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第二十話 これからの事?
どれくらい気を失っていたのだろうか?柔らかな風が頬を撫でて、これは花の匂いだろうか?心が落ち着くような優しい花の匂いと消毒の匂い。それから柔らかな日差しの感覚、そして俺の右手を誰かが握り頭を撫でる。
「…起きて?リニス。もう、三週間も経ってるよ。もう少しで夏休み前のテストがあるんだ。何とかしないと休みこないよ?…ねぇ、リニスってば」
その声の主、ラティは涙声で震えていた。起きなければ…しかし、瞼が重く起きれない。あぁ、大事な兄が…家族が待ってるのになぜ俺は起きれないのだろうか。
「………ラティ様」
「グスッ…なに」
「雰囲気を悪くするのは良くないと思うのですが、あえて言わせていただきます。リニス様が起きれないのはシルバー様が顔に乗っかって丁度目の辺りにいるからです。それにリニス様本人はつい先程起きられましたよ?…ほら、シルバー様あまりラティ様を揶揄わないでください。ただでさえ先の件で皆さん殺気立っていたのですから。ほら、他の皆様にお伝えしますよ?」
「…仕方ありませんね」
「「……」」
なんと、どうりでさっきから目の部分がもふもふしてるなって思った。瞼を開けれなかったのはシルバーの所為だったのだな。てか、今更だが三週間も経っていたとは
「では、殿下方を呼んで参ります」
そう言ってシリウスとシルバーは部屋を出た。起きているのがバレているので起きあがり、枕を背もたれにおき寄りかかるように座った。その、恥ずかしく感じててラティから少し視線を晒してしまった。部屋には気まずい感じの俺たち二人が残っていた。さて、なて言えば
「…ラティ」
「…この三週間は大変だったのは本当。アレが目覚めてしまった所為でこの国だけでなく各国に点在していた古い遺跡が目を覚ましてしまったらしく影響が出始めているんだ。肝心の主謀者は我関せずで"ヒロインである私が解決するんだから此処から出しなさいよ‼︎"って叫んでた。」
「……そうか」
何故だ?あそこにはそんなものなかったはずなのに
「…それと、その」
「?何だ一体」
「………~~~ッ」
なんか言いにくそうだな
「ッ、あのね、実はっ」
ートントンッ、ガチャ
「失礼するよ。リニスが起きたと聞いて来たよ」
「「……」」
まるではかったようにやって来たアーサー様にラティはガックシと両の肩が下がり、振り返りジトっと見つめていた。
「殿下、邪魔しないでもらえませんかね」
「何の事かな?それよりリニス、ある程度は話を聞いたかな?」
「はい」
「では、事の詳細とこれからの事を話そう」
ラティとアーサー様、側近のインダート様がそれぞれ椅子に座り話を切り出した。
「まず、私達は課外活動という名目でティニスの森に行って神殿を発見。ファイ達も同時に到着したらしくどちらが先に神殿の中に行くか決めて、ファイ達が先に行くことになり見送りしばらく経ったのちに私達も向かったのは覚えてるかな?」
「はい。覚えてます。あの、フィスは、あの時いた少年はどうなりましたか」
どうしても気になる子でもあるので心配なのだ。瘴気も発生してしまったしいくらシルバーがいるからって不安なものは仕方ない。
「シルバー殿が預かって下さって今は君の家にいる様だよ。御当主には話をしてあるから事情は知ってると思うから大丈夫だよ。君に会いたくて王都の屋敷から脱走しそうになったこともあった様だけどシルバー殿がちゃんと話してくれたから何とか落ち着いてくれたみたいだ。後で会ってあげなね。」
それなら安心だ。父様が不機嫌になっても母さんなら何とかしてくれるはず。これまでだって俺が拾ってきた子達の面倒を見てくれてたし………ありがとう、母さん。なんか今、お礼言いたくなったな。うん。
「はい。ありがとうございます。それと、神殿に納められていたものはありましたか?」
「それはわからない。それどころじゃなかったのが本音だが…」
