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第七二話 風呂場計画
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一一月最初の定休日。
「風呂を作りませんか?」
「藪から棒にどうした?」
「朝晩が冷えるようになってきたので、風呂でゆっくり暖まりたいなぁ、と」
「お風呂が出来ると、私も嬉しいですの」
「よく判らないんだが……」
頭を掻いて疑問を口にするルゼと首を傾げるばかりのチーナのために、累造とニナーレは風呂の説明を始めた。出だしこそ累造が話す方が多かったが、いつの間にかニナーレが熱弁を振るうようになった。如何に風呂が気持ち良いか、如何に風呂に癒されるかを得々と語る。
何が彼女をこんなに熱くさせるのか。風呂を言い出した累造自身が驚きに包まれ瞠目した。その一方で身を乗り出してニナーレの熱弁に聞き入る者も居る。ルゼだ。
ルゼは湯浴みをほぼ習慣化していたが、今となっては必要性から来るものでは無くなっていた。暖かい湯を身体に掛けるの自体が心地良い。お湯に身体を浸すなんて、聞くだけで夢心地。実際に身体を浸せば溶けてしまうんじゃないか。そんな妄想が広がる。
「うん、作ろう! 直ぐ作ろう!」
ルゼは拳を振り上げて宣言した。
元々有った洗い場に湯船を設置できれば早かったのだが、それには狭すぎた。検討した結果、風呂の設置場所に選ばれたのは厩に隣接する納屋である。幅約二メートル、奥行き約六メートルで十二分な広さがある。
どうせなら、二、三人一緒に入れる位のゆったりした湯船にしたい。そして、なるべくなら外に出ること無く風呂場に入れるようにもしたい。そんな話し合いをしている間に一日は終わった。
累造の宿題として残されたのは排水についてだ。下水道の能力が今一つであるために大量の水が流せない。そのため、魔法で対応しなければならなかった。
捻り出した方法は、排水をまずマスへと流し、事故が起きないよう特殊な形状にした魔法陣で水だけを海へと転送する。水を召喚する魔法とは逆にするのである。
水だけを飛ばすため、カラカラに乾いた垢や髪の毛、石鹸の滓などが残されてしまうが、これは定期的に清掃するしかない。それらは簡易な焼却炉で燃やすことにした。
設計が終わった翌日には早速発注である。左官や大工はテンダーの伝手を頼って手配し、テンダーに対しても風呂桶を依頼した。
そのテンダーは下見のために雑貨店を訪れている。
「また小僧が何か始めたのか?」
「別に累造がってんじゃないよ。言い出したのは累造だけど、決めたのはみんなでだからね」
ルゼはどや顔だ。セウスペルが亡くなった直後のような陰りが無くなっていることに、テンダーは内心で安堵した。
「まあ、嬢ちゃんがやる気なら俺っちに文句は無いさ」
「おっちゃん、『嬢ちゃん』はもう止めてくれよ。もう結婚しようって歳なんだぞ?」
「そう言や、ケメンと婚約したんだってな?」
「そうだよ。尤も、ケメンが忙しすぎて当分先になりそうだけどね」
「今はなぁ。もうちょっと落ち着かないと新婚生活もままならねぇだろうな」
テンダーは腕を組んで、うんうんと首を何度も縦に振った。テンダー自身も休む暇が無い程に忙しい。依頼主がルゼでなければ、現場を下見するどころか依頼を断っていただろう。
「だけどよ? 今から風呂だか言うのを作っても、直ぐにここから出て行くんじゃねぇのか?」
きょん、とルゼは首を傾げた。
「あ、あれ? そうだよね……。結婚してもここに住むか? いや、それよりも結婚を止めるか……」
「待て、待て、待て! 何を不穏な事を言ってやがる! それじゃ、ケメンがあまりに哀れすぎるぞ!」
何を言うんだこの娘は? と顔に書き、テンダーはルゼに瞠目する。
ルゼはと言えば、反対側に首を傾げる。
「そうか?」
「可愛く『そうか?』なんて首を傾げてる場合か! ケメンと風呂とどっちが大切なんだ!?」
「んー、風呂?」
「どんだけ、ケメンの優先順位が低いんだ……」
「冗談に決まってるだろ」
悪戯が成功したと言わんばかりのルゼを見ると、何とも文句も言い難かった。
ともあれ、ルゼが元気になって何よりである。
「まあ、小僧には冗談じゃない方がいいのかも知れねぇがな」
「累造がどうして?」
「結構嬢ちゃんを血走った目で見ていただろ? ありゃ、惚れてたぜ」
累造自身はこっそりと見ていたつもりでも、誰の目にも明らかだったのだ。
「それね? 不思議なんだけど、セウスペルが逝った後、累造はそんな目をしなくなったんだよ」
「小僧がか?」
さすがに疑わしい。累造の視線はいつもルゼの胸に向かっていた覚えしかない。ルゼが居なければ他の女性の胸にではあるが。
「そうだよ。以前なら絡みつくような視線であたしの胸ばかり見ていたけど、最近は違って、顔に視線が来るんだよ」
