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第十九話 塵旋風
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空高くそびえる入道雲を眺める暑い日、葵はキュウリを収穫していた。河童になったからといって特段キュウリが好きになったわけではなかったが、やっぱり夏はキュウリが美味しい。ざる一杯に畑のキュウリやトマト、しし唐を収穫し終えると、葵は収穫した野菜たちを担いで屋敷までの道を帰った。
「雨が降ってきそう」
畑で野菜をとっている時はいい天気だったのだが、さあ屋敷に帰ろうという頃には怪しい雲が垂れ込めてきて、今にも降り出しそうな空模様になっている。以前、雨音に聞いた話では、水の神様も全ての雨を制御できるわけではなく、しかも風の神や雷の神など他に天候に関わる神々の影響もあるので、神様といえど正確な天気予報は出来ないらしい。
屋敷まであともう少しというところで、やはり、ざあっと雨が降ってきた。葵は屋敷に駆け込んで、すんでのところで雨には濡れなかった。
屋敷の中に入ると、ちょうど瑞穂がそうめんを茹でているところだった。
「ぎりぎり雨に降られなかったか」
最近、夏の部屋では今日のようなどしゃ降りの雨が頻繁に降る。二、三日前には、近くで竜巻も発生したらしい。葵たちは、もしかすると水神と風神の間でなにかあったのではないかと憶測を巡らしていた。
「危なかったけどね。まだ畑に残ってる野菜、雨で落ちないか心配。全部取ってくればよかったかな」
「これくらいの雨なら大丈夫だろう。今日は風もあまりない」
「それにしても立派で綺麗な野菜よね。売れそうなくらい」
「ゴンはよくうちでとれた野菜を市場に売りに行っているな。まあ土の神に肥料をもらっているだけあって確かに出来は良いからな」
葵は早速、畑でとってきた野菜を切り始めた。キュウリとトマトはそうめんの添え物にして、しし唐は軽くごま油と醤油で炒める。葵はこの屋敷の台所にもすっかり慣れてきて、手際よく料理できるようになってきていた。瑞穂も葵の料理の手際は認めていたので、最近は葵が食事担当となることも増えていた。
「ゴンはまだ帰ってこないけど、先に頂いちゃいましょうか」
ゴンは日が昇る前に、揚戸与と狩りに行くと言って早々と屋敷を出て行った。昼頃には戻ってくると言っていたが、とっくに正午を過ぎていてもまだ姿は見えない。
「そのうち帰ってくるだろう」
葵と瑞穂は、ゴンの分のそうめんを冬の部屋で冷やしておいてやって、自分たちは夏の部屋でそうめんをすすった。先ほどの夕立はすでに上がっていて、また強い日差しが庭を照らしている。「ちりーん」と風鈴が涼し気な音を鳴らした。
葵はそうめんをすする瑞穂を横目で見ながら、この間揚戸与に言われた言葉を思い出していた。
「瑞穂君に感謝しーや」
葵も心の内では瑞穂に感謝しているのだ。最初はとんでもないやつに出会ってしまったと思ったが、今こんな風にのんびりそうめんを食べていられるのは瑞穂のおかげだということは理解している。瑞穂がここに連れてきてくれなかったら、そうめんを食べるどころか自分が恐ろしい妖怪に食べられていたかもしれない。
しかし、いざ感謝を伝えようと思うとなかなか難しいものだ。葵にとって瑞穂とゴンは既に家族のような存在だった。三人の間には昔から知っているような気やすさがあった。だからこそ日々の暮らしの中で改めてお礼を伝えるというのは、何かきっかけでもないと難しい。簡単な方法としては記念日に贈り物をするとか手紙を渡すとかそんなことを思いついたが、神様に誕生日があるのかどうかも知らないしそもそも瑞穂は神様なのだから、河童が神様にしてあげられることなどあるだろうか。
「何ぼーっとしてるんだ。食べないのか」
葵は瑞穂へのお礼の件に気を持って行かれて、卓についてからほとんど食が進んでいなかった。考え事をしている時の葵はなぜか食べ物をちびちびと食べる癖がある。今日は素麺だったのでつゆに付けた麺を一本一本啜っていたものだから、つゆのなかで麺がふやけてしまっていた。瑞穂はそんな葵を怪訝そうなな顔で観察していたが葵はそのことにも気づいていなかった。
瑞穂はザルにあった素麺を半分ほど食べたところで、台所に茶を取りに行ってくると言って立ち上がった。そして瑞穂が襖を開けようとした、その瞬間。
どっかーん!!