「それだったら大丈夫だよ」
「?本当か」
共に話を聞いてくれていたラティが侍女が用意してくれたお茶を一口飲みなら、言ってくれてそしてこう続けた
「うん。その、リニスの魔力暴走の時祭壇があった方向から二つの光玉を見たんだ。それがリニスにむかっていって中に入っていったのを見たんだけど。リニス、今体は何ともない?」
「あぁ。何ともない。それより体が軽く感じるくらいだ」
「そっか。それならよかった」
むしろポッカリと空いていた穴のうちの一つが埋まった感じがした。二つ分だけど。そして、力がみなぎる感じもする。これは後で確認してだな。
「話を続けるね。リニスが倒れた後彼…ネメガイヤが復活した。原因は詳しくは解っていないがブルガ男爵令嬢は君の中にいたネメガイヤが飛び出し此処に封じられていた元の体に戻ったのだと言っていた。」
「彼奴はそうまでしてリニスを悪役にしたいのかよっ」
まぁ、タニタならやりそうな事だよなぁ~
「ラティ、殿下の前だぞ」
「大丈夫。気にしてないよ」
それから話は続いた。
その話を聞いて他の貴族たちは不安がり責任の有無を俺に負わせるべきだと言い出す者達も現れ始めたという。それを聞いた両親が大激怒。これ幸いというように大掃除がはじまった。まず初めに全領土の当主達に通達し少しでも時間を稼ぐ事を優先とした。いくら復活したとしてもまだ完全じゃない奴に出来るとこは少ない。その間に体制を整え迎撃する準備を急がせた。前から言われていた事なので準備する者していた。しかし、中には信じていなかった者もいたようだがそこが今問題になっているようだ。
「既に犠牲者が出ていてその者達は生ける屍となってしまった。冥土に送りたくても出来る者がいない。」
瘴気にあてられた者は死してなお、動く屍となってしまう。前世じゃ、アンデットやクリーチャーとか言われてたっけ。その様な人たちは天へ召されることはなく地上に縛りつけられてる為転生もできない。本来であれば神託で既に聖者、或いは聖女なる者達が選定されて修行を終えたその人達から浄化して貰うことで彼等は輪廻の輪に行けるとされているが
「…その為のタニタではないのですか?」
「………無理だったんだ」
アーサー様の話によると、タニタは周りの静止を聞かずに数人のお供を連れて被害が多発してる地域へ向かったそうだが、結果的に言えば最悪の結果だった。余計な犠牲者をだしたうえに逃げ帰って来たそうだ。それを聞いた国王陛下は大激怒しタニタを擁護する貴族達に無償の各地へ支援を制約として結ばせた。なので、解決せず未だに彼は健在し影響力が拡散しつつあるという。
「学園長が学園の地下にネメガイヤを封じた際に使われたモノの予備が納められていると聞いた。体調が良くなり次第取りに行こう。」
「?何故私なのです」
「…まだ自分では無いというつもりかい?」
「………」
「____見たんだろ?」
まだ、自分の中で踏ん切りがついていない中、アーサー様は急に雰囲気を変え冷徹さをだしそう言った。
「ッ⁉︎」
あまりの変化に周りの反応が遅く、ギシッと医務室のベットが軋んだ。いつの間に移動したのか殿下の顔が目の前まで迫り、晒そうとしたが許さないと言わんばかりに首の後ろを押さえられ動けなくなってしまった。
「殿下⁉︎」
「何を見た、あの場所で…お前が発狂する程の」
アーサー様の言葉にふと脳裏に浮かぶ戦闘の場面。悲しみと悔しさとそして諦めと安堵の光景だった。何故自分がそんなの見たのを知っているのか気になるが言えるわけない。
「…気のせいですよ、殿下」
「リニス‼︎」
「もし、見てたとしてもどんな内容なのか分からなければ意味ないじゃないですか」
……戦っていた相手が貴方に似ていた、なんて言ったらどうなるか。それにこれはきっと彼が知ってはいけない事だと思うから。
「ッ……、また来るよ。今は休んでいて。」
そう言ってアーサー様達は医務室を出て行った。ラティはガルガルと唸るような感じで殿下達を睨みつけていた。
