35 / 52
【第二章 ハズレモノ旺盛編】
034「ざまぁ宣言」
しおりを挟む【第22話 ハクロのステータス修正】
第22話のハクロのステータスですが、ステータス値を修正しました。
下記の内容となりますのでご報告です。
——————————————————
【ステータス】
名前:ハクロ(龍族)
年齢:1200歳
称号:白龍
レベル:118
HP:36121
MP:37042
身体能力:4032
身体硬度:4185
魔法:火炎放射/豪炎大火身体強化/上級治癒/上級異常治癒/隠蔽
固有魔法:『龍の咆哮』『龍の炎』
固有スキル:『龍神の加護』
体術:ハクロ式体術(免許皆伝)
——————————————————
では、本編をどうぞ。
********************
え? 手加減? もちろんして⋯⋯⋯⋯あ、あれ? あれれ?
ボキボキボキボキボキボキボキボキボキボキボキ⋯⋯!!!!!
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~!!!! て、手が、手がぁぁぁぁぁ~~~!!!!!」
柊木の悲鳴を聞いた俺はすぐに手を離した。⋯⋯のだが、どうやら柊木の手の骨を砕いてしまったようだ。
本当はそんなことするつもりはなかった。ただ、柊木の『身体硬度』が俺の思っていた以上に低かったため、つい手の骨を砕いてしまったのである。
「ご、ごめん⋯⋯柊木。かなり力抑えていたんだけど、予想以上にお前の『身体硬度』が低かったみたいで⋯⋯」
「こ、この、やろ⋯⋯うぐぁぁぁぁぁぁぁ~~っ!!!!!!!」
柊木は何とか瑛二に言い返そうとするも、あまりの激痛にまともにしゃべることができてなかった。
「た、拓海君!? い、急いで、ユーミンに治癒魔法をかけてもらわないと!」
そう言って、小山田は手の骨が折れ悶絶している柊木の肩を担いで、さっさとその場から駆け出していった。⋯⋯結果、ここには吉村だけが残る形となった。
ちなみに、吉村への『威圧』はすでに解けている。
「バ、バカなっ?! お、お前のようなクズステータスの奴がどうして⋯⋯? どうして、こんな特別な力を持ったんだっ!? そんなのまるで⋯⋯⋯⋯チートじゃないか」
「うん、そうだね! 俺もチートだと思うよ!」
ニッ!
俺は、歯をギシギシと食いしばりながら悔しさを露わにする吉村に、目一杯の満面の笑顔で返事をする。
「吉村、お前言ったよな? 俺に『特別な力なんてあるわけない』って。残念だったな⋯⋯あったんだよ。ていうか、俺の称号『ハズレモノ』自体が、その特別な力だったんだよ」
「な、何⋯⋯っ!?」
「おっと!⋯⋯これ以上はマズイな」
そう言って、俺はワザとらしく手で口を塞ぐ仕草を見せる。
「くっ?! 余裕ぶっこきやがって⋯⋯っ!!」
吉村が酷く歪めた顔で俺を睨んでくる。
「は? 当たり前だろ? ていうか⋯⋯こんなマウント、これまでお前らが俺にやったことだろ? つまりブーメランだってこと、わかってる?」
「うるせぇ、うるせぇ、うるせぇぇぇぇ~~~~っ! 知るか! 重要なのは、お前がチート能力を持っているのがムカつくってことだけだっ!!!!」
「⋯⋯」
俺は吉村の言葉に⋯⋯⋯⋯キレた。
グイっ!
「吉村ぁぁぁぁぁぁ~~~っ!!!!」
「ぐっ! は、離せ⋯⋯っ!?」
俺は吉村の胸ぐらを掴んで、無理矢理俺の方へ引き寄せる。吉村は必死に俺の手を振り払おうとしているがもちろん微動だにしない。
「てめえ、いいかげんにしろよ? ダンジョンの3階層でお前はワザと魔物を俺に向かわせるよう仕向けたよな? さらにお前⋯⋯その手で俺を崖に突き落としたよな? お前、同級生を殺そうとしたって自覚ある?」
ブン⋯⋯⋯⋯⋯⋯ドシャ!
