ショタファンタジー短編集

にくまんぷりん

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エルザの野望

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とある山中に盗賊の隠れ家がある。
そこはかなりの規模の隠れ家なのだが、奥深い山道の先にあり、更に目立たない洞窟を抜けた先にあるため、
地元を良く知るものでも知る者が限られている場所であった。



その隠れ家の入り口で目隠しをされた人間が数人座らされていた。
盗賊1:「おい! お前さんはなにもんだ?」
男性1:「わ、私はエピ家の三男だ!私に何かあれば一族が黙ってないぞ!」
身なりの良い男性が必死に叫び声を上げる。
盗賊2:「ほぉ~? じゃあ、そっちのあんちゃんはどうだい?」
男性2:「…私はエピ家の使用人です…お金は持ってません…」
喉元に剣を突き付けられた男性は泣きそうになりながら答えた。
盗賊3:「ふん!その身なりじゃ大したもんは持って無さそうだなぁ~、こっちのお嬢さんはどうだい?」
女性1:「…私はエピ家の直臣の長女です…こ、殺さないで…」
盗賊4:「へぇ~? 貴族様か! それなら身代金には十分だぜ!」
そう言うと盗賊4は直臣の長女の頬を舐め胸を鷲掴みにした。
女性1:「いやっ!……お願い止めて下さい!」
女性は恐怖から涙を流し震えていた。
エルザ:「おいっ!貴様何をしている!」



張りのある女性の怒号が隠れ家に響き渡る。
盗賊4:「あ!お頭…へへへ、ちょっと貴族娘の肥え具合を確かめてたところで…」
体格の良い赤毛の女性が盗賊を見下ろす。
エルザ:「我らは今こそは盗賊に身をやつしているが、いずれはお家を再興する身だ!我が家の誇りを汚すことはならんぞ!!」
エルザは元貴族の長女で、父親が権力争いに負けたため配下と共に逃亡し、現在は盗賊団の頭領として家の再興を夢見ていた。
盗賊4:「へへへ、すいやせん…」
ガース:「おい!野郎ども!早くこいつらの身元確認をやりやがれ!飯抜くぞ!」
更に後ろから来た筋骨隆々の男性が怒号を飛ばす、この男はガース、元騎士で今はエルザの片腕でこの盗賊団の支柱的存在である。
盗賊1:「へい隊長!ただちに!!」
ガースは騎士団の隊長でもあったため、未だに「隊長」と呼ばれ、部下の信頼が厚い男だ。
隊長の号令で盗賊たちはキビキビと動き始め、人質の身元照合を始めた。

盗賊1:「頭領!人質の身元が割れました。貴族3人、使用人5人、兵士1人、不明が1人です!」
エルザ:「ご苦労、不明なのはどいつだ?」
盗賊1:「それが……こいつでして……」
盗賊が指差したのは目隠しされた黒髪の少年だった。
エルザ:「何者なんだ?」
盗賊1:「道中で迷っていたので連れて来たと、この身なりですからねぇ、おそらく棄民のガキだと思いますよ」
エルザ:「ふむ、まぁいいだろう……金品は半分上納で残りは平等に分けな!身元が割れてるやつらは身代金を請求だ!」
盗賊2:「へい!」



盗賊たちが慌ただしく動く中、エルザは黒髪の少年に近づき話しかける。
エルザ:「お前はどこの子だ?親御さんは?」
少年は怯えながらも答える。
ルシフ:「ぼ、僕はルシフといいます。な…名前以外は何も覚えてなくて…」
エルザ:「ん?記憶喪失なのかい?」
エルザがそう尋ねると少年は下を向いて頭を振った。
エルザ:「まあいい、お前は金にならんし、開放しても野垂れ死ぬだけだ、思い出すまではここで下働きでもしてな」
ルシフ:「は、はい……」
エルザ:「ヘザー!こいつを今日からコキ使ってやんな!」
側近の女盗賊にそう声を掛けるとエルザは自分の小屋へと戻っていった。
ルシフは盗賊たちに連れられて隠れ家の厨房に連れてこられた。
盗賊1:「お前さん、運が良いのか悪いのか分からないな~こんな時期にウチにくるなんてな…」
盗賊は意味深な笑いを浮かべながら厨房から去って行った。

