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騎士見習いのゴブリン討伐
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「ハァ…ハァ…ハァ…」
一人の少年が森の中を駆けていた。
少し後ろからは複数の小さな人影が彼を追って迫ってきている。
追跡者は小さな体躯に緑色の皮膚、粗末装備を身に纏い、手にはこん棒や錆びたナイフを持っている。
彼らの正体はゴブリン。醜悪な容貌と、非常に残忍な修正を持つ亜人である。
そんな彼らが何故、人間の子供を追いかけているのか?
理由は単純で、彼らはこの森に住む他の生物達と同様に食料として人間を狙っていたのだ。
少年の名はユーウェイン。
なぜ彼はまだ成人していないにも関わらず、大人でも逃げ出すのが難しいような危険な森へ足を踏み入れてしまったのか?
-----
ユーウェインはとある王国に仕える騎士団の騎士見習いだった。
彼の家は代々優秀な騎士を輩出してきた名門であり、彼自身も幼い頃から剣技を学んできた。
そして12歳になった時に国王から直々にお呼びを受け、騎士見習いの称号を与えられたのだ。
今回、とある地方の領主からゴブリンの大群が現れたとの知らせがあり、彼の所属する隊に救援命令がかかった。
その任務の為、王都を出発して数日が経ち、ようやく目的地である領地へと到着した。
しかし、そこで彼が目にしたのは想像を絶する光景であった。
そこには数百匹のゴブリンの姿があったのだが、領主の城は既に陥落しており、多くの領民達が殺されてしまっていた。
生存者の証言ではゴブリン達は近隣の村々を襲い、若い女性達に暴行を加え、子供を攫って行ったらしい。
この事実を知った騎士団は、城に群がるゴブリン共を蹴散らし、逃走を始めた彼らを追撃するために北の森へと侵入した。
「左右の森からの伏兵に気を付けて進め!」
隊長のフランが号令をかける。フランは貴族のお飾りで隊長でなった身ではあるが、
女ながらに剣の腕も確かで隊長としての才覚に問題のない人物であった。
逃げきれぬと悟ったゴブリンが数人りかかって北が、それを難なく撃退し進撃した。
初陣のため隊の後方で震えながら付いてくるユーウェインにフランが声をかけた。
「ユーウェイン戦場を見ろ!圧倒的に押している、お前も隊の一員だぞ!自信を持って戦うがいい!!」
そう言うと彼女は先ほどよりも速度を上げ前進していく。
それを見た周りの騎士達も負けじと後に続く。
ユーウェインもそれに続き走り出した。
(そうだ・・僕はあの人達のように立派な騎士になるんだ!!)
それから数刻後、
崖にゴブリンを追い詰めた時に状況が一変した。
背後から突然大きな咆哮が響き渡り、ゴブリンの大群が姿を現したのだ。
それはまるで悪夢のような光景だった。騎士団がゴブリンを包囲していたハズが、今は逆に包囲されていた。
しかもそれだけではない。その群れの中に一回り大きい個体がチラホラと見えている。
おそらくホブゴブリンであろう。ホブゴブリンはゴブリンとは異なり体格も大きく屈強な戦士である。
100人程度しかいない騎士団に対して5倍はいようかというゴブリン軍団では流石に分が悪い。
騎士団に動揺が走った…
「総員!見習いを中央に置いて鋒矢の陣!一点突破で脱出を図る!!」
フランの指示によって即座に態勢を整えた騎士団は突撃を開始した。
比較的敵の数が少ない点の一点突破は成功し、隊は無事に包囲を突破出来たと思った瞬間。
フランの体が宙を舞った。ゴブリンの群れの後方にはトロルが紛れ込んでいたのだった。
ユーウェインには何が起きたか分からなかった。
フランの体は木に打ち付けられ、無残に転がった。
「隊長が…もうだめだー!」
騎士の一人が恐慌状態陥り、勝手に逃げ出して行った。
これに端を発し、陣形は総崩れとなり四散した。
恐怖のあまりに立ち尽くしたユーウェインの後頭部に強い衝撃があり、被っていた兜が飛ぶ。
倒れ込んだユーウェインは振り返ると木のこん棒を持ったゴブリンが怪しい笑みを浮かべていた。
更に続々とやってきたゴブリンによってユーウェインは取り押さえられ、
汚いナイフで鎧をつないでいる革紐を切り始め、ユーウェインの武装を徐々に剥いでいった。
(僕はこんなところで死ぬのか?ゴブリンたちに食われてしまうのか?)
絶望の淵に立たされながらも必死に抵抗するユーウェインであったが、多勢に無勢であった。
あっという間に下着姿にまで剥かれてしまったユーウェインはゴブリン達に囲まれてしまった。
その時、一人の騎士が雄叫びと共に突っ込んきた。それは装備を半分剥がれ、頭から血を流したフランだった。
「ユーウェイン!逃げろ!!」
ユーウェインの手を掴んで体を引き起こし、敵が手薄な方に押し出した。
「でも隊長は!?」
「いいから逃げろ!お前だけでも生き残れば我が隊は無くならない!!」
------
半刻程走っただろうか?
途中で追撃していた際に進軍していた道に入れたのは幸運だった。
道の向こうに茂っている左右の樹木の切れ目が見え、遠くに炎の明かりが見える。
森を抜けたんだ!助かった!!
ユーウェインは安堵感と共に一歩一歩森の出口に近づいて行った。
後ろを振り返ったが追ってはいない、再び前を見たところで不意に地面がなくなった。
ドサッ!