「…ラティ」
「…わかってるよ。アゲハ達とシリウス達を呼べばいいんだよね?」
「…悪いな」
「ううん。何となくだけどそうなんじゃないかな?って思ってたから。あ、でも俺は一緒に行くからそこんとこよろしくね。…絶対だよ?」
「わかったよ」
ラティに皆に話をするよう頼み俺はまたベットに寝転んだ。ゲームと乖離しすぎている現在、どんな結果になるのか分からないがやれる事はやっておこう。
ゲームの内容としては、課外活動の場所から違う。ティニスの森なんて無かったし、その中央に教会のような神殿なんてそんな描写もなかった。
主人公のタニタが向かったのは辺境の隅っこにある小さな農村で近くの森に最近瘴気を浴びた魔物が闊歩し始めて被害が多発してるので原因を突き止める。というモノで、捜索している途中で偶然見つけてしまった古びた教会。
その中にはとある壁画がありそこで邪神教なんていう奴等に遭遇し戦闘する事になるが惨敗して何とか逃げ切ったが邪王が目覚めてしまい、目覚めたと同時に出てきた紫色の霧。その霧に触れてしまった護衛として来ていた騎士はあっという間に干からび砂となって崩れ落ちた。彼が着ていた装備も全て、だ。
そんで、まぁ色々あって聖女として覚醒し力を集める為に各国へ赴くってなってるんだが
「……そもそも、これからどうするつもりなんだ?その話をしに来たのでなかったのだろうか?」
何となく目を瞑り意識を集中すると、国全体を覆う黒い霧が少しずつ国の内側を目指し進んでいるのがわかる。時間がないのはわかるけど、今の俺なら……
「俺がいる事で話が変わった。とするなら、俺の出来る事は」
ーどうか、俺の呼びかけに答えて……俺達に少しでも猶予ができるように……
そんな事を考えながら願った。すると、身体の真ん中から温かな心地良いなにかを感じた。これなら
ー……お願い
カァーーン…カァーーン…と教会の鐘の音色があたりを響かせながら広がっていくのを感じた。これならきっと時間が稼げるはずだ。その間に覚悟を決めよう。
俺はもう傍観者ではいられないのだと。そう考えながら、窓からさす暖かな陽射しに今は束の間の休息を、と言われているようで気がつけば眠っていた
「…起きて?リニス。もう、三週間も経ってるよ。もう少しで夏休み前のテストがあるんだ。何とかしないと休みこないよ?…ねぇ、リニスってば」
その声の主、ラティは涙声で震えていた。起きなければ…しかし、瞼が重く起きれない。あぁ、大事な兄が…家族が待ってるのになぜ俺は起きれないのだろうか。
「………ラティ様」
「グスッ…なに」
「雰囲気を悪くするのは良くないと思うのですが、あえて言わせていただきます。リニス様が起きれないのはシルバー様が顔に乗っかって丁度目の辺りにいるからです。それにリニス様本人はつい先程起きられましたよ?…ほら、シルバー様あまりラティ様を揶揄わないでください。ただでさえ先の件で皆さん殺気立っていたのですから。ほら、他の皆様にお伝えしますよ?」
「…仕方ありませんね」
「「……」」
なんと、どうりでさっきから目の部分がもふもふしてるなって思った。瞼を開けれなかったのはシルバーの所為だったのだな。てか、今更だが三週間も経っていたとは
「では、殿下方を呼んで参ります」
そう言ってシリウスとシルバーは部屋を出た。起きているのがバレているので起きあがり、枕を背もたれにおき寄りかかるように座った。その、恥ずかしく感じててラティから少し視線を晒してしまった。部屋には気まずい感じの俺たち二人が残っていた。さて、なて言えば
「…ラティ」
「…この三週間は大変だったのは本当。アレが目覚めてしまった所為でこの国だけでなく各国に点在していた古い遺跡が目を覚ましてしまったらしく影響が出始めているんだ。肝心の主謀者は我関せずで"ヒロインである私が解決するんだから此処から出しなさいよ‼︎"って叫んでた。」
「……そうか」
何故だ?あそこにはそんなものなかったはずなのに
「…それと、その」
「?何だ一体」
「………~~~ッ」
なんか言いにくそうだな
「ッ、あのね、実はっ」
ートントンッ、ガチャ
「失礼するよ。リニスが起きたと聞いて来たよ」
「「……」」
まるではかったようにやって来たアーサー様にラティはガックシと両の肩が下がり、振り返りジトっと見つめていた。
「殿下、邪魔しないでもらえませんかね」
「何の事かな?それよりリニス、ある程度は話を聞いたかな?」
「はい」
「では、事の詳細とこれからの事を話そう」
ラティとアーサー様、側近のインダート様がそれぞれ椅子に座り話を切り出した。
「まず、私達は課外活動という名目でティニスの森に行って神殿を発見。ファイ達も同時に到着したらしくどちらが先に神殿の中に行くか決めて、ファイ達が先に行くことになり見送りしばらく経ったのちに私達も向かったのは覚えてるかな?」
「はい。覚えてます。あの、フィスは、あの時いた少年はどうなりましたか」
どうしても気になる子でもあるので心配なのだ。瘴気も発生してしまったしいくらシルバーがいるからって不安なものは仕方ない。
「シルバー殿が預かって下さって今は君の家にいる様だよ。御当主には話をしてあるから事情は知ってると思うから大丈夫だよ。君に会いたくて王都の屋敷から脱走しそうになったこともあった様だけどシルバー殿がちゃんと話してくれたから何とか落ち着いてくれたみたいだ。後で会ってあげなね。」
それなら安心だ。父様が不機嫌になっても母さんなら何とかしてくれるはず。これまでだって俺が拾ってきた子達の面倒を見てくれてたし………ありがとう、母さん。なんか今、お礼言いたくなったな。うん。
「はい。ありがとうございます。それと、神殿に納められていたものはありましたか?」
「それはわからない。それどころじゃなかったのが本音だが…」
「それだったら大丈夫だよ」
「?本当か」
共に話を聞いてくれていたラティが侍女が用意してくれたお茶を一口飲みなら、言ってくれてそしてこう続けた
「うん。その、リニスの魔力暴走の時祭壇があった方向から二つの光玉を見たんだ。それがリニスにむかっていって中に入っていったのを見たんだけど。リニス、今体は何ともない?」
「あぁ。何ともない。それより体が軽く感じるくらいだ」
「そっか。それならよかった」
むしろポッカリと空いていた穴のうちの一つが埋まった感じがした。二つ分だけど。そして、力がみなぎる感じもする。これは後で確認してだな。
「話を続けるね。リニスが倒れた後彼…ネメガイヤが復活した。原因は詳しくは解っていないがブルガ男爵令嬢は君の中にいたネメガイヤが飛び出し此処に封じられていた元の体に戻ったのだと言っていた。」
「彼奴はそうまでしてリニスを悪役にしたいのかよっ」
まぁ、タニタならやりそうな事だよなぁ~
「ラティ、殿下の前だぞ」
「大丈夫。気にしてないよ」
それから話は続いた。
その話を聞いて他の貴族たちは不安がり責任の有無を俺に負わせるべきだと言い出す者達も現れ始めたという。それを聞いた両親が大激怒。これ幸いというように大掃除がはじまった。まず初めに全領土の当主達に通達し少しでも時間を稼ぐ事を優先とした。いくら復活したとしてもまだ完全じゃない奴に出来るとこは少ない。その間に体制を整え迎撃する準備を急がせた。前から言われていた事なので準備する者していた。しかし、中には信じていなかった者もいたようだがそこが今問題になっているようだ。
「既に犠牲者が出ていてその者達は生ける屍となってしまった。冥土に送りたくても出来る者がいない。」
瘴気にあてられた者は死してなお、動く屍となってしまう。前世じゃ、アンデットやクリーチャーとか言われてたっけ。その様な人たちは天へ召されることはなく地上に縛りつけられてる為転生もできない。本来であれば神託で既に聖者、或いは聖女なる者達が選定されて修行を終えたその人達から浄化して貰うことで彼等は輪廻の輪に行けるとされているが
