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未来を変えろ
塗り替えられる歴史
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芙美から電話がかかってきたのは、自宅に到着してからおよそ一時間後だった。
シャワーを浴びて、髪を乾かしていた時だ。
「大牙、起きてた?」
「起きてるよ、芙美」
こうして、お互いの中身が、さっきまでと変わっていない事を確かめ合う。
「さっき、家についたわ」
「どう? 新居は?」
「部屋は狭いけど個室できれいだし、家電は全て揃ってるし、のびのびできそう。とっても気に入ったわ」
「それはよかった。あのさ、今度の日曜日なんだけど、何か予定ある?」
「ううん。特にないけど。大牙は仕事じゃないの?」
「それが……。この時間軸の僕は、今度の日曜日に有給を取ってたんだ」
「有給?」
「そう」
「どうして?」
「さ、さぁ? どうしてだろう?」
この時間軸の僕はきっと、この歴史に残る衝撃的なレースを直に見るため、仕事を休んだのだ。
しかし、真面目な芙美の事だ。
レース結果をわかっていて、賭けるなんてズルだとか言いそう。
僕だって、罪悪感がないわけじゃない。
なので、あらかじめレースの結果を知っている事は黙っておこうと思う。
「事前に休みを取るって、実家の用事とかかしら?」
「それが、そういうのもないんだ。うちの会社ってね毎月4日間有給が与えられるんだけど、一ヶ月以内で使い切らなかったら日当5000円が支給されて消滅するんだよ。次の月とかに持ち越せないの。だから単に、取っておいたんだと思うんだ」
「へぇ。面白いシステムね」
「そう? 他の会社がどうなのかわからないけどね。今度の日曜日さぁ、一緒に、千葉に行かない?」
「千葉? いいけどどうして?」
「千葉の中山競馬場って知ってる?」
「知らない。競馬は全然やった事ないわ」
「そっか。僕もあんまりやらないんだけど、好きな馬が走るんだ。見たいなと思って」
「へぇ、面白そう。行きたいわ。私も馬は好きよ。ギャンブルも嫌いじゃない」
芙美はそう言って、ふふっと笑った。
「本当?」
「うん! サラブレットを生で見てみたい!」
「よし。じゃあ決まりね。今度の日曜日、一緒に行こう!」
それまで、どうかタイムリープしないでくれ、と願いながら通話を終え、布団に入った。
2014年9月8日。
午前7時。
僕はなけなしの金を集めて、レンタカーを予約していた。
中山競馬場までは1時間半ほど。
第一レースが10時10分なので、途中休憩や朝食に時間を使っても十分間に合う。
中目黒のゲストハウスに彼女を迎えに来た。
暦の上ではもう秋だが、太陽はまだまだ近くて熱い。
彼女はオーバーサイズの涼し気なカーデガンを羽織っている。
その下は長めのフレアのキャミソール。
チュニックのようにジーンズに合わせている。
「おはよう、芙美」
「おはよう。大牙」
よかった。二人ともまだタイムリープしていない。
デートには、およそ似つかわしくない大荷物を持って、芙美は車に乗り込んだ。
「何? 随分重そうな荷物だね」
「お弁当作ったの。大牙、朝ごはん食べた?」
「まだ」
彼女は嬉しそうに荷物の中から、真新しいタッパーを取り出すと、僕の前で蓋を開けて見せた。
そこにはぎゅうっとサンドイッチが詰められていて、色鮮やかなミニトマトで装飾されている。
「すごい。おいしそう」
「私も朝ごはんまだなんだ。一緒に食べようと思って。サンドイッチなら運転しながら食べられるでしょ」
「すごい嬉しい。ありがとう」
彼女は助手席に乗り込んで、タッパーを膝に乗せた。
シートベルトを締めたのを見計らって、僕は首都高に向けて車を走らせた。
小さな水筒に、二人分のアイスコーヒーまで準備してくれていて、改めていい奥さんだったんだろうな、なんて思いが過る。