来る時には無かった穴に落ちてしまい、困惑しているユーウェインだったが、
ケガが無い事を確認して、穴から這い出そうとしたところで、穴を取り囲むように小さな影が居ることに気付いた。
「あ…ああ…」
安堵からの絶望という落差を感じ、股間が温かく濡れていくのが分かった。
「ギャハ!ギャハハハ!」
下卑た笑いと共に複数のゴブリンが穴に降りて来て、ユーウェインはあっさり捕獲された。
再び崖下の洞窟にユーウェインは連れ戻された。
洞窟前ではゴブリン達が盛大なパーティーを催していた。
メインディッシュは近隣の村人達や騎士団の面々であった…
ユーウェインは洞窟の奥へと連れていかれた。
そこには粗末な作りの地下牢があり数十人の女性が囚われていた。中には見知った顔もあった。
「ユーウェイン…お前も捕まってしまったのか…」
「隊長!無事でしたか!!」
「見ての通り…無事ではないが、命だけはまだある…」
フランは体中アザだらけで、下半身は黄緑色の粘液に塗れていたて。
「御大層に21年も守り続けていた処女がこうもあっさりと奪われるとはな…それもゴブリンに…」
「隊長……」
ユーウェインはフランにかける言葉を見つける事が出来ずに口をつぐんだ。
「ははは、こんな事なら可愛いユーウェインに処女を捧げておけばよかったな」
フランは力なく笑った。
「しかし、通常ゴブリンに捕まった男は大抵すぐに殺され食料にされるハズなんだが…」
いぶかしげにフランが話すと、近くに座っていた女性が口を挟んできた。
「私は冒険者なんだが、昔飲み屋で出会ったじじいに聞いた事がある」
黒髪の冒険者は胸を腕で少し隠しながら続けた。
「なんでもゴブリンは男でも女の素質のあるものは殺さずに性奴隷にするとか…」
冒険者は頭を振りながら胡散臭そうに話した。
「確かにその坊やは可愛い顔してるけどね、でもアンタの裸を見て股間を膨らましてる所は男らしいけどな」
「いや、そんな事は……」
少年は必死に股間を隠すが隠し切れていない様だった。
「ゴホン!で、これからどうする?」
フランは若干頬を赤らめながらも話の流れを変える。
「どうしようもない。武器も無いし、こんな格好じゃねぇ…諦めてゴブリンどもの慰みものになるしかないかもね」
女性は肩をすくめて言った。
「あんたらが森に入って行った後、念のためにウチのレンジャーを王都に向かわせたんだ。そいつが無事にたどり着いていれば応援を呼んでくる手筈にはなっちゃいるが…少なくとも数日はかかるからな」
「数日間、この状態で耐えるのは難しいとは思うが……」
冒険者の言葉にフランが答える。
「し!…奴らが来た!!」
そう言うと冒険者は少し離れた場所に座り、うずくまった。
少しすると大きな声で騒ぎながらゴブリンの群れが地下牢に入ってきた。
ゴブリン達は女達をジロジロ品定めすると、気に入った者から一人ずつ連れ出されていった。
「いや!やめてぇ!!」
必死に抵抗を試みるも、喉元にナイフを突きつけられ、引きずられる様に連れて行かれた。
次々に連れ出される女性達を見て、恐怖でガタガタ震えているユーウェインをフランが抱きしめて囁いた。
「大丈夫、きっと助かる」
しばらくすると、フランの前にもゴブリンが現れ、彼女を連れて行った。
「絶対に諦めるな!ユーウェイン!!」
連れ去られる間際にフランはユーウェインに向かって叫んだ。
牢屋にはユーウェイン一人となった。
しばらく一人で泣いていると、地下牢に誰か入ってきた。
よく見るとそれは屈強な体格のホブゴブリンだった。
ホブゴブリンは舌なめずりしながらユーウェインに近づく。
「く、来るなぁ!!」
ユーウェインは悲鳴を上げ、尻餅をついて失禁する。
「ギャハ!ギャハハ!」
ホブゴブリンは簡単にユーウェインを捕まえると、暴れる彼を簡単に取り押さえ膝の上に座らせた。
そして林檎を一つ取り出し、ユーウェインの口に近づけた。
(食べろってことか?それとも昔見た豚料理みたいに口に咥えさせて丸焼きに…)
ユーウェインは一瞬考えたが、すぐに首を振った。
しかし、ゴブリンの力は強く、子供の力では振り払う事が出来ない。
ユーウェインは観念して、恐る恐る林檎を口に入れた。
久しぶりに食事にありつけたユーウェインはあっという間に林檎をあらかた食べ終えてしまった。
「グフフ!グフフ!」
それを満足そうな顔で見守るホブゴブリンを見てユーウェインはあっけに取られたが、
ふと違和感に気付いてユーウェインは恐怖した。
ホブゴブリンがあぐらをかいている上にユーウェインが座っているのだが、
ユーウェインのお尻あたりに妙に硬いものが当たっていたのだ。
しかもホブゴブリンの右手が徐々にユーウェインの股間をまさぐり始めた。
「ひぃ!?な、何を……」
「ギャハハ!ギャハハ!!」
ユーウェインは必死に抵抗するが、体格差がありすぎて全く歯が立たない。
布越しに触られていた手が下着を外し、ユーウェインのペニスが露わになった。
「や、やめてよぉ……」
「ギャッハッハー!!」
ホブゴブリンは大喜びで笑いながら、左手で自分の腰蓑を取り去った。
そこには想像を絶するような巨大な肉棒がそそり立っていた。
