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鬼姫の始まり

四話

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海面にたたずむ、鬼人族の少女は、どうにも不満そうだ、不機嫌なまま海に漂う冒険者や船員達をつかんでは船に放り投げた。
投げられた船員達は船長にキャッチされその辺に捨てをかれた。
どこに投げても、必ず船長がキャッチしたが。

投げられた冒険者も船員もビックリした顔で飛んでいった。

冒険者の方はさすが実力者と言うべきか投げられてもビックリするが、空中で体制を建て直して船に着地したり………失敗して転げ回ったり船長にキャッチされたりしていた。

…もういないかな?………

ドン!

ミコトは辺りを見回して、人がいないか確認すると、強く踏み込んだ。

海面に水柱を立ち上げ跳躍して船の甲板に着地した。
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