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王都エルメニスト編
第48話 魔法を使えないプラッセvs魔法剣士ジュン-2-
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プラッセはジュンの脇腹を“振手”を拳に応用した秘技によって思い切り殴った。
すると一瞬ジュンはピクッと震えた後上空150mほど飛ばされた。
血を吐きながら落ちてきたジュンをさらに蹴り飛ばそうとプラッセが落下地点に入るがジュンはそれを読んでか刀を真下に向けながら落下してきた。
「うわっ危ねっ!」
プラッセはギリギリ避けたが少し腕を切られて血がすっと流れる。
だがプラッセがその刀を避けたことによって刀が地面に深く刺さって抜けなくなる。
着地したジュンは口から血を吐きながら苦しそうに言う。
「ぬ、抜けないっ。」
「貴重な刀を無くしたな。もっと魔法でこいよ魔術師!」
プラッセは地面を強く蹴ってジュンの頰を殴ろうとすると
ジュンは鉄武を張って耐える。
プラッセはまた手を赤くして痛そうにするが今度は額を殴ろうとした。
「なんどやっても同じだ。鉄武!」
「鉄武なんて関係ない。」
プラッセは殴ろうとした手を開いて“振手”をした。
するとジュンの張った鉄武が振動で剥がれるように取れてジュンが倒れる。
「お前、プラッセだっけ。だ、だいぶ、強い、な。」
そういってジュンは力なく倒れた。
「クロエ・ジュンが、魔法を使えないアルバート・プラッセに、負けた~!!」
実況の言葉を引き金に観客が口々に言う。
「なんであんな殴るしかできねーやつに負けんだよー!」
「フィッシュが次ぶっ潰してくれるわ!」
「フィッシュがんばれ!」
プラッセは苦笑いを浮かべて退場する。
この一帯ではおそらくウェルスがもっとも興奮していた。
「おい見たかウェルム!あいつ自分で技を作りやがったぞ!“振手”の拳バージョンだ!」
「はいはい。」
「なんて技名にしようか。やっぱそりゃ“振拳”かな。これは怪手の技に登録されるな!」
ウェルムはウェルスのその勢いに若干引いている。
そんな中、ゼネセストはプラッセに貼った機械を通して消費した魔素のデータを見ていた。
「予選では全く変化なし。一直線だ。そして準々決勝。これはドーラスと戦っているときだな。なぜか消費している魔素が減っている。消費した魔素がマイナスってのは魔素が増えてるってわけじゃないしな。それにさっきの準決勝。これに関しては常に消費した魔素が減っている。消費した魔素が減っているということは魔素ではないなんらかの成分を消費する量が増えているってことだろ。その成分って一体なんなんだ。」
すると一瞬ジュンはピクッと震えた後上空150mほど飛ばされた。
血を吐きながら落ちてきたジュンをさらに蹴り飛ばそうとプラッセが落下地点に入るがジュンはそれを読んでか刀を真下に向けながら落下してきた。
「うわっ危ねっ!」
プラッセはギリギリ避けたが少し腕を切られて血がすっと流れる。
だがプラッセがその刀を避けたことによって刀が地面に深く刺さって抜けなくなる。
着地したジュンは口から血を吐きながら苦しそうに言う。
「ぬ、抜けないっ。」
「貴重な刀を無くしたな。もっと魔法でこいよ魔術師!」
プラッセは地面を強く蹴ってジュンの頰を殴ろうとすると
ジュンは鉄武を張って耐える。
プラッセはまた手を赤くして痛そうにするが今度は額を殴ろうとした。
「なんどやっても同じだ。鉄武!」
「鉄武なんて関係ない。」
プラッセは殴ろうとした手を開いて“振手”をした。
するとジュンの張った鉄武が振動で剥がれるように取れてジュンが倒れる。
「お前、プラッセだっけ。だ、だいぶ、強い、な。」
そういってジュンは力なく倒れた。
「クロエ・ジュンが、魔法を使えないアルバート・プラッセに、負けた~!!」
実況の言葉を引き金に観客が口々に言う。
「なんであんな殴るしかできねーやつに負けんだよー!」
「フィッシュが次ぶっ潰してくれるわ!」
「フィッシュがんばれ!」
プラッセは苦笑いを浮かべて退場する。
この一帯ではおそらくウェルスがもっとも興奮していた。
「おい見たかウェルム!あいつ自分で技を作りやがったぞ!“振手”の拳バージョンだ!」
「はいはい。」
「なんて技名にしようか。やっぱそりゃ“振拳”かな。これは怪手の技に登録されるな!」
ウェルムはウェルスのその勢いに若干引いている。
そんな中、ゼネセストはプラッセに貼った機械を通して消費した魔素のデータを見ていた。
「予選では全く変化なし。一直線だ。そして準々決勝。これはドーラスと戦っているときだな。なぜか消費している魔素が減っている。消費した魔素がマイナスってのは魔素が増えてるってわけじゃないしな。それにさっきの準決勝。これに関しては常に消費した魔素が減っている。消費した魔素が減っているということは魔素ではないなんらかの成分を消費する量が増えているってことだろ。その成分って一体なんなんだ。」
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