狡猾な狼は微笑みに牙を隠す

wannai

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錆びていた筈の俺の牙を研いだのは、君の優しい掌。(矢造視点)

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 駅から出て、女の子からナンパされているのを見て、すぐに彼だと気付いた。
 『ぱらどり』内のアバターとは全く違う外見をしているけれど、うっすら微笑んだような表情と、何か頼まれてしまったらしく困ったようにしながらも女の子を拒絶出来ずに話すあの雰囲気はイサトくんに間違いない。
 好みに掠りもしない外見に少々ガッカリしたけれど、馬鹿正直に来てくれたのだから、せめて就職に関しての助言くらいはしてやろうと彼がどうやって女の子をあしらうのか眺めていた。暫く待っていると女の子はイサトくんから離れて、彼の視線が俺の方を見た。
 見たのだ。
 見たのに、彼は気付かなかった。
 彼の視線は俺を気に留めることなく、またスマホに戻ってしまった。
 ──俺はすぐに分かったのに。
 あんなに可愛がってあげたのに、俺のことが分からないなんて。
 俺だってゲーム内のアバターとは印象が違うから仕方ないと、心の隅では分かっている筈なのに、強烈に湧き上がる怒りにぐっと奥歯を噛んで彼を見つめた。
 こっちを見ろ。俺に気付け。あんなにえっちしたんだから、君も俺を分かって。
 祈るみたいにそこで棒立ちしていたら、視線を上げたイサトくんが、ようやく俺に目を止めた。ああ良かった、やっと気付いた、と思ったのに、彼は居心地悪そうに視線を逸らして、ベンチから立ち上がろうとする素振りを見せた。
 気付いてない。俺だと気付いてない。
 頭の中が真っ赤になって、気が付いたら彼にひどい言葉をぶつけていた。イサトくんはただポカンとして、ここまで言ってもまだ俺だと分かってくれないのか、とひどく虚しい気持ちになった。
 勝手に裏切られたような気がしてそのまま家に逃げ帰って、それから後悔した。あんな事を言ったら、もう俺とえっちしてくれないかもしれない。普通はもう俺の顔なんて見たくないだろうし、普通じゃない懐の広さを持つイサトくんだって、さすがに怒っただろう。
 それから何日してもイサトくんは『SMルーム』に姿を現さなくなって、どこのルームを探しても、どのゲーム内の友人に聞いてもイサトくんのアバターを見掛けたというプレイヤーは居なかった。
 せめて戻ってきたら謝らせてほしくて毎日メッセージで会いたいと送って、だけれど一通も返事は来なかった。
 もしかしたら、俺の所為で『ぱらどり』をやめてしまったのかもしれない。
 自動生成の奇跡としかいえない絶妙なあのアバターともうえっち出来ないと思うと口惜しく、しかしどうしようもないかと諦めた頃、プレイ中に彼を見つけた。『電車痴漢ルーム』でイサトくんの次にお気に入りの景とプレイしていて、でも何だかノリ切れなくて周囲に視線を回したら、そこに居たのだ。俺のお気に入りの美少年じゃなく、現実の彼に似た、その辺に転がっていそうな普通の顔のアバターで。
 慌てて追い掛けて、でもやっぱり怒っていた彼は、もう俺とえっちする気は無いらしかった。
 だから、これ以上追っても無理だと諦めてアバターを譲り受けた。
 けれど、駄目だった。誰にアバターに入ってもらっても、違う。俺が欲しかったのは彼が入っている美少年だったと気付いて、気付いてしまったらもう、我慢出来なかった。
 しつこく付き纏って追い回して、彼が他のプレイヤーとえっちしているのを見て、そうしたらそのうち、彼の現実の姿に近いアバターでも抱けそうな気になって。迫って抱いてみたら全然アリで、泣くまで虐めてようやく根負けして折れてくれた。久々に抱くイサトくんは変わらず最高に可愛くて、アバターが美少年じゃないことなんてどうでも良いくらい興奮した。少し挿入れただけで逃げる気を失くして俺の腕の中で脱力した身体に、やっぱり俺じゃないとダメなくせに、とほくそ笑んだ。
