71 / 71
エピローグ
しおりを挟む
「くっださーいなー」
「いらっしゃいませー。お好きなお席にどうぞ」
カウンター席しか無い小さな天ぷら屋。あたしは1人のお客さんを迎えた。
お客さんは席に座って、メニューを広げる。
「それじゃぁ、キスとぉ、海老とぉ、イカねぇ」
「はい、かしこまりました」
あたしは注文を受けたキスと海老とイカを揚げる。揚げている間に天つゆと薬味を用意する。
「お待ちどおさまです」
「わーい」
お客さんは天ぷらを直ぐに頬張る。揚げ立てが美味しいのはお客さんも承知しているのだ。
「美味しいぃ」
お客さんに喜んで貰えてなりよりだ。
だけど……。
「違ーうっ! 違うのよ。あたしが望んでたのはこんなのじゃないのよ!」
「どう違うのよぉ?」
「お客さんったって、あんた1人しか居ないじゃない! これじゃ、天ぷら屋さんごっこよ!」
「えーっ、仕方ないでしょぉ? 食材は持ってこれるけどお客は無理だしぃ、あんたはここから出られないんだしぃ」
「判ってるのよ。判ってるんだけどっ!」
「もう、我が儘なんだからぁ」
そう言いながら、女神は海老天を美味しそうに頬張った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
エクローネ「チカさんが帰って来てくれた。今度こそ間違えないようにしましょう。彼女も私が守るべきこの町の住人なのだから」
リドル「チカはどうして帰って来ちまったんだろうね……。あのこまで行くことは無いのに」
旦那「……」
リドル「何だい? あの子供の喧嘩は?」
エクローネ「世界まで震えるようなビンタを子供の喧嘩と言えるのはリドルさんだけです!」
ミクーナ「代理人さん素敵だわ! これも魔法よね!?」
「いらっしゃいませー。お好きなお席にどうぞ」
カウンター席しか無い小さな天ぷら屋。あたしは1人のお客さんを迎えた。
お客さんは席に座って、メニューを広げる。
「それじゃぁ、キスとぉ、海老とぉ、イカねぇ」
「はい、かしこまりました」
あたしは注文を受けたキスと海老とイカを揚げる。揚げている間に天つゆと薬味を用意する。
「お待ちどおさまです」
「わーい」
お客さんは天ぷらを直ぐに頬張る。揚げ立てが美味しいのはお客さんも承知しているのだ。
「美味しいぃ」
お客さんに喜んで貰えてなりよりだ。
だけど……。
「違ーうっ! 違うのよ。あたしが望んでたのはこんなのじゃないのよ!」
「どう違うのよぉ?」
「お客さんったって、あんた1人しか居ないじゃない! これじゃ、天ぷら屋さんごっこよ!」
「えーっ、仕方ないでしょぉ? 食材は持ってこれるけどお客は無理だしぃ、あんたはここから出られないんだしぃ」
「判ってるのよ。判ってるんだけどっ!」
「もう、我が儘なんだからぁ」
そう言いながら、女神は海老天を美味しそうに頬張った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
エクローネ「チカさんが帰って来てくれた。今度こそ間違えないようにしましょう。彼女も私が守るべきこの町の住人なのだから」
リドル「チカはどうして帰って来ちまったんだろうね……。あのこまで行くことは無いのに」
旦那「……」
リドル「何だい? あの子供の喧嘩は?」
エクローネ「世界まで震えるようなビンタを子供の喧嘩と言えるのはリドルさんだけです!」
ミクーナ「代理人さん素敵だわ! これも魔法よね!?」
0
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
聖女なんかじゃありません!~異世界で介護始めたらなぜか伯爵様に愛でられてます~
トモモト ヨシユキ
ファンタジー
川で溺れていた猫を助けようとして飛び込屋敷に連れていかれる。それから私は、魔物と戦い手足を失った寝たきりの伯爵様の世話人になることに。気難しい伯爵様に手を焼きつつもQOLを上げるために努力する私。
そんな私に伯爵様の主治医がプロポーズしてきたりと、突然のモテ期が到来?
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
追放された聖女は旅をする
織人文
ファンタジー
聖女によって国の豊かさが守られる西方世界。
その中の一国、エーリカの聖女が「役立たず」として追放された。
国を出た聖女は、出身地である東方世界の国イーリスに向けて旅を始める――。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる