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01 草原にて
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悪い夢を見た気がする。とにかく起きなきゃね。重く感じるけど、瞼を上げて。
空が見える。所々にふわふわと白い雲が浮かんだ青い空だ。
空!?
飛び起きたわよ。外で寝てたなんてあり得ないもの。ここはどこ? 周りは?
「草原?」
草だ。草が生えている。こんな所に来た覚えなんか無い。女神の言葉通りなら異世界ってことになるけど……。
やっぱり異世界なんだろうね。夢なら良かったけど、違う。夢か現実かは何となく判るもの。夢を見ながら夢かどうか疑う時って、夢だって判るじゃない?
あたし――油上千佳《あぶらあげ ちか》、24歳――は異世界に来てしまった!
でもさ。どうしてあたしがこんな目に遭わなきゃならないの? そりゃ、日本に居ても運が悪ければ突然犯罪や事故に巻き込まれたりするから、それと同じようなものと言えばそれまでだし、そんなのに比べたら女神にむかついただけで痛くも痒くも無かった分だけマシではあるんだけど、悪いことともっと悪いこととを比べてもねぇ。
はあ……。でも何かもう、女神に怒るのもめんどくさくなった。
空の蒼は澄み切っている。気温は少し肌寒い程度。そよぐ風は心地良いかな?
だけど海老天を食べ損なった挙げ句にこんな所に放り出されて気分が悪いったらありゃしない。もう、不貞寝したい。ここでまた眠って起きたら自宅の布団の上ってことにならないかしら。
『ぴーん、ぽーん、ぱーん、ぽーん』
この声は女神?
『これは、目が覚めた時に自動的に流れるチュートリアルでーす』
いちいち癇に障る話し方よね……。
『チートな身体ってのは、腕力や耐久力が人間離れしているとかって事だから問題ないわね?
拘束魔法は、敵は元より自分にも掛けられて、拘束力は自由自在。便利でしょ?
他の魔法を覚えたかったらどっかで勝手に覚えてねん。お、し、ま、い』
「たった、それだけかーい!」
ボコン。
あ……。思わず地面を殴ったら穴が空いた。別に足跡が付くような柔らかい地面じゃないのに。
でも待って、そんなに力入れてないわよ? もし入れててもこれはおかしいでしょ!?
ちょっとそこらの石を? 持ち上げて? ちょっと握り締めてみる?
パキパキパキ。
崩れたわね。
あー、うん、これは力の制限が必要だね。拘束魔法を自分にも使える意味はそれなんだね。確かに便利かも知れない。
試しに左腕だけを拘束してみよう。
これはそう言う風に念じればいいだけ。何故それを知っているのかは知らないけど。
ん? ピクリとも動かない。これほど強力だとは思わなかった。いきなり全身に掛けたら死んでたかも。
はて? 果たして死ぬのかな? だけど、すっごく試し辛いからスルーね。
とにもかくにも腕が普通に動かせる程度まで弱めてから地面を叩いてみよう。
ボコン。
さっき程じゃないけど穴が空いた。もう少し拘束を強くしなくちゃね……。
っと、その前に全身を拘束しよう。部分的だとバランスが悪くなっちゃうから。
ボコン。ボコン。ボコン。
地面を叩いて穴が空くようなら拘束を強くしてってのを繰り返したら調節もできるんじゃないかな。
ボコン。ボコン。ボコン。
「拘束魔法の調節はこんなものかしら」
少し身体が重いかな? そこまで拘束を強くして、やっと地面に穴が空かなくなった。
「なんかこう、もぞもぞするわね」
身体に違和感があるけど、変に物を壊すのもまずいから仕方がない。それよりも、どうにか人里に行かなきゃだから、いつまでも拘束魔法の調節ばかりもしていられない。
立ち上がって、周りを見回して。
在ったよ。結構近くに壁が。あれって人工物よね? んー、こんなに人里から近いなんて、あの女神は変なところで親切っぽい? いや、親切ならこんなどこかも判らない所に放置しないよね。
ともあれ、行ってみなきゃ始まらない。
あっ。
身なりを確認していなかった。
両手を広げて胴と足を改めよう。
ポリエステルのサマーセーターと綿パンとベタ靴。女神に拉致される直前に身に着けていたものそのままだね。まあ、変な格好にさせられるよりはいいんだけど、なんか心許ない。
心許ないと言えば甚だしく手元が心許ない。何かが足りない気がする。
あっ! ずだ袋だ! いつも提げているずだ袋を持ってない!
「ど、どこ!?」
そりゃ、慌てるわよ。財布の他はタオルとかハンカチとか、元の世界なら大したことのないものばかりだけど、有るのと無いのとではこれからの生活が随分と違わない?
「あった!」
最初に穴を空けてしまった近くに落ちていた。もしも気付かずに他の場所に行っていたらと思うと冷や汗だ。
すーはーすーはー。
深呼吸をして、再度状況を確認。
まず、衣類や持ち物は勤め先の店から帰る時と同じだ。ただ1つを除いて。
そう、海老天。あんの女神、許すまじ!
