146 / 627
146 弾丸形状
しおりを挟む
弾倉に弾丸を籠め、事前のテストを行う。どんなものであれ、いきなり実戦は無謀と言うものだ。
弾丸は弾倉に入れることを考慮して少し形状を変えている。くびれが有るため、その前後の部分で確実に支持できなければいけない。具体的にはスカート形状の部分の終端を射軸に対して平行に少し伸ばした。この伸ばした部分で弾丸同士が支持し合う訳だ。
弾丸の装填は弾倉に装填済みの弾丸を上から押し込みつつ一番上に後から滑り込ませる恰好となる。
(くびれが引っ掛かって入れにくい……)
少し方法を考える必要がありそうだ。
ルキアスは暫し考え、へらを使うことにした。装填済みの弾丸を押し込みながらへらを差し込み、そのへらを押し込みながら次の弾丸を差し込み、へらを抜く。
(手間が掛かるけどしょうがないな)
そして銃身への装填を試みるのだが……。
「引っ掛かった!」
ルキアスは天を仰いだ。弾丸を入れる時に引っ掛かったなら出る時にも引っ掛かるのが道理である。
(弾丸のくびれを失くす?)
手っ取り早い解決策としてはこれだ。しかし……。
(あ、弾丸を銃身で固定できなくなるか)
銃身には弾丸を押せば通る程度の微かな出っ張りを設け、弾丸をそのくびれに引っ掛けて不用意に落ちないようにしている。くびれを失くせばそれが機能せず、出っ張りが弾丸と擦れる抵抗も肥大する。もしそれで蒸気が行き場を失くせば、最悪銃を破壊してしまう。
ルキアスは物は試しでくびれの無い弾丸を作ってみるが、発射できそうな感じがしなかった。
(一筋縄には行かないなぁ)
ルキアスは伸びをし、首を回して気持ちを切り替える。
要は弾倉の出し入れでは引っ掛からず、銃身に籠めた時には引っ掛かれば良いのだ。だったらそれが両立できる中間の部分を模索し、見付けるのみだ。
そして試行錯誤の結果、くびれと言うには些か浅すぎる溝を弾丸の後端近くに設けることにした。
ついでに弾丸作りで終えた一日でもあった。
弾丸は弾倉に入れることを考慮して少し形状を変えている。くびれが有るため、その前後の部分で確実に支持できなければいけない。具体的にはスカート形状の部分の終端を射軸に対して平行に少し伸ばした。この伸ばした部分で弾丸同士が支持し合う訳だ。
弾丸の装填は弾倉に装填済みの弾丸を上から押し込みつつ一番上に後から滑り込ませる恰好となる。
(くびれが引っ掛かって入れにくい……)
少し方法を考える必要がありそうだ。
ルキアスは暫し考え、へらを使うことにした。装填済みの弾丸を押し込みながらへらを差し込み、そのへらを押し込みながら次の弾丸を差し込み、へらを抜く。
(手間が掛かるけどしょうがないな)
そして銃身への装填を試みるのだが……。
「引っ掛かった!」
ルキアスは天を仰いだ。弾丸を入れる時に引っ掛かったなら出る時にも引っ掛かるのが道理である。
(弾丸のくびれを失くす?)
手っ取り早い解決策としてはこれだ。しかし……。
(あ、弾丸を銃身で固定できなくなるか)
銃身には弾丸を押せば通る程度の微かな出っ張りを設け、弾丸をそのくびれに引っ掛けて不用意に落ちないようにしている。くびれを失くせばそれが機能せず、出っ張りが弾丸と擦れる抵抗も肥大する。もしそれで蒸気が行き場を失くせば、最悪銃を破壊してしまう。
ルキアスは物は試しでくびれの無い弾丸を作ってみるが、発射できそうな感じがしなかった。
(一筋縄には行かないなぁ)
ルキアスは伸びをし、首を回して気持ちを切り替える。
要は弾倉の出し入れでは引っ掛からず、銃身に籠めた時には引っ掛かれば良いのだ。だったらそれが両立できる中間の部分を模索し、見付けるのみだ。
そして試行錯誤の結果、くびれと言うには些か浅すぎる溝を弾丸の後端近くに設けることにした。
ついでに弾丸作りで終えた一日でもあった。
71
あなたにおすすめの小説
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる