ニューステージ〜始まれ、私の大きな一歩!〜

大井 芽茜

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本番!

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 そして、今日は楽しみにしていた本番の日!!

「今日もダンス?」
「うん、行ってきます!!」
 それは、私にとってすごく大事な日。
 また、新しい一歩を踏み出す日。

 失敗してもいいから思いっきりやって、楽しもう。


「開け、夢のかけら!!」


「来たわね!じゅんびはいい?」
「うん!やってみる!!」
 わたしは、レシアとうなずきあった。


「さぁ。今日は新しいステージに立つ日よ。いくわよ。せーのっ」
 妖精がかがやき、レシアが指をパチッとするとステージの周りにいくつかの人の顔がみえた。

 確かに……風景とか家の中とか私の知っている世界だ。


 ほんとうにつながってて、私が見えているんだ。
 どうしよ。少し緊張してきた。


 だめだめ緊張しない!
 伝えるんだ。

 このわたしの想い。

「み、みなさん。こんにちは。ツイって言います。」

 声が少し震えている。
 でも、もっと声をだすんだ。

「わたしは、前まで前にでるのがこわくて……でも、ここで色んな人に出会って、前に踏み出して、世界が変わりました。」

 みんなはとまどいながらもわたしをみてくれている。

 歌ってつたえるんだ。
 この想いを。

「皆さんの夢を応援したい、背中を押したい。そんな気持ちでつくりました。聞いてください。ニューステージ!!」
 息を吸って目を見開いた。
 わたしならできる。



『さあ、ふみだそうよ。』
『最初の一歩!』

『一つ、勇気をもって。』

 ここでターン!
 みんなの前で歌うのは勇気がいる。でも、わたしはもう止まらない。

 一つ一つの声に力をいれて、叫ぶように歌う。

『新しい世界にとびこむ。』

(ハイ!ハイ!)
 コール!?
 このコール、妖精達とレシアの声だ。

 そっか、みんなが応援してくれているんだ!
 この空気の中で、もっとおどっていきたい。

 楽しい!!

『こわくて、逃げ出したいけど』
 みんなのとまどう顔がどんどん変わっていく。
 楽しそうな子もいる。
 わたしの想い伝わっているんだ。

『新しい私から諦めたくないからがんばるんだよ。』

「――っ」
 あっ、ステップ間違えた。
 ここで回らないと、手をたたけない。
 いや、まだ諦めない。
 次の動きに繋げればいいんだから!!

「――!」
(ツイ!動きをアドリブでカバーしているわ。なんて、対応力。これが夢とかがやきを求める力)

『ナイストライ!』
 タンタンタンとステップ踏んで、
 (弾く声が)

『ジャンプ』
 (希望のかけらが)

『想いが、私を励ましてくれた。』
『いつか。いや、今!輝くとき!』

 ここで大きくジャンプ!!

『ジャンプ!』
 (ステップ)
 うまくいった。
 なんか、いつもより高く飛べている気がする!

『輝けるから』
 (ジャンプ!もう1回!)

 伝われ、この想い。
 声にわたしの想いを。
 みんなに届いて。

 前に踏み出す勇気を与えるんだ。

『失敗しても大丈夫!』
 (ナイストライ!)

『一歩踏み出してみよう!』

『眩しい未来はすぐそこにあるから。』

『一緒に踏み出そう!』
『君と描くニューステージ』




「――はぁはぁ。あ、ありがとうございました!!」
 身体があつい。

 こんなに心が熱くなるなんて。
 失敗したけど、うまくカバーできたような気がする。

「みてみて」
 レシアが指さすと、みんなが笑顔でみていた。
 パチパチパチ

 大きな手拍子がステージまで鳴り響いた。
 そっか。みんなに想いが届いたんだ。

「これが心の音よ。あなたの声が感動を生んだのよ」
「うまくいったんだ」
「えぇ、いいアドリブだったわ」

 妖精達も嬉しそうに舞っていた。

「すっごく楽しかった」
「その気持ち、大事よ。あなたの気持ちすっごく伝わったわ」
「えへへ。」

 すごく心がみたされる。
 これが表現するってことなんだ。

「わたし、エクスメーカーになってもっとたくさんの人の支えなりたい。」
「良い目標ね」
「うん!」

 そのとき、誰かの足音が聞こえてきた。
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