拳を振り上げてみても、こんな所から女神に届かないわよね。ただ下げる拳が何だか寂しい。
周りは右も左も草。程近い場所に森が有って、人工物の壁はその反対方向に在る。その壁の向こうに塔が見える。
あれって町よね? 日本の町じゃないようだけど。
そして今更ながら、今は午前中らしい。さっきより影が短い気がする。拉致されたのは夜だったのに、一体どこで時間が経ったんだか。眠くもないから眠っていただけかも知れないけど。女神に眠らされていたのかしら? まあ、そんなことを追求しても意味が無いからどうでもいいんだけど。
気温はそう高くない。快適だけど、じっとしていれば少し肌寒いくらい。冬でなくて良かった。良かったんだけど、肌寒さからして今は春か秋。気候が日本と同じとしたらだけど。
秋だったら防寒具の心配もしなくちゃ。……その前に今晩の心配か。
防寒具を用意するにしても、財布の中身は日本円。ここで使えるとは思えない。
あの女神め、一体文無しでどうしろと?
それより切実なのは今晩の寝床と晩ご飯。お昼は女神に取られずに済んだナスとカボチャの天ぷらで我慢するからどうにかなる。こんなのんでも不幸中の幸いなのかな?
拘束魔法は中途半端な説明しかされていないのに、何故か細かいことまで知っていた。きっと女神が何かしたんだ。
この魔法は任意の範囲で任意のものを、見えない糸を使って任意の強さで雁字搦めに縛り上げるイメージ。その副作用として拘束したものは頑丈になってしまう。ゲームっぽく言えば防御力が上がる訳。見えない糸の防御力がそのまま上乗せされる感じなので、今のあたしを殴ったりすると殴った方の指が折れること必至。
熱とかの耐性も上がるみたい。だけど気温のようにじわじわ来るものに対しては効果が感じられない。つまり、寒いものは寒いし暑いものは暑い。まあ、気温の変化が判らないのもどうかと思うので、これはこれで是としよう。
そう言えば、女神は邪神がどうのと言っていた。だけどあたしには関係無いわよね。まるっと無視してしまおう。女神の言うことを聞く義理なんてどこにもないんだから。
それよりも目の前の生活の方が大事だ。そしてやっぱり将来的には総菜屋経営かな。
それにしてもあたしは案外冷静だ。なんとなく、あの女神に怒り散らしたからかしら?
女神め、変なところでばかり役に立っておるわ!
くわっ、と目を見開いて空を見てみる。
青空が広がっているだけだ。
うん、虚しい。
空が見える。所々にふわふわと白い雲が浮かんだ青い空だ。
空!?
飛び起きたわよ。外で寝てたなんてあり得ないもの。ここはどこ? 周りは?
「草原?」
草だ。草が生えている。こんな所に来た覚えなんか無い。女神の言葉通りなら異世界ってことになるけど……。
やっぱり異世界なんだろうね。夢なら良かったけど、違う。夢か現実かは何となく判るもの。夢を見ながら夢かどうか疑う時って、夢だって判るじゃない?
あたし――油上千佳《あぶらあげ ちか》、24歳――は異世界に来てしまった!
でもさ。どうしてあたしがこんな目に遭わなきゃならないの? そりゃ、日本に居ても運が悪ければ突然犯罪や事故に巻き込まれたりするから、それと同じようなものと言えばそれまでだし、そんなのに比べたら女神にむかついただけで痛くも痒くも無かった分だけマシではあるんだけど、悪いことともっと悪いこととを比べてもねぇ。
はあ……。でも何かもう、女神に怒るのもめんどくさくなった。
空の蒼は澄み切っている。気温は少し肌寒い程度。そよぐ風は心地良いかな?
だけど海老天を食べ損なった挙げ句にこんな所に放り出されて気分が悪いったらありゃしない。もう、不貞寝したい。ここでまた眠って起きたら自宅の布団の上ってことにならないかしら。
『ぴーん、ぽーん、ぱーん、ぽーん』
この声は女神?
『これは、目が覚めた時に自動的に流れるチュートリアルでーす』
いちいち癇に障る話し方よね……。
『チートな身体ってのは、腕力や耐久力が人間離れしているとかって事だから問題ないわね?
拘束魔法は、敵は元より自分にも掛けられて、拘束力は自由自在。便利でしょ?
他の魔法を覚えたかったらどっかで勝手に覚えてねん。お、し、ま、い』
「たった、それだけかーい!」
ボコン。
あ……。思わず地面を殴ったら穴が空いた。別に足跡が付くような柔らかい地面じゃないのに。
でも待って、そんなに力入れてないわよ? もし入れててもこれはおかしいでしょ!?
ちょっとそこらの石を? 持ち上げて? ちょっと握り締めてみる?