「ぐはっ?!」
俺は、吉村を軽く5メートルほど放り投げた。吉村は受け身を取れなかったのか、息苦しそうにしている。⋯⋯知らね。
「いいか、よく聞け。俺を本気で殺そうとしたお前らを俺は絶対に許さないからな?」
「うっ!?」
「とは言っても、お前らに暴力でどうこうしようなんて思っちゃいない。お前らみたいな『弱い者いじめ』なんてカッコ悪いこと誰がするか!⋯⋯⋯⋯ま、それよりももっと楽しいやり方でお前らを精神的に追い込むつもりだから(笑)」
「え⋯⋯?」
「吉村、お前なら知っているよな?⋯⋯⋯⋯『ざまぁ』ってワード」
「⋯⋯あ」
「そういうことだ。そして、『ざまぁ』するには『ざまぁする相手を圧倒する力』が必要なこともお前は知ってるよな?」
「お、お前⋯⋯」
「というわけで、お前らはこれから『俺流ざまぁ』の標的になったから。今日は俺からの『ざまぁ宣言』みたいなもんだ。覚悟しとけ?⋯⋯ま、そんなわけで今後ともよろしくな、吉村。柊木にもよろしく言っといてくれ」
「⋯⋯くっ!?」
「救世主活動、頑張れよ~。せいぜい化けの皮剥がれないようにな?⋯⋯くっくっく」
「あ、ああああ⋯⋯」
「じゃあな」
そう言って、俺はその場を後にした。
********************
「あー、すっきりした!」
俺はクズたちの相手をした後、その足で学園の中庭から学園長室へと向かっていた。
ちなみに、今日は俺が学校⋯⋯⋯⋯『エルクレーン王国総合学園』に通う『登校初日』なのだが、そんな日に柊木たちに朝から呼び出された俺は最初めちゃめちゃ嫌な気持ちでいたが、蓋を開けてみれば、ちょっとした『ざまぁ』ができたので今では清々しい気持ちで一杯である!
いや~足が軽い、軽い(スキップ、スキップ)。
ちなみに、ここに来る途中、吾妻と古河に会ったのでさっきの柊木たちの話をしたら、
「なるほど。道理でさっき、柊木がうんうん唸りながら小山田に担がれてユーミンのところにやってきたんだな」
と、吾妻が「合点が入った」とでも言いたげな顔で説明をした。どうやら、称号『聖女』のユーミン先生が治癒魔法で柊木の拳を治したらしい。⋯⋯いや~、大事に至らなくて良かったな~(棒)。
「そう言えば、ユーミン先生が柊木の拳の骨がグシャグシャに砕かれていたって言ってたけど、アレ⋯⋯⋯⋯瑛二君がやったの?」
と、古河が横から俺に恐る恐る聞いてきた。
「い、いや⋯⋯本当はあそこまでやるつもりじゃなかったんだよ? でも、なんか、柊木の『身体硬度』が予想以上に低かったもんだから⋯⋯その⋯⋯力加減間違えちゃった(テヘペロ)!」
「ひ、柊木の『身体硬度』が低いって⋯⋯。彼、今『レベル28』なんだけど?」
「へーすごいね(棒)」
「⋯⋯⋯⋯瑛二君の本当のステータスを早く見てみたくなったよ」
古河は俺の言葉に呆れた様子でそんな感想を漏らした。
「じゃあ、柊木たちの監視、頼むな?」
「ああ、わかった、任せろ!」
「瑛二君も今日、初登校でしょ? 頑張ってね」
「ああ!」
俺は、二人に柊木たちの監視を頼んだ後、学園長室へと向かった。
26
あなたにおすすめの小説
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる