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第三十六話 王都への道
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目を覚ますと先に起きていたマーリンが僕の頬を撫でていた。
彼女に触れられるとなんと落ちつくとだろうか。
前の世界でもマーリンは僕のことを好きだと言っていた。
もしかすると別の世界線ではそんなマーリンを彼女にして、黒猫と一緒に暮らしているということがあり得たかもしれない。
そんなことをぼんやりと考えていると視界に文字が並ぶ。
レベルが55に上がりました。
特技遠隔念話 魔法攻撃力上昇 魔力向上 治癒魔法 召喚魔法を獲得しました。
称号「聖賢王の後継者」「治癒魔法士」「召喚術士」を獲得しました。
治癒魔法に召喚魔法か、これはかなり役立ちそうな魔法を覚えたな。
特技欄の召喚魔法をクリックするとすでに二体が登録されている。
クロネ・トリスタンとオリオンであった。
なるほど、クロネは黒猫の猫娘で魔女の使い魔だから召喚獣扱いもできるのか。愛馬オリオンも召喚できるのは嬉しい。
治癒魔法は回復弱だけが使えるようだ。できれば戦闘はしたくないが、これも役にたちそうだ。
僕とマーリンはカーナボン城の食堂に向かった。すでにクロネたちが朝食をとっていた。
「それでこれからどうするの?」
好物のヨーグルトをなめながら、クロネは僕に訊いた。
「そうだね、一度コンウィの城に戻ろうと思う」
僕は答える。
「そうね、シーアと合流して円卓会議を開く必要があるわね」
リリィが言った。
「私も同行させてもらうわ」
ベアトリクスが同行を求めたので、僕は許可した。彼女も円卓の騎士の一人として迎えようと思う。
「マーリン先生、僕はどうすればいい?」
この国で二人目の男子となるモードレッドはマーリンに尋ねた。
「あなたも来なさい。これからは朝倉君の助けとなるように働くのよ」
マーリンがモードレッドに言うと彼ははいと静かに返答した。
アルタイルとヒメノ姉さんが談笑しながら、朝御飯をとっていた。
彼女らはいつの間にか友人になっているようだった。アルタイルはリリィとも仲がいい。
そんなリリィはユリコと話している。
リリィとユリコはもともと親友同士なので仲が良い。
逆にアルタイルはシーアとは不仲に思えるので心配の種ではある。人間関係とは難しいものだ。
自分で言うのもなんだが、ここにいる皆は僕に好感を持ってくれている。しかし、横のつながりはなかなか把握しがたいものがある。
朝食を食べたあと、少し休み、エイヴベリーの砦に入る。ライたちが出迎えてくれる。
ユリコの話ではライとリン、ルウは三つ子の姉妹だと言う。ノアとネオが双子だと説明してくれた。ユリコの姉たちの子供だと言う。
てっきり五つ子だと思っていたので驚きだ。
全員ユリコの姪になるのか。
ノアたちは十分に美少女なので将来が楽しみだ。
この日の夜のお供はベアトリクスにお願いした。
ベアトリクスの推定Jカップの豊満なおっぱいを堪能させてもらった。
とてもアンドロイドとは思えないほどベアトリクスの体は気持ちいいものであった。
ヨルムンガンド帝国は機械と人間の融合を目指した国だとベアトリクスは説明した。
そんな国につくられたアンドロイドのベアトリクスにセックスの機能があるのかは不思議だった。
ベアトリクスに聞いても知らないということだった。
「でもいいじゃないの♡♡こうして提督と仲良くできるのだから♡♡」
笑顔でベアトリクスは言った。
ベアトリクスがそう言うなら、それでいいか。
エイヴベリーで一泊し、僕たちはコンウィの城に向かう。
森を抜け、夕刻前にはコンウィ城に到着できた。
留守を任せていたシーアが僕たちを出迎えてくれた。
「アーサー様、ご無事の帰還なりよりでございます」
城門の前でシーア、サーシャ、ザンザが出迎えてくれた。
