黒の魔王さま

Rimuru

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プロローグ

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彼は・・・ 少年は海の光る景色を見て思う・・・・

「君たち、やはり、僕をどこまでも、追いかけてくるんだね・・・・・・・・・・・」

それは、彼が見た景色は海から、自分がいる陸へ向かってきている、モンスターの群れ。

彼は呆然として、そのまま、立ち止まって、動こうとしない、なぜなら・・・・・・・

モンスターは彼を襲うことはない、モンスターの目的は陸の近くの街を潰すことだから。そして、、、

「やはり、あなた様がここにいらっしゃるのですね。」

モンスターの群れの中から、声をかけられた

「お迎えに上がりました、魔王陛下。」

その声の持ち主。四天王の一人、バルス・ゼウス。

「うん、ゼウスが迎えに来たのか。 てっきり、セフィーロが来ると思ったが・・・」

「はい、セフィーロが来るはずですが、魔王陛下が魔王城を不在とわかった時に、暗黒大陸中を暴れまわって、魔王陛下を探したのですが、グリムガールに見つかってしまったもので、ずっとお説教されております。」

「あー、またか。」

「では、魔王陛下。御用は終わりましたでしょうか?」

「あぁ。この前、感じた僕の力のカケラを感じ取ったが、まさかと思ったが、人間の街の中にあるとは思わなかった。」

「そのようでございますか。 では、魔王城へ、帰りましょう、魔王陛下。」

「ああぁ、帰るか。」







やがて、モンスターたちは街を滅ぼした後、彼らの後をついて、その場から消え失せた・・・・・・

そして、陸の近くにあったはずの街は、跡形もなく、消えてしまった。 残るはずの死体も後もなく消えた。

それは、街を滅ぼした、モンスターたちが街の隅々まで、食いつくしたからだ。



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