地響きとともに屋敷の奥の辺りでものすごい音がした。まるで爆弾が爆発したような音だ。その音とほぼ同時にゴンが庭から駆け込んできた。
「お前ら大丈夫か!」
葵と瑞穂は何がなんやら分からず、葵はつゆの入っていた小鉢を落っことし、瑞穂は立ちすくんだまま駆け寄ってくるゴンを見た。
「ナマズだ!ナマズが屋根の上に落ちた!」
ナマズ?葵は爆音とゴンの言葉が頭の中でつながらず余計に困惑した。瑞穂は何か理解したらしく夏の部屋の襖をぱっと開いて屋敷の奥に消えた。葵とゴンも瑞穂の後を追った。するとそこにはクジラほどもある大きなナマズが屋敷の柱や壁を粉々にして転がっていた。天井があったはずの所から青空がのぞいている。ゴンの言う通り、この大きなナマズが空から降って来て、屋根の上に落ちたのだろう。屋敷はこの大きなナマズによって半壊状態になっていた。
「なにこれ!どうしてナマズが空から降ってくるの?」
「竜巻だよ。池のナマズが竜巻で飛ばされてここに落っこちてきやがったんだ!なんてこった屋敷がぼろぼろだ」
ゴンは頭を抱えて大きなナマズを見上げている。瑞穂は案外落ち着いた様子で落ちてきたナマズに破壊された屋敷の損傷箇所を入念に確認している。
「春の部屋と冬の部屋の入り口がやられているな」
「そんなあ。直すのに時間かかるの?」
「この襖は一つ作るのに一か月はかかるだろう。私は問題ないが、君たちはしばらく季節を行き来できないということだ」
「これけっこう貴重なものなんだ。瑞穂は神様だから自分が季節を移動するのは簡単だけど、他人を移動させるものって作るの難しいんだよ。前に作ってもらったときは全部で一年くらいかかったもんな」
「今は昔ほど時間はかからんだろうから、一か月あればできるだろう。ただ屋敷の修繕も必要だなこれは」
三人が屋敷の損害箇所を見て回っていると、急にナマズの体をぼうっと炎のような淡い光が包んだ。
葵はびっくりして瑞穂とゴンの後ろに隠れたが、二人は少しも驚く様子はなかった。
「これは妖怪が消えるときの魂ノ炎(たまのえん)だ」
おっかなびっくりしている葵にゴンが説明してくれた。最初は本当に炎なのかと思ったが、熱くはなくむしろ近づくと少しヒヤッとした。ナマズの体はその光に包まれて段々と透けて見えなくなっていく。大事な屋敷を破壊されてしまったが、このナマズもまさか竜巻で空に飛ばされるとは思っていなかっただろう。葵は消えていく巨体を見ながら、なんだかこのナマズが哀れに思えた。
「雨が降ってきそう」
畑で野菜をとっている時はいい天気だったのだが、さあ屋敷に帰ろうという頃には怪しい雲が垂れ込めてきて、今にも降り出しそうな空模様になっている。以前、雨音に聞いた話では、水の神様も全ての雨を制御できるわけではなく、しかも風の神や雷の神など他に天候に関わる神々の影響もあるので、神様といえど正確な天気予報は出来ないらしい。
屋敷まであともう少しというところで、やはり、ざあっと雨が降ってきた。葵は屋敷に駆け込んで、すんでのところで雨には濡れなかった。
屋敷の中に入ると、ちょうど瑞穂がそうめんを茹でているところだった。
「ぎりぎり雨に降られなかったか」
最近、夏の部屋では今日のようなどしゃ降りの雨が頻繁に降る。二、三日前には、近くで竜巻も発生したらしい。葵たちは、もしかすると水神と風神の間でなにかあったのではないかと憶測を巡らしていた。
「危なかったけどね。まだ畑に残ってる野菜、雨で落ちないか心配。全部取ってくればよかったかな」
「これくらいの雨なら大丈夫だろう。今日は風もあまりない」
「それにしても立派で綺麗な野菜よね。売れそうなくらい」
「ゴンはよくうちでとれた野菜を市場に売りに行っているな。まあ土の神に肥料をもらっているだけあって確かに出来は良いからな」
葵は早速、畑でとってきた野菜を切り始めた。キュウリとトマトはそうめんの添え物にして、しし唐は軽くごま油と醤油で炒める。葵はこの屋敷の台所にもすっかり慣れてきて、手際よく料理できるようになってきていた。瑞穂も葵の料理の手際は認めていたので、最近は葵が食事担当となることも増えていた。
「ゴンはまだ帰ってこないけど、先に頂いちゃいましょうか」
ゴンは日が昇る前に、揚戸与と狩りに行くと言って早々と屋敷を出て行った。昼頃には戻ってくると言っていたが、とっくに正午を過ぎていてもまだ姿は見えない。
「そのうち帰ってくるだろう」
