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鬼姫の始まり
十話
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冒険者達は船の積み荷を降ろすのを半日ほど手伝った、そのなかに混じって鬼人族の少女、ミコトは何気に大活躍したそうだ、まず大型の滑車で持ち上げる積み荷を普通に持ち上げて運んでいくのだ、船着き場の職員が皆それを見て、一時手が止まっていたりしたが、船四隻、無事に積み荷を下ろし終えた。
沈没した二番船の乗組員たちと、積み荷は目ぼしいものは回収したので被害は最小限に押さえられたそうだ。
「ガハハハハ!、冒険者諸君ありがとよ!、また護衛依頼出すからよ、その時はよろしくな!」
アルフレッド船長が別れの挨拶に冒険者達に言ったら、冒険者一同なんとも言えない微妙な顔していた。
ミコトは割れ関せずとしていたが、それから暫くすると冒険者達、全部で7つのパーティーのリーダー達が船長から依頼達成の証をもらって、解散していった。
「…」
ミコトはこれからどうするか、考えていたところに冒険者のリチャードとキアラが話しかけてきた、
「俺達が冒険者ギルドに案内するから、そこで冒険者登録しちゃえばいいよ」
「ですね、ミコトさん、どうですか?」
ミコトは二人の誘いに乗ることにした。
「……分かった」
「良かった」
リチャードが安堵の表情を見せた、なにせアルフレッド船長に直々に頼まれていたのだ、もし断られていたら一発もらったかもしれないのだ。
「ええ、ミコトさん、そう言えば私たちのパーティーメンバーの自己紹介が、まだでしたね。
え~と、この影の薄いのが、リーダーで中衛のリチャード。「……影が薄いって……」
「ヘタレは黙ってて」「?!………あ、はい……」
「で、サブリーダーであり、魔法使いである私、私は猫人族です、でそちらが」
キアラは後ろに控えていた三人を紹介した。
「ダークエルフ族の夫婦で、旦那のオルソさんで、奥さんのアマンダさん。」
キアラがまず紹介したのはダークエルフ族の男で、食堂で殴り合っていたやつだ。
「オルソだ、前衛を担当している、よろしく。」
今はきちんと服を着ている、民族衣装のような服装で、見た目は褐色肌、黒髪に碧眼、耳の尖った、筋肉だるまだった。
腰に山刀を二本下げているから、二刀流の使い手なのだろう。
だがミコトは思ってしまった、この人…拳の殴りあいの方が似合っていると。
「アマンダだ、中衛と後衛を担当してるよ、」
もう一人、女性のダークエルフ族で、この人も褐色肌に黒髪、そして紫色の瞳をしている………どう見てもアマゾネスとしか言い表せない女性だ。
露出の多い民族衣装のような鎧に、手に大きな弓を持ち、腰に短剣を装備している。
この二人は何故か、揃いも揃って筋肉質であった。
ミコトが、あとから聞いた話によると、ここまで己の肉体を鍛え抜いたダークエルフ族は、ほとんどいないそうだ、この二人………と言うか、この夫婦が特別なだけらしい。
「そして、ドワーフ族のトマスさん」
「おう、トマスだ」
この人は白蛇に絡まっていたドワーフだ。
実際のところ、白蛇がこのドワーフの飲んでいた、火酒の入ったジョキに入り込んで、そのまま気が付かずに飲もうとしたら、酔った白蛇に巻き付かれて意識を失ったのがことの真相だ。
このドワーフの見た目は、背が小さい筋肉親父のそれであった、背中に大きな斧を背負っている、もじゃもじゃだった。
「この五人でB級冒険者パーティー、《グリフォンの爪》です。」
ドヤ!
「…?」
口々に自己紹介が終わると、キリアは振り返った、そこには、隅の方でいじけてぶつぶつ言っているリチャードが何故かアルフレッド船長に励まされている?、所だった。
「俺なんて………うう、俺なんて………」
「ガハハハハ!、そう落ち込むなよ、人生は経験さ、その内良いことがあるさ、ヘタレめ!」
「俺…………ヘタレ…………ヘタレ………うう。」
「おっと、止めを刺しちまったか?、ガハハハハ!」
とアルフレッド船長がリチャードに止め?を刺してしまった。
「お?、話は終わったか?」
「ええ、アルフレッド船長、何かしたのですか?」
キアラがリチャードを横目に見ながら質問した。
「いやー面白そうだったんでついな~」
キアラはまぁいいかと思い、地面でゾンビのように成っているリチャードを見てから、ダークエルフの旦那、オルソに目を向けた。
「そうですか……あ、オルソさん、リーダー拾って皆さんと先に冒険者ギルドに行ってて、もらえませんか?」
「ん?おお、いいぞ、……よっと……」
オルソはリチャードを片手で担ぎ上げた。
「先いってるぞ!」
「アハハ、リーダーは脆いな。」
「だははは、やべーリーダーがゾンビ見たくなってら……後で回復魔法使ってやるか?」
口々に心配してるのかしてないのか、面白がりながら行ってしまった。
沈没した二番船の乗組員たちと、積み荷は目ぼしいものは回収したので被害は最小限に押さえられたそうだ。
「ガハハハハ!、冒険者諸君ありがとよ!、また護衛依頼出すからよ、その時はよろしくな!」
アルフレッド船長が別れの挨拶に冒険者達に言ったら、冒険者一同なんとも言えない微妙な顔していた。
ミコトは割れ関せずとしていたが、それから暫くすると冒険者達、全部で7つのパーティーのリーダー達が船長から依頼達成の証をもらって、解散していった。
「…」
ミコトはこれからどうするか、考えていたところに冒険者のリチャードとキアラが話しかけてきた、
「俺達が冒険者ギルドに案内するから、そこで冒険者登録しちゃえばいいよ」
「ですね、ミコトさん、どうですか?」
ミコトは二人の誘いに乗ることにした。
「……分かった」
「良かった」
リチャードが安堵の表情を見せた、なにせアルフレッド船長に直々に頼まれていたのだ、もし断られていたら一発もらったかもしれないのだ。
「ええ、ミコトさん、そう言えば私たちのパーティーメンバーの自己紹介が、まだでしたね。
え~と、この影の薄いのが、リーダーで中衛のリチャード。「……影が薄いって……」
「ヘタレは黙ってて」「?!………あ、はい……」
「で、サブリーダーであり、魔法使いである私、私は猫人族です、でそちらが」
キアラは後ろに控えていた三人を紹介した。
「ダークエルフ族の夫婦で、旦那のオルソさんで、奥さんのアマンダさん。」
キアラがまず紹介したのはダークエルフ族の男で、食堂で殴り合っていたやつだ。
「オルソだ、前衛を担当している、よろしく。」
今はきちんと服を着ている、民族衣装のような服装で、見た目は褐色肌、黒髪に碧眼、耳の尖った、筋肉だるまだった。
腰に山刀を二本下げているから、二刀流の使い手なのだろう。
だがミコトは思ってしまった、この人…拳の殴りあいの方が似合っていると。
「アマンダだ、中衛と後衛を担当してるよ、」
もう一人、女性のダークエルフ族で、この人も褐色肌に黒髪、そして紫色の瞳をしている………どう見てもアマゾネスとしか言い表せない女性だ。
露出の多い民族衣装のような鎧に、手に大きな弓を持ち、腰に短剣を装備している。
この二人は何故か、揃いも揃って筋肉質であった。
ミコトが、あとから聞いた話によると、ここまで己の肉体を鍛え抜いたダークエルフ族は、ほとんどいないそうだ、この二人………と言うか、この夫婦が特別なだけらしい。
「そして、ドワーフ族のトマスさん」
「おう、トマスだ」
この人は白蛇に絡まっていたドワーフだ。
実際のところ、白蛇がこのドワーフの飲んでいた、火酒の入ったジョキに入り込んで、そのまま気が付かずに飲もうとしたら、酔った白蛇に巻き付かれて意識を失ったのがことの真相だ。
このドワーフの見た目は、背が小さい筋肉親父のそれであった、背中に大きな斧を背負っている、もじゃもじゃだった。
「この五人でB級冒険者パーティー、《グリフォンの爪》です。」
ドヤ!
「…?」
口々に自己紹介が終わると、キリアは振り返った、そこには、隅の方でいじけてぶつぶつ言っているリチャードが何故かアルフレッド船長に励まされている?、所だった。
「俺なんて………うう、俺なんて………」
「ガハハハハ!、そう落ち込むなよ、人生は経験さ、その内良いことがあるさ、ヘタレめ!」
「俺…………ヘタレ…………ヘタレ………うう。」
「おっと、止めを刺しちまったか?、ガハハハハ!」
とアルフレッド船長がリチャードに止め?を刺してしまった。
「お?、話は終わったか?」
「ええ、アルフレッド船長、何かしたのですか?」
キアラがリチャードを横目に見ながら質問した。
「いやー面白そうだったんでついな~」
キアラはまぁいいかと思い、地面でゾンビのように成っているリチャードを見てから、ダークエルフの旦那、オルソに目を向けた。
「そうですか……あ、オルソさん、リーダー拾って皆さんと先に冒険者ギルドに行ってて、もらえませんか?」
「ん?おお、いいぞ、……よっと……」
オルソはリチャードを片手で担ぎ上げた。
「先いってるぞ!」
「アハハ、リーダーは脆いな。」
「だははは、やべーリーダーがゾンビ見たくなってら……後で回復魔法使ってやるか?」
口々に心配してるのかしてないのか、面白がりながら行ってしまった。
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