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第13章 白鳥の騎士団
第10話 狼の襲撃
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朝になりコウキ達はサレリアの街を出発する。
昨夜襲撃があったが、戦女神の信徒である白鳥の騎士達がここで捜査を止める事はできない。
戦女神の信徒が危険を恐れる事はあってはならないからだ。
巫女もある程度の危険は受け入れなければならいのである。
もちろん、襲撃があった事の報告はしている。
援軍等は副団長のルクルスが判断するだろう。
幸い昨夜の襲撃で動けなくなるほどの傷を負った者はいない。
人数を減らすことなくコウキ達は行動するのだった。
◆
「はあ、ホプロン様は大丈夫だろうか?」
ネッケスはホプロンを心配する。
ホプロンは暗黒騎士の襲撃で傷を負った。
ネッケスはホプロンに仕える従者でもあるので心配するのも当然だった。
ホプロンは何ともないような素振りであるが、実際のところは良くわからなかったりする。
模範的な騎士であるホプロンはたとえ大けがを負っても、平気な表情をしそうだからだ。
「大丈夫だよ。巫女様が癒しの力を使ったからさ」
コウキはネッケスに言う。
ホプロンは巫女から癒しの魔法で怪我を治療してもらっている。
だから、大丈夫だろうと思う。
そもそも、一番大けがをしていた様子だったノッポスが平気そうなのだから、昨夜傷を受けた者達のけがもそこまででもなかったのだろう。
それでも、ホプロンを敬愛するネッケスは心配のようだ。
「お前達、何を話している! 警戒しろ! おそらく俺達は何者かに監視されているんだぞ!」
側にいたデイブスが注意をする。
デイブスの言う通り、コウキ達は何者かに監視されている。
巫女やギルフォスも何者かの視線を感じ取っていたので間違いない。
おそらくこの事件の犯人だろう。
コウキも感じているが、見守るような温かい視線が主なので戸惑っている。
(複数の視線を感じるんだけど、主に感じる視線はエルドにいた時に感じていたのと同じ気がする……。もしかしてルウ姉さんが来ているのだろうか?)
コウキはルウシエンの事を考える。
コウキが聖レナリアに行く時に彼女はエルフの国に帰ったはずだった。
もしかして戻って来ている可能性もある。
だが、常に姿を隠しているのは変である。
それに入浴している時に視線はなかったので違うだろう。
コウキは視線の正体を考える。
そんな時だった馬車が止まる。
どうやら目的地に着いたようだった。
交易の商隊が襲われた場所の1つであり、ここで調査をするのだ。
場所は小さな岩山の麓の森の近く。
街道は狭く、交通の難所である。
バンドール平野は平地が多いが、こういった場所もあるのだ。
森はかなりの広さであり、木陰で街道も薄暗い。
森にはかなりの魔物も住み着いているため、たまに事件が起きる時がある。
コウキ達は馬車を降りる。
とは言ってもコウキがやる事はない。
調査は巫女がやるだけでコウキ達は護衛である。
巫女は過去視の魔法を使い、ここで何があったのかを見るのである。
「お前達は周囲の警戒だ! 散らばれ!」
デイブスが従騎士達に指示を出す。
巫女が魔法を使っている間周囲に誰かいないかを警戒するためだ。
コウキ達は指示を受けると周囲に散らばる。
ギルフォスと騎士達を巫女の側にして、従騎士達を外に配置する。
もし何かが来た時は真っ先に犠牲となるだろう。
ギルフォスは従騎士であるが、特別扱いであり巫女の側にいる。
昨夜の戦いぶりでそれを疑問に思う者はもはやいない。
当然の配置であった。
2人と1組で、コウキはネッケスと共に動く。
「うう、コウキ……。何者かが監視しているんだろ? 緊張するなあ!」
盾を構えながらネッケスが言う。
ネッケスの装備は一般的な自由戦士と同じものだ。
正規の騎士でないのなら武具は自腹である。
どこかの貴族の従者出身ならば装備を用意してくれるだろうが、残念ながらネッケスはそうではない。
