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「おっかえりー!」
テムハ・アーウェイが勇者に話し掛けてきた。
「テムハさんもお疲れさまです」
「どうってことないよー。あたしも楽しんでるし。まあでもあたしがやるしかないんだよねー。班長は何故か使いものにならないし、お爺ちゃんはやる気が無いしで」
「あ、それは……」
勇者も二の句を継げなかった。
「まあ、そんなことよりそっちはどう? 捗った?」
「はい、それは大丈夫です。これが整理前のメモです」
勇者はテムハ・アーウェイに書き留めたメモを見せた。
彼女はメモをパラパラと捲って確認する。
「へー、これだけ纏まった資料があったんだ。これがあったらもう調査なんてしなくて良くない?」
「そうじゃ、そうじゃ」
ドルネス・ルビアンがここぞとばかりに同意する。
引き籠もっていたいタイプには是非とも採用して欲しい案に違いない。
「そうはいかん」
しかしビル・ビルズは一言で却下した。
「えー。班長、真面目か! あ、真面目だったかー。そしたらしゃーないなー」
「テムハはもう少し手心と言うものを身に着けた方がいいですわよ」
ケティア・ヨークの訓戒にテムハ・アーウェイはきょとんとケティア・ヨークを見る。
ビル・ビルズは口をへの字に曲げた。
それにしてもビル・ビルズの態度が魔物猟師管理事務所の職員相手とはまるで違う。
身内にも多少は甘いのだろうが、これはどちらかと言うと女に甘いタイプだな。
テムハ・アーウェイが勇者に話し掛けてきた。
「テムハさんもお疲れさまです」
「どうってことないよー。あたしも楽しんでるし。まあでもあたしがやるしかないんだよねー。班長は何故か使いものにならないし、お爺ちゃんはやる気が無いしで」
「あ、それは……」
勇者も二の句を継げなかった。
「まあ、そんなことよりそっちはどう? 捗った?」
「はい、それは大丈夫です。これが整理前のメモです」
勇者はテムハ・アーウェイに書き留めたメモを見せた。
彼女はメモをパラパラと捲って確認する。
「へー、これだけ纏まった資料があったんだ。これがあったらもう調査なんてしなくて良くない?」
「そうじゃ、そうじゃ」
ドルネス・ルビアンがここぞとばかりに同意する。
引き籠もっていたいタイプには是非とも採用して欲しい案に違いない。
「そうはいかん」
しかしビル・ビルズは一言で却下した。
「えー。班長、真面目か! あ、真面目だったかー。そしたらしゃーないなー」
「テムハはもう少し手心と言うものを身に着けた方がいいですわよ」
ケティア・ヨークの訓戒にテムハ・アーウェイはきょとんとケティア・ヨークを見る。
ビル・ビルズは口をへの字に曲げた。
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