その夜、隠れ家の集会所ではガースが深刻そうな顔でエルザと向き合っていた。
ガース:「…お嬢、ウチはもう盗賊団なんですよ!部下だって大半はごろつきだ、多少は褒美をやらにゃ言う事は聞いてくれませんよ!」
エルザ:「……だから使用人の女をおもちゃにくれてやれと?」
女頭領が険しい顔を浮かべている。
ガース:「何も貴族に手を出せろって話じゃありません!使用人だけです!」
エルザ:「金はやってるだろ!その金で街の娼館でも行けばいいだろう?」
エルザの言葉にガースは首を横に振る。
ガース:「俺たちは盗賊なんですよ、騎士団に顔が割れてるやつもいる。そう簡単には街には行けないんです!」
エルザ:「ガース!お前は我が家の誇りを汚す気か!」
エルザは声を荒げ立ち上がる。
ガース:「お嬢…今回はお嬢の顔を立てて引き下がりますが、この組織を長続きさせたければこういう面も考えていかなければなりませんよ」
そう言って男は立ち上がりエルザに背を向けた。
エルザ:「……分かった……考えておく……」
エルザ:(騎士隊長の身でありながら、我が家の再興よりも部下の性欲を気にするとは何たる事…)
エルザは苦虫を嚙み潰したような顔で自室に戻って行った。



一月後、記憶喪失の少年は盗賊団の下働きとしてすっかり馴染んでいた。
ルシフ:「みなさん!ご飯ですよ~!!」
少年の声が隠れ家に響き渡る、盗賊たちも慣れたもので「おう!メシだ!メシだ!」と言いながら集まってきた。
盗賊2:「おい!ガキ!今日の飯はなんだ!?」
ルシフ:「今日は肉入りスープとパンです!」
盗賊5:「ちっ!また煮込み料理か!たまには特大ステーキとか食いてえよな!」
ルシフ:「すいません、最近は備蓄食料も干し肉ばっかりで…」
盗賊6:「このところ獲物が網にかからねえからな!奴らも警戒してやがる…」
盗賊7:「この前の貴族様の一件以来、貴族の連中は護衛を増やしてやがるからな……全く面倒くせぇぜ」
そんな会話をしながら彼らは食事を取り始めた。
盗賊3:「……ん?外が騒がしいな?」
盗賊達が外に出ると、外に出ていた仲間たちが数人の女性達を目隠しして連れて来ていた。
盗賊3:「頭領!!こいつは上玉ですぜ!」
エルザ:「……お前ら、よくやった!これでしばらくは干上がらずに済むぞ!」
エルザは嬉々とした表情で女性達の身元を確認していく。
どうやらこの女性達は貴族の晩餐会での裏メニューとして連れて来られた娼婦達だった。
エルザ:「娘たちは丁重に扱え!明日にでも娼館の主に身代金請求だ」
頭領の言葉に盗賊達の顔に明らかな落胆の表情が浮かんだ。
盗賊4:「と、頭領…金払うからこのお嬢さん達に俺らの相手をしてもらっちゃだめかな?」
エルザ:「何を言っている?人質に手を出すなど!」
部下の言葉に激昂したエルザが立ち上がろうとしたところでガースが割って入る。
ガース:「お嬢、先月の私の話を思い出してください…部下も久しぶりの獲物で焦れています、事故が起こるかもしれません…」
ガースの声がエルザの耳に低く響いた。周りを見回すと、盗賊達の目が若干座っておりエルザ自身も危険を感じていた。
片やエルザの側近の女盗賊達も、男共を殺意のある眼差しで見つめていた。流石に流れが悪いと考えたエルザは苦渋の決断を下した。
エルザ:「分かった…ただし、女達に無理強いはさせるな」
ガース:「ありがとうございます!、ルシフ、お嬢を部屋にお連れしろ!」
ガースの指示に、少年は頭を下げてエルザに近づき手を差し伸べる。
エルザ:「ヘザー、酒を持ってきてくれ。今日はもう寝る」
エルザは少年の手を取るとそう告げて部屋へと戻っていった。
男盗賊たちは歓喜の声を上げ、女盗賊は深いため息を吐いて自分の仕事に戻って行った。

居室のベッドに腰をかけたエルザがルシフから注がれた酒を口にする。
エルザ:「くそ…男の欲で我が家の再興にケチが付いてしまった…」
エルザは悔しそうにそう呟いていた。
エルザ:「ルシフ、お前も男だ、ちょっと話を聞かせてくれ」
ルシフ:「はい、僕で良ければ」
そう言った少年はエルザの前に立ち、頭領の言葉を待つ。
エルザ:「私は元々貴族の娘でな、15の時にエピ家の謀略にはめられた我が家は没落した…」
エルザが杯の酒をあおり続ける。
エルザ:「その時共に逃げたガースの提案で盗賊団を立ち上げ、必死に働き続けていたせいもあって未だに男を知らないのだ」
そう言ってエルザは少年に微笑みかけた。