 俺の元に戻るしかなくなったイサトくんは、以前より更に俺を甘やかしてくれるようになった。どんな特殊プレイを強要しても、嫌そうにはするけれど結局受け入れてくれる。俺のする事なら間違いないと信用してくれるのが嬉しくて、イサトくんの性癖を全て暴いてやるつもりでどんどん過激なプレイになって、それでも付き合ってくれて。
 それくらいの頃だったろうか。ネットで『ぱらどり』がサービス終了する、なんて噂が立った。これだけの大型タイトルが急にそんな事無いだろうとタカを括っていたのだけれど、調べてみたら割と信憑性のある話で、焦り出した。
 『ぱらどり』が無くなったらイサトくんとの繋がりも無くなってしまう。他のゲームに移住するにしてもゲーム外で連絡を取れないと不便で、だけれど一度オフして彼を傷付けているのに連絡先を教えてもらえるとも思えない。
 イサトくんが自分に付き合ってくれるのはゲーム内だからで、俺のえっちが良いから、という一点しか理由が無いのも分かっている。
 どう言い包めて移住先のゲームに連れて行くかと悩んでいたら、なんと会社の中で彼の姿を見掛けた。インターンに来ていたらしい彼を、社長である叔父に頼み込んで内々定させて、俺の属する営業二課に引っ張り込んだ。
 『ぱらどり』が予想通り終了してしまっても、イサトくんさえ俺の手の内に戻ってくると分かっていれば、何の問題も無かった。
 俺の下で働くようになった現実の久斗くんは真面目で頼まれ事に弱く、そしてやたらと隙だらけだった。他の課にお使いに出すと捕まって帰ってこないから、極力二課の中だけで仕事させて、それでも社内の女性陣が『岩瀬くんを見守り隊』なんて怪しげなグループを作ったらしいと聞いた。
 平凡な容姿の筈なのに、気が付くと誰かに捕まっている。手伝いをしたりされたり、久斗くんは常に誰かと一緒に居た。もう少し懐に入ってやろうにも、会社内ではそんな有様だから他の社員の目もあって無理で、だから長期連休は絶好の機会だった。
 勝手に押し掛けた俺を家に上げて、言いたい放題の我儘にも付き合ってくれた。居心地が良いから理由を付けられる時を探して遊びに行って、自分でも呆れるほど甘えた。
 昔から、どちらかといえば奉仕する方が好きだった。
 容姿に恵まれていなくとも、丹念に探って気持ちいい所を暴いてやれば、俺を受け入れてくれるから。人付き合いも基本方針はそれで、だから常に笑顔で、相手の望んでいることを探して、とにかく相手のして欲しいことをし続けて。
 イサトくんもそうだったから、彼とのえっちが一番気持ち良くなれるのは当然だった。お互いにお互いの気持ちいいことを探すえっちは、誰より気持ち良くて、代わりなんか探せないくらい満たされた。
 現実の久斗くんは更に悪質で、一回もえっちしないのに俺を気持ち良くさせてくれた。甘えるのがどれだけ気持ちいいか教えて、気兼ねなく受け入れてもらえるのがどれだけ嬉しいか俺に刷り込んで、けれど俺と同じように誰にでもそれをする。
 久斗くんは一人しか居ないから、俺以外に構っている久斗くんは、俺に構ってくれない。俺が久斗くんだけを見ても、きっと久斗くんは俺を『その他大勢の中の一人』としか見ない。
 苦しくて悔しい。俺がこんなに久斗くんのことで悩んでも、久斗くんは誰にでも優しくする。俺がどれだけゲーム内のえっちでイサトくんを骨抜きにしても、現実の久斗くんは俺じゃなきゃダメになんかなってくれない。
 だから、新入社員の名簿に俺好みの子を見つけて、ホッとした。
 これで久斗くんのことばかり考えなくて済む。久斗くんが俺に構ってくれなくても、この子に構ってもらえたらきっと、そっちの方が嬉しいに決まってる。
 俺ばかり彼に執着してるような気持ちなのが悔しくて、だから他の子にもこの気持ちを分散させれば大丈夫になると思っていた。
 ──なのに。

