戦場の鬼姫、異世界無双物語

鬼姫の始まり

七話

鬼人族の少女ミコトがこの船に乗り込んで、３日ほどの船旅を経てミコトは商人の国、ポリティス公国の領海に入った。

遠目に陸地が見えてきた、そこには大きな灯台が見える、そこはバリエナと言う港町だと船長が言っていた。

アルフレッド船長は船の手すりによじ登り。

「ガハハハ～ガハハハハハハ～ーーーぬうぉ～！！」
「「「船長～！！」」」

アルフレッド船長は高笑いをして、強い風か吹いて海に投げ出されそうになった。

そんなことが起きてるとは知らずミコトは港町のようすを、見張り台から見ていた。

「…ここ、綺麗だけど？…………少し変？」

私は港の様子を眺めると、どこか暗い様子を感じ取った。

「ああ、それはな、この国………いや、様々な国が今、小競り合いしているんだ、いつ戦争に成ってもおかしくないんだよ。」

「…ん？…リ？…チャド？…いたんだ？」
影が薄くて気がつかなかった、どんなに気配を隠してもだいたい気づけるのに……

ミコトは少し戦慄していた。

「……ああ、リチャードね、もしかして忘れられてた…………ぽいね。」
リチャードが名前を覚えられてなかったことにガックリと肩を落とした。

そこに何故かこの船ならどこにでもいるアルフレッド船長が現れた。

「ガハハハ、リチャードの坊主は影が薄いからな！………そう言えばキアラの嬢ちゃんは？」

「……ひどい！…船長いつ来たの………さっきまで下の方で海に落ちそうになってたのに……………キアラさんなら食堂にいったよ。」

「ああ、今来たところだ！……それにしても、お前も苦労してんだな、知ってるよ～リチャードの坊主よ～お前、キアラ嬢ちゃんに惚れてんだろ？」

「ちょ！ば！………船長なぜ！」

「んん～お前さんのパーティメンバーから聞いた～同じパーティーメンバーで、リーダーであるお前さんは、へたれてないでもう少し頑張れよ～。」

「……あいつら………」

「ん？ミコト嬢ちゃん、そろそろ港に着けるから、甲板に集まってくれ、リチャードの坊主もな！」

「俺はついでかよ」

「…分かった。」

「じゃあ、あとでな！」
そう言うとアルフレッド船長は嵐のように去っていった。

「……私も………行く。」
ミコトはそう言うと、見張り台から飛び降りて、綺麗に着地した、その際下駄が音をたてたが、何事もなかったかのように船内に入っていった。

「え？………まじで」
驚かない方がおかしい。
ミコトは飛び降りたのだ背中に金砕棒を背負ったまま、それなのに重さを感じさせることなく着地した（３０㍍）ぐらいの高さから。
リチャードは目を見開いて固まっていたとか