葵と瑞穂は、ゴンの分のそうめんを冬の部屋で冷やしておいてやって、自分たちは夏の部屋でそうめんをすすった。先ほどの夕立はすでに上がっていて、また強い日差しが庭を照らしている。「ちりーん」と風鈴が涼し気な音を鳴らした。
葵はそうめんをすする瑞穂を横目で見ながら、この間揚戸与に言われた言葉を思い出していた。
「瑞穂君に感謝しーや」
葵も心の内では瑞穂に感謝しているのだ。最初はとんでもないやつに出会ってしまったと思ったが、今こんな風にのんびりそうめんを食べていられるのは瑞穂のおかげだということは理解している。瑞穂がここに連れてきてくれなかったら、そうめんを食べるどころか自分が恐ろしい妖怪に食べられていたかもしれない。
しかし、いざ感謝を伝えようと思うとなかなか難しいものだ。葵にとって瑞穂とゴンは既に家族のような存在だった。三人の間には昔から知っているような気やすさがあった。だからこそ日々の暮らしの中で改めてお礼を伝えるというのは、何かきっかけでもないと難しい。簡単な方法としては記念日に贈り物をするとか手紙を渡すとかそんなことを思いついたが、神様に誕生日があるのかどうかも知らないしそもそも瑞穂は神様なのだから、河童が神様にしてあげられることなどあるだろうか。
「何ぼーっとしてるんだ。食べないのか」
葵は瑞穂へのお礼の件に気を持って行かれて、卓についてからほとんど食が進んでいなかった。考え事をしている時の葵はなぜか食べ物をちびちびと食べる癖がある。今日は素麺だったのでつゆに付けた麺を一本一本啜っていたものだから、つゆのなかで麺がふやけてしまっていた。瑞穂はそんな葵を怪訝そうなな顔で観察していたが葵はそのことにも気づいていなかった。
瑞穂はザルにあった素麺を半分ほど食べたところで、台所に茶を取りに行ってくると言って立ち上がった。そして瑞穂が襖を開けようとした、その瞬間。
どっかーん!!
地響きとともに屋敷の奥の辺りでものすごい音がした。まるで爆弾が爆発したような音だ。その音とほぼ同時にゴンが庭から駆け込んできた。
「お前ら大丈夫か!」
葵と瑞穂は何がなんやら分からず、葵はつゆの入っていた小鉢を落っことし、瑞穂は立ちすくんだまま駆け寄ってくるゴンを見た。
「ナマズだ!ナマズが屋根の上に落ちた!」
ナマズ?葵は爆音とゴンの言葉が頭の中でつながらず余計に困惑した。瑞穂は何か理解したらしく夏の部屋の襖をぱっと開いて屋敷の奥に消えた。葵とゴンも瑞穂の後を追った。するとそこにはクジラほどもある大きなナマズが屋敷の柱や壁を粉々にして転がっていた。天井があったはずの所から青空がのぞいている。ゴンの言う通り、この大きなナマズが空から降って来て、屋根の上に落ちたのだろう。屋敷はこの大きなナマズによって半壊状態になっていた。
「なにこれ!どうしてナマズが空から降ってくるの?」
「竜巻だよ。池のナマズが竜巻で飛ばされてここに落っこちてきやがったんだ!なんてこった屋敷がぼろぼろだ」
ゴンは頭を抱えて大きなナマズを見上げている。瑞穂は案外落ち着いた様子で落ちてきたナマズに破壊された屋敷の損傷箇所を入念に確認している。
「春の部屋と冬の部屋の入り口がやられているな」
「そんなあ。直すのに時間かかるの?」
「この襖は一つ作るのに一か月はかかるだろう。私は問題ないが、君たちはしばらく季節を行き来できないということだ」
「これけっこう貴重なものなんだ。瑞穂は神様だから自分が季節を移動するのは簡単だけど、他人を移動させるものって作るの難しいんだよ。前に作ってもらったときは全部で一年くらいかかったもんな」
「今は昔ほど時間はかからんだろうから、一か月あればできるだろう。ただ屋敷の修繕も必要だなこれは」
三人が屋敷の損害箇所を見て回っていると、急にナマズの体をぼうっと炎のような淡い光が包んだ。
葵はびっくりして瑞穂とゴンの後ろに隠れたが、二人は少しも驚く様子はなかった。
「これは妖怪が消えるときの魂ノ炎(たまのえん)だ」
おっかなびっくりしている葵にゴンが説明してくれた。最初は本当に炎なのかと思ったが、熱くはなくむしろ近づくと少しヒヤッとした。ナマズの体はその光に包まれて段々と透けて見えなくなっていく。大事な屋敷を破壊されてしまったが、このナマズもまさか竜巻で空に飛ばされるとは思っていなかっただろう。葵は消えていく巨体を見ながら、なんだかこのナマズが哀れに思えた。
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