「ひっ……」
ユーウェインは余りの大きさに息を飲んだ。
ホブゴブリンはニヤリと笑うと、そのままユーウェインを持ち上げ、自らの肉棒を彼の小さな肛門にあてがい、一気に挿入した。
「ああああ!!痛い!!!」
あまりの痛みに絶叫するユーウェイン。
しかし、そんな事はお構いなしにホブゴブリンは激しくピストンを始めた。
パン!パァン! 肉同士がぶつかり合う音が響き渡る。
「ぐぅっ!抜いてぇ!お願いだからぁ……」
泣きながら懇願するが、ホブゴブリンは笑みを浮かべたまま、さらにスピードを上げた。
「グゥアアーー!!」
「うげぇ!やめてぇ!」
ホブゴブリンの射精が始まり、ユーウェインの腹の中に大量の精液が流れ込んできた。
ユーウェインを抱き抱えたまま、再びホブゴブリンは地面に座った。
ホブゴブリンの肉棒はまだユーウェインの体内に収まったまま、硬さがまったく衰えていない様だった。
そして、ホブゴブリンは手に自分の唾液をたっぷりと付け、ユーウェインのペニスをしごきだした。
「ちょっと待って!何を……」
ユーウェインは今まで感じた事のない感覚に戸惑う。
ホブゴブリンの手コキは力強く、的確にユーウェインを追い詰めていく。
「やめてぇ!変だよぉ!何か出ちゃいそうだからぁ!」
ユーウェインは必死に懇願したが、ホブゴブリンは手を止めない。
「ギャハ!ギャハハ!!」
「やめてぇ!やめてぇ!!」
ユーウェインはついに我慢できず、ホブゴブリンの手で果てた。
「うう……ひどいよぉ」
ユーウェインは涙目になりながら言った。
ホブゴブリンは満足そうにユーウェインを見つめると、彼を抱き抱えたまま近くの藁の山にうつ伏せで倒れ込み、再び腰を振り始めた。
「もう許して下さいぃ!!」
ユーウェインは涙を流して懇願するも、ホブゴブリンは容赦なくユーウェインを犯し続ける。
「うげぇ……」
何度も中出しされ、ユーウェインの腹は妊婦のように膨らんでいた。
ホブゴブリンはそれでも飽き足らず、ユーウェインを持ち上げて対面座位の体勢で犯し続けた。
「グヒィ!グヒィー!」
ホブゴブリンは興奮しながら更に激しく突き上げる。
「もぉ無理ですぅ!死んじゃいますぅ!」
ユーウェインは意識を失いそうになるが、ホブゴブリンは一心不乱に腰を振り続けた。
その後もユーウェインはホブゴブリンに犯された。
ホブゴブリンが満足するまで、何時間にも渡って……
「う……ん……」
目を覚ますと、地下牢に女達が戻っていた。
「あれ?僕どうなったんだっけ?」
確かホブゴブリンがここに来てから……
思い出そうとするが、頭がボーっとしていてよく思い出せない。
「ユーウェイン!無事で良かった!」
フランの声が聞こえてきた。
「隊長…」
ユーウェインは起き上がり、自分の身体を見た。
体中が緑色の液体で汚れている。
「あのじじいの話って本当だったんだな、あたしが戻った時はまだホブゴブリンが腰振ってたぜ」
その言葉にフランがユーウェインを抱きしめ冒険者を睨む。
「おっと、悪気はなかったんだ。それにあたし達だってたっぷり仕込まれたろ?」
それを聞いたフランが俯く。冒険者の女性の体も緑色の液体で汚れていた。
「ゴブリンにはメスは居ない、こうやって他種族の女をさらって孕ませるのさ」
冒険者は続ける。
「だからあたし達はすぐには殺されない、チャンスを待てば助かる可能性はある」
その話を聞いたフランが彼女に尋ねる。
「何故そんなに詳しい?」
すっと冒険者は顔を背けながら答える。
「前にも一度下手打って同じ目に遭った事があるんだ。その時は運良く逃げ出せて助かったんだよ」
「すまない…辛い事を聞いてしまった」
冒険者は力なく苦笑しながら手を振った。
「しばらくは辛いが耐えるんだ。そしてチャンスを待つ…、まあ坊ちゃんも元気そうだから大丈夫だろ」
彼女の指の指す先を見ると、ユーウェインのペニスが勃起していた。
「これは…ち、違うんです!!」
慌てて股間を隠すユーウェインの手をフランが遮り、中指でペニスを弾いた。
「うっ!何するんですか…」
ユーウェインが涙目で抗議をした。
その夜、ユーウェインはなかなか寝付けなかった。
「うーん……」
寝返りを打つユーウェイン。
すると、隣から声をかけられた。
「眠れないのか?」
「え!?」
横を見るとフランが心配そうにこちらを見ていた。
「はい……」
フランが体を起こし、ユーウェインの頭を撫でた。
「体力を温存しておかないといざというときに動けなくなるぞ、少しでも寝ておくんだ」
そう言ってユーウェインの下半身を見ると股間が自己主張していた。
「ユーウェイン、お前って奴は…意外と大物になるかもしれないな」
微笑みながらフランがユーウェインの肉棒を握る。。
「隊長……」
「人間相手の初めてはお前にくれてやってもいいが、今は奴らので汚れているからな、手で我慢してくれ」
そして、ゆっくりと上下にしごき始めた。
「ああ……気持ちいいです……」
ユーウェインは快感に身を震わせる。
「ふふっ、可愛いじゃないか」
さらに速度を上げるフランの手コキにユーウェインはあっと言う間に果ててしまった。
「いっぱい出たな」
