異世界に転生したら風俗商会の女主になっていた!?

堕ちた勇者

文字の大きさ
3 / 59
第1章

半ば

しおりを挟む
04

異世界ってのは本当に存在する。俺が体験しているからそう決まっている。確かアニメや漫画などのサブカルでは定番と決まっている。
まあいいんやけどよ、異世界が存在するのは変わりない。
俺様こと、社畜でド変態の工藤琥太郎は、異世界に転生し、ククルやコルンっと言ったけも耳っ娘や使い魔を拝む事が出来たが、俺は風俗商会の主で、SS級の魔力を持つエルフ族の女になっていた!!本音を言うと嬉しく無い。出来れば生きていた頃のサラリーマン生活に戻りたい。しかしこの生活を楽しまないつもりは無い。そんなこんなで、いつも通りの時刻に起きたつもりだ。
でも、異世界の時刻は知らんがな。
「起きて下さい」
しっとりした声で揺すられる。
「起きて下さい。朝ですよ」
言っておくが起きただけであって、これでもかと言わんばかりの気持ちよさを追求した布団からは出ていない。むしろ出たくない。
「起きて下さい……泣きますよ」
泣かれたら困る。ちょっとイタズラし過ぎたみたいなので、渋々布団から出る事にした。必死で起こそうとしていたのは、コルンだった。
コルンは俺の使い魔らしいんだが、十分成長したFカップ位の胸に黒髪の眼力が凄いメガネっ娘なんだ。
俺の前世の生活だったら、恐らく普通の男達はガン見するだろう。俺もまだサラリーマン生活を送っていた普通の男だったらガン見していただろう。
「よく寝れましたか?」
「ぐっすり寝れたよ」
目を覚ましたらみんながするように、俺は目をこすった。まだ気持ちいい上品な布団に入っていたい。
「やっぱり、異世界のまんまだな」
「昨日の今日ですからね、無理ありません」
確かに昨日の夜頃に転生してきたんだった。
「そう言えば、夢の中で『その書類は君がやれ』とか『ですからこれが、こうなるんです』って言っていましたが、本当によく寝れたんですか?」
確かに昨日は気が遠くなっていって寝ていたが、夢の中ではまだサラリーマン生活を送っていたような。我ながら異世界に転生しても社畜だな……………
いや、病気だな。しかもかなり重症だ。
「もう前世じゃないんです。こっちの生活に慣れて下さい」
そうですよねぇ~。言われるのわかってました。
「今何時?」
「今ですと、5時位でしょうか?」
適当だろうが『5時』は、日の出が出るか出ないからしい。やはり前世とほぼ同じ起床時間だな。社畜サラリーマンの生活習慣恐るべし。
「ありがとさん」
俺はとりあえず、ベッドの上に座った。
「で、コルンはなんで俺を起こした?」
「本日はこの世界を色々知って貰うために早起きして頂きました」
「さいですか」
「ですので着替えて下さい」
「わかっ……てっ!?おい!」
「どうされました?」
「どうされたもこうされたもない!俺は男だぞ!!お・と・こ!!!」
「わかっています。しかし、これもあなたのためです。わかって下さい」
「着るにしてもどうやって着るんだよ!」
「簡単です。ドレスを着るだけなので。」
「簡単って言ってもよ。着た事ないんだよ!!」
「そこからですか?なら、私が手伝って着せます」
「初めからそうしろよ」
「申し訳ありません」
「謝るのはいいから早くして」
「ではまず、パジャマを脱いで下さい」
「こっ、こうか?」
「そうですそうです、では次に下に置いてあるドレスに脚を通して下さい」
ドレスの真ん中に穴があったのでそこに脚を通した。
「出来ましたね?次にパニエを腰の所まで上げて下さい」
「パニエ?なんだそれ?」
「パニエはドレスの内側にあるスカートみたいなものです」
「スカートみたいな?あぁ~これか?」
「それです。それを腰の所まで上げて下さい」
改めて今の俺の姿を見ているが、エレベスト並の乳が凄い。
「こ、これでいいのか?」
「はい。ではドレスを上げて下さい」
今更ながらドレスの胸辺りが凄い事に気付いた。今の俺の胸がデカい為か、乳袋化しているではないか!?
「上げましたね?では最後です」
っと言って、コルンはドレスの後ろ部分。つまり俺の背中でチャックを下から上に上げて、その上からスニーカーの紐の様に編み上げていった。
「出来ましたよ♪」
コルンのしっとりした声を聞いて鏡を見て見ると、黄色の華やかなドレスを着ている美人さんが写っていた。俺は鏡の中の自分に見惚れていた。
「か、可愛い………」
「良かったですねぇ♪」
「で、最初はどこに行く?」
「まずはお店を見学して頂きます」
まぁ、そんなもんやろ。
「わかった。行こう」
「では付いて来て下さい」
コルンが後ろに付いてくるようにとジェスチャーでも伝える。
今までいた部屋から初めて出たが、そこには広い廊下が進んでいた。



