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ようやくの安息
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関所を免れ、ゲオルクの家に向かうため、三人は道なき道を進む。
騎士たちに見つからぬよう、より森の奥へと進んでいく故にその道中は決して楽なものではなかった。
崖のような急斜面や流れの早い川などが三人の行く手を幾度となく阻んだ。
まだ本調子と言えないリザも辛かったが、やはり一番大変だったのは体が小さく、体力もないユアンだった。
疲労もあるだろうが、歩き通しで足が痛むのだろう。何度も足が立ち止まる。
「ユアン君、大丈夫?」
「……うん」
疲れ切った顔に、体力の限界を悟ったリザは先行するゲオルクに声をかけた。
「あのっ、ゲオルクさん……すいませんが、少し休憩を」
その言葉を聞いたゲオルクは二人の元まで戻ると、ユアンの体を抱き上げる。
「俺が運ぶ。リザさんはまだ歩けるな?」
「は、はい」
「よし、行くぞ」
ゲオルクに運ばれるユアンは小さな声で「ごめんなさい」と謝った。
「これぐらい、大したこと無い。気にするな。今はしっかり休むんだ」
「うん……」
小さく頷くユアンの頭を、ゲオルクはやや乱暴な手付きで撫でる。
すると暗かったユアンの表情が僅かに明るくなり、顔が綻んだ。
そんな二人を追いながら、リザは思う。
(ゲオルクさんがいてくれて、本当に助かった……)
彼がいなければ、今頃二人揃って行き倒れになっていたに違いない。
その上、こうして訳ありの自分たちを、事情も聞かずに助けようとしてくれる。
(どうして、ここまでしてくれるのかは、わからないけれど……本当に感謝してもしきれない)
だから、腕の傷が痛んだとしても、リザは立ち止まることはしなかった。
しばらく進んでいくと、ユアンがゲオルクに降ろして欲しいと、告げる。
「大丈夫なのか?」
「うん……もう平気」
「もう少し休んでいいんだぞ? まだ先は長い」
「大丈夫、歩けるから」
頑ななユアンの言葉に、ゲオルクは折れた様子で彼を降ろす。
「疲れたらすぐ言うんだぞ?」
「わかった」
口では了承しつつも、ユアンはできる限り自分の足で進んでいこうと思っていた。
それはリザとゲオルクの不安を減らしたいという健気な優しさというよりも、これ以上足手まといになって二人から嫌われたくないという怯えからきた決意である。
ユアンは、幼いながらに今の状況を正しく理解していた。
今、三人がこんなに苦しい状況にあるのは自分に原因がある、ということだ。
(がんばらなきゃ……また、捨てられちゃう)
今のユアンにとって、それが一番怖い。
だからどんなに疲れても、足が痛くなっても、我慢して弱音を吐かず歩いていく。
けれど、それも長くは続かなくて、どうしても足は動かなくなってしまった。
「さあ、ユアン君。次は私と一緒に行きましょう」
「……うん」
そんなユアンをリザとゲオルクは決して責めず、彼の体を抱き上げて進む。
ユアンは自分が情けなくて嫌になっていた。
(二人とも、辛そうだな……今から別ルートを選ぶべきか? いや、人に見つかる可能性を考えると、それは避けたい……どうするか)
後方の二人を気にかけつつ、ゲオルクは考えを巡らせる。
(それに、ここに来て進む方向を変えると、下手すれば遭難するかもしれない……やはり、ここは当初通りに進んで、俺の家に目指すのがいいか)
二人には負担を強いることになるが、現状それが一番マシだろう。
(……本当、何やってるんだろうな、俺)
あの時、二人と別れておけばこんな苦労せずにすんだのに。
いつもの街道を使っていれば、関所があると言っても夕方には家に帰れていた。
この様子では、無事にたどり着くとしても夜中になるだろう。
(本当に、いらない苦労を背負ってしまったな……)
そう思いつつも、ゲオルクの中に後悔の二文字は存在していなかった。
やがて日が沈み、月が昇り、辺り一帯暗闇に染まっていく。
三人が町を目指して出発したのが朝なので、ほぼ一日森を歩いたことになる。
その間、ほぼ飲まず食わず。リザはもちろん、ゲオルクも水や食料を余分に持っていなかったのだ。
空腹と疲労困憊で悲鳴を上げる体を引きずりながら、ようやくついた。
そこは、町外れにある一軒家。
「……ここですか?」
作りも広さも思っていた以上に立派な家でリザは驚いた。
「そうだが、それがどうかしたか?」
「あ、いえ……何でもありません」
「そうか」
幸いなことに、ゲオルクは特に気にせず二人を家に招き入れる。彼もまた疲れているのだろう。