フランが手についた精液を見ながら言った。
「すみません……」
「謝る事はないさ、部下のケアは上司の役目だ…まあ普通こんなところまでケアしないがな」
手に着いた精液を綺麗に舐めとり、フランは横になった。
「さあもう寝よう。体力を温存するんだ」
二日目、三日目、四日目と囚われの身となった者たちに地獄の日々が続いた。
耐えきれなくなったものは、発狂したり、自死したりしてしまっていた。
女達の誰かが死んでいてもゴブリン達は全く無反応で、むしろ食料が増えたと喜んでいる様だった。
十一日目、ものすごい爆音と共に洞窟全体が揺れた。
牢の外では人間の声の号令が響き、大量の兵士がなだれ込んでくる。
「助けが来たぞ!」
女冒険者が叫んだ。
兵士たちが地下牢の柵を叩き壊して、女達は無事解放された。
「遅くなって済まない」
おそらく冒険者の仲間であろう男性が彼女の体に上着をかけていた。
「助かったよ!とっとと風呂に入って一杯飲みたいねぇ!!」
そう言った彼女の目には涙が溢れ、肩が震えていた。
「お嬢様!ご無事ですか!!」
今度は壮年の騎士が複数なだれ込んできた。
「エヴァンズ!私はここだ!!」
そう声を挙げ、フランは前に進んだ。
「すまない…私が不甲斐ないばかりに多数の部下を死なせた…」
そう頭を下げるフランにエヴァンズと呼ばれた騎士は毛布をかぶせ語りかけた。
「何を仰います!あなたはよく戦いました、これ以上自分を責めるのはやめて下さい!」
ユーウェインにも別の騎士が近づき毛布をかけてくれた。
「よく無事だったな、もう大丈夫だ」
ようやく助かった事に安堵し、ユーウェインは涙を流した。
数刻後…
崖下の洞窟は完全に焼き払われた。
中からは大量の死体が発見され、多数の遺留品が運び出されて行った。
戦果として並べられたホブゴブリンの首の中に、ユーウェインを毎日犯した者の首もあった。
毎日気絶するまで犯されたが、ユーウェインにいつも食べ物を持ってきてくれたり、撫でてくれたあたり、
彼なりにユーウェインを可愛がっていたのだと思うと少しだけ複雑な気分になっていた。
「ほらユーウェイン、行くぞ」
フランがユーウェインの肩を抱き馬車に乗せ、馬車が王都に向かって走り始めた。
揺れる馬車の中でフランがユーウェインの頭を抱き問いかけた。
「ユーウェイン、お前はこれからどうする?こうなった以上は騎士団でやっていくのは難しいが?」
それはユーウェインも考えていた。貴族の中は噂が広まるのはあっという間だ。
次期当主として騎士団に送り出されたユーウェインだが、ゴブリンに凌辱された者に家を継がせるのは難しい。
おそらく廃嫡され、辺境に住まわされる事になるだろう。
「はい。僕は騎士団には戻りません。どこか遠くで慎ましく暮らします」
そう言うとフランがユーウェインの手を握り目を真っすぐに見据え話した。
「では、私と一緒にならないか?」
「え!?」
驚くユーウェインの頬を両手で撫でるフランが少し涙目になりながら話す。
「私もお前と同じ傷物だ、貴族への嫁入りなんて夢のまた夢だろう」
ユーウェインが無言でフランを見つめている。
「私もあんな思いをして心が持ちそうにないが、お前と一緒なら乗り越えられそうな気がする…」
それを聞いた少年の目から大粒の涙が流れた。
「僕で……いいんですか?」
「ああ、むしろユーウェイン以外考えられない。かなり年上の嫁だが受け入れてくれるか?」
「もちろんです……隊長」
ユーウェインはフランに抱きつき泣いた。
「ユーウェイン、私の事はフランと呼んでくれ」
「フランさん……大好きです」
王都へ帰還したフランは、今回の件を国王全て報告し、騎士団の隊長の任を辞した。
フランは父親に口利きをさせ、ユーウェインを身請けした。
2つの大貴族の醜聞はしばらく王宮で噂されたが、相手が相手だけにすぐに鎮静化した。
辺境へ向かう馬車の中。フランとユーウェインは隣り合って座りながら揺られていた。
少数の従者のみを連れて、ユーウェインが当主となり与えられた小さな村で生活する事となった。
「ユーウェイン…一つ聞きたい事があるんだ」
「なんでしょう、フランさん?」
「ユーウェインは……その……男同士の交わりに興味はあるのか?」
「え…いや…そんなことは…」
顔を真っ赤にしてユーウェインが俯く。
「そうなのか?地下牢でホブゴブリンに犯されている時のお前…最後はかなり気持ち良さそうにしていたから気になってな」「あれは……あの時は混乱していてよく覚えていないんです」
しばらく沈黙したあと、フランが腕まくりして握りこぶしを作った。
「そうか…では今度じっくり私が上書きしてやろう」
そう言ってフランは逆の手でユーウェインの尻を揉みしだいた。
「ちょっ!……フラン……さん!」
- 了 -
一人の少年が森の中を駆けていた。
少し後ろからは複数の小さな人影が彼を追って迫ってきている。
追跡者は小さな体躯に緑色の皮膚、粗末装備を身に纏い、手にはこん棒や錆びたナイフを持っている。
彼らの正体はゴブリン。醜悪な容貌と、非常に残忍な修正を持つ亜人である。
そんな彼らが何故、人間の子供を追いかけているのか?
