわる衝動

亜蘭圭

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4 美咲の告白(一人称)

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 フェラってホントにすさまじい。
 長い時間フェラをしてると、私はいつも感覚がおかしくなっちゃう。
 伝わってくる相手の快感が自分の快感になるんだ。
 相手の快感が私の唇や舌から、私の脳にダイレクトに伝わってくる。

 口と脳の距離が近いから?
 クンニされてる時の快感とは違う快感。
 ヴァッギーナちゃんから脳までは距離が遠すぎる?
 快感というよりも「快感を感じる器官」を刺激されているような感覚。
 私のフェラで彼が感じている快感が私の脳にスパークして、
 互いの快感の境目が融けてどんどん曖昧になっていくんだ。

 フェラで彼が感じてない時はダメなんだけど、彼が感じてこうチンポくんが硬くなってさきっぽの方が張りつめてくるでしょ。
 その状態の時に舌先でツンツン、彼が「うっ」とか声出したりして。
そういう状態のチンポくんを唇や舌で刺戟すると、これもキスとおんなじ事なのかなあ、彼の快感が粘膜を通して伝わって来る感じがするのよ。

 彼のがすっごく張りつめて最高に感じている時のフェラの感覚は他の何にも置き換えられない。
 う~ん、でもやっぱり言葉にするとどこか違うね。
 実際に入れられている時もそれはそれで気持ちいいんだけど、なんかそれはあくまで「私の快感」と「彼の快感」が個別に主張する感じで、融けてひとつになるって感じじゃないんだ。

 ……私がトクベツなのかな?

 まあ、そんな感じで、私にとってキスとかフェラってのはホントにすさまじいので、キスやフェラを求めていい男を探す今日この頃なわけ。
 こんな私だけど、ほんの一年半くらい前までは全然ピュアだったのよ。
 もちろん「デビュー前」だから当たり前と言えば当たり前なんだけど。
 その頃に比べると今は落ち着いてきたみたい。
 いろいろケイケンしたから落ち着いたのかなあ。

 それともトシのせい?
 この七月に誕生日が来てハタチになって、なんか急速に落ち着いた感があるのよね。タバコとか、お酒とか、セックスとかって、「やっちゃいけない」って言われてる頃に、こっそりやってたら、今より全然ドキドキ度が違ったと思うのよ。「あ~ん、私ったらこんないけないコトしてる。でもキモチいい~」みたいな?
 今でもこんなにすさまじいんだから、16歳のキラキラピカピカの頃にしてたら、もっと凄かったんだろうなあ。
 でも、最近、16歳の頃のすっごいリアルな夢をよく見るから、そのうち夢の中でヤッてやるんだ、絶対。
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