∅ 《空集合》の錬形術士 ~カラの異世界と転生使い~

月夜空くずは

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2.辺境の密会、魔女の耳は獣耳

Remember-70 奇襲作戦/作戦開始、動き出す転生使い達

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「これは……酷い状況ね」

 周囲を警戒しながら先陣を切って進んでいるシャーリィが、ふと脇道に逸れて何かを観察するようにしゃがみ込んで、忌々しそうにそう呟いていた。

「どうかしたのか、シャ――……なるほど、ここでもアイツ、怪物だろうとお構いなしに喰って回っているのか」
「元は貝類が流転した怪物だったのかな……殻を叩き壊されて喰われているわ」

 シャーリィが足を止めて観察していたのは、哀れにもぐしゃぐしゃに食い散らかされた怪物の残骸だった。
 ……そういえば、あの怪物は人間も、元人間の怪物も構わず喰らっていたな。

「体力の回復でも図ろうとしたのでしょうか……」
「怪物が怪物を喰って体力を回復するのかは分からないけど、少なくとも備える気はあるみたいね……こうして私達が攻めに転じなかったら、こうして体力を補給した怪物が村を襲ってきていた……って訳ね」

 それは……ぞっとしない話だな。と内心呟く。
 つくづくベルの提案には助けられたと改めて思う……あの時、流れで防衛戦なんてやっていたら、準備を整えた怪物と真っ向勝負をする可能性があったって訳か……

「シャーリィ、結局何処に目星を付けて探すつもりなんだ? こうして残骸を辿っても時間が掛かりそうじゃないか?」
「……そうね。ユウマの言うとおり、事は迅速に終わらせたいわ……そうなると、周囲を一望できる場所が良いわね。この異世界の孤島全域を見下ろせるような――」

 そのアザミの提案には少し心当たりがある。
 確かこの異世界には異質な灯台があるとか、そんな話だったな……

『そうなると行き先は一つだな。アザミさん、灯台の場所は何処だ?』
「えっと、このまま真っ直ぐ進んで、山の少し上の方……ですね。海からは少し離れた場所にあるみたいです」
「此処からだと流石に霧で見えないな……アザミの言うとおり、このまま先に進めば見つかるだろ」
「そうですね。仮にそこから怪物を見つけられなくても、狙撃地点の確認はしておきたいです。この弓、大きいのもあって射る時は少々場所を取ってしまうので……あと弦を張り直したいと言いますか……」

 すっかり狙撃手らしい心強い言葉だ。確かに灯台から狙うとは言ったが、その肝心の灯台が人の入れる場所なのかすら判明していないのだ。
 ……まあ、入り口が無い程度の話なら、俺達転生使いなら跳躍で屋上までひとっ飛びなのだろうが――

「わかったわ。このまま周囲の警戒を続けながら移動する。何でも良いから何かヤツの痕跡を見つけたら随時報告してちょうだい」

 食い散らかされた貝類の怪物の肉や殻の分厚さなどの確認を終えたシャーリィは、観察時に使っていた短剣を鞘に仕舞いながら立ち上がり、仕切り直すようにそう告げてくる。
 ……シャーリィも、結構慎重になっているんだな。以前の反ギルド団体の拠点鎮圧戦に比べると、常にゆっくりと手探りで進んでいるような慎重さだ。
 彼女に感化されて緊張する訳ではないが、俺も同じぐらい用心深く行動するように心がけよう――



 ■□■□■



 緩やかな斜面を登るのは、全く苦ではなかった。
 むしろ土の道で灯台までの経路を舗装されているような、そんな人工的な感じがする。やっぱりこの異世界も、人の手で作られたモノなのだろうか……?

「……いくら緩やかな山とはいえ、山の峰の部分が土で舗装されているの変じゃない?」
「それ今思った。まるで観光地とかそんな雰囲気がする」
「……あっ! 皆さん方、見て下さい。灯台が見えてきました」

 呑気な俺達とは違って、アザミは進む先に見えた影を指さしてそう伝えてくれた。
 確かに、なにか大きな塔の形をした人工物の影が見える。恐らくコレが何度も話に挙がっていた“異質な灯台”とやらなのだろう……既にこの整った道すら異質だが。

「これは……何よこれ。灯台にしてはデカすぎるし……素材が煉瓦じゃない……!? 一体何で造られているのよこの灯台!?」
「まるで粘土のような岩が固まったみたいな素材ですね……境目が見当たらないです」
『……恐らくだが、コンクリートじゃないか?』
「コンクリート? なんだその人の名前みたいな物体」
「考古学でたまに見る代物……らしい。まあ、この前ユウマがそのコテで塗り広げていた漆喰の石素材版だと思ってくれ。石の漆喰を塗り固めて、馬の毛や血とかで強度を良くしたり……話が逸れたが、そういう物だ」
「……コンクリート自体は私の国にも一応あるわ。でもね、あくまで煉瓦の上に塗るコーティング剤みたいなもので、こんな全てコンクリートで造るだなんて見たことが無いわ!」

 短剣の柄でコンコン、とノックでもするみたいに灯台の壁を叩きながらシャーリィは驚きと困惑に満ちた声を出していた。
 個人的にはそんなやり方で中身までコンクリートだと把握できるシャーリィの鑑定眼の方が驚きだが……今のシャーリィは聞く耳を持っていない。目の前の異物にすっかり夢中だ。

「……もしかして、アザミの協力者とやらはこういった人工物を見に来たのかな……こう、技術の参考みたいにさ」
『それは……確かに、あり得る話だな。技術の参考……こうした実物を参考にするのは簡単に技術を得られる手段だ。まあ、そもそも生身の人間は入ることすら叶わない場所だがな……』

 そういえばそうだった。普通の人間は入ることができないんだった――が、確か魔道の密会の連中は防具的な魔道具を持っていたな。
 やろうと思えば、ただの一般人でも進入する方法が存在するかもしれない……あの生き残った男は、これからそういう情報についてミッチリと搾り取られるのだろう……

『今はその件について追求しない約束だったが、やはり気になってしまうな……一体何者なんだろうな。ただの建築家とかではあるまいし』
「そう、だな……でもそれは、アザミが話してくれるのを待つよ、俺は」
『……やっぱり、なんかユウマはアザミさんに甘くないか? 変に優しい気がして……ムムム』
「いやなんで頬を膨らませてるのサ。だってアザミさん、自分に厳しくしてるタイプの人だろ。ああいう態度じゃないとこう、色々言いたいことを聞いてくれなさそうだったからさ」
『……本当にそれだけか?』

 ……なんで俺、こんなに当たりが強い対応をされているのだろうか。
 ジットリと湿度の高い視線を当ててくるベルをなんとか落ち着かせつつ、シャーリィに助けを求めようとして――シャーリィは自分の世界に完全に入っててダメだった。なんかずっとブツブツ呟きながら目の前の灯台を考察してる。

「シャーリィさん、ユウマさん、入り口がありました。中は広間と、螺旋階段で上まで登れるようになっているみたいです」
「螺旋階段……なんでそんな面倒な造りなの……? 木材の支柱で梯子でも造れば良いのに、そこもコンクリート製? 強度はどうなっているの……?」
「あ、あの、シャーリィさん?」
「ダメだアザミ、今シャーリィは困惑モードに入っているから。とりあえず押し込んで連れて行こう」
『……ユウマもシャーリィの扱いがだいぶ雑になってきたよな』

 ……まあ、否定はしないのである。



 ■□■□■



「……で、どうよアザミさん。ここは狙撃に向いているかしら?」

 螺旋階段をなんとか登り切った――長くて途中で休憩を挟まないと汗だくになりそうだった――俺達は、灯台の屋上を見回しながら状況を確認する。
 どうやらここまで高い場所だと、あの視界を遮っていた霧は立ちこめていないらしい。下を見ると地面が薄らと見えるが、横を見れば海がうっすらと見える。

