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嫉妬
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「昨日、カフェにいた?」
俺お昼食べに行ったんだけど、舞桜らしき人見かけてさ
と、何か気まずそうに聞いてくる雅空さん
「行きましたよ、お昼食べに。」
昨日の兄とのお昼を思い出しながらそう言うと、複雑そうな表情を浮かべている
「いや、話しかけようかなって思ったんだけど、誰かと一緒みたいだったから声かけずに帰ったんだけど…」
「あぁ、兄ですね。昨日僕の家に来たんですよ」
本当になんで来たのか分からない人だった。
食べるだけ食べて、寝るだけ寝て、朝にはいなくなっていた
いや本当に何しに僕の家来たんだ
破天荒な兄と、落ち着いた余裕のある雅空さん
同じ兄というポジションでもこんなに違うものなんだろうか
思わず頭を悩ませていると、雅空さんが「そっか…」とどこか安心したような声を漏らした
何か言おうと口を開くと、彼はいつもと同じ笑みを称えて
「今日もいく?あのカフェ」
カフェがある方向を指さしながらそう言った
僕は深く頷きながら「いきます!」と答えた
カフェに行く道中、スマホが振動をした
『母さんがお前のこと心配して俺を派遣したんだぞ。たまには帰ってやれよ』
そんな内容の兄からの連絡だった
近いうちに何か手土産でも持って実家に帰ろうと、そう決めた
俺お昼食べに行ったんだけど、舞桜らしき人見かけてさ
と、何か気まずそうに聞いてくる雅空さん
「行きましたよ、お昼食べに。」
昨日の兄とのお昼を思い出しながらそう言うと、複雑そうな表情を浮かべている
「いや、話しかけようかなって思ったんだけど、誰かと一緒みたいだったから声かけずに帰ったんだけど…」
「あぁ、兄ですね。昨日僕の家に来たんですよ」
本当になんで来たのか分からない人だった。
食べるだけ食べて、寝るだけ寝て、朝にはいなくなっていた
いや本当に何しに僕の家来たんだ
破天荒な兄と、落ち着いた余裕のある雅空さん
同じ兄というポジションでもこんなに違うものなんだろうか
思わず頭を悩ませていると、雅空さんが「そっか…」とどこか安心したような声を漏らした
何か言おうと口を開くと、彼はいつもと同じ笑みを称えて
「今日もいく?あのカフェ」
カフェがある方向を指さしながらそう言った
僕は深く頷きながら「いきます!」と答えた
カフェに行く道中、スマホが振動をした
『母さんがお前のこと心配して俺を派遣したんだぞ。たまには帰ってやれよ』
そんな内容の兄からの連絡だった
近いうちに何か手土産でも持って実家に帰ろうと、そう決めた
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