理由は単純で、彼らはこの森に住む他の生物達と同様に食料として人間を狙っていたのだ。
少年の名はユーウェイン。
なぜ彼はまだ成人していないにも関わらず、大人でも逃げ出すのが難しいような危険な森へ足を踏み入れてしまったのか?
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ユーウェインはとある王国に仕える騎士団の騎士見習いだった。
彼の家は代々優秀な騎士を輩出してきた名門であり、彼自身も幼い頃から剣技を学んできた。
そして12歳になった時に国王から直々にお呼びを受け、騎士見習いの称号を与えられたのだ。
今回、とある地方の領主からゴブリンの大群が現れたとの知らせがあり、彼の所属する隊に救援命令がかかった。
その任務の為、王都を出発して数日が経ち、ようやく目的地である領地へと到着した。
しかし、そこで彼が目にしたのは想像を絶する光景であった。
そこには数百匹のゴブリンの姿があったのだが、領主の城は既に陥落しており、多くの領民達が殺されてしまっていた。
生存者の証言ではゴブリン達は近隣の村々を襲い、若い女性達に暴行を加え、子供を攫って行ったらしい。
この事実を知った騎士団は、城に群がるゴブリン共を蹴散らし、逃走を始めた彼らを追撃するために北の森へと侵入した。
「左右の森からの伏兵に気を付けて進め!」
隊長のフランが号令をかける。フランは貴族のお飾りで隊長でなった身ではあるが、
女ながらに剣の腕も確かで隊長としての才覚に問題のない人物であった。
逃げきれぬと悟ったゴブリンが数人りかかって北が、それを難なく撃退し進撃した。
初陣のため隊の後方で震えながら付いてくるユーウェインにフランが声をかけた。
「ユーウェイン戦場を見ろ!圧倒的に押している、お前も隊の一員だぞ!自信を持って戦うがいい!!」
そう言うと彼女は先ほどよりも速度を上げ前進していく。
それを見た周りの騎士達も負けじと後に続く。
ユーウェインもそれに続き走り出した。
(そうだ・・僕はあの人達のように立派な騎士になるんだ!!)
それから数刻後、
崖にゴブリンを追い詰めた時に状況が一変した。
背後から突然大きな咆哮が響き渡り、ゴブリンの大群が姿を現したのだ。
それはまるで悪夢のような光景だった。騎士団がゴブリンを包囲していたハズが、今は逆に包囲されていた。
しかもそれだけではない。その群れの中に一回り大きい個体がチラホラと見えている。
おそらくホブゴブリンであろう。ホブゴブリンはゴブリンとは異なり体格も大きく屈強な戦士である。
100人程度しかいない騎士団に対して5倍はいようかというゴブリン軍団では流石に分が悪い。
騎士団に動揺が走った…
「総員!見習いを中央に置いて鋒矢の陣!一点突破で脱出を図る!!」
フランの指示によって即座に態勢を整えた騎士団は突撃を開始した。
比較的敵の数が少ない点の一点突破は成功し、隊は無事に包囲を突破出来たと思った瞬間。
フランの体が宙を舞った。ゴブリンの群れの後方にはトロルが紛れ込んでいたのだった。
ユーウェインには何が起きたか分からなかった。
フランの体は木に打ち付けられ、無残に転がった。
「隊長が…もうだめだー!」
騎士の一人が恐慌状態陥り、勝手に逃げ出して行った。
これに端を発し、陣形は総崩れとなり四散した。
恐怖のあまりに立ち尽くしたユーウェインの後頭部に強い衝撃があり、被っていた兜が飛ぶ。
倒れ込んだユーウェインは振り返ると木のこん棒を持ったゴブリンが怪しい笑みを浮かべていた。
更に続々とやってきたゴブリンによってユーウェインは取り押さえられ、
汚いナイフで鎧をつないでいる革紐を切り始め、ユーウェインの武装を徐々に剥いでいった。
(僕はこんなところで死ぬのか?ゴブリンたちに食われてしまうのか?)
絶望の淵に立たされながらも必死に抵抗するユーウェインであったが、多勢に無勢であった。
あっという間に下着姿にまで剥かれてしまったユーウェインはゴブリン達に囲まれてしまった。
その時、一人の騎士が雄叫びと共に突っ込んきた。それは装備を半分剥がれ、頭から血を流したフランだった。
「ユーウェイン!逃げろ!!」
ユーウェインの手を掴んで体を引き起こし、敵が手薄な方に押し出した。
「でも隊長は!?」
「いいから逃げろ!お前だけでも生き残れば我が隊は無くならない!!」
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半刻程走っただろうか?
途中で追撃していた際に進軍していた道に入れたのは幸運だった。
道の向こうに茂っている左右の樹木の切れ目が見え、遠くに炎の明かりが見える。
森を抜けたんだ!助かった!!
ユーウェインは安堵感と共に一歩一歩森の出口に近づいて行った。
後ろを振り返ったが追ってはいない、再び前を見たところで不意に地面がなくなった。
ドサッ!