「さあ、どうぞ。中に入ってくれ」
「失礼します」
「お邪魔しまぁす」
リザは中に入ると、外から見た以上の広さを感じた。
というのも、室内は質素、というより殺風景と称した方が正しいと言える程にものがないのだ。
本当に生活する上で必要な物が、最低限しかない。
リザはユアンの手を引いてゲオルクの後をついていく。
案内されたのはリビングだった。
その中央にあるテーブルに備え付けられた椅子を、ゲオルクは指差す。
「とりあえず、そこに座ってくれ。何か食べる物を用意する」
「あ、手伝います」
「いや、いい。疲れているだろう? 休んでてくれ」
ゲオルクはそう言うとキッチンに向かい、残されたリザとユアンは言われたとおり椅子に腰掛けて彼を待った。
「悪い。これでいいか?」
そう言って二人に渡されたのは固くなったパンと温められたミルク。
「……すぐに用意できるのが、これぐらいしかなかった」
「いいえ、十分です。ね、ユアン君?」
「うん。ありがとう」
疲れ切っていて、とにかく何かしら食べて空腹を満たしたいのは三人とも同じである。
リザはまず、ミルクを一口含んだ。
夜風にあたって冷えた体に、程よく温められたミルクは染み込んでくる。少量の砂糖も入ったミルクは本当に優しい味がして、リザは安堵の息を吐いた。
ユアンはまずパンにかじりついたが、固くなっていたそれを食いちぎることはできず、やむを得ずミルクで浸して柔らかくしてから食べていく。
けれどそれがパンをほのかに甘くして、どんどんミルクにつけては口の中に詰め込むように食べていった。
「……ユアン君、そんなに慌てて食べたら危ないよ?」
「ふぁい」
見かねたリザが声をかけると、口にパンを含んだままユアンが頷く。
それでもやはり心配なのだろう、リザはチラチラとユアンの様子を確認しながらパンを食べる。
ゲオルクはそんな二人を眺めながらパンとミルクを口に入れていった。
食事を終えると、ゲオルクはリザたちを二階の一室に連れて行く。
そこにはベッドとクローゼットなどが置かれていたが、少々埃っぽく、長年使われていないのがわかった。
「とりあえず、今日はここで寝てくれ」
「ゲオルクさん、何から何までありがとうございます」
リザが頭を下げると、ユアンもそれに続いて「ありがとうございます」と言いながらペコリと頭を下げる。
「それじゃあ、おやすみ」
「はい、おやすみさない」
「ゲオルクさん、おやすみなさい」
ゲオルクは自室に戻り、残されたリザとユアンはベッドに入った。
ベッドは大きく、二人で寝ても余裕があったが、今夜ばかりはぎゅっとくっつき合う。
「温かくて気持ちいね」
「うん」
二日ぶりのベッド。
その柔らかく温かな寝心地に、二人揃って眠気に襲われる。
「ねえ……リザお姉ちゃん」
「ん?」
うつらうつらとなったところで声をかけられ、リザはユアンを見た。
「今日は、ごめんなさい……ぼく、足が遅くて……」
一瞬、何を謝っているのかわからなかったが、森を進んでいる最中に何度も足が止まってしまったことを言っているのだと気づいて、リザはユアンを安心させるために微笑みを浮かべる。
「ううん、ユアン君はすごく頑張ってたよ。疲れてたのに、本当に偉いよ」
「でも……ぼくのせいなのに……」
街道が使えず森の中を歩くことになったこと、だけではない。
リザがそれまでの生活を捨てたことも、騎士たちに追いかけられたことも、殺されかけたことも、ユアンは自分のせいだと感じているのだ。
「ユアン君のせいじゃない」
けれど、自責の念に苛まれる小さな体に、リザははっきりと否定の言葉をかけた。
「これは、私が自分で選んだことなの。だから、ユアン君は何も悪くないから、ね? そんな風に自分を責めないで」
「……でも、ぼく……助けてもらってばっかり」
リザはユアンの体を抱きしめる。
「それはまだユアン君が小さいからよ。だから、ユアン君が大きくなったら、その時は私を助けてね」
「ぼくが大きくなったら?」
「そう。助けてくれる?」
「……ぼくが大きくなるまで、一緒にいてくれるの?」
「ええ。約束する」
何があってもユアンを見捨てず、彼が大人になるまでは傍にいる。
これは、すでにユアンを連れ出した日に決めていたことだった。それができないのであれば、生活を捨てる意味がないと思ったのだ。
ユアンはそれを聞いて、ほっとしたように笑う。
「じゃ、ぼくが大きくなったら、リザお姉ちゃんを守ってあげるね」
「楽しみにしてるわ……それじゃあ、もう遅いから寝ましょうね」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみ、ユアン君」