パキパキパキ。
崩れたわね。
あー、うん、これは力の制限が必要だね。拘束魔法を自分にも使える意味はそれなんだね。確かに便利かも知れない。
試しに左腕だけを拘束してみよう。
これはそう言う風に念じればいいだけ。何故それを知っているのかは知らないけど。
ん? ピクリとも動かない。これほど強力だとは思わなかった。いきなり全身に掛けたら死んでたかも。
はて? 果たして死ぬのかな? だけど、すっごく試し辛いからスルーね。
とにもかくにも腕が普通に動かせる程度まで弱めてから地面を叩いてみよう。
ボコン。
さっき程じゃないけど穴が空いた。もう少し拘束を強くしなくちゃね……。
っと、その前に全身を拘束しよう。部分的だとバランスが悪くなっちゃうから。
ボコン。ボコン。ボコン。
地面を叩いて穴が空くようなら拘束を強くしてってのを繰り返したら調節もできるんじゃないかな。
ボコン。ボコン。ボコン。
「拘束魔法の調節はこんなものかしら」
少し身体が重いかな? そこまで拘束を強くして、やっと地面に穴が空かなくなった。
「なんかこう、もぞもぞするわね」
身体に違和感があるけど、変に物を壊すのもまずいから仕方がない。それよりも、どうにか人里に行かなきゃだから、いつまでも拘束魔法の調節ばかりもしていられない。
立ち上がって、周りを見回して。
在ったよ。結構近くに壁が。あれって人工物よね? んー、こんなに人里から近いなんて、あの女神は変なところで親切っぽい? いや、親切ならこんなどこかも判らない所に放置しないよね。
ともあれ、行ってみなきゃ始まらない。
あっ。
身なりを確認していなかった。
両手を広げて胴と足を改めよう。
ポリエステルのサマーセーターと綿パンとベタ靴。女神に拉致される直前に身に着けていたものそのままだね。まあ、変な格好にさせられるよりはいいんだけど、なんか心許ない。
心許ないと言えば甚だしく手元が心許ない。何かが足りない気がする。
あっ! ずだ袋だ! いつも提げているずだ袋を持ってない!
「ど、どこ!?」
そりゃ、慌てるわよ。財布の他はタオルとかハンカチとか、元の世界なら大したことのないものばかりだけど、有るのと無いのとではこれからの生活が随分と違わない?
「あった!」
最初に穴を空けてしまった近くに落ちていた。もしも気付かずに他の場所に行っていたらと思うと冷や汗だ。
すーはーすーはー。
深呼吸をして、再度状況を確認。
まず、衣類や持ち物は勤め先の店から帰る時と同じだ。ただ1つを除いて。
そう、海老天。あんの女神、許すまじ!
拳を振り上げてみても、こんな所から女神に届かないわよね。ただ下げる拳が何だか寂しい。
周りは右も左も草。程近い場所に森が有って、人工物の壁はその反対方向に在る。その壁の向こうに塔が見える。
あれって町よね? 日本の町じゃないようだけど。
そして今更ながら、今は午前中らしい。さっきより影が短い気がする。拉致されたのは夜だったのに、一体どこで時間が経ったんだか。眠くもないから眠っていただけかも知れないけど。女神に眠らされていたのかしら? まあ、そんなことを追求しても意味が無いからどうでもいいんだけど。
気温はそう高くない。快適だけど、じっとしていれば少し肌寒いくらい。冬でなくて良かった。良かったんだけど、肌寒さからして今は春か秋。気候が日本と同じとしたらだけど。
秋だったら防寒具の心配もしなくちゃ。……その前に今晩の心配か。
防寒具を用意するにしても、財布の中身は日本円。ここで使えるとは思えない。
あの女神め、一体文無しでどうしろと?
それより切実なのは今晩の寝床と晩ご飯。お昼は女神に取られずに済んだナスとカボチャの天ぷらで我慢するからどうにかなる。こんなのんでも不幸中の幸いなのかな?
拘束魔法は中途半端な説明しかされていないのに、何故か細かいことまで知っていた。きっと女神が何かしたんだ。
この魔法は任意の範囲で任意のものを、見えない糸を使って任意の強さで雁字搦めに縛り上げるイメージ。その副作用として拘束したものは頑丈になってしまう。ゲームっぽく言えば防御力が上がる訳。見えない糸の防御力がそのまま上乗せされる感じなので、今のあたしを殴ったりすると殴った方の指が折れること必至。
熱とかの耐性も上がるみたい。だけど気温のようにじわじわ来るものに対しては効果が感じられない。つまり、寒いものは寒いし暑いものは暑い。まあ、気温の変化が判らないのもどうかと思うので、これはこれで是としよう。
そう言えば、女神は邪神がどうのと言っていた。だけどあたしには関係無いわよね。まるっと無視してしまおう。女神の言うことを聞く義理なんてどこにもないんだから。
それよりも目の前の生活の方が大事だ。そしてやっぱり将来的には総菜屋経営かな。
それにしてもあたしは案外冷静だ。なんとなく、あの女神に怒り散らしたからかしら?
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