生活魔法は万能です

浜柔

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146 弾丸形状

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 弾倉に弾丸を籠め、事前のテストを行う。どんなものであれ、いきなり実戦は無謀と言うものだ。
 弾丸は弾倉に入れることを考慮して少し形状を変えている。くびれが有るため、その前後の部分で確実に支持できなければいけない。具体的にはスカート形状の部分の終端を射軸に対して平行に少し伸ばした。この伸ばした部分で弾丸同士が支持し合う訳だ。
 弾丸の装填は弾倉に装填済みの弾丸を上から押し込みつつ一番上に後から滑り込ませる恰好となる。

(くびれが引っ掛かって入れにくい……)

 少し方法を考える必要がありそうだ。
 ルキアスは暫し考え、へらを使うことにした。装填済みの弾丸を押し込みながらへらを差し込み、そのへらを押し込みながら次の弾丸を差し込み、へらを抜く。

(手間が掛かるけどしょうがないな)

 そして銃身への装填を試みるのだが……。

「引っ掛かった!」

 ルキアスは天を仰いだ。弾丸を入れる時に引っ掛かったなら出る時にも引っ掛かるのが道理である。

(弾丸のくびれを失くす?)

 手っ取り早い解決策としてはこれだ。しかし……。

(あ、弾丸を銃身で固定できなくなるか)

 銃身には弾丸を押せば通る程度の微かな出っ張りを設け、弾丸をそのくびれに引っ掛けて不用意に落ちないようにしている。くびれを失くせばそれが機能せず、出っ張りが弾丸と擦れる抵抗も肥大する。もしそれで蒸気が行き場を失くせば、最悪銃を破壊してしまう。
 ルキアスは物は試しでくびれの無い弾丸を作ってみるが、発射できそうな感じがしなかった。

(一筋縄には行かないなぁ)

 ルキアスは伸びをし、首を回して気持ちを切り替える。
 要は弾倉の出し入れでは引っ掛からず、銃身に籠めた時には引っ掛かれば良いのだ。だったらそれが両立できる中間の部分を模索し、見付けるのみだ。
 そして試行錯誤の結果、くびれと言うには些か浅すぎる溝を弾丸の後端近くに設けることにした。
 ついでに弾丸作りで終えた一日でもあった。
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