主人公は魔法が使えないのである。

ice cocoア

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王都エルメニスト編

第22話 クリストファー=グランツェ復活!?

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エルメニスト学園に入ってきた男を見た生徒達は男から溢れ出る魔素マナの闇をみて騒ぎ、逃げていった。

「残念だ。ここは優秀な学校のはずだろう。みんな逃げやがって情けねえな。闇弾ダークショット。」

そう言って男は闇属性の魔素マナを指先に集めて一人の生徒に闇弾ダークショットを放った。
脳を撃ち抜かれたその生徒は多量の血を流し即死した。
周りの生徒たちは悲鳴を上げる。

▶そして現在プラッセやゼネセストは校長室にいた◀
「だめだ。相手が強すぎる。」
「クリストファー=グランツェって死んだんじゃなかったのか!?」

ゼネセストはうなずく。

「ああ。だがあいつは死ぬ直前に何らかの呪文を唱えた。あれの内容によっては生き返りだってもちろんあり得る。」
「ゼネセストさん、ものすごい魔力を感じます。多分近づいてきています。」
「普通に戦っても勝てないぞ。とりあえず俺の光獣こうじゅうで対応しよう。」

ゼネセストがそういい終わったとたん校長室の壁がぼろぼろに破壊されてそこから闇属性の魔素マナを体中にまとった男が入ってくる。

「久しぶりだな。アーム・ゼネセスト。」
「クリストファー=グランツェか。やはり生き返ったか。」

男は大笑いをする。

「生き返ったなんてとんでもない。俺はグランツェが死ぬ直前に造り出したグランツェの影武者かげむしゃだ。お前らは影武者かげむしゃなんて知らないだろう。残像ざんぞうの真覚醒後の技だ。」

ゼネセストは唾をのんで言う。

「お前、何しに来たんだ。復讐か?」
「ばっかだなあ。俺はそんなことしねーよ。ただなあ、俺はそいつを拐いに来たんだよ。」

グランツェはプラッセを指差す。

「いや、待てよ。ここにはもう一人すごいのがいるな。こいつも欲しい。」

グランツェはソファーで寝ているフィッシュを指差す。

「やめろ。そいつは今魔素マナが切れてるしそれに体もぼろぼろだ。」
「プラッセ、俺のところに来れば闇属性の魔素マナを付けてやるぞ。ここの人間どもは魔素マナが作れることを知らないのか?」
「どういうことだ。魔素マナを作るなんて、」

グランツェはゼネセストの声を遮って言う。

「できるさ。死んだ人間の魔素マナはどうなると思う?死の精霊ハーデスが全て広い集めて食べるんだよ。」
「じゃあお前はそのハーデスを、」
「なかなか物分かりがいいじゃないか。ハーデスは俺の仲間になった。だから魔素マナは自在に操れる。」
「精霊がお前なんかの仲間になるはずがない!!」
「ひどいこと言うなよ。死の精霊ハーデスが求めるのは強い闇。俺が殺した人間の魔素マナをハーデスが食べる。ハーデスは俺に力を貸す。素晴らしいじゃないか。」











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