エルザ:「私は必ずやお家の再興を実現させる!そのためには悪魔にだって魂を売ろう!」
エルザは握りこぶしを握りしめて立ち上がり高らかに宣言した。
ルシフ:「それは素晴らしい!頭領なら必ずやり遂げる事が出来ますよ!」
エルザの言葉に目を輝かせて話すルシフの頭をクシャっと撫でた。
エルザ:「聞かせてくれルシフ、男はいつも女をそういう目で見ているのか?」
唐突な質問でルシフは顔を赤らめながらも口を開く。
ルシフ:「え…と、僕はまだよく分かりませんが、ここは頭領も含めて美人が多いので…お預けは辛いと言ってる方が居ました…」
エルザ:「は?私が美人だと?」
ルシフは顔を更に赤らめて無言で頷く。その反応に少なからず動揺したエルザが早口で答える。
エルザ:「私はもう何年も化粧をしてないし!第一この筋肉だ…とても美しいとは…」
ルシフ:「ぼ、僕から見ても頭領は綺麗…だと思います…」
その言葉に照れながら一気に杯を飲み干すとルシフに杯を差し出す。
ルシフに酒を注がせながら、エルザは鎧を外し結んだ髪を下ろした。
エルザ:「こうすればもう少しマシに見えるか?」
ルシフ:「はい!すごくお綺麗です!!」
その言葉を聞いてエルザの顔がみるみると赤く染まっていく。
エルザ:「そ、その…昔侍女に聞いた事がある。男は興奮すると、股間のモノが硬くなるというが…ルシフは今なっているのか?」
ルシフ:「え?ええ!?あの?えっと?あ!」
動揺するルシフの股間を撫でる様にエルザが触る。
エルザ:「ふむ……どうやらなってないようだな……やっぱり私では興奮しないか…」
ルシフ:「いや…今は頭領とお話しできた緊張で縮んでいたというか…僕も寝る時に頭領を思い浮かべるとそうな…あ!」
慌てるルシフの頭をエルザが抱き寄せる。
エルザ:「すまん…いらん気を使わせたな」
混乱するルシフの耳元にエルザが囁く。
ルシフ:「あの…頭領?」



エルザ:「なんだルシフ?」
エルザの胸でもがきながら顔を上げたルシフがボソッと呟く。
ルシフ:「頭領の胸で興奮しちゃって、いま僕の…その…硬くなってます」
その言葉を耳にしたエルザが、またそっとルシフの股間を撫でてみる。確かに先ほどは無かった硬い感触が感じられた。
エルザ:「あ!硬い……これが……」
エルザはその不思議な感覚を確かめるように優しく何度も触れていく。
ルシフ:「あ!あ!あ!ああ!」
少年の反応に満足げな表情を浮かべたエルザだったが、すぐに困惑と不安の色を露わにした。
エルザ:「すまぬ…私のせいでルシフがこんな…これはどうしたらいい?」
頭領の困惑が伝わって来たルシフも一緒に混乱してきてしまった。
ルシフ:「コレは放っておけば収まりますし、自分でも処理できます!」
エルザ:「自分で?どうやって?」
ルシフ:「え?それは……手で擦ったりとか…するらしいです…と、とにかく大丈夫ですから!」
そう言って部屋を出ようとするルシフの腕をエルザがとっさに掴んだ。
エルザ:「待て!こうなった責任は私にもある、手伝わせてくれ!」
ルシフ:「え?いや……ダメですよ!そんな事……」
そう言うルシフをベッドに押し倒し、エルザはルシフのズボンを脱がせた。
そして下着の上から再びルシフの肉棒を撫でまわす。
エルザ:「うーん……布越しだと分かりにくいが、なんか濡れてるな……」
ルシフ:「あ!あ!あ!あぁ!!ちょっ!ちょっと!だめぇ!!」
そう言って慌てて止めに入るルシフに構わず、先端の濡れている部分を撫でまわす。
エルザ:「あ!そう言えば、男女がむつみ合いをする時はまずキスをすると侍女が言ってたな」
ルシフ:「え?えええ!?」
エルザは自らの口でルシフの口を塞ぐ。
エルザ:「酒臭くてすまないな、こういう事には慣れてなくてな、確か次は舌を入れるとか…」
ルシフの口の中にエルザの舌が侵入してくる。
ルシフ:「ふぅ!ふぅ!ふぅ!」
ルシフは生まれて初めての快感に息が荒くなり、その動きに翻弄されていた。
エルザはルシフの口内を犯し続けながら、自らの下半身も熱くなるのを感じていった。
ルシフ:「と、頭領!こういう事は恋人同士でするものです!ましてや貴族様が僕みたいなのと…」
頭領の口撃がなんとか逃れたルシフが消え入りそうな声で言った。
エルザ:「ルシフは私の事が嫌いなのか?」
頭をブンブンと横に振るルシフをみて、再びエルザの唇がルシフ唇を覆う。
エルザ:「私…なんか変なんだ…ルシフを可愛がりたくて仕方ない」
そう言いながら、エルザの手がルシフの肉棒を再び撫で、下着の紐をほどき剥ぎ取る。
エルザ:「すごい、こんなになるなんて…」
その言葉通り、ルシフの股間は大きく膨らんでいた。
ルシフ:「あ……ああ……」
ルシフは恥ずかしさで目を閉じてしまう。
エルザはしばらくルシフの股間を眺めていたが、肉棒をそっと握り上下にしごき始めた。
ルシフ:「はぁ……はぁ……はぁ……」
エルザ:「これが気持ち良いのか?」
ルシフ:「はい……すごく……すごく……あ!あ!」
エルザ:「ここが良いんだな」
エルザの愛撫により、ルシフの腰がガクガクと震えだす。
ルシフ:「あ!頭領!もう……出ちゃいます……離して……ください……お願いします」
エルザ:「ん?何が出るんだ?まさか精子か?」
ルシフ:「はい!だから……早く手を……お願い……しま……す」
少年の懇願を無視し、エルザの手が一定のリズムを刻んで肉棒を刺激し続けた。
ルシフ:「あ!ダメ!出る!……」