サラの顔を見たシーアが分かりやすい驚愕の表情となる。
それはサラも同じだった。
「サラ、サラじゃないの!!」
叫ぶようにシーアが言う。
「シーア、まさかこんなところにいるなんて!!」
サラは馬を降り、シーアに抱きつく。
どうやら彼女たちは知りあいのようだ。
「サラ無事で良かった」
シーアは涙を流している。
サラこそが教会によって王都から追放されたシーアの親友だと彼女は説明した。
親友同士、再会できて本当に良かったと僕は思う。
誰もが自由に会える国にしようと僕は心のそこから思った。
僕たちは円卓の間に入る。
僕たちの帰還を知ったアンナとジョシュアが円卓に料理を並べてくれる。
七面鳥の香草焼き、ハムステーキ、蕎麦のガレット、トマトのシチューといったメニューが並べられた。
アルコールからエネルギーを摂取するベアトリクスのためによく冷えたエール酒が用意された。
「新しい仲間に乾杯!!」
馬乳酒が満たされた杯を持ち、クロネが言う。さっそくぐびぐびとクロネは馬乳酒をあおる。
サーシャが僕と未成年のモードレッドのためにレモン水を用意してくれた。
サーシャもザンザも興味津々でモードレッドを見ている。僕に次いで二人目の男子に城の人たちはざわついていた。
とうのモードレッドは我関せずとマーリンの隣に腰かけた。
マーリンの希望で彼女は円卓の席にはつくが騎士とはならないことになっている。
新しく円卓の騎士になったのはヒメノ・ケイ、ベアトリクス・ユーウェイン、サラ・ボールスそしてモードレッドが加わった。
モードレッドの円卓の騎士加入はマーリンの希望によるものである。
星の搭でマーリンとだけ暮らしていたモードレッドには他の人との関わりが大事だと彼女はそう言った。
これで円卓の騎士はクロネ、シーア、アルタイル、リリィ、ユリコ、ヒメノ、ベアトリクス、サラ、モードレッドと九人になった。
かなり賑やかになってきたと思う。
「朝倉君、私たちは一度王都のキャメロットに行くべきだと思います。王都に行き、王女ギネビアに会い、私たちの存在を認めさせるのです」
魔術師マーリンは僕にそう提案した。
彼女に触れられるとなんと落ちつくとだろうか。
前の世界でもマーリンは僕のことを好きだと言っていた。
もしかすると別の世界線ではそんなマーリンを彼女にして、黒猫と一緒に暮らしているということがあり得たかもしれない。
そんなことをぼんやりと考えていると視界に文字が並ぶ。
レベルが55に上がりました。
特技遠隔念話 魔法攻撃力上昇 魔力向上 治癒魔法 召喚魔法を獲得しました。
称号「聖賢王の後継者」「治癒魔法士」「召喚術士」を獲得しました。
治癒魔法に召喚魔法か、これはかなり役立ちそうな魔法を覚えたな。
特技欄の召喚魔法をクリックするとすでに二体が登録されている。
クロネ・トリスタンとオリオンであった。
なるほど、クロネは黒猫の猫娘で魔女の使い魔だから召喚獣扱いもできるのか。愛馬オリオンも召喚できるのは嬉しい。
治癒魔法は回復弱だけが使えるようだ。できれば戦闘はしたくないが、これも役にたちそうだ。
僕とマーリンはカーナボン城の食堂に向かった。すでにクロネたちが朝食をとっていた。
「それでこれからどうするの?」
好物のヨーグルトをなめながら、クロネは僕に訊いた。
「そうだね、一度コンウィの城に戻ろうと思う」
僕は答える。
「そうね、シーアと合流して円卓会議を開く必要があるわね」
リリィが言った。
「私も同行させてもらうわ」
ベアトリクスが同行を求めたので、僕は許可した。彼女も円卓の騎士の一人として迎えようと思う。
「マーリン先生、僕はどうすればいい?」
この国で二人目の男子となるモードレッドはマーリンに尋ねた。
「あなたも来なさい。これからは朝倉君の助けとなるように働くのよ」
マーリンがモードレッドに言うと彼ははいと静かに返答した。
アルタイルとヒメノ姉さんが談笑しながら、朝御飯をとっていた。
彼女らはいつの間にか友人になっているようだった。アルタイルはリリィとも仲がいい。