「岩瀬さん、これってどういうことですか?」
「ん? おいで。……これ、資料が別の場所にあるんだよ。待ってて、取ってきてあげる」
「岩瀬さん、今受けた電話のお客様の名前が分からなくなっちゃって……」
「あはは、あるある。俺もよくやったよ。番号教えて、会社名分かれば担当さんの名前分かるから」

 岩瀬さん、岩瀬さん、岩瀬さん……。
 四月半ばに研修からこちらへ配属されてきた新入社員の柳生は、親鳥の後をついて歩くヒヨコか何かのように久斗くんに付き纏っていた。
 教育係は俺だと紹介した筈で、俺の振った仕事はちゃんと俺へ報告に来る。けれど、ちょっとした質問だとか、面倒な雑用なんかがあるとすぐに久斗くんの所へ行って甘えだす。
 その所為で久斗くんの仕事が滞って、ただでさえ二年目に入って担当が増えた久斗くんは残業続きで最近全く『いつぱ』にインしてくれない。
 苛々して、けれどそんな感情を会社で出す訳にもいかないから、指を組んでそこに額を乗せてゆっくり息をする。俺から愛想を取ったら何も残らない。ただでさえ久斗くんには俺の素の中身が子供っぽいと知られてるんだから、上司としてまで駄目という烙印を押されたくはない。
 仕事内容で悩んでいるように見えればいいけど、とそのままじっとしていたら、コソコソと小声で久斗くんが柳生に話し掛けるのが聞こえてきた。

「ね、柳生くん、矢造課長疲れてるみたいだから、コーヒーでも淹れてこようか」
「はい、岩瀬さん」

 ああ、やっぱり久斗くんは優しい。俺を嫌っていても、優しくしてくれる。
 少しだけ気分が和んで、二人が給湯室の方に消えたのを確認してから顔を上げて確認の途中だった書類を開き直した。
 コーヒーを持ってきてくれたら、少しだけ話をしよう。少しだけ揶揄って、そしていつも通り冷たくされて、けど、きっと久斗くんと話せればこの鬱々とした気分も晴れるはず。
 そう思って仕事に励んでいたのに、戻ってきた二人のうち、俺にコーヒーを運んできたのは柳生の方だった。
 サラサラの黒髪に、潤んだような大きな黒目。間違いなく美青年で、けれどもう、そんなのはどうでもいい。

「課長、コーヒーどうぞ」
「……ああ、うん。ありがとう」

 視線を回せば、久斗くんはオフィス内の他の社員に配っていた。久斗くんからコーヒーを受け取った鈴木が彼と談笑しているのを見て、よっぽど呪ってやろうかと思ってしまう。
 俺にコップを渡すと柳生はすぐに久斗くんの方へ行って、三人で楽しそうに笑い出した。

「……」

 ガリ、とコップの端を噛んで、それでも自分の顔がいつも通りの笑顔を作っていられるよう努力している。
 久斗くんに構ってもらえなくても大丈夫なように柳生を二課に入れたのに、柳生の所為で久斗くんが俺に構ってくれなくなった。俺に懐かなくていいから、せめて久斗くんから離れてほしい。
 久斗くんと話したい。久斗くんに甘えたい。久斗くんに、俺だけを見てほしい。馬鹿げた子供っぽい願望だと分かっていて、最近はそればかり頭にこびりついて離れない。そんな事出来るわけがないのに。

「矢造課長」
「ひ……岩瀬くん」

 ゆっくりコーヒーを喉に流し込んでいたら、気が付くと久斗くんが俺のデスクの傍まで来ていた。

「どうかした?」

 とっくに余裕なんかないのに悟らせないようにニッコリ微笑むと、久斗くんは珍しく少し寂しそうな顔を見せた。不穏な違和感に胸がざわめいて、だけれど久斗くんはすぐにいつもの真顔になって俺に一枚の紙を差し出してきた。

「俺、来週の連休明けから出張だそうです。さっき部長から辞令貰いました」
「……出張?」

 うちの会社は子会社にも十分な数の社員を置くから滅多に出張なんて行かないのに、と久斗くんの受け取ったという書面を見て、納得した。

「宇都宮支社か……」

 社員が曲者揃いで、新入社員の離職率が九十八パーセントを超える激ヤバ支店だ。今年も辞められるのを見越して新入社員をそこに十人投入して、一週間で全員が「他の支社に行けないなら辞めます」と言ってきたそうだ。
 常に人が足りていないから、他の支社から短期間ずつ出張という形で人手を借り出している。宇都宮支社に行くのを『臨死体験』なんて呼ぶ社員も多い。
 どうして久斗くんが、と部長に抗議しに行くつもりで立ち上がると、俺の前に久斗くんが立って困った顔をした。

「矢造課長。俺は大丈夫なので、抗議とかは必要無いですからね?」
「……でも」
「俺、宇都宮が実家なんです。家賃も浮くし、ここ数年帰省してなかったんでラッキーなくらいで」