片手剣に木製の盾。鎧は布製である。
名のある自由戦士の方が良い防具を装備しているだろう。
中には馬鹿にする者もいる。
だが、きちんと手入れを欠かさずしている姿を見ているコウキはそれを馬鹿にしようとは思わなかった。
「そうだね……。緊張するね」
コウキは背中の剣に手を添える。
剣はコウキの身長にあっていない。
そのため腰ではなく背中で担いでいるのだ。
使うにはもう少し成長が必要である。
だが、身長に合っていないが、コウキはこの剣を扱い易く感じていた。
なぜかはわからない。
誰かに相談しようにも剣は暗黒騎士から与えられた物であるので、剣の出処を探られたくないので誰にもいえない。
「それにしても、相変わらずコウキは盾を装備しないんだな」
ネッケスはコウキを見て言う。
「うん、この剣には合わないからね……」
「そうか、光の勇者様も剣の乙女様も盾を使わないからな。そうしたくなる気持ちもわかるぜ……、でも……。嫌、何でもない」
ネッケスは途中で言うのをやめる。
おそらく、安全のためにも盾を使った方が良いと言いたかったのだろう。
しかし、何か理由があるかもと思い、言うのをやめたようだ。
そんな時だった。
「危ない! ネッケ!」
コウキはネッケを突き飛ばす。
すると、影から複数の何かが出てくる。
コウキは身を屈め転がり、影を躱し、立ち上がると素早く剣を抜く。
次の瞬間影が何かを振り下ろしてくる。
コウキはそれを受け流し、返す剣で影を斬る。
影は勢いを殺せずそのまま地面に転がる。
コウキは剣を構え出て来た影を見る。
狼の頭をした者達だ。
だが、人間のように後ろ脚で直立し、前脚は器用に武器を持っている。
「狼人!?」
突き飛ばされたネッケスが声を上げる。
ネッケスが言う通り、森の影から現れたのは狼人だ。
数は4匹、先程斬って倒れているのを含めると5匹だ。
対してこちらは2人。
かなり不利な状況だ。
コウキは背筋に冷たい汗が流れる。
(怖い……。戦いは怖い……。だけど、騎士になると決めた……。だから戦うんだ……)
コウキは剣を構える。
思い浮かぶのはクロキの言葉だ。
短い期間だがコウキの心にずっと残っている。
(怖いのは当たり前……。逃げてばかりなのはとても惨めだ……。立ち向かわなければならない時もある……。あのクロキ先生だって、いつも戦いは怖いって言っていた。だったら自分が怖いと思うのは当たり前じゃないか……)
コウキは怖いと思う事を否定はしなかった。
しかし、否定しないのになぜか怖いという感覚が消えていく。
「ネッケ! 早く笛を吹くんだ!」
「あっ、ああ!? わかった!」
襲撃を受け驚いていたネッケが我を取り戻す。
しかし、笛を吹く事が出来ない。
どうやら、コウキが突き飛ばした時に笛を落としたようだ。
「すまねえ……、コウキ」
「ネッケ……。急いで隊長達に知らせるんだ……。ここは自分が食い止める」
「えっ、だけどよ……」
ネッケが驚いた顔でコウキを見る。
「2人ともやられるとまずいよ……、ここは自分が食い止める」
コウキは首を振って答える。
危ない状況だが、目の前の狼人に負ける気がしなかった。
だから、ネッケに言う。
「……、うう、わかった! 死ぬなよ! コウキ!」
ネッケは少し間躊躇すると踵を返し、巫女達のいる方へと走る。
その間狼人達は何もして来ない。戸惑っている様子だ。
「ふん、雑魚かと思っていたが、そうじゃないみたいだな。少し興味が出て来たぞ」
森の影から声がすると何者かが出てくる。
「えっ? 人? どう言う事?」
コウキは出て来た者を見て驚く。
出て来たのはコウキと同じくらいの背丈の人間の少年であった。
背中に巨大な剣を背負い、野性的な感じがする。
(何者なんだろう? 狼人よりも強い感じする……)
少年は獲物を狙うような鋭い視線をコウキに向けている。
少年は背中の剣を抜く。
少年の背丈に全く合っていない大剣だ。
その大剣を軽々と振る少年はかなりの腕力であった。
「若様……」
狼人達は頭を下げて少年に道を譲る。
明らかに狼人達よりも上位者であった。
