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564.腹いせ
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「あれが人間ではないと言うのか?」
国税局員は軍の隊長を奇妙な者を見るような目で見ながら尋ねた。
視線に気付いた隊長はそっくり視線を返したくなったが、めんどくさそうなので止めた。
「何を言っても全く同じ言葉しか返さないなんて人間には無理ですよ」
「隊長はまた口説こうとして相手にされなかった腹いせですか~?」
脇から隊員達の茶々が入った。
「違う! 冷静に判断した結果だ!」
「とてもそうは見えませんけど~」
「貴様ら~」
隊長は隊員達を睨み付けた。焼きそばを食べていたのは口説こうとした結果だったのだ。
「真面目にやれ! 真面目に!」
国税局員には冗談に映ったようであった。
国税局員は軍の隊長を奇妙な者を見るような目で見ながら尋ねた。
視線に気付いた隊長はそっくり視線を返したくなったが、めんどくさそうなので止めた。
「何を言っても全く同じ言葉しか返さないなんて人間には無理ですよ」
「隊長はまた口説こうとして相手にされなかった腹いせですか~?」
脇から隊員達の茶々が入った。
「違う! 冷静に判断した結果だ!」
「とてもそうは見えませんけど~」
「貴様ら~」
隊長は隊員達を睨み付けた。焼きそばを食べていたのは口説こうとした結果だったのだ。
「真面目にやれ! 真面目に!」
国税局員には冗談に映ったようであった。
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