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前編
第9話 見知らぬ男
_________
一角狐の皮を剥いで、身にナイフを入れる。この魔獣の肉は少し癖があるが、香草で焼くと美味しい。
エリトはナイフを滑らせながら、眉根をぐっと寄せた。
(ノウリ、きっと怖かったよな……)
あの後エリトはノウリを追ったが、とうとう見つけられなかった。男たちさえも見つからず、嫌な想像ばかりが頭に浮かぶ。
(もしあの男たちに酷いことをされていたら、完全に俺のせいだ)
一緒に暮らそうなどと言わなければ、こんな事にならなかった。
たまに会えるだけでも幸せだったのに、どうして欲を出したのか。後悔しても、もうノウリは帰ってこないかもしれないのだ。
じわりと湧いた涙を拭って、エリトは捌く手を早めた。
(もしノウリが怪我して帰ってきたら、包帯や薬が必要だ。あったかい毛布も)
帰ってこないかもしれない。
でも帰ってくるかもしれない。
エリトはノウリのために、出来る限り準備はしておきたかった。
まだ陽は落ちていないため、店は開いているはずだ。麻袋に肉と毛皮を入れ、エリトは森を駆け抜けた。
夕焼けに染まった街は、多くの人間で溢れていた。
エリトが利用する店は限られている。素材を買ってくれる店と、日用品を買う店だ。
素材屋は街でも比較的大きな店である。奥に加工場もあるためか、建物もかなり大きい。
エリト素材屋に入ると、店主は不機嫌そうに眉を寄せる。店主はいつも不機嫌な態度で、エリトと親しく会話を交わすこともない。
エリトがカウンターに毛皮を乗せて「いくら?」と言うと、店主はちらりと毛皮を見遣る。
「1000ティーロだな」
「1000ティーロか……」
1000ティーロだと、薬を買うので精一杯だろう。毛布や食料を買うのは諦めようと、エリトは溜息をついた。
エリトが持ち込んだものを買ってくれる素材屋は、街でここしかない。
店主もエリトに拒否権がないことを分かっているのか、エリトの返事も聞かないまま毛皮に手を伸ばした。
しかし店主の手が毛皮に触れる前に、その毛皮は奪われた。
いつの間にか店内にいた男が、エリトの毛皮を掴み上げたのだ。男はその毛皮を値踏みするように見ている。
瞳を覆い隠すほどの、長い前髪。髪のせいか、男の表情は読み取り辛い。
柔らかそうな黒髪は、すこし青味がかっている。その髪が何故かノウリと重なって、エリトは息を呑んだ。
店主の抗議の声を聞き流しながら、男はエリトへと向き直る。
「1000ティーロは安すぎる。俺に4000で売ってくれないか?」
「え? 4000?」
驚きの額にエリトが驚いていると、店主が焦ったように立ち上がった。
「こいつは、ここでしか素材を売れないことになってる! 口出すんじゃねぇ!」
「……へぇ。そんな決まりがあるのか。……でも俺は、この街の人間じゃないから分かんないわ」
男は毛皮に鼻を寄せて、その匂いを嗅ぎ始めた。そして毛並みを撫でで、満足した様に頷く。
「いい質感だ。しかも新鮮。5000払ってもいい」
「ご、5000? い、いや……俺は……」
「勝手はよしてくれ! こいつの素材は……」
店主の声を遮るように、男はテーブルに持っていた短剣を投げやった。派手な装飾の施された短剣で、その価値は計り知れない。
目の前に転がって来た金目のものに、店主の目の色が変わった。
「……こ、これは……」
「どこぞの魔族から奪ったものだ。希少な素材がたんまりと使ってある。これをあんたの言い値で売ろう」
「……! 魔族の!?」
「だから、この毛皮には目を瞑れ」
そう男は言い放ち、エリトを見る。店主が短剣の鑑定をしている間も、まるでエリトに逃げるなと言っているかのように、目を離さない。
「……い、10000でどうだ」
「売る」
男の返事に、店主は頬を引き攣らせるように笑った。相場より随分安く言ったのだろう。自分が得る利益のことを考えて、つい頬を緩ませている。
男は店主から金を受け取ると、毛皮とエリトを掴んだ。掴まれたエリトが目を丸くしていると、口元が弧を描いた。
柔らかく、左右均等に口端が吊り上がる。この口の形を、エリトは見たことがなかった。
街の人間がエリトに向ける顔は、いつも歪んで整っていない。
今まさに店主が短剣に向けている顔とは、まるで違う。
(なんて綺麗な口元だろう……)
