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第二話 新世代
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ステンリアス王国の中心に位置する首都では、冒険者ギルドを始めとする大きな組織が運営をしている。
そんな中でも朝昼晩と盛んで盛り上がりを見せる場所がステンリアス王国を代表する【ステンリアスギルド】だ。
そんな酒の匂いと曲者達の雰囲気を漂わせるギルドでは、あることが噂になっていた。
「最近、すげえ奴が現れたらしいな」
「なんたって、一週間でⅮ級ダンジョンをクリアしたっていうんだ」
「確か名前は…ヤマトだったか。おっ、噂をすれば」
ギルドにいる冒険者などが青年の入店によって静まり返り、一目見てすぐ目をそらし、いつも通り盛んなギルドに戻っていく。
そんなことには気にも留めないヤマトは受付嬢のいるカウンターに身を乗り出す。
「換金頼むな」
ぱんぱんに膨れ上がった素材袋を受付嬢に笑顔で渡す。
「ヤマトさん、あまり溜めずにその日に持ってきてください」
「今日集めたもんだぞ」
さらっととんでもないことを言うヤマトに、いつも対応している受付嬢は驚かなくなっていた。
しかし日に日に素材は多くなってきており、質も良くなっている。
「ヤマトさん、集計ができました。金貨3枚と銀貨6枚です」
「おう、ありがとな」
ヤマトは笑顔を見せるとすぐにギルドを抜け出していった。
その背中を受付嬢のマリは漠然と眺めた。
「次はC級ダンジョンか、、、早速行ってみるか」
昼過ぎのこの時間、D級ダンジョンをクリアしたその日にC級ダンジョンに行くようなバカはいない。
しかし、ヤマトは違う。
ワクワクの気持ちを足に乗せて、太陽が顔を出している午後3時ごろ。
ヤマトは初心冒険者の墓場とも呼ばれるC級ダンジョン 荒れ地の墓場へと向かって行った。
名前 ヤマト
スキル 火魔法LV3 水魔法LV2 土魔法LV1
ダメージ軽減LV2 剣術LV2 身体強化LV2
体術LV2 魔法軽減LV1
「あの娘を逃がしただと!?」
カンカン照りの外とは変わって薄暗い部屋に二人、太ったおっさんが椅子に腰を掛け、部下の失態に声を荒げる。
その口にはよだれがだらだら垂れており、部下は顔を引きつらせて対応していた。
「すいません…今、捜索しています。しかし、目星はついてます」
「本当か!とにかく急いで連れてこい!あんな良い女を逃がしたらただじゃ済まねえからな!!それでどこなんだ!その女の居場所は!」
ビール瓶を机に叩きつけ、男はさらに声を挙げる。
周りにはビール瓶の割れた破片と、化け物の死体が二、三体転がっている。
身体中が暴行で赤黒く腫れており、魔物だと見間違えるこの死体は女性の死体である。
髪の毛はすべて抜けきっており、顔は人間とは思えないほど変わり果てている。
周りの部下たちはこの光景の恐ろしさに身体を震わせていた。
一週間前まで飛び切り美人だった女達が、化け物に成り果てていたからだ。
「どうした!?場所はどこだ!!」
「あ、荒れ地の墓場です」
「何!?っち、使いもんにならなくなる前に連れてこい!!」
「はい!!」
部下たちは自分がこの女のようにならないことを強く願う気持ちと共に、大きく声を荒げ、荒れ地の墓場へ向かって飛び出した。
そんな中でも朝昼晩と盛んで盛り上がりを見せる場所がステンリアス王国を代表する【ステンリアスギルド】だ。
そんな酒の匂いと曲者達の雰囲気を漂わせるギルドでは、あることが噂になっていた。
「最近、すげえ奴が現れたらしいな」
「なんたって、一週間でⅮ級ダンジョンをクリアしたっていうんだ」
「確か名前は…ヤマトだったか。おっ、噂をすれば」
ギルドにいる冒険者などが青年の入店によって静まり返り、一目見てすぐ目をそらし、いつも通り盛んなギルドに戻っていく。
そんなことには気にも留めないヤマトは受付嬢のいるカウンターに身を乗り出す。
「換金頼むな」
ぱんぱんに膨れ上がった素材袋を受付嬢に笑顔で渡す。
「ヤマトさん、あまり溜めずにその日に持ってきてください」
「今日集めたもんだぞ」
さらっととんでもないことを言うヤマトに、いつも対応している受付嬢は驚かなくなっていた。
しかし日に日に素材は多くなってきており、質も良くなっている。
「ヤマトさん、集計ができました。金貨3枚と銀貨6枚です」
「おう、ありがとな」
ヤマトは笑顔を見せるとすぐにギルドを抜け出していった。
その背中を受付嬢のマリは漠然と眺めた。
「次はC級ダンジョンか、、、早速行ってみるか」
昼過ぎのこの時間、D級ダンジョンをクリアしたその日にC級ダンジョンに行くようなバカはいない。
しかし、ヤマトは違う。
ワクワクの気持ちを足に乗せて、太陽が顔を出している午後3時ごろ。
ヤマトは初心冒険者の墓場とも呼ばれるC級ダンジョン 荒れ地の墓場へと向かって行った。
名前 ヤマト
スキル 火魔法LV3 水魔法LV2 土魔法LV1
ダメージ軽減LV2 剣術LV2 身体強化LV2
体術LV2 魔法軽減LV1
「あの娘を逃がしただと!?」
カンカン照りの外とは変わって薄暗い部屋に二人、太ったおっさんが椅子に腰を掛け、部下の失態に声を荒げる。
その口にはよだれがだらだら垂れており、部下は顔を引きつらせて対応していた。
「すいません…今、捜索しています。しかし、目星はついてます」
「本当か!とにかく急いで連れてこい!あんな良い女を逃がしたらただじゃ済まねえからな!!それでどこなんだ!その女の居場所は!」
ビール瓶を机に叩きつけ、男はさらに声を挙げる。
周りにはビール瓶の割れた破片と、化け物の死体が二、三体転がっている。
身体中が暴行で赤黒く腫れており、魔物だと見間違えるこの死体は女性の死体である。
髪の毛はすべて抜けきっており、顔は人間とは思えないほど変わり果てている。
周りの部下たちはこの光景の恐ろしさに身体を震わせていた。
一週間前まで飛び切り美人だった女達が、化け物に成り果てていたからだ。
「どうした!?場所はどこだ!!」
「あ、荒れ地の墓場です」
「何!?っち、使いもんにならなくなる前に連れてこい!!」
「はい!!」
部下たちは自分がこの女のようにならないことを強く願う気持ちと共に、大きく声を荒げ、荒れ地の墓場へ向かって飛び出した。
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