主人公は魔法が使えないのである。

ice cocoア

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王都エルメニスト編

第21話 闇の男

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ゼネセストの思いがけない言葉にプラッセとペルシィーは黙りこみ数秒沈黙がおそった。

「ゼネセストは四大魔聖器ホーリーマジルスィラーフを持っているのか?」

ゼネセストは顔を真っ赤にして怒った。

「学校長と呼べ!!そして、四大魔聖器ホーリーマジルスィラーフのことだが以前は国が持っていたがこのエルメニスト学園が100周年を迎えたときに国から送られてきた。まあ優秀な生徒が多く様々な魔法研究をしている我々は国王陛下に気に入られているからな。」
「その決闘祭で優勝すればそれが手に入るのだな?」

ゼネセストは深くうなずいてにやりと笑う。

「ああ。優勝すれば、なあ。」

黒スーツの男が口を開いた。

「ゼネセストさん。何か外が騒がしいですね。」

プラッセとゼネセストは窓から聞こえる音に耳をすました。
すると外からは数々の悲鳴と血の出る音がした。

「何があった!?今外はどうなっている?」

黒スーツの男が外の様子を見に行こうとして校長室の扉を開いくと黒い煙のようなものが入ってきた。

「早く閉めろ‼絶対にその煙を吸うな。その煙は悪魔の聖域デビルグレイブだ。吸うと魔素マナをほとんど取られるぞ。」

黒スーツの男はすぐに扉を閉じる。
そしてペルシィーがゼネセストに尋ねる。

「ゼネセスト校長、その様子だと何が来たのか見当がついているんだな?」
「ああ。おそらく敵は、クリストファー=グランツェじゃないかと思う。」

▶30分前の王都エルメニストの王門でのこと◀
門の前に一人、黒いレインコートを羽織り黒い布を頭からかけて顔が見えなくなっている者がいたので門番が声をかけた。

「おい、お前はこの国に入りたいのか?それなら身分の証明を願う。ここには王族に関係する者か貴族しか入ることができない。」
「どけ。俺をこの国へ入れろ。」

そう言うとその男は門番に手をかざした。すると大きな体の門番は口から黒色の血のようなものを吐きながら気を失ったようにばたんと倒れた。
男は門を蹴飛ばすと王都エルメニストへ侵入した。
そして驚いた顔をする周りの人の目も気にすることなく手をかざして呪文を唱えた。

悪魔の聖域デビルグレイブ。」

男の手から黒色の煙がどんどん出てきた。周りの人はそれを見て家に急いで帰っていく。

「おいあの黒い男、闇属性じゃねえか。」
「特異属性の中でも最もヤバイやつだ。」
「誰だあいつ。」

男は突然足に闇属性の魔素マナをまとわせ、地面を思いっきり蹴ってものすごいスピードで跳んでいった。
手からはずっと黒い煙が出ており、国中が黒い煙に包まれていく。
男はエルメニスト学園に降りた。男の体からは闇属性の魔素マナが溢れており、黒い闇となって流れ出ている。

「クリストファー=プラッセはここか。ほんと目立つなーあいつは。」

男は歩き出した。








    
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