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1326.全身タイツ
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「まあ、そう睨まないで。代案はあるわ」
「代案?」
「全身タイツよ」
「何ですか? それ」
ヒーラーは身体ごと首を傾げた。
「……説明するより実物を着て貰った方がいいわね」
魔法使いは全身タイツを探し出して差し出した。
「何ですか? この頼りない感じのものは……」
「着てみて」
「着るって……、これは……、マホの提案なのですからマホが着て見せてくださいよ」
「あたしは着られないもの」
「……」
魔法使いは『化粧箱(呪い付き)』の残額を精算するだけの資金を持っていながらしていない。
今回のような時に「呪いがあるから」で済ませられるのがそうしている理由の一つだった。
ヒーラーは魔法使いを胡乱げに見ながら全身タイツを受け取って着替える始める。
「あ、言っておくけど、下着なんか着けずに素肌の上に着なきゃだめよ」
そうでなければ意味がない。
「ええ……」
ヒーラーは目的を考えれば一理有るので渋々ながら従った。
「代案?」
「全身タイツよ」
「何ですか? それ」
ヒーラーは身体ごと首を傾げた。
「……説明するより実物を着て貰った方がいいわね」
魔法使いは全身タイツを探し出して差し出した。
「何ですか? この頼りない感じのものは……」
「着てみて」
「着るって……、これは……、マホの提案なのですからマホが着て見せてくださいよ」
「あたしは着られないもの」
「……」
魔法使いは『化粧箱(呪い付き)』の残額を精算するだけの資金を持っていながらしていない。
今回のような時に「呪いがあるから」で済ませられるのがそうしている理由の一つだった。
ヒーラーは魔法使いを胡乱げに見ながら全身タイツを受け取って着替える始める。
「あ、言っておくけど、下着なんか着けずに素肌の上に着なきゃだめよ」
そうでなければ意味がない。
「ええ……」
ヒーラーは目的を考えれば一理有るので渋々ながら従った。
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