「お前達は手を出すな。アルフォスとかいう奴の子を殺す前にこいつを殺ってやるぞ」
そう言って少年は笑うのであった。
昨夜襲撃があったが、戦女神の信徒である白鳥の騎士達がここで捜査を止める事はできない。
戦女神の信徒が危険を恐れる事はあってはならないからだ。
巫女もある程度の危険は受け入れなければならいのである。
もちろん、襲撃があった事の報告はしている。
援軍等は副団長のルクルスが判断するだろう。
幸い昨夜の襲撃で動けなくなるほどの傷を負った者はいない。
人数を減らすことなくコウキ達は行動するのだった。
◆
「はあ、ホプロン様は大丈夫だろうか?」
ネッケスはホプロンを心配する。
ホプロンは暗黒騎士の襲撃で傷を負った。
ネッケスはホプロンに仕える従者でもあるので心配するのも当然だった。
ホプロンは何ともないような素振りであるが、実際のところは良くわからなかったりする。
模範的な騎士であるホプロンはたとえ大けがを負っても、平気な表情をしそうだからだ。
「大丈夫だよ。巫女様が癒しの力を使ったからさ」
コウキはネッケスに言う。
ホプロンは巫女から癒しの魔法で怪我を治療してもらっている。
だから、大丈夫だろうと思う。
そもそも、一番大けがをしていた様子だったノッポスが平気そうなのだから、昨夜傷を受けた者達のけがもそこまででもなかったのだろう。
それでも、ホプロンを敬愛するネッケスは心配のようだ。
「お前達、何を話している! 警戒しろ! おそらく俺達は何者かに監視されているんだぞ!」
側にいたデイブスが注意をする。
デイブスの言う通り、コウキ達は何者かに監視されている。
巫女やギルフォスも何者かの視線を感じ取っていたので間違いない。
おそらくこの事件の犯人だろう。
コウキも感じているが、見守るような温かい視線が主なので戸惑っている。
(複数の視線を感じるんだけど、主に感じる視線はエルドにいた時に感じていたのと同じ気がする……。もしかしてルウ姉さんが来ているのだろうか?)
コウキはルウシエンの事を考える。
コウキが聖レナリアに行く時に彼女はエルフの国に帰ったはずだった。
もしかして戻って来ている可能性もある。
だが、常に姿を隠しているのは変である。
それに入浴している時に視線はなかったので違うだろう。
コウキは視線の正体を考える。
そんな時だった馬車が止まる。
どうやら目的地に着いたようだった。
交易の商隊が襲われた場所の1つであり、ここで調査をするのだ。
場所は小さな岩山の麓の森の近く。
街道は狭く、交通の難所である。
バンドール平野は平地が多いが、こういった場所もあるのだ。
森はかなりの広さであり、木陰で街道も薄暗い。
森にはかなりの魔物も住み着いているため、たまに事件が起きる時がある。
コウキ達は馬車を降りる。
とは言ってもコウキがやる事はない。
調査は巫女がやるだけでコウキ達は護衛である。
巫女は過去視の魔法を使い、ここで何があったのかを見るのである。
「お前達は周囲の警戒だ! 散らばれ!」
デイブスが従騎士達に指示を出す。
巫女が魔法を使っている間周囲に誰かいないかを警戒するためだ。
コウキ達は指示を受けると周囲に散らばる。
ギルフォスと騎士達を巫女の側にして、従騎士達を外に配置する。
もし何かが来た時は真っ先に犠牲となるだろう。
ギルフォスは従騎士であるが、特別扱いであり巫女の側にいる。
昨夜の戦いぶりでそれを疑問に思う者はもはやいない。
当然の配置であった。
2人と1組で、コウキはネッケスと共に動く。
「うう、コウキ……。何者かが監視しているんだろ? 緊張するなあ!」
盾を構えながらネッケスが言う。
ネッケスの装備は一般的な自由戦士と同じものだ。
正規の騎士でないのなら武具は自腹である。
どこかの貴族の従者出身ならば装備を用意してくれるだろうが、残念ながらネッケスはそうではない。
片手剣に木製の盾。鎧は布製である。
名のある自由戦士の方が良い防具を装備しているだろう。
中には馬鹿にする者もいる。
だが、きちんと手入れを欠かさずしている姿を見ているコウキはそれを馬鹿にしようとは思わなかった。
