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未来を変えろ
金がない!
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Side-伊藤
腹の虫が治まらない俺は、すっかり帳の降りた駅前通りをうろついていた。
駅からほど近いビジネスホテル。今夜も芙美はここに泊まるはず。
一旦、芙美の条件を呑めばいいのだ。
結婚してしまえば、畑を手伝わざるを得なくなるし、真面目で従順な芙美の事だ。
家事だって、いやいやながらでもやるに決まっている。
実家の傍に、適当な部屋を借りれば別居だって問題ない。
ここで待っていれば、芙美をつかまえる事ができるさ。
あいつのために1000万ほど金が飛んだのだ。
簡単に諦めるわけにはいかない。
俺はビルの狭間に身を隠すようにして、芙美の帰りを待った。
Side-大牙
時刻は23時50分
いつの間にか夜はすっかり深くなり、明日の事が気になり始める。
「そろそろ帰ろうか」
芙美は眠そうに緩慢な瞬きをする。
「そうね」
「お手洗いとか、大丈夫?」
できる男は、女がトイレに立ったタイミングで会計を済ませるのだ。
「あ、ありがとう。行ってくるわ」
「うん。行ってらっしゃい」
トイレへ向かう芙美を見送って、伝票を手に、会計カウンターに向かった。
男性スタッフがレジに金額を打ち込んでいく。
「11800円でございます」
「カードで」
財布から、颯爽とカードを取り出し、差し出した。
「お預かりします」
店員が流れるような動作で機械を通すと、ピーーー、ピーーーーとエラー音が鳴る。
「え?」
初めて聞く音だ。
「申し訳ございません。こちらのカードはお取り扱いできないようです」
申し訳なさそうに、店員がカードを戻した。
「え? なんで?」
店員は苦笑を浮かべ、首を傾げた。
限度額オーバーか?
何やってんだ2014年の俺!!!
現金はというと、安定の3000円。
「あー、あははは」
どうしよう。
そこへ――。
「どうしたの?」
芙美がお手洗いから戻って来て、不測の事態を察したのか、眉を持ち上げた。
「いや、なんか、カードが使えなくなっちゃってて」
彼女は急いで自分のバッグを開けた。
レジの金額を見て、財布を取り出し、2万円を店員に差し出した。
かっこ悪すぎる。
芙美はにっこり笑って「よかったわ。お礼ができて」と言った。
「いや、明日、返すよ」
「いいの! 今回だけは私に奢らせて」
「ごめん。じゃあ、お言葉に甘えて……ご馳走さまでした」
かっこ悪い僕に、彼女は嬉しそうに笑顔を返した。
会計を済ませて外に出る。
大通りで空車のタクシーに手を上げると、速やかに僕たちの前に停車した。
「一人で大丈夫?」
そういうと芙美は力強く頷いて、真っ白い歯を見せた。
「大牙、今日はありがとう。とても楽しかった」
「宿についたら電話して」
「わかった」
「じゃあ、また」
「うん。また」
バンと後部のドアが自動で閉まり、タクシーはネオンへと消えて行った。
芙美は今夜からの宿を、ビジネスホテルから目黒川沿いにあるゲストハウスに変えていた。
ネットで検索したら、女性専用のシェアハウスがあったとかで、賃料も1ヶ月3万円と格安。
僕を待っている間に、荷物の移動も済ませたらしく、今夜からそこが彼女の拠点となる。
女性専用ということもあり、セキュリティもばっちりなんだとか。
中目黒なら渋谷からのアクセスも悪くない。
僕は、どんどん書き換えられる歴史に、確かな手応えを感じつつ、自宅に戻った。
このままタイムリープしてしまったとしても、彼女の結婚はもう流れている。
伊藤との歴史は書き換えられるのだ。
しかし、問題は先立つ物だ。
今の僕は、情けないほどに金がない。
このままじゃ、彼女をサポートできないかもしれない。
芙美はやはり農業が好きだと言った。
10年、伊藤家で耐える事ができたのは、自分で育てた野菜を待っててくれるお客さんがいたからだと。
できれば彼女に、自分の畑を持たせてやりたい。
10年間の経験はきっとこれからの彼女の財産になるはずなのだ。
冷蔵庫からミネラルウォーターを出し、ボトルに口を付けて喉を潤す。
ふと、8月のままのカレンダーが目に付き、一枚破った。
新しくなった9月。
来週の日曜日に何やら赤いペンで印が付けてあった。
「なんだ? これ」
『中山G1・1R・⑦①⑩』
これは間違いなく僕の字だが、10年前の記憶だ。
まだ不安定に浮かんでは、不揃いなパズルのようにしっくりこない記憶。
そういえば2024年に戻った時、僕の資産は莫大に増えていた。
あの時メモしておいた株が10年かけてとんでもなく上がったからなんだが、当時、つまり今の僕に、株に投資する資金なんてなかったはずだ。
脳内を探るように記憶を手繰り寄せる。
書き換えられた記憶が徐々に輪郭をくっきりと作り上げて、心臓をバタつかせた。
これは――。
競馬だ。
突然、競馬予想を始めた岡崎が、飲みの席で教えてくれたのだ。
『大穴だ。このレースで万馬券が出るぞ。このカグヤスプリンターっていう馬が1位を取る』
岡崎の予想通り。
このレースで、1番人気のスノーアースが2着に敗れ、2番人気のファイヤーフェニックスが7着に沈むという波乱が起きた。その結果、11番人気のカグヤスプリンターが優勝し、3連単の払戻金は約1億4000万円に達した。
僕は、半信半疑ながら、この馬券を買ったのだ。
そして、億という金を手にした。
しかし、なぜ岡崎が競馬予想なんて?