エリトが呆けていると、男はエリトを掴んだまま歩き出した。
そのまま店の外へ出て、エリトを振り返る。
ふんわりと柔らかそうな髪の隙間から、鮮やかな琥珀色の瞳が覗く。その瞳の形もひどく穏やかで、エリトは思わず手を振り払った。
「っあんたっ!! どういうつもりだ!」
「……? ああ、5000だったな。すまない、今払う」
「ち、違う! 俺が言っているのはそうじゃなくて……あんた、大丈夫なのか!?」
「……何が」
ぽつりと呟く男は、微かに首を傾げている。
先ほど素材屋で見せた威圧感は、もうどこにもない。瞳を覆い隠す前髪のせいもあってか、穏やかで愚鈍な生き物に見える。
エリトは頭を掻き回し、男の胸倉を掴んだ。そして男の顔を引き寄せて、小さな声で呟く。
「よそ者だから分かんないかもだけど、俺に関わらないほうがいい。……あんなこと、もう絶対するな。早くこの街を去ったほうがいい」
「……どうして?」
そう問いかける男は、エリトの顔の前で相変わらず穏やかな笑顔を浮かべている。
男は背も高く、見る限り体の造りもいい。鍛え方が、一般人のそれではないのだ。どこぞの地位のある軍人と言われても、納得できるほどの体躯だ。
しかしこうしてエリトに胸倉を掴まれても、彼の穏やかな雰囲気は少しも揺るがない。
殺気や威嚇、怯えや侮蔑。エリトが普段触れている感情が、彼からはまったく感じられない。こうして穏やかで、優しい感情を向けてくれる生き物は、この世で一つしかいなかったはずだ。
(ノウリ……)
胸がぎゅうと絞られて、エリトは眉を顰めた。
胸倉を掴んだ手を離しても、男はそのままの体勢でいる。そしてエリトへ向かって口を開いた。
「……何か買いたいものがあるのか? 金を受け取りたくないなら、毛皮とその買いたいものを交換しよう」
「え?」
「あんたはこの毛皮を俺にくれ。俺はあんたに、今日買おうと思ってたものをやる。5000渡すから、今からそれを買ってきてくれ」
「????」
5000ティーロを渡されて、エリトは首を捻った。
男はまた穏やかな笑みを浮かべながら、満足気に頷いている。
陽はもう沈んでしまって、各店で店じまいの声が響き始めた。迷っている暇はない。
エリトは頷くと、店へ向かって走り出した。
一角狐の皮を剥いで、身にナイフを入れる。この魔獣の肉は少し癖があるが、香草で焼くと美味しい。
エリトはナイフを滑らせながら、眉根をぐっと寄せた。
(ノウリ、きっと怖かったよな……)
あの後エリトはノウリを追ったが、とうとう見つけられなかった。男たちさえも見つからず、嫌な想像ばかりが頭に浮かぶ。
(もしあの男たちに酷いことをされていたら、完全に俺のせいだ)
一緒に暮らそうなどと言わなければ、こんな事にならなかった。
たまに会えるだけでも幸せだったのに、どうして欲を出したのか。後悔しても、もうノウリは帰ってこないかもしれないのだ。
じわりと湧いた涙を拭って、エリトは捌く手を早めた。
(もしノウリが怪我して帰ってきたら、包帯や薬が必要だ。あったかい毛布も)
帰ってこないかもしれない。
でも帰ってくるかもしれない。
エリトはノウリのために、出来る限り準備はしておきたかった。
まだ陽は落ちていないため、店は開いているはずだ。麻袋に肉と毛皮を入れ、エリトは森を駆け抜けた。
夕焼けに染まった街は、多くの人間で溢れていた。
エリトが利用する店は限られている。素材を買ってくれる店と、日用品を買う店だ。
素材屋は街でも比較的大きな店である。奥に加工場もあるためか、建物もかなり大きい。
エリト素材屋に入ると、店主は不機嫌そうに眉を寄せる。店主はいつも不機嫌な態度で、エリトと親しく会話を交わすこともない。
エリトがカウンターに毛皮を乗せて「いくら?」と言うと、店主はちらりと毛皮を見遣る。
「1000ティーロだな」
「1000ティーロか……」
1000ティーロだと、薬を買うので精一杯だろう。毛布や食料を買うのは諦めようと、エリトは溜息をついた。
エリトが持ち込んだものを買ってくれる素材屋は、街でここしかない。
店主もエリトに拒否権がないことを分かっているのか、エリトの返事も聞かないまま毛皮に手を伸ばした。
しかし店主の手が毛皮に触れる前に、その毛皮は奪われた。
いつの間にか店内にいた男が、エリトの毛皮を掴み上げたのだ。男はその毛皮を値踏みするように見ている。
瞳を覆い隠すほどの、長い前髪。髪のせいか、男の表情は読み取り辛い。