 だから余計なことは言うな、ってか。久斗くんは、俺と会えなくても平気なんだね。
 苦々しい思いを吐き出したくて溜め息を吐くと、久斗くんが苦笑混じりに首を傾げた。

「……俺がいなくなれば、柳生くんも矢造課長に頼らざるをえないと思いますよ」

 柳生なんてどうでもいいのに、ともう一度溜め息を吐いて、それからその言葉と表情の意味を考えた。久斗くんが居なくなれば? 柳生が俺に?
 ──邪魔者が居なくなれば、本命に頼ってもらえますよ。
 そんな風に聞こえて、いやいや、と期待しないように頭を振ったのに、それを見て久斗くんはまた寂しそうに眉尻を下げた。

「久斗くん、妬いてる?」

 まさかね、と自分の妄想を笑い飛ばしたくてそう言ったのに、久斗くんはニコ、と笑顔を作ってそのまま自分のデスクへ戻って行ってしまった。
 ……。
 …………。
 え? え?
 久斗くんが? 俺を? いやいや、無いでしょ。
 あれだけ我儘言って子供っぽいところ見せて、好き放題してきた俺を好きになってくれるなんて、そんな都合の良いこと思う訳が無い。
 心底から嫌われなければいいんだから、そんな希望持たせないでほしい。

「…………」

 変な妄想を抱いたままだと精神衛生上良くないから、と自分に言い訳して、柳生のデスクへ行って声を掛けた。彼のデスクは久斗くんの隣で、だから会話の内容は筒抜けだ。一言二言話して、それからおもむろに柳生の肩を叩いた。
 頑張ってね、と軽く触れるか触れないかのその仕草に、久斗くんの視線が刺さってきたのが分かる。
 ……ああ、そっか、そっか、そっかあ!
 久斗くんが、俺を好き。到底信じ難いことだけれど、久斗くんは今、俺に触れられる柳生に嫉妬していた。それだけは事実だ。勘違いじゃない。絶対そうだ。あの目の色は覚えがある。だってきっと、俺も同じような目で久斗くんに触れた奴を見ているから。
 なんだ、両想いだ。
 一気に胸が幸せでいっぱいになって、柳生のことも他の奴のことも全て許せる気になった。久斗くんの心は俺の物。だから、もう大丈夫。つっかえていた胸のモヤモヤが無くなって、久々に晴々とした気分になった。

「岩瀬くん、出張はゴールデンウィーク明けからだっけ?」
「はい。だから、連休初日に荷造りして、向こうに行こうと思って」
「……そう。頑張ってね」

 連休には一度くらいまた久斗くんの家に行きたかったのだけれど、それなら仕方ない。それに、もう焦る必要は無い。久斗くんと俺は両想いなんだから、とほくそ笑んで、出張から帰ってきたら久斗くんの家に行こうと決めた。
 そうしてふと、大晦日に会った久斗くんの嬉しそうな表情を思い出した。きっとあの頃にはもう、俺を好きだったに違いない。久斗くんは気遣い屋だから、俺の好みじゃないからって諦めてたんだね。ああ可愛い。可愛い。すごく可愛い、久斗くん。
 俺だけの物に出来る、とワクワクして、ひたすらに幸せな気分だった。
 本気の恋なんて久しぶりで、こんなにふわふわしてたっけ、と思うほど頭が幸せに惚けていた。
 けれど。
 連休明けから一週間しても、一ヶ月経っても、とうとう三ヶ月待っても、久斗くんは帰ってこなかった。どころか、ある日事務員がやって来て久斗くんのデスクを片付け始めて、それでやっと部長に聞いた。
 久斗くんは、月収アップを条件に、最初から一ヶ月出張して耐えられそうならそのまま異動が決まっていたのだと。
 慌てて久斗くんの住んでいたアパートに行っても、既にも抜けの空だった。電話をしてもコールバックは無く、メッセージを送っても既読すら付かない。
 捨てられた。
 そう気付いて、断崖絶壁の端に立っているみたいな目眩がした。崖下は真っ暗闇で、きっと落ちたら死ぬだろう。俺は久斗くん無しでなんて生きられない。久斗くんが居るから、戻ってくると思っていたから、居なくても耐えられた。なのに、久斗くんはたぶん、俺の居ない場所で平然と生きている。
 ──そんなの、許さない。
 久斗くんが俺を変えた。誰でも良かった俺を、こんなに執着させて。転勤程度で逃げ切れるなんて、甘く見られたものだと低く嗤った。

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