来る時には無かった穴に落ちてしまい、困惑しているユーウェインだったが、
ケガが無い事を確認して、穴から這い出そうとしたところで、穴を取り囲むように小さな影が居ることに気付いた。
「あ…ああ…」
安堵からの絶望という落差を感じ、股間が温かく濡れていくのが分かった。
「ギャハ!ギャハハハ!」
下卑た笑いと共に複数のゴブリンが穴に降りて来て、ユーウェインはあっさり捕獲された。
再び崖下の洞窟にユーウェインは連れ戻された。
洞窟前ではゴブリン達が盛大なパーティーを催していた。
メインディッシュは近隣の村人達や騎士団の面々であった…
ユーウェインは洞窟の奥へと連れていかれた。
そこには粗末な作りの地下牢があり数十人の女性が囚われていた。中には見知った顔もあった。
「ユーウェイン…お前も捕まってしまったのか…」
「隊長!無事でしたか!!」
「見ての通り…無事ではないが、命だけはまだある…」
フランは体中アザだらけで、下半身は黄緑色の粘液に塗れていたて。
「御大層に21年も守り続けていた処女がこうもあっさりと奪われるとはな…それもゴブリンに…」
「隊長……」
ユーウェインはフランにかける言葉を見つける事が出来ずに口をつぐんだ。
「ははは、こんな事なら可愛いユーウェインに処女を捧げておけばよかったな」
フランは力なく笑った。
「しかし、通常ゴブリンに捕まった男は大抵すぐに殺され食料にされるハズなんだが…」
いぶかしげにフランが話すと、近くに座っていた女性が口を挟んできた。
「私は冒険者なんだが、昔飲み屋で出会ったじじいに聞いた事がある」
黒髪の冒険者は胸を腕で少し隠しながら続けた。
「なんでもゴブリンは男でも女の素質のあるものは殺さずに性奴隷にするとか…」
冒険者は頭を振りながら胡散臭そうに話した。
「確かにその坊やは可愛い顔してるけどね、でもアンタの裸を見て股間を膨らましてる所は男らしいけどな」
「いや、そんな事は……」
少年は必死に股間を隠すが隠し切れていない様だった。
「ゴホン!で、これからどうする?」
フランは若干頬を赤らめながらも話の流れを変える。
「どうしようもない。武器も無いし、こんな格好じゃねぇ…諦めてゴブリンどもの慰みものになるしかないかもね」
女性は肩をすくめて言った。
「あんたらが森に入って行った後、念のためにウチのレンジャーを王都に向かわせたんだ。そいつが無事にたどり着いていれば応援を呼んでくる手筈にはなっちゃいるが…少なくとも数日はかかるからな」
「数日間、この状態で耐えるのは難しいとは思うが……」
冒険者の言葉にフランが答える。
「し!…奴らが来た!!」
そう言うと冒険者は少し離れた場所に座り、うずくまった。
少しすると大きな声で騒ぎながらゴブリンの群れが地下牢に入ってきた。
ゴブリン達は女達をジロジロ品定めすると、気に入った者から一人ずつ連れ出されていった。
「いや!やめてぇ!!」
必死に抵抗を試みるも、喉元にナイフを突きつけられ、引きずられる様に連れて行かれた。
次々に連れ出される女性達を見て、恐怖でガタガタ震えているユーウェインをフランが抱きしめて囁いた。
「大丈夫、きっと助かる」
しばらくすると、フランの前にもゴブリンが現れ、彼女を連れて行った。
「絶対に諦めるな!ユーウェイン!!」
連れ去られる間際にフランはユーウェインに向かって叫んだ。
牢屋にはユーウェイン一人となった。
しばらく一人で泣いていると、地下牢に誰か入ってきた。
よく見るとそれは屈強な体格のホブゴブリンだった。
ホブゴブリンは舌なめずりしながらユーウェインに近づく。
「く、来るなぁ!!」
ユーウェインは悲鳴を上げ、尻餅をついて失禁する。
「ギャハ!ギャハハ!」
ホブゴブリンは簡単にユーウェインを捕まえると、暴れる彼を簡単に取り押さえ膝の上に座らせた。
そして林檎を一つ取り出し、ユーウェインの口に近づけた。
(食べろってことか?それとも昔見た豚料理みたいに口に咥えさせて丸焼きに…)
ユーウェインは一瞬考えたが、すぐに首を振った。
しかし、ゴブリンの力は強く、子供の力では振り払う事が出来ない。
ユーウェインは観念して、恐る恐る林檎を口に入れた。
久しぶりに食事にありつけたユーウェインはあっという間に林檎をあらかた食べ終えてしまった。
「グフフ!グフフ!」
それを満足そうな顔で見守るホブゴブリンを見てユーウェインはあっけに取られたが、
ふと違和感に気付いてユーウェインは恐怖した。
ホブゴブリンがあぐらをかいている上にユーウェインが座っているのだが、
ユーウェインのお尻あたりに妙に硬いものが当たっていたのだ。
しかもホブゴブリンの右手が徐々にユーウェインの股間をまさぐり始めた。
「ひぃ!?な、何を……」
「ギャハハ!ギャハハ!!」
ユーウェインは必死に抵抗するが、体格差がありすぎて全く歯が立たない。
布越しに触られていた手が下着を外し、ユーウェインのペニスが露わになった。
「や、やめてよぉ……」
「ギャッハッハー!!」
ホブゴブリンは大喜びで笑いながら、左手で自分の腰蓑を取り去った。
そこには想像を絶するような巨大な肉棒がそそり立っていた。
「ひっ……」
ユーウェインは余りの大きさに息を飲んだ。
ホブゴブリンはニヤリと笑うと、そのままユーウェインを持ち上げ、自らの肉棒を彼の小さな肛門にあてがい、一気に挿入した。
「ああああ!!痛い!!!」
あまりの痛みに絶叫するユーウェイン。
しかし、そんな事はお構いなしにホブゴブリンは激しくピストンを始めた。
パン!パァン! 肉同士がぶつかり合う音が響き渡る。
「ぐぅっ!抜いてぇ!お願いだからぁ……」
泣きながら懇願するが、ホブゴブリンは笑みを浮かべたまま、さらにスピードを上げた。
「グゥアアーー!!」
「うげぇ!やめてぇ!」
ホブゴブリンの射精が始まり、ユーウェインの腹の中に大量の精液が流れ込んできた。
ユーウェインを抱き抱えたまま、再びホブゴブリンは地面に座った。
ホブゴブリンの肉棒はまだユーウェインの体内に収まったまま、硬さがまったく衰えていない様だった。
そして、ホブゴブリンは手に自分の唾液をたっぷりと付け、ユーウェインのペニスをしごきだした。
「ちょっと待って!何を……」
ユーウェインは今まで感じた事のない感覚に戸惑う。
ホブゴブリンの手コキは力強く、的確にユーウェインを追い詰めていく。
「やめてぇ!変だよぉ!何か出ちゃいそうだからぁ!」
ユーウェインは必死に懇願したが、ホブゴブリンは手を止めない。
「ギャハ!ギャハハ!!」
「やめてぇ!やめてぇ!!」
ユーウェインはついに我慢できず、ホブゴブリンの手で果てた。
「うう……ひどいよぉ」
ユーウェインは涙目になりながら言った。
ホブゴブリンは満足そうにユーウェインを見つめると、彼を抱き抱えたまま近くの藁の山にうつ伏せで倒れ込み、再び腰を振り始めた。
「もう許して下さいぃ!!」
ユーウェインは涙を流して懇願するも、ホブゴブリンは容赦なくユーウェインを犯し続ける。
「うげぇ……」
何度も中出しされ、ユーウェインの腹は妊婦のように膨らんでいた。
ホブゴブリンはそれでも飽き足らず、ユーウェインを持ち上げて対面座位の体勢で犯し続けた。
「グヒィ!グヒィー!」
ホブゴブリンは興奮しながら更に激しく突き上げる。
「もぉ無理ですぅ!死んじゃいますぅ!」
ユーウェインは意識を失いそうになるが、ホブゴブリンは一心不乱に腰を振り続けた。
その後もユーウェインはホブゴブリンに犯された。
ホブゴブリンが満足するまで、何時間にも渡って……
「う……ん……」
目を覚ますと、地下牢に女達が戻っていた。
「あれ?僕どうなったんだっけ?」
確かホブゴブリンがここに来てから……
思い出そうとするが、頭がボーっとしていてよく思い出せない。
「ユーウェイン!無事で良かった!」
フランの声が聞こえてきた。
「隊長…」
ユーウェインは起き上がり、自分の身体を見た。
体中が緑色の液体で汚れている。
「あのじじいの話って本当だったんだな、あたしが戻った時はまだホブゴブリンが腰振ってたぜ」
その言葉にフランがユーウェインを抱きしめ冒険者を睨む。
「おっと、悪気はなかったんだ。それにあたし達だってたっぷり仕込まれたろ?」
それを聞いたフランが俯く。冒険者の女性の体も緑色の液体で汚れていた。
「ゴブリンにはメスは居ない、こうやって他種族の女をさらって孕ませるのさ」
冒険者は続ける。
「だからあたし達はすぐには殺されない、チャンスを待てば助かる可能性はある」
その話を聞いたフランが彼女に尋ねる。
「何故そんなに詳しい?」
すっと冒険者は顔を背けながら答える。
「前にも一度下手打って同じ目に遭った事があるんだ。その時は運良く逃げ出せて助かったんだよ」
「すまない…辛い事を聞いてしまった」
冒険者は力なく苦笑しながら手を振った。
「しばらくは辛いが耐えるんだ。そしてチャンスを待つ…、まあ坊ちゃんも元気そうだから大丈夫だろ」
彼女の指の指す先を見ると、ユーウェインのペニスが勃起していた。
「これは…ち、違うんです!!」
慌てて股間を隠すユーウェインの手をフランが遮り、中指でペニスを弾いた。
「うっ!何するんですか…」
ユーウェインが涙目で抗議をした。
その夜、ユーウェインはなかなか寝付けなかった。
「うーん……」
寝返りを打つユーウェイン。
すると、隣から声をかけられた。
「眠れないのか?」
「え!?」
横を見るとフランが心配そうにこちらを見ていた。
「はい……」
フランが体を起こし、ユーウェインの頭を撫でた。
「体力を温存しておかないといざというときに動けなくなるぞ、少しでも寝ておくんだ」
そう言ってユーウェインの下半身を見ると股間が自己主張していた。
「ユーウェイン、お前って奴は…意外と大物になるかもしれないな」
微笑みながらフランがユーウェインの肉棒を握る。。
「隊長……」
「人間相手の初めてはお前にくれてやってもいいが、今は奴らので汚れているからな、手で我慢してくれ」
そして、ゆっくりと上下にしごき始めた。
「ああ……気持ちいいです……」
ユーウェインは快感に身を震わせる。
