魔☆かるちゃ～魔王はこたつで茶をすする～

１０８３．恋人候補

「こうなったら！」

　ヒーラーはゴーレムカボチャを植えた。
　身近な男達は恋人にしようなんてとても思えない。
　密かにエッチな気分になった時でも彼らを思い出してしまえば一気に冷めるのだ。
　だが他に出会いは無い。こんな所に住んでいたらある筈もない。
　だから槍士をお手本にした。
　ゴーレムを恋人候補にしてしまえば解決するのだ。
　そして収穫の時。

「うっほ！」

　ゴーレムがあまりに美形だったがため、ヒーラーは少しだけ野生に戻って声が出た。