次の瞬間、ルシフの股間から熱い液体が放出された。
ルシフの股間はドクンドクンと脈打ち、白濁液を放出し、エルザの顔を白く汚した。
エルザ:「これが……精液……匂いは……ん……苦いな……」
そう言いながらも、エルザは顔にかかった白い液体を指ですくって舐め取った。

エルザ:「これが……ルシフの味……なんか……もっと欲しいかも……」
そう呟き、今度は直接ルシフの肉棒を口に含んだ。
ルシフ:「あ!あ!あ!あ!」
先程とは比べ物にならない快感に襲われ、ルシフは思わず声を上げてしまう。
エルザは口に含みきれない部分を手で擦り上げながら、頭を動かし続ける。
ルシフ:「頭領……また出ちゃう……出ちゃうから……ダメ……です……ううううっ!!!」
ルシフは再び絶頂を迎え、エルザの口内に大量の精を放った。
エルザ:「ぷはっ!すごい量だ……喉に絡みつく……」
ルシフ:「はぁ……はぁ……はぁ……すみません……我慢できませんでした……」
エルザ:「謝る必要は無いぞ、私が望んだ事なのだし……」
そう言ってエルザは自分の服を脱いでいく。
エルザ:「すまん、私のここが熱くて限界だ、ルシフに鎮めてもらいたい」
そう言ってエルザは恥ずかしそうに自らの女性器を見せた。
ルシフ:「あ……はい、確か舐めたら女性は喜ぶと聞きました」
エルザ:「そうなのか?では頼む」
ルシフは恐るおそる舌を出し、エルザの女性器をぺろりとひとなめする。
エルザ:「うっ!」
ルシフ:「す、すいません!痛かったですか?」
エルザ:「大丈夫、むしろ気持ちいいくらいだ、続けてくれ」
ルシフはエルザの言葉に従い、再び舌で刺激を与えていく。
エルザ:「くぅ!あっ!はぁ……」
エルザは必死に声を抑えようとしているが、耐え切れずに甘い吐息が漏れ出してしまっていた。
エルザ:「だめ……もう……やめ……」
その言葉を聞き、ルシフは更に激しく舌を動かす。
エルザ:「あ!ああ!ああああああああ!!!」
ルシフ:「頭領!?」
エルザは体をビクビクと痙攣させ、ぐったりとベッドに横たわった。
エルザ:「はぁ……はぁ……はぁ……」
ルシフ:「あの……大丈夫ですか?」
エルザ:「心配ない、気持ち良すぎて少し気を失っただけだ……続きをしよう」