「絡みつくってな……、気持ち悪くなかったのか?」
「あれ? 言われてみれば何でだろうね?」
ルゼが首を傾げた。
「不思議と累造に見られていると安心できるんだ。セウスペルが逝った後はそれを強く感じるようになった」
「嬢ちゃんが小僧に惚れてるように聞こえるぞ?」
「それはないよ。おばちゃんと話している時に近い感じなんだ」
「おかしなことも有ったもんだな」
「ほんとにね」
「何にせよ、小僧にも心境の変化が有ったんだろうよ」
「それはどうだろう? チーナを見る時は相変わらずだからね」
「胸を見なくなったのは嬢ちゃんに対してだけなのか?」
「んー、ニナーレの時も顔を見てるけど、ニナーレの場合は……」
「あー、なるほど」
ニナーレの胸の残念さを思い浮かべてしまった。
「何だか、失礼な話をされている予感がしますの」
「うぉっ」
噂をすれば影。今し方想像していた相手から突然声を掛けられて、変な声が出てしまった。
「問い詰めたい気もするのですが、そうすると胸が抉られそうな予感がしますの」
「それ以上抉れてどうするんだ!?」
「はうあ!」
ニナーレが胸を押さえて大きく仰け反った。
大ダメージを与えてしまったらしい。
「おっちゃん!」
「わわっ! すまねぇ! ついほんとの事を!」
「ひ、酷いですのーっ!」
おいおい泣き出すニナーレを宥めるのに暫しの時間を要した。
「ルゼさん、ニナーレさん、遅いからチーナさんがプンプンですよ」
「すまない累造。チーナがってことは昼食かい?」
「そうですよ。ニナーレさんが呼びに来た筈なんですけど……、何を蹲ってるんですか?」
「それは……」
ルゼがテンダーをジロッと睨む。
睨まれたテンダーは「何で俺だけ?」と顔に書いて、ひょっとこのような顔をして固まった。
止めを刺したのが自分であっても話を持ち出したのはルゼなのだから、他人事のような顔をされたくはないテンダーであった。
納屋を風呂に改造する工事には時間が掛かる。
セメントで下地を塗り、アスファルトで防水し、セメントと平たい石でタイルのように仕上げる。それを逐一しっかりと乾かさないといけない。
中通路から見て右手の二階、三階部分が渡り廊下になっている物置の部分を廊下に改造し、階段脇から外に出ること無く風呂場へと行けるようにもする。
それらが終わった後でテンダーが風呂桶の設置をする。大きすぎて入り口から入らないため、現場で組み立てるのである。
そうしたことから、完成予定は年の瀬となる。
工事期間が長いのを最も嘆いたのはルゼであった。
「風呂を作りませんか?」
「藪から棒にどうした?」
「朝晩が冷えるようになってきたので、風呂でゆっくり暖まりたいなぁ、と」
「お風呂が出来ると、私も嬉しいですの」
「よく判らないんだが……」
頭を掻いて疑問を口にするルゼと首を傾げるばかりのチーナのために、累造とニナーレは風呂の説明を始めた。出だしこそ累造が話す方が多かったが、いつの間にかニナーレが熱弁を振るうようになった。如何に風呂が気持ち良いか、如何に風呂に癒されるかを得々と語る。
何が彼女をこんなに熱くさせるのか。風呂を言い出した累造自身が驚きに包まれ瞠目した。その一方で身を乗り出してニナーレの熱弁に聞き入る者も居る。ルゼだ。
ルゼは湯浴みをほぼ習慣化していたが、今となっては必要性から来るものでは無くなっていた。暖かい湯を身体に掛けるの自体が心地良い。お湯に身体を浸すなんて、聞くだけで夢心地。実際に身体を浸せば溶けてしまうんじゃないか。そんな妄想が広がる。
「うん、作ろう! 直ぐ作ろう!」
ルゼは拳を振り上げて宣言した。
元々有った洗い場に湯船を設置できれば早かったのだが、それには狭すぎた。検討した結果、風呂の設置場所に選ばれたのは厩に隣接する納屋である。幅約二メートル、奥行き約六メートルで十二分な広さがある。
どうせなら、二、三人一緒に入れる位のゆったりした湯船にしたい。そして、なるべくなら外に出ること無く風呂場に入れるようにもしたい。そんな話し合いをしている間に一日は終わった。
累造の宿題として残されたのは排水についてだ。下水道の能力が今一つであるために大量の水が流せない。そのため、魔法で対応しなければならなかった。
捻り出した方法は、排水をまずマスへと流し、事故が起きないよう特殊な形状にした魔法陣で水だけを海へと転送する。水を召喚する魔法とは逆にするのである。
水だけを飛ばすため、カラカラに乾いた垢や髪の毛、石鹸の滓などが残されてしまうが、これは定期的に清掃するしかない。それらは簡易な焼却炉で燃やすことにした。
設計が終わった翌日には早速発注である。左官や大工はテンダーの伝手を頼って手配し、テンダーに対しても風呂桶を依頼した。
そのテンダーは下見のために雑貨店を訪れている。
「また小僧が何か始めたのか?」