そんなリリィはユリコと話している。
リリィとユリコはもともと親友同士なので仲が良い。
逆にアルタイルはシーアとは不仲に思えるので心配の種ではある。人間関係とは難しいものだ。
自分で言うのもなんだが、ここにいる皆は僕に好感を持ってくれている。しかし、横のつながりはなかなか把握しがたいものがある。
朝食を食べたあと、少し休み、エイヴベリーの砦に入る。ライたちが出迎えてくれる。
ユリコの話ではライとリン、ルウは三つ子の姉妹だと言う。ノアとネオが双子だと説明してくれた。ユリコの姉たちの子供だと言う。
てっきり五つ子だと思っていたので驚きだ。
全員ユリコの姪になるのか。
ノアたちは十分に美少女なので将来が楽しみだ。
この日の夜のお供はベアトリクスにお願いした。
ベアトリクスの推定Jカップの豊満なおっぱいを堪能させてもらった。
とてもアンドロイドとは思えないほどベアトリクスの体は気持ちいいものであった。
ヨルムンガンド帝国は機械と人間の融合を目指した国だとベアトリクスは説明した。
そんな国につくられたアンドロイドのベアトリクスにセックスの機能があるのかは不思議だった。
ベアトリクスに聞いても知らないということだった。
「でもいいじゃないの♡♡こうして提督と仲良くできるのだから♡♡」
笑顔でベアトリクスは言った。
ベアトリクスがそう言うなら、それでいいか。
エイヴベリーで一泊し、僕たちはコンウィの城に向かう。
森を抜け、夕刻前にはコンウィ城に到着できた。
留守を任せていたシーアが僕たちを出迎えてくれた。
「アーサー様、ご無事の帰還なりよりでございます」
城門の前でシーア、サーシャ、ザンザが出迎えてくれた。
サラの顔を見たシーアが分かりやすい驚愕の表情となる。
それはサラも同じだった。
「サラ、サラじゃないの!!」
叫ぶようにシーアが言う。
「シーア、まさかこんなところにいるなんて!!」
サラは馬を降り、シーアに抱きつく。
どうやら彼女たちは知りあいのようだ。
「サラ無事で良かった」
シーアは涙を流している。
サラこそが教会によって王都から追放されたシーアの親友だと彼女は説明した。
親友同士、再会できて本当に良かったと僕は思う。
誰もが自由に会える国にしようと僕は心のそこから思った。
僕たちは円卓の間に入る。
僕たちの帰還を知ったアンナとジョシュアが円卓に料理を並べてくれる。
七面鳥の香草焼き、ハムステーキ、蕎麦のガレット、トマトのシチューといったメニューが並べられた。
アルコールからエネルギーを摂取するベアトリクスのためによく冷えたエール酒が用意された。
「新しい仲間に乾杯!!」
馬乳酒が満たされた杯を持ち、クロネが言う。さっそくぐびぐびとクロネは馬乳酒をあおる。
サーシャが僕と未成年のモードレッドのためにレモン水を用意してくれた。
サーシャもザンザも興味津々でモードレッドを見ている。僕に次いで二人目の男子に城の人たちはざわついていた。
とうのモードレッドは我関せずとマーリンの隣に腰かけた。
マーリンの希望で彼女は円卓の席にはつくが騎士とはならないことになっている。
新しく円卓の騎士になったのはヒメノ・ケイ、ベアトリクス・ユーウェイン、サラ・ボールスそしてモードレッドが加わった。
モードレッドの円卓の騎士加入はマーリンの希望によるものである。
星の搭でマーリンとだけ暮らしていたモードレッドには他の人との関わりが大事だと彼女はそう言った。
これで円卓の騎士はクロネ、シーア、アルタイル、リリィ、ユリコ、ヒメノ、ベアトリクス、サラ、モードレッドと九人になった。
かなり賑やかになってきたと思う。
「朝倉君、私たちは一度王都のキャメロットに行くべきだと思います。王都に行き、王女ギネビアに会い、私たちの存在を認めさせるのです」
魔術師マーリンは僕にそう提案した。
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