タッパーや水筒も、全部百均で揃えたんだとか。
「これは、ツナとレタスとミニトマトよ」
彼女はそう言って、一口サイズのサンドイッチを僕の口元に運ぶ。
「あーん」
とわざとらしく口を開けて、食べさせてもらう。
「うーん、美味い!」
「これは、卵とハム」
いろんな具材のサンドイッチを次々に食べさせてくれる。
永遠に運転してたい。
途中パーキングエリアに寄ったりしながら、目的の競馬場に到着したのは9時半だった。
初めて経験する競馬場は思っていたより、近代的で大規模な施設だ。
席は予め予約しておいたベンチシート。
ガラス越しの室内で、ゆっくりレースを観戦できる。
観客たちは誰も皆慣れた様子で、自動券売機で馬券を買っている。
さて、目的の馬券を買おうと、券売機に並んだその時だ。
『ご来場のお客様にお知らせ致します。本日第一レースに出走を予定しておりましたカグヤスプリンターにつきまして、残念ながら出走を取り消しとさせていただきます。皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。本日のその他のレースは予定通り行われます。
繰り返します――』
「え?」
今、なんで?
大穴で、一位になるはずだったカグヤスプリンター。今まさに、僕が買おうとしていたカグヤスプリンターが出走停止?
僕はその場で固まってしまった。
こんな展開、記憶にないぞ。
怪我か病気か?
それともドーピング? 八百長が疑われたか?
過去に戻っても、同じ事が繰り返されるわけではないんだ。
タイムリープした者によって、未来の知識が蔓延する事で、歴史は塗り替えられる?
岡崎はやはりタイムリープしているのかもしれない。
やつの不用意な競馬予想は八百長と疑われたのではないか?
そんな結論が僕の中で浮き彫りになる。
しかし、途方に暮れている場合じゃない。
芙美はオッズ版を見ながら、楽しそうに予想を思い巡らせている。
金は底を突いている。
こうなったら、一か八かだ!
シャワーを浴びて、髪を乾かしていた時だ。
「大牙、起きてた?」
「起きてるよ、芙美」
こうして、お互いの中身が、さっきまでと変わっていない事を確かめ合う。
「さっき、家についたわ」
「どう? 新居は?」
「部屋は狭いけど個室できれいだし、家電は全て揃ってるし、のびのびできそう。とっても気に入ったわ」
「それはよかった。あのさ、今度の日曜日なんだけど、何か予定ある?」
「ううん。特にないけど。大牙は仕事じゃないの?」
「それが……。この時間軸の僕は、今度の日曜日に有給を取ってたんだ」
「有給?」
「そう」
「どうして?」
「さ、さぁ? どうしてだろう?」
この時間軸の僕はきっと、この歴史に残る衝撃的なレースを直に見るため、仕事を休んだのだ。
しかし、真面目な芙美の事だ。
レース結果をわかっていて、賭けるなんてズルだとか言いそう。
僕だって、罪悪感がないわけじゃない。
なので、あらかじめレースの結果を知っている事は黙っておこうと思う。
「事前に休みを取るって、実家の用事とかかしら?」
「それが、そういうのもないんだ。うちの会社ってね毎月4日間有給が与えられるんだけど、一ヶ月以内で使い切らなかったら日当5000円が支給されて消滅するんだよ。次の月とかに持ち越せないの。だから単に、取っておいたんだと思うんだ」
「へぇ。面白いシステムね」
「そう? 他の会社がどうなのかわからないけどね。今度の日曜日さぁ、一緒に、千葉に行かない?」
「千葉? いいけどどうして?」
「千葉の中山競馬場って知ってる?」
「知らない。競馬は全然やった事ないわ」
「そっか。僕もあんまりやらないんだけど、好きな馬が走るんだ。見たいなと思って」
「へぇ、面白そう。行きたいわ。私も馬は好きよ。ギャンブルも嫌いじゃない」