05

広い廊下を少し進むと、エレベーターがあった。驚くべきに異世界にエレベーターはあるみたいだ。しかしエレベーターっと言っても、かなり古いエレベーターだった。例えば『ホーンテッド◯◯ション』などに出て来る、「外側の金網の扉を開くと透明な折り戸があり、その透明な戸が動く時に自動的に閉まる」クラシカルなエレベーターだ。
しかしビックリはしない。そもそもこの世界に前世の物があったら魔法なんていらないからだ。
そんな話は置いといて、エレベーターに乗った俺達は1階に着いた。
「こちらでは、受付や指名を受けております」
「なるほど………」
「2階に参ります」
「了解」
………、……………

こんな感じで案内してもらったが、だいたいこうだ。
1階は受付や指名。2階はバー。3階、4階は秘密の部屋(防音魔法をかけてある)。
そして5階が俺の部屋。
地下もあるらしいが、バーの在庫や店の主電源と緊急電源などがあるらしい。
当たり前だが、電気や水道を使えるのは俺達だけらしい。
ククルなどのギャバ嬢達はこの俺の買っているマンションで住んでいるらしい。もちろん電気や水道は使える。
「すると、俺は金持ちなのか?」
っと、コルンに聞いてみた。
コルンは頷き、
「この世界で一番の金持ちでしょう」
っと答えた。
コルンによると、俺は100兆インあるらしい。
ちなみに『イン』とはこの世界の通貨である。例えば我々日本人に馴染み深い『円』みたいなものだ。
「我ながらチート能力があり、金持ちは最強じゃねぇ?」そう思いながら朝の内に案内が終わった。

                             ◯

そんなこんなで暇になった俺は、コルンに聞いた。すると、
「特にないので、町をぶらぶらしますか?」
っと聞かれたので、行くことにした。
町は賑やかだった、中央公園で市場が開かれていたり、ピエロが子供達を笑わしていた。しかし中期ヨーロッパの様なモダンな町風景は綺麗だった。
市場で買い出しをしていると店主から
「今夜も伺います♪」
っと言われたので、ビックリしたが言ってやった。
「楽しみに待ってますわ♪」
ってな。我ながらよく言えた。店主から少しばかり値引きとオマケしてもらった。

まだ夜まで時間があったので、何かあっても良いように武器を作ることにした。魔法で鉄や木材を加工出来る事を知ったので、手動で排莢するボルトアクションライフルを作ることにした。
木製ストックでストックの後方には丸い鉄の金具が嵌め込まれたライフルをイメージしながら、「ホヤハ・フサナギ」と呪文を唱えると完成した。
試射したが問題なかった。これで警備は大丈夫だ。
そんなこんなで、何丁か作っていたら夜になっていたので店に帰った。
しおりを挟む
感想 12

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

処理中です...