そう言うと、エルザは自ら両足を大きく開き、ルシフに見えるように自分の性器を広げた。
エルザ:「ほら、ルシフが欲しくてこんなになってるんだ、挿れてくれないか?」
ルシフ:「え?でも…子供が……」
エルザ:「大丈夫だ、男の子が出来たら我が家を継がせよう」
エルザは微笑みながら、ゆっくりルシフの肉棒を秘所に誘導していった。
ルシフ:「あ……あ……」
エルザ:「ん……あ!あ!あ!……」
二人の体が一つになる。
ルシフは初めての感覚に身を震わせ、エルザは痛みに耐えながらも幸せを感じていた。
しばらく二人は繋がったまま動かずにいた。
エルザ:「ルシフ、私はお前が好きだ。この気の置けぬ盗賊団の中で唯一の安らぎだ」
ルシフ:「我も……頭領が大好きです。優しいし魂が綺麗ですし…」
エルザ:「ふふ…魂とは大袈裟だな、でも嬉しいよ」
そう言い終わる前にルシフはゆっくりと腰を動かしはじめた。
最初はぎこちなかった動きだが、徐々にスムーズになり、やがてお互い快楽を求め合う激しいものへと変わっていった。
ルシフ:「はぁ……はぁ……はぁ……」
エルザ:「あ!あ!あ!……んんっ!……」
ルシフの動きが激しくなるにつれ、エルザの喘ぎ声も大きくなっていく。
そして、ルシフが一際大きく突き上げた瞬間、エルザの体が大きく仰け反り、二人は同時に絶頂を迎えた。
ルシフ:「あ……あ……」
エルザ:「あ……あ……あ……」
ルシフ:「……頭領……すごく良かった……」
エルザ:「……私も……すごく……気持ちよかった……」
しばらく二人は抱き合い色々な話をした。
その後、誰にもバレぬ様、深夜にルシフは自分の寝床に戻って行った。



エルザとルシフはその後も度々密会をした。
流石に最側近のヘザーには関係がバレたが、黙っていてくれると約束してくれた。
ヘザーは二人が会うときは、こっそり部屋に誰もいない様にしてくれるようにもなった。

ある日の事、昼間に再び盗賊団に貴族が捕らえられ、数人の貴族令嬢が盗賊達から欲望の眼差しが向けられたが、
エルザの制止によって丁重に扱われる方針になったという件があった。
その夜、ルシフはいつものようにエルザの部屋に行き、むつみ合おうと抱き合った時に急にドアが開いた。
盗賊1:「俺らに我慢させといて自分は性欲発散ですか?頭領ぉ!!」
突然押し入って来た無礼な侵入者に身構えて叫ぶ。
エルザ:「お前!勝手に私の私室に入るとは無礼だろう!!」
エルザが叫ぶと同時にガースが部屋に入って来た。
ガース:「だから言ったでしょう?ちゃんと考えないといけません…と」
エルザ:「貴様……まさか謀反か!?」
ガースはニヤリと笑い、ドアの陰から一人の女盗賊の肩を抱き寄せて見せた。それは側近のヘザーだった。
ガース:「俺はな、あんたが盗賊団と立ち上げた時からこの瞬間をずーっと待ってたのさ」
そう言ってガースはエルザに向かって剣を構えた。
ガース:「あんたの家の名の下に盗賊団を肥え太らせて、美味しく実ったら頂いちまうって寸法さ!」
ガースの下卑た笑いに続いてヘザーも口を開く。
ヘザー:「散々コキ使いやがって!この世間知らずがよぉ!これからはアタシがここの女王よ!」
ヘザーは高々と笑う。後から次々と盗賊達が乱入してきた。ヘザー以外の側近達は捕縛され、絶望を顔を浮かべていた。
ガース:「ルシフ、よくやってくれた!頭領が処女喪失したあの日、酒には媚薬をたんまり入れさせたんだよ!」
エルザ:「な……何だと!?」
ガース:「お嬢も結局は他の野郎どもと一緒さ、しっかり盛りやがって!ヘザーと一緒に隣の部屋でじっくり聞かせてもらったぜぇ」
とっさにエルザはルシフを見るが、ルシフは首をブンブンと横に振った。
ルシフ:「ぼ、僕は何も知りません!ヘザーさんから渡されたお酒を持って行っただけなんです!お陰でスゲー気持ち良かった!!」
一瞬豹変したルシフの様子に場の空気が固まったが、気を取り直してガースは続けた。
ガース:「お…おう、それは良かったなルシフ!、お前も功労者としてこれからもウチで使ってやろう!」
ルシフ:「ありがとうございます!光栄です!ところで頭領はどうするのでしょうか?」
満面の笑みでルシフが尋ねると、一人の盗賊がしゃしゃり出てきて叫んだ。
盗賊2:「決まってんだろ!!お前がやった以上に犯すのよ!俺達全員でな!!」
そう言って盗賊がエルザの腕を掴もうとするが、寸前で