「…その為のタニタではないのですか?」
「………無理だったんだ」
アーサー様の話によると、タニタは周りの静止を聞かずに数人のお供を連れて被害が多発してる地域へ向かったそうだが、結果的に言えば最悪の結果だった。余計な犠牲者をだしたうえに逃げ帰って来たそうだ。それを聞いた国王陛下は大激怒しタニタを擁護する貴族達に無償の各地へ支援を制約として結ばせた。なので、解決せず未だに彼は健在し影響力が拡散しつつあるという。
「学園長が学園の地下にネメガイヤを封じた際に使われたモノの予備が納められていると聞いた。体調が良くなり次第取りに行こう。」
「?何故私なのです」
「…まだ自分では無いというつもりかい?」
「………」
「____見たんだろ?」
まだ、自分の中で踏ん切りがついていない中、アーサー様は急に雰囲気を変え冷徹さをだしそう言った。
「ッ⁉︎」
あまりの変化に周りの反応が遅く、ギシッと医務室のベットが軋んだ。いつの間に移動したのか殿下の顔が目の前まで迫り、晒そうとしたが許さないと言わんばかりに首の後ろを押さえられ動けなくなってしまった。
「殿下⁉︎」
「何を見た、あの場所で…お前が発狂する程の」
アーサー様の言葉にふと脳裏に浮かぶ戦闘の場面。悲しみと悔しさとそして諦めと安堵の光景だった。何故自分がそんなの見たのを知っているのか気になるが言えるわけない。
「…気のせいですよ、殿下」
「リニス‼︎」
「もし、見てたとしてもどんな内容なのか分からなければ意味ないじゃないですか」
……戦っていた相手が貴方に似ていた、なんて言ったらどうなるか。それにこれはきっと彼が知ってはいけない事だと思うから。
「ッ……、また来るよ。今は休んでいて。」
そう言ってアーサー様達は医務室を出て行った。ラティはガルガルと唸るような感じで殿下達を睨みつけていた。
「…ラティ」
「…わかってるよ。アゲハ達とシリウス達を呼べばいいんだよね?」
「…悪いな」
「ううん。何となくだけどそうなんじゃないかな?って思ってたから。あ、でも俺は一緒に行くからそこんとこよろしくね。…絶対だよ?」
「わかったよ」
ラティに皆に話をするよう頼み俺はまたベットに寝転んだ。ゲームと乖離しすぎている現在、どんな結果になるのか分からないがやれる事はやっておこう。
ゲームの内容としては、課外活動の場所から違う。ティニスの森なんて無かったし、その中央に教会のような神殿なんてそんな描写もなかった。
主人公のタニタが向かったのは辺境の隅っこにある小さな農村で近くの森に最近瘴気を浴びた魔物が闊歩し始めて被害が多発してるので原因を突き止める。というモノで、捜索している途中で偶然見つけてしまった古びた教会。
その中にはとある壁画がありそこで邪神教なんていう奴等に遭遇し戦闘する事になるが惨敗して何とか逃げ切ったが邪王が目覚めてしまい、目覚めたと同時に出てきた紫色の霧。その霧に触れてしまった護衛として来ていた騎士はあっという間に干からび砂となって崩れ落ちた。彼が着ていた装備も全て、だ。
そんで、まぁ色々あって聖女として覚醒し力を集める為に各国へ赴くってなってるんだが
「……そもそも、これからどうするつもりなんだ?その話をしに来たのでなかったのだろうか?」
何となく目を瞑り意識を集中すると、国全体を覆う黒い霧が少しずつ国の内側を目指し進んでいるのがわかる。時間がないのはわかるけど、今の俺なら……
「俺がいる事で話が変わった。とするなら、俺の出来る事は」
ーどうか、俺の呼びかけに答えて……俺達に少しでも猶予ができるように……
そんな事を考えながら願った。すると、身体の真ん中から温かな心地良いなにかを感じた。これなら
ー……お願い
カァーーン…カァーーン…と教会の鐘の音色があたりを響かせながら広がっていくのを感じた。これならきっと時間が稼げるはずだ。その間に覚悟を決めよう。
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