きっと眠くてたまらなかったのだろう、ほどなくしてユアンから規則正しい寝息が聞こる。
それに目を細めて、リザもまた眠りについた。
騎士たちに見つからぬよう、より森の奥へと進んでいく故にその道中は決して楽なものではなかった。
崖のような急斜面や流れの早い川などが三人の行く手を幾度となく阻んだ。
まだ本調子と言えないリザも辛かったが、やはり一番大変だったのは体が小さく、体力もないユアンだった。
疲労もあるだろうが、歩き通しで足が痛むのだろう。何度も足が立ち止まる。
「ユアン君、大丈夫?」
「……うん」
疲れ切った顔に、体力の限界を悟ったリザは先行するゲオルクに声をかけた。
「あのっ、ゲオルクさん……すいませんが、少し休憩を」
その言葉を聞いたゲオルクは二人の元まで戻ると、ユアンの体を抱き上げる。
「俺が運ぶ。リザさんはまだ歩けるな?」
「は、はい」
「よし、行くぞ」
ゲオルクに運ばれるユアンは小さな声で「ごめんなさい」と謝った。
「これぐらい、大したこと無い。気にするな。今はしっかり休むんだ」
「うん……」
小さく頷くユアンの頭を、ゲオルクはやや乱暴な手付きで撫でる。
すると暗かったユアンの表情が僅かに明るくなり、顔が綻んだ。
そんな二人を追いながら、リザは思う。
(ゲオルクさんがいてくれて、本当に助かった……)
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その上、こうして訳ありの自分たちを、事情も聞かずに助けようとしてくれる。
(どうして、ここまでしてくれるのかは、わからないけれど……本当に感謝してもしきれない)
だから、腕の傷が痛んだとしても、リザは立ち止まることはしなかった。
しばらく進んでいくと、ユアンがゲオルクに降ろして欲しいと、告げる。
「大丈夫なのか?」
「うん……もう平気」
「もう少し休んでいいんだぞ? まだ先は長い」
「大丈夫、歩けるから」
頑ななユアンの言葉に、ゲオルクは折れた様子で彼を降ろす。
「疲れたらすぐ言うんだぞ?」
「わかった」
口では了承しつつも、ユアンはできる限り自分の足で進んでいこうと思っていた。
それはリザとゲオルクの不安を減らしたいという健気な優しさというよりも、これ以上足手まといになって二人から嫌われたくないという怯えからきた決意である。
ユアンは、幼いながらに今の状況を正しく理解していた。
今、三人がこんなに苦しい状況にあるのは自分に原因がある、ということだ。
(がんばらなきゃ……また、捨てられちゃう)
今のユアンにとって、それが一番怖い。
だからどんなに疲れても、足が痛くなっても、我慢して弱音を吐かず歩いていく。
けれど、それも長くは続かなくて、どうしても足は動かなくなってしまった。
「さあ、ユアン君。次は私と一緒に行きましょう」
「……うん」
そんなユアンをリザとゲオルクは決して責めず、彼の体を抱き上げて進む。
ユアンは自分が情けなくて嫌になっていた。
(二人とも、辛そうだな……今から別ルートを選ぶべきか? いや、人に見つかる可能性を考えると、それは避けたい……どうするか)
後方の二人を気にかけつつ、ゲオルクは考えを巡らせる。
(それに、ここに来て進む方向を変えると、下手すれば遭難するかもしれない……やはり、ここは当初通りに進んで、俺の家に目指すのがいいか)
二人には負担を強いることになるが、現状それが一番マシだろう。
(……本当、何やってるんだろうな、俺)
あの時、二人と別れておけばこんな苦労せずにすんだのに。
いつもの街道を使っていれば、関所があると言っても夕方には家に帰れていた。
この様子では、無事にたどり着くとしても夜中になるだろう。
(本当に、いらない苦労を背負ってしまったな……)
そう思いつつも、ゲオルクの中に後悔の二文字は存在していなかった。
やがて日が沈み、月が昇り、辺り一帯暗闇に染まっていく。
三人が町を目指して出発したのが朝なので、ほぼ一日森を歩いたことになる。
その間、ほぼ飲まず食わず。リザはもちろん、ゲオルクも水や食料を余分に持っていなかったのだ。
空腹と疲労困憊で悲鳴を上げる体を引きずりながら、ようやくついた。
そこは、町外れにある一軒家。
「……ここですか?」
作りも広さも思っていた以上に立派な家でリザは驚いた。
「そうだが、それがどうかしたか?」
「あ、いえ……何でもありません」
「そうか」
幸いなことに、ゲオルクは特に気にせず二人を家に招き入れる。彼もまた疲れているのだろう。
「さあ、どうぞ。中に入ってくれ」
「失礼します」
「お邪魔しまぁす」
リザは中に入ると、外から見た以上の広さを感じた。
というのも、室内は質素、というより殺風景と称した方が正しいと言える程にものがないのだ。
本当に生活する上で必要な物が、最低限しかない。
リザはユアンの手を引いてゲオルクの後をついていく。
案内されたのはリビングだった。
その中央にあるテーブルに備え付けられた椅子を、ゲオルクは指差す。
「とりあえず、そこに座ってくれ。何か食べる物を用意する」
「あ、手伝います」
「いや、いい。疲れているだろう? 休んでてくれ」
ゲオルクはそう言うとキッチンに向かい、残されたリザとユアンは言われたとおり椅子に腰掛けて彼を待った。
「悪い。これでいいか?」
そう言って二人に渡されたのは固くなったパンと温められたミルク。
「……すぐに用意できるのが、これぐらいしかなかった」
「いいえ、十分です。ね、ユアン君?」
「うん。ありがとう」
疲れ切っていて、とにかく何かしら食べて空腹を満たしたいのは三人とも同じである。
リザはまず、ミルクを一口含んだ。
夜風にあたって冷えた体に、程よく温められたミルクは染み込んでくる。少量の砂糖も入ったミルクは本当に優しい味がして、リザは安堵の息を吐いた。
ユアンはまずパンにかじりついたが、固くなっていたそれを食いちぎることはできず、やむを得ずミルクで浸して柔らかくしてから食べていく。
けれどそれがパンをほのかに甘くして、どんどんミルクにつけては口の中に詰め込むように食べていった。
「……ユアン君、そんなに慌てて食べたら危ないよ?」
「ふぁい」
見かねたリザが声をかけると、口にパンを含んだままユアンが頷く。
それでもやはり心配なのだろう、リザはチラチラとユアンの様子を確認しながらパンを食べる。
ゲオルクはそんな二人を眺めながらパンとミルクを口に入れていった。
食事を終えると、ゲオルクはリザたちを二階の一室に連れて行く。
そこにはベッドとクローゼットなどが置かれていたが、少々埃っぽく、長年使われていないのがわかった。
「とりあえず、今日はここで寝てくれ」
「ゲオルクさん、何から何までありがとうございます」
リザが頭を下げると、ユアンもそれに続いて「ありがとうございます」と言いながらペコリと頭を下げる。
「それじゃあ、おやすみ」
「はい、おやすみさない」
「ゲオルクさん、おやすみなさい」
ゲオルクは自室に戻り、残されたリザとユアンはベッドに入った。
ベッドは大きく、二人で寝ても余裕があったが、今夜ばかりはぎゅっとくっつき合う。
「温かくて気持ちいね」
「うん」
二日ぶりのベッド。
その柔らかく温かな寝心地に、二人揃って眠気に襲われる。
「ねえ……リザお姉ちゃん」
「ん?」
うつらうつらとなったところで声をかけられ、リザはユアンを見た。
「今日は、ごめんなさい……ぼく、足が遅くて……」
一瞬、何を謝っているのかわからなかったが、森を進んでいる最中に何度も足が止まってしまったことを言っているのだと気づいて、リザはユアンを安心させるために微笑みを浮かべる。
「ううん、ユアン君はすごく頑張ってたよ。疲れてたのに、本当に偉いよ」
「でも……ぼくのせいなのに……」
街道が使えず森の中を歩くことになったこと、だけではない。
リザがそれまでの生活を捨てたことも、騎士たちに追いかけられたことも、殺されかけたことも、ユアンは自分のせいだと感じているのだ。
「ユアン君のせいじゃない」
けれど、自責の念に苛まれる小さな体に、リザははっきりと否定の言葉をかけた。
「これは、私が自分で選んだことなの。だから、ユアン君は何も悪くないから、ね? そんな風に自分を責めないで」
「……でも、ぼく……助けてもらってばっかり」
リザはユアンの体を抱きしめる。
「それはまだユアン君が小さいからよ。だから、ユアン君が大きくなったら、その時は私を助けてね」
「ぼくが大きくなったら?」
「そう。助けてくれる?」
「……ぼくが大きくなるまで、一緒にいてくれるの?」
「ええ。約束する」
何があってもユアンを見捨てず、彼が大人になるまでは傍にいる。
これは、すでにユアンを連れ出した日に決めていたことだった。それができないのであれば、生活を捨てる意味がないと思ったのだ。
ユアンはそれを聞いて、ほっとしたように笑う。
「じゃ、ぼくが大きくなったら、リザお姉ちゃんを守ってあげるね」
「楽しみにしてるわ……それじゃあ、もう遅いから寝ましょうね」
「うん、おやすみなさい」
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