 素人考えだが、周りを見回して狙い撃つのならこの高い場所よりも良い場所は無いのではないかと思える。

「そうですね……ただ、周りを囲っているガラスと、真ん中のこの照明装置が邪魔ですね……見たことの無い金属製の機械ですけど、これのせいでスペースが取られてしまってて撃ちにくいです」
「おっけー、蹴り飛ばして除けりゃ良いでしょ」
『さっきユウマに雑って言ったけど、シャーリィもシャーリィで雑だなぁ!?』

 あっけらかんな態度で破壊宣言をするシャーリィに向けて思わずベルがツッコミを入れていた。でも確かに、ベルが何も言わなかったら代わりに俺が何かしら口を挟んだかもしれないぐらいに雑な発言だった。

「い、良いんでしょうか……? 貴重な物に見えますし、持ち帰って研究すれば何か分かるかも知れませんが……」
「異世界の物は基本的に外に持ち出し禁止よ。細菌学ってのを一応学んでる身からすれば、異世界での細菌がどんな悪影響を及ぼすか分かったものじゃないし……それに、どうせわかりっこないわよ、こんな過ぎたオーパーツなんて――っ、フッ!」

 ガァン! と鉄板がへこむ音と共に転がる照明装置。繋がっていたケーブルを引っ張りながらゴロゴロ転がって隅っこに落ち着いた。
 で、根元に残った照明装置の固定部分は意外にも、シャーリィは短剣を使って器用にも一個一個ネジを回して取り外した。

 ……意外だ。てっきりそっちも蹴り壊すんじゃないかと俺は思って――いや、待ってくれ。なんで睨んでくるんだシャーリィ、俺の心でも読めているのか?

『……ユウマ、考えてることが分かりやすく顔に出てるからな』

 ああ、そうなの……
 ベルからの助言を貰った頃には既に、固定部分を隅っこに押し込んだシャーリィに通りすがりに肘で小突かれてしまっているのだった。やや痛い。

「……! ユウマさん! シャーリィさん! 隠れてください!」
「ッ……!」

 アザミからの深刻なトーンの声。
 事情は分からなくても、ヤバさ危険は本能に伝わってくる。俺とシャーリィは咄嗟に階段へ、アザミは黒い和服で身を隠しつつ、近くの照明装置の影に紛れていた。

 逃げるとか離れるではなく、“隠れろ”――つまり、今までの状況から推測するに、きっと近くにがいる……!

(……! 空に影が……ッ!? 今のは、まさか)
「ユウマ、もう少し隠れなさい……!」

 地面を走る影を見て、俺は思わず身を乗り出そうとして――それをシャーリィに引っ張られて止められた。だけど、ガラス越しに確かにその姿は見えた。
 あの大きな怪物――ドラゴンだの龍だの呼ばれていた怪物だ。真っ黒な体は大きな皮膜のついた翼を羽ばたかせて、地面に少しずつ近づいて降り立った……と思う。

「……気づかれては、なさそうね」
「一応建物の中だもんな。屋根もあるし、空からじゃ分からないさ」
『だが、もしかしたら進入を気づかれている可能性もあるぞ。この異世界は木が少なくて船を隠す場所が無かったからな……それで警戒しているのかもしれない』
「最悪の場合、それも十分ありえますね……ですが、あの怪物はまだ私達の場所は分かっていない。その上、私達は一方的に把握できている……今がチャンスです」

 そう言うと、アザミは背中に背負っていた細長い布の袋から一本の長弓を取り出して、建物の壁を利用して弦を張った。
 ……改めて見ても、槍のように長い弓だ。その辺で拾った木の枝で射られたら、それだけで胴体を容易く貫通しそうである。

「アザミさん、私ったら肝心なことを聞き忘れていたけど、貴女の切り札? みたいなその矢って何本放てるの?」
「一発です。一度の転生につき、一発だけです……ただ、威力は遠く及びませんが通常の矢も持ってきています。ですので、もし一撃で仕留められなかったり、万が一に外した場合はそのままここで援護射撃を行います」