「そうだね……。緊張するね」
コウキは背中の剣に手を添える。
剣はコウキの身長にあっていない。
そのため腰ではなく背中で担いでいるのだ。
使うにはもう少し成長が必要である。
だが、身長に合っていないが、コウキはこの剣を扱い易く感じていた。
なぜかはわからない。
誰かに相談しようにも剣は暗黒騎士から与えられた物であるので、剣の出処を探られたくないので誰にもいえない。
「それにしても、相変わらずコウキは盾を装備しないんだな」
ネッケスはコウキを見て言う。
「うん、この剣には合わないからね……」
「そうか、光の勇者様も剣の乙女様も盾を使わないからな。そうしたくなる気持ちもわかるぜ……、でも……。嫌、何でもない」
ネッケスは途中で言うのをやめる。
おそらく、安全のためにも盾を使った方が良いと言いたかったのだろう。
しかし、何か理由があるかもと思い、言うのをやめたようだ。
そんな時だった。
「危ない! ネッケ!」
コウキはネッケを突き飛ばす。
すると、影から複数の何かが出てくる。
コウキは身を屈め転がり、影を躱し、立ち上がると素早く剣を抜く。
次の瞬間影が何かを振り下ろしてくる。
コウキはそれを受け流し、返す剣で影を斬る。
影は勢いを殺せずそのまま地面に転がる。
コウキは剣を構え出て来た影を見る。
狼の頭をした者達だ。
だが、人間のように後ろ脚で直立し、前脚は器用に武器を持っている。
「狼人!?」
突き飛ばされたネッケスが声を上げる。
ネッケスが言う通り、森の影から現れたのは狼人だ。
数は4匹、先程斬って倒れているのを含めると5匹だ。
対してこちらは2人。
かなり不利な状況だ。
コウキは背筋に冷たい汗が流れる。
(怖い……。戦いは怖い……。だけど、騎士になると決めた……。だから戦うんだ……)
コウキは剣を構える。
思い浮かぶのはクロキの言葉だ。
短い期間だがコウキの心にずっと残っている。
(怖いのは当たり前……。逃げてばかりなのはとても惨めだ……。立ち向かわなければならない時もある……。あのクロキ先生だって、いつも戦いは怖いって言っていた。だったら自分が怖いと思うのは当たり前じゃないか……)
コウキは怖いと思う事を否定はしなかった。
しかし、否定しないのになぜか怖いという感覚が消えていく。
「ネッケ! 早く笛を吹くんだ!」
「あっ、ああ!? わかった!」
襲撃を受け驚いていたネッケが我を取り戻す。
しかし、笛を吹く事が出来ない。
どうやら、コウキが突き飛ばした時に笛を落としたようだ。
「すまねえ……、コウキ」
「ネッケ……。急いで隊長達に知らせるんだ……。ここは自分が食い止める」
「えっ、だけどよ……」
ネッケが驚いた顔でコウキを見る。
「2人ともやられるとまずいよ……、ここは自分が食い止める」
コウキは首を振って答える。
危ない状況だが、目の前の狼人に負ける気がしなかった。
だから、ネッケに言う。
「……、うう、わかった! 死ぬなよ! コウキ!」
ネッケは少し間躊躇すると踵を返し、巫女達のいる方へと走る。
その間狼人達は何もして来ない。戸惑っている様子だ。
「ふん、雑魚かと思っていたが、そうじゃないみたいだな。少し興味が出て来たぞ」
森の影から声がすると何者かが出てくる。
「えっ? 人? どう言う事?」
コウキは出て来た者を見て驚く。
出て来たのはコウキと同じくらいの背丈の人間の少年であった。
背中に巨大な剣を背負い、野性的な感じがする。
(何者なんだろう? 狼人よりも強い感じする……)
少年は獲物を狙うような鋭い視線をコウキに向けている。
少年は背中の剣を抜く。
少年の背丈に全く合っていない大剣だ。
その大剣を軽々と振る少年はかなりの腕力であった。
「若様……」
狼人達は頭を下げて少年に道を譲る。
明らかに狼人達よりも上位者であった。
「お前達は手を出すな。アルフォスとかいう奴の子を殺す前にこいつを殺ってやるぞ」
そう言って少年は笑うのであった。
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