柔らかそうな黒髪は、すこし青味がかっている。その髪が何故かノウリと重なって、エリトは息を呑んだ。
店主の抗議の声を聞き流しながら、男はエリトへと向き直る。
「1000ティーロは安すぎる。俺に4000で売ってくれないか?」
「え? 4000?」
驚きの額にエリトが驚いていると、店主が焦ったように立ち上がった。
「こいつは、ここでしか素材を売れないことになってる! 口出すんじゃねぇ!」
「……へぇ。そんな決まりがあるのか。……でも俺は、この街の人間じゃないから分かんないわ」
男は毛皮に鼻を寄せて、その匂いを嗅ぎ始めた。そして毛並みを撫でで、満足した様に頷く。
「いい質感だ。しかも新鮮。5000払ってもいい」
「ご、5000? い、いや……俺は……」
「勝手はよしてくれ! こいつの素材は……」
店主の声を遮るように、男はテーブルに持っていた短剣を投げやった。派手な装飾の施された短剣で、その価値は計り知れない。
目の前に転がって来た金目のものに、店主の目の色が変わった。
「……こ、これは……」
「どこぞの魔族から奪ったものだ。希少な素材がたんまりと使ってある。これをあんたの言い値で売ろう」
「……! 魔族の!?」
「だから、この毛皮には目を瞑れ」
そう男は言い放ち、エリトを見る。店主が短剣の鑑定をしている間も、まるでエリトに逃げるなと言っているかのように、目を離さない。
「……い、10000でどうだ」
「売る」
男の返事に、店主は頬を引き攣らせるように笑った。相場より随分安く言ったのだろう。自分が得る利益のことを考えて、つい頬を緩ませている。
男は店主から金を受け取ると、毛皮とエリトを掴んだ。掴まれたエリトが目を丸くしていると、口元が弧を描いた。
柔らかく、左右均等に口端が吊り上がる。この口の形を、エリトは見たことがなかった。
街の人間がエリトに向ける顔は、いつも歪んで整っていない。
今まさに店主が短剣に向けている顔とは、まるで違う。
(なんて綺麗な口元だろう……)
エリトが呆けていると、男はエリトを掴んだまま歩き出した。
そのまま店の外へ出て、エリトを振り返る。
ふんわりと柔らかそうな髪の隙間から、鮮やかな琥珀色の瞳が覗く。その瞳の形もひどく穏やかで、エリトは思わず手を振り払った。
「っあんたっ!! どういうつもりだ!」
「……? ああ、5000だったな。すまない、今払う」
「ち、違う! 俺が言っているのはそうじゃなくて……あんた、大丈夫なのか!?」
「……何が」
ぽつりと呟く男は、微かに首を傾げている。
先ほど素材屋で見せた威圧感は、もうどこにもない。瞳を覆い隠す前髪のせいもあってか、穏やかで愚鈍な生き物に見える。
エリトは頭を掻き回し、男の胸倉を掴んだ。そして男の顔を引き寄せて、小さな声で呟く。
「よそ者だから分かんないかもだけど、俺に関わらないほうがいい。……あんなこと、もう絶対するな。早くこの街を去ったほうがいい」
「……どうして?」
そう問いかける男は、エリトの顔の前で相変わらず穏やかな笑顔を浮かべている。
男は背も高く、見る限り体の造りもいい。鍛え方が、一般人のそれではないのだ。どこぞの地位のある軍人と言われても、納得できるほどの体躯だ。
しかしこうしてエリトに胸倉を掴まれても、彼の穏やかな雰囲気は少しも揺るがない。
殺気や威嚇、怯えや侮蔑。エリトが普段触れている感情が、彼からはまったく感じられない。こうして穏やかで、優しい感情を向けてくれる生き物は、この世で一つしかいなかったはずだ。
(ノウリ……)
胸がぎゅうと絞られて、エリトは眉を顰めた。
胸倉を掴んだ手を離しても、男はそのままの体勢でいる。そしてエリトへ向かって口を開いた。
「……何か買いたいものがあるのか? 金を受け取りたくないなら、毛皮とその買いたいものを交換しよう」
「え?」
「あんたはこの毛皮を俺にくれ。俺はあんたに、今日買おうと思ってたものをやる。5000渡すから、今からそれを買ってきてくれ」
「????」
5000ティーロを渡されて、エリトは首を捻った。
男はまた穏やかな笑みを浮かべながら、満足気に頷いている。
陽はもう沈んでしまって、各店で店じまいの声が響き始めた。迷っている暇はない。
エリトは頷くと、店へ向かって走り出した。
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