もしかして……。
あいつもタイムリープした?
腹の虫が治まらない俺は、すっかり帳の降りた駅前通りをうろついていた。
駅からほど近いビジネスホテル。今夜も芙美はここに泊まるはず。
一旦、芙美の条件を呑めばいいのだ。
結婚してしまえば、畑を手伝わざるを得なくなるし、真面目で従順な芙美の事だ。
家事だって、いやいやながらでもやるに決まっている。
実家の傍に、適当な部屋を借りれば別居だって問題ない。
ここで待っていれば、芙美をつかまえる事ができるさ。
あいつのために1000万ほど金が飛んだのだ。
簡単に諦めるわけにはいかない。
俺はビルの狭間に身を隠すようにして、芙美の帰りを待った。
Side-大牙
時刻は23時50分
いつの間にか夜はすっかり深くなり、明日の事が気になり始める。
「そろそろ帰ろうか」
芙美は眠そうに緩慢な瞬きをする。
「そうね」
「お手洗いとか、大丈夫?」
できる男は、女がトイレに立ったタイミングで会計を済ませるのだ。
「あ、ありがとう。行ってくるわ」
「うん。行ってらっしゃい」
トイレへ向かう芙美を見送って、伝票を手に、会計カウンターに向かった。
男性スタッフがレジに金額を打ち込んでいく。
「11800円でございます」
「カードで」
財布から、颯爽とカードを取り出し、差し出した。
「お預かりします」
店員が流れるような動作で機械を通すと、ピーーー、ピーーーーとエラー音が鳴る。
「え?」
初めて聞く音だ。
「申し訳ございません。こちらのカードはお取り扱いできないようです」
申し訳なさそうに、店員がカードを戻した。
「え? なんで?」
店員は苦笑を浮かべ、首を傾げた。
限度額オーバーか?
何やってんだ2014年の俺!!!
現金はというと、安定の3000円。
「あー、あははは」
どうしよう。
そこへ――。
「どうしたの?」
芙美がお手洗いから戻って来て、不測の事態を察したのか、眉を持ち上げた。
「いや、なんか、カードが使えなくなっちゃってて」
彼女は急いで自分のバッグを開けた。
レジの金額を見て、財布を取り出し、2万円を店員に差し出した。
かっこ悪すぎる。
芙美はにっこり笑って「よかったわ。お礼ができて」と言った。
「いや、明日、返すよ」
「いいの! 今回だけは私に奢らせて」
「ごめん。じゃあ、お言葉に甘えて……ご馳走さまでした」
かっこ悪い僕に、彼女は嬉しそうに笑顔を返した。
会計を済ませて外に出る。
大通りで空車のタクシーに手を上げると、速やかに僕たちの前に停車した。
「一人で大丈夫?」
そういうと芙美は力強く頷いて、真っ白い歯を見せた。
「大牙、今日はありがとう。とても楽しかった」
「宿についたら電話して」
「わかった」
「じゃあ、また」
「うん。また」
バンと後部のドアが自動で閉まり、タクシーはネオンへと消えて行った。
芙美は今夜からの宿を、ビジネスホテルから目黒川沿いにあるゲストハウスに変えていた。
ネットで検索したら、女性専用のシェアハウスがあったとかで、賃料も1ヶ月3万円と格安。
僕を待っている間に、荷物の移動も済ませたらしく、今夜からそこが彼女の拠点となる。
女性専用ということもあり、セキュリティもばっちりなんだとか。
中目黒なら渋谷からのアクセスも悪くない。
僕は、どんどん書き換えられる歴史に、確かな手応えを感じつつ、自宅に戻った。
このままタイムリープしてしまったとしても、彼女の結婚はもう流れている。
伊藤との歴史は書き換えられるのだ。
しかし、問題は先立つ物だ。
今の僕は、情けないほどに金がない。
このままじゃ、彼女をサポートできないかもしれない。
芙美はやはり農業が好きだと言った。
10年、伊藤家で耐える事ができたのは、自分で育てた野菜を待っててくれるお客さんがいたからだと。
できれば彼女に、自分の畑を持たせてやりたい。
10年間の経験はきっとこれからの彼女の財産になるはずなのだ。
冷蔵庫からミネラルウォーターを出し、ボトルに口を付けて喉を潤す。
ふと、8月のままのカレンダーが目に付き、一枚破った。
新しくなった9月。
来週の日曜日に何やら赤いペンで印が付けてあった。
「なんだ? これ」
『中山G1・1R・⑦①⑩』
これは間違いなく僕の字だが、10年前の記憶だ。
まだ不安定に浮かんでは、不揃いなパズルのようにしっくりこない記憶。
そういえば2024年に戻った時、僕の資産は莫大に増えていた。
あの時メモしておいた株が10年かけてとんでもなく上がったからなんだが、当時、つまり今の僕に、株に投資する資金なんてなかったはずだ。
脳内を探るように記憶を手繰り寄せる。
書き換えられた記憶が徐々に輪郭をくっきりと作り上げて、心臓をバタつかせた。
これは――。
競馬だ。
突然、競馬予想を始めた岡崎が、飲みの席で教えてくれたのだ。
『大穴だ。このレースで万馬券が出るぞ。このカグヤスプリンターっていう馬が1位を取る』
岡崎の予想通り。
このレースで、1番人気のスノーアースが2着に敗れ、2番人気のファイヤーフェニックスが7着に沈むという波乱が起きた。その結果、11番人気のカグヤスプリンターが優勝し、3連単の払戻金は約1億4000万円に達した。
僕は、半信半疑ながら、この馬券を買ったのだ。
そして、億という金を手にした。
しかし、なぜ岡崎が競馬予想なんて?
もしかして……。
あいつもタイムリープした?
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