 そう良いながら、アザミさんは小さなペンぐらいの大きさの矢を三本、それぞれ一本ずつ片手の指の間に挟んで取り出した。
 なんだ? まるで弓銃の矢のように小さな矢だが……と、思った瞬間。アザミはそれをブン、と一振りし――小さかった矢は、中に仕込まれていたらしい棒がカカカッ! と音を立てて延長した。

 どうやら疑問は杞憂だった。アザミの手にしている矢はあの長弓でも問題なく射れる長さの矢に変化した。

「もしも異常事態が起きた場合、この高さから跳躍すればすぐにユウマさんとシャーリィさんの元に駆けつけることができますので……って、ユウマさん? どうかしましたか?」
「…………格好いい」
『ユウマ、もしかしてだけどアザミさんお仕込み杖といい、そういうギミックのある物に弱いのか?』
「弱いかどうかは分からないけど、滅茶苦茶あこがれみたいな感情が胸に沸き起こって仕方ない……伸ばす時のやり方も仕事人みたいで良い……」
「あ、あはは……ほ、褒められていると解釈して良いのでしょうか……?」
「単にユウマがボケてるって解釈して良いわ……それより、援護射撃は任せたわ。別に緊張も責任も感じなくて良いから。そういう時にユウマが頼りになるし、私も負けてないわ。だからこそ、そっちの矢の援護も頼りにしてる」
「……! は、はい! 実は少し緊張してて……ありがとうございます、シャーリィさん」
「別にこれぐらいで力になれるなら。あとそのうち、そのさん付け呼びも無くしてみせたいわね」

 俺が心にぼんやりと浮かんだ感情を口にしてる横で、やや辛辣な態度でシャーリィが俺の前に出てアザミを励ますように語りながら肩をポンと叩いた。
 オイシャーリィさんや。重大な立ち位置にいるアザミを安心させるのは良いとは思うけど、俺を軽く小馬鹿にしたのはぜっっったい余計で不要だろ。後でキレるぞ。

「さあユウマ……って何不機嫌そうな顔してるのよ。ああもう、さっきのは悪かったって。それよりも急ぎましょ。あの怪物に気づかれない程度に近づいて待機するわよ」
「俺達が此処に居たらダメなのか? 森みたいな遮蔽物もない異世界だし、近づくのが難しいと思うんだが」

 アザミみたいに、ここから転生して跳躍すれば一気に距離を詰めて奇襲を仕掛けられるのではないだろうか? と、思ったがシャーリィは何やら首を横に振っている。

「それなんだけど……まあ、アザミさんは緊張しがちで……ね?」
「は、はい。すみませんが、近くに居られると少し集中できないので……ごめんなさい」
「手紙で聞いてたから私は知ってたけどねぇ……彼女、こういう集中する作業とかで近くに人が居ると気が散っちゃうんだって」
「うう、すみません……」

 ……そう謝られてしまうと、そんな提案をした俺が悪いみたいになってしまうじゃないか。でもまあ、そういう事情なら仕方ない。正直俺とシャーリィは補欠で、メインはアザミの一矢なのだから、彼女のコンディションが最大限引き出せる環境で力を振るってもらおう……

「じゃ、任せたわよ! 行ってくるわ!」
「ああ、頑張ってくれアザミ――って、シャーリィ!? おまッ……飛び降りたんか!? この高さを!? ちょっと――ああもう! 俺は階段で下りるからな!」

 まさかの飛び降りで移動を開始したシャーリィに度肝を抜かれながらも、俺は慌てて螺旋階段を駆け下りて彼女の後を追うのだった。

「フフフ……はい。行ってらっしゃいませ、私の大切なお二人とも」

 その背後で、小さく彼女が笑みを浮かべて見送ってくれたのを、俺は確かに聞き逃さなかった。
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