「ふふっ、可愛いじゃないか」
さらに速度を上げるフランの手コキにユーウェインはあっと言う間に果ててしまった。
「いっぱい出たな」
フランが手についた精液を見ながら言った。
「すみません……」
「謝る事はないさ、部下のケアは上司の役目だ…まあ普通こんなところまでケアしないがな」
手に着いた精液を綺麗に舐めとり、フランは横になった。
「さあもう寝よう。体力を温存するんだ」
二日目、三日目、四日目と囚われの身となった者たちに地獄の日々が続いた。
耐えきれなくなったものは、発狂したり、自死したりしてしまっていた。
女達の誰かが死んでいてもゴブリン達は全く無反応で、むしろ食料が増えたと喜んでいる様だった。
十一日目、ものすごい爆音と共に洞窟全体が揺れた。
牢の外では人間の声の号令が響き、大量の兵士がなだれ込んでくる。
「助けが来たぞ!」
女冒険者が叫んだ。
兵士たちが地下牢の柵を叩き壊して、女達は無事解放された。
「遅くなって済まない」
おそらく冒険者の仲間であろう男性が彼女の体に上着をかけていた。
「助かったよ!とっとと風呂に入って一杯飲みたいねぇ!!」
そう言った彼女の目には涙が溢れ、肩が震えていた。
「お嬢様!ご無事ですか!!」
今度は壮年の騎士が複数なだれ込んできた。
「エヴァンズ!私はここだ!!」
そう声を挙げ、フランは前に進んだ。
「すまない…私が不甲斐ないばかりに多数の部下を死なせた…」
そう頭を下げるフランにエヴァンズと呼ばれた騎士は毛布をかぶせ語りかけた。
「何を仰います!あなたはよく戦いました、これ以上自分を責めるのはやめて下さい!」
ユーウェインにも別の騎士が近づき毛布をかけてくれた。
「よく無事だったな、もう大丈夫だ」
ようやく助かった事に安堵し、ユーウェインは涙を流した。
数刻後…
崖下の洞窟は完全に焼き払われた。
中からは大量の死体が発見され、多数の遺留品が運び出されて行った。
戦果として並べられたホブゴブリンの首の中に、ユーウェインを毎日犯した者の首もあった。
毎日気絶するまで犯されたが、ユーウェインにいつも食べ物を持ってきてくれたり、撫でてくれたあたり、
彼なりにユーウェインを可愛がっていたのだと思うと少しだけ複雑な気分になっていた。
「ほらユーウェイン、行くぞ」
フランがユーウェインの肩を抱き馬車に乗せ、馬車が王都に向かって走り始めた。
揺れる馬車の中でフランがユーウェインの頭を抱き問いかけた。
「ユーウェイン、お前はこれからどうする?こうなった以上は騎士団でやっていくのは難しいが?」
それはユーウェインも考えていた。貴族の中は噂が広まるのはあっという間だ。
次期当主として騎士団に送り出されたユーウェインだが、ゴブリンに凌辱された者に家を継がせるのは難しい。
おそらく廃嫡され、辺境に住まわされる事になるだろう。
「はい。僕は騎士団には戻りません。どこか遠くで慎ましく暮らします」
そう言うとフランがユーウェインの手を握り目を真っすぐに見据え話した。
「では、私と一緒にならないか?」
「え!?」
驚くユーウェインの頬を両手で撫でるフランが少し涙目になりながら話す。
「私もお前と同じ傷物だ、貴族への嫁入りなんて夢のまた夢だろう」
ユーウェインが無言でフランを見つめている。
「私もあんな思いをして心が持ちそうにないが、お前と一緒なら乗り越えられそうな気がする…」
それを聞いた少年の目から大粒の涙が流れた。
「僕で……いいんですか?」
「ああ、むしろユーウェイン以外考えられない。かなり年上の嫁だが受け入れてくれるか?」
「もちろんです……隊長」
ユーウェインはフランに抱きつき泣いた。
「ユーウェイン、私の事はフランと呼んでくれ」
「フランさん……大好きです」
王都へ帰還したフランは、今回の件を国王全て報告し、騎士団の隊長の任を辞した。
フランは父親に口利きをさせ、ユーウェインを身請けした。
2つの大貴族の醜聞はしばらく王宮で噂されたが、相手が相手だけにすぐに鎮静化した。
辺境へ向かう馬車の中。フランとユーウェインは隣り合って座りながら揺られていた。
少数の従者のみを連れて、ユーウェインが当主となり与えられた小さな村で生活する事となった。
「ユーウェイン…一つ聞きたい事があるんだ」
「なんでしょう、フランさん?」
「ユーウェインは……その……男同士の交わりに興味はあるのか?」
「え…いや…そんなことは…」
顔を真っ赤にしてユーウェインが俯く。
「そうなのか?地下牢でホブゴブリンに犯されている時のお前…最後はかなり気持ち良さそうにしていたから気になってな」「あれは……あの時は混乱していてよく覚えていないんです」
しばらく沈黙したあと、フランが腕まくりして握りこぶしを作った。
「そうか…では今度じっくり私が上書きしてやろう」
そう言ってフランは逆の手でユーウェインの尻を揉みしだいた。
「ちょっ!……フラン……さん!」
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