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第1部 家出・同居編
31.父親の一周忌と母親の三回忌
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今日は4月17日で父親の一周忌、母親の三回忌だ。未希と二人で多摩川へお墓参りに出かけた。未希から父親と母親の話を聞いて俺の身体が変調をきたして、もう1年が経っていたが、俺に回復の兆しは見えない。あの話を聞いた時に受けた衝撃から、俺はまだ立ち直れていない。
身体がおかしくなっているからなのか、気持ちの整理がついていないからなのか、どちらが先かも分からなくなっている。
川岸から二人で手を合わせる。
「私はおじさんのお陰で幸せに暮らしています。おじさんの身体を元のようにしてください」
未希が大声で叫んでくれた。
「いいんだ、いいんだ、俺自身の問題だ。未希の両親には関係ないから」
俺はそう思いたかった。
俺は今ではもう諦めかけているが、未希にはそんな弱音は吐いていない。ただ、今は平穏に二人が暮らしていければそれでいいと思い始めている。ただ、将来の展望が全く考えられない。
高校を卒業してから、未希はずいぶん大人になった。少しずつ女らしくなってもきている。少女っぽい可愛さから若い娘の可愛さというか、色気がでてきたというか、きれいになってきた。
本来なら二人の生活はもっと楽しくて刺激的であったはずだった。今の俺には目で見た刺激が身体に反映しない虚しさというか寂しさがある。
未希は調理師学校に通う生活に慣れて、ウィークデイの夕食を作ってくれている。調理師学校の授業が進むほどに調理の腕が少しずつではあるが、確実に上がってきている。
学校に行っていろんな人と付き合うのも、未希の見聞を広めるにはいいのだろう。このごろ言っていることも大人びてきた。未希が大人になって行くのはいいが、俺の手の届かないところへ行ってしまわないか心配だ。この穏やかな生活が続くことを祈っている。
身体がおかしくなっているからなのか、気持ちの整理がついていないからなのか、どちらが先かも分からなくなっている。
川岸から二人で手を合わせる。
「私はおじさんのお陰で幸せに暮らしています。おじさんの身体を元のようにしてください」
未希が大声で叫んでくれた。
「いいんだ、いいんだ、俺自身の問題だ。未希の両親には関係ないから」
俺はそう思いたかった。
俺は今ではもう諦めかけているが、未希にはそんな弱音は吐いていない。ただ、今は平穏に二人が暮らしていければそれでいいと思い始めている。ただ、将来の展望が全く考えられない。
高校を卒業してから、未希はずいぶん大人になった。少しずつ女らしくなってもきている。少女っぽい可愛さから若い娘の可愛さというか、色気がでてきたというか、きれいになってきた。
本来なら二人の生活はもっと楽しくて刺激的であったはずだった。今の俺には目で見た刺激が身体に反映しない虚しさというか寂しさがある。
未希は調理師学校に通う生活に慣れて、ウィークデイの夕食を作ってくれている。調理師学校の授業が進むほどに調理の腕が少しずつではあるが、確実に上がってきている。
学校に行っていろんな人と付き合うのも、未希の見聞を広めるにはいいのだろう。このごろ言っていることも大人びてきた。未希が大人になって行くのはいいが、俺の手の届かないところへ行ってしまわないか心配だ。この穏やかな生活が続くことを祈っている。
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