「別に累造がってんじゃないよ。言い出したのは累造だけど、決めたのはみんなでだからね」
ルゼはどや顔だ。セウスペルが亡くなった直後のような陰りが無くなっていることに、テンダーは内心で安堵した。
「まあ、嬢ちゃんがやる気なら俺っちに文句は無いさ」
「おっちゃん、『嬢ちゃん』はもう止めてくれよ。もう結婚しようって歳なんだぞ?」
「そう言や、ケメンと婚約したんだってな?」
「そうだよ。尤も、ケメンが忙しすぎて当分先になりそうだけどね」
「今はなぁ。もうちょっと落ち着かないと新婚生活もままならねぇだろうな」
テンダーは腕を組んで、うんうんと首を何度も縦に振った。テンダー自身も休む暇が無い程に忙しい。依頼主がルゼでなければ、現場を下見するどころか依頼を断っていただろう。
「だけどよ? 今から風呂だか言うのを作っても、直ぐにここから出て行くんじゃねぇのか?」
きょん、とルゼは首を傾げた。
「あ、あれ? そうだよね……。結婚してもここに住むか? いや、それよりも結婚を止めるか……」
「待て、待て、待て! 何を不穏な事を言ってやがる! それじゃ、ケメンがあまりに哀れすぎるぞ!」
何を言うんだこの娘は? と顔に書き、テンダーはルゼに瞠目する。
ルゼはと言えば、反対側に首を傾げる。
「そうか?」
「可愛く『そうか?』なんて首を傾げてる場合か! ケメンと風呂とどっちが大切なんだ!?」
「んー、風呂?」
「どんだけ、ケメンの優先順位が低いんだ……」
「冗談に決まってるだろ」
悪戯が成功したと言わんばかりのルゼを見ると、何とも文句も言い難かった。
ともあれ、ルゼが元気になって何よりである。
「まあ、小僧には冗談じゃない方がいいのかも知れねぇがな」
「累造がどうして?」
「結構嬢ちゃんを血走った目で見ていただろ? ありゃ、惚れてたぜ」
累造自身はこっそりと見ていたつもりでも、誰の目にも明らかだったのだ。
「それね? 不思議なんだけど、セウスペルが逝った後、累造はそんな目をしなくなったんだよ」
「小僧がか?」
さすがに疑わしい。累造の視線はいつもルゼの胸に向かっていた覚えしかない。ルゼが居なければ他の女性の胸にではあるが。
「そうだよ。以前なら絡みつくような視線であたしの胸ばかり見ていたけど、最近は違って、顔に視線が来るんだよ」
「絡みつくってな……、気持ち悪くなかったのか?」
「あれ? 言われてみれば何でだろうね?」
ルゼが首を傾げた。
「不思議と累造に見られていると安心できるんだ。セウスペルが逝った後はそれを強く感じるようになった」
「嬢ちゃんが小僧に惚れてるように聞こえるぞ?」
「それはないよ。おばちゃんと話している時に近い感じなんだ」
「おかしなことも有ったもんだな」
「ほんとにね」
「何にせよ、小僧にも心境の変化が有ったんだろうよ」
「それはどうだろう? チーナを見る時は相変わらずだからね」
「胸を見なくなったのは嬢ちゃんに対してだけなのか?」
「んー、ニナーレの時も顔を見てるけど、ニナーレの場合は……」
「あー、なるほど」
ニナーレの胸の残念さを思い浮かべてしまった。
「何だか、失礼な話をされている予感がしますの」
「うぉっ」
噂をすれば影。今し方想像していた相手から突然声を掛けられて、変な声が出てしまった。
「問い詰めたい気もするのですが、そうすると胸が抉られそうな予感がしますの」
「それ以上抉れてどうするんだ!?」
「はうあ!」
ニナーレが胸を押さえて大きく仰け反った。
大ダメージを与えてしまったらしい。
「おっちゃん!」
「わわっ! すまねぇ! ついほんとの事を!」
「ひ、酷いですのーっ!」
おいおい泣き出すニナーレを宥めるのに暫しの時間を要した。
「ルゼさん、ニナーレさん、遅いからチーナさんがプンプンですよ」
「すまない累造。チーナがってことは昼食かい?」
「そうですよ。ニナーレさんが呼びに来た筈なんですけど……、何を蹲ってるんですか?」
「それは……」
ルゼがテンダーをジロッと睨む。
睨まれたテンダーは「何で俺だけ?」と顔に書いて、ひょっとこのような顔をして固まった。
止めを刺したのが自分であっても話を持ち出したのはルゼなのだから、他人事のような顔をされたくはないテンダーであった。
納屋を風呂に改造する工事には時間が掛かる。
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中通路から見て右手の二階、三階部分が渡り廊下になっている物置の部分を廊下に改造し、階段脇から外に出ること無く風呂場へと行けるようにもする。
それらが終わった後でテンダーが風呂桶の設置をする。大きすぎて入り口から入らないため、現場で組み立てるのである。
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