芙美はそう言って、ふふっと笑った。
「本当?」
「うん! サラブレットを生で見てみたい!」
「よし。じゃあ決まりね。今度の日曜日、一緒に行こう!」
それまで、どうかタイムリープしないでくれ、と願いながら通話を終え、布団に入った。
2014年9月8日。
午前7時。
僕はなけなしの金を集めて、レンタカーを予約していた。
中山競馬場までは1時間半ほど。
第一レースが10時10分なので、途中休憩や朝食に時間を使っても十分間に合う。
中目黒のゲストハウスに彼女を迎えに来た。
暦の上ではもう秋だが、太陽はまだまだ近くて熱い。
彼女はオーバーサイズの涼し気なカーデガンを羽織っている。
その下は長めのフレアのキャミソール。
チュニックのようにジーンズに合わせている。
「おはよう、芙美」
「おはよう。大牙」
よかった。二人ともまだタイムリープしていない。
デートには、およそ似つかわしくない大荷物を持って、芙美は車に乗り込んだ。
「何? 随分重そうな荷物だね」
「お弁当作ったの。大牙、朝ごはん食べた?」
「まだ」
彼女は嬉しそうに荷物の中から、真新しいタッパーを取り出すと、僕の前で蓋を開けて見せた。
そこにはぎゅうっとサンドイッチが詰められていて、色鮮やかなミニトマトで装飾されている。
「すごい。おいしそう」
「私も朝ごはんまだなんだ。一緒に食べようと思って。サンドイッチなら運転しながら食べられるでしょ」
「すごい嬉しい。ありがとう」
彼女は助手席に乗り込んで、タッパーを膝に乗せた。
シートベルトを締めたのを見計らって、僕は首都高に向けて車を走らせた。
小さな水筒に、二人分のアイスコーヒーまで準備してくれていて、改めていい奥さんだったんだろうな、なんて思いが過る。
タッパーや水筒も、全部百均で揃えたんだとか。
「これは、ツナとレタスとミニトマトよ」
彼女はそう言って、一口サイズのサンドイッチを僕の口元に運ぶ。
「あーん」
とわざとらしく口を開けて、食べさせてもらう。
「うーん、美味い!」
「これは、卵とハム」
いろんな具材のサンドイッチを次々に食べさせてくれる。
永遠に運転してたい。
途中パーキングエリアに寄ったりしながら、目的の競馬場に到着したのは9時半だった。
初めて経験する競馬場は思っていたより、近代的で大規模な施設だ。
席は予め予約しておいたベンチシート。
ガラス越しの室内で、ゆっくりレースを観戦できる。
観客たちは誰も皆慣れた様子で、自動券売機で馬券を買っている。
さて、目的の馬券を買おうと、券売機に並んだその時だ。
『ご来場のお客様にお知らせ致します。本日第一レースに出走を予定しておりましたカグヤスプリンターにつきまして、残念ながら出走を取り消しとさせていただきます。皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。本日のその他のレースは予定通り行われます。
繰り返します――』
「え?」
今、なんで?
大穴で、一位になるはずだったカグヤスプリンター。今まさに、僕が買おうとしていたカグヤスプリンターが出走停止?
僕はその場で固まってしまった。
こんな展開、記憶にないぞ。
怪我か病気か?
それともドーピング? 八百長が疑われたか?
過去に戻っても、同じ事が繰り返されるわけではないんだ。
タイムリープした者によって、未来の知識が蔓延する事で、歴史は塗り替えられる?
岡崎はやはりタイムリープしているのかもしれない。
やつの不用意な競馬予想は八百長と疑われたのではないか?
そんな結論が僕の中で浮き彫りになる。
しかし、途方に暮れている場合じゃない。
芙美はオッズ版を見ながら、楽しそうに予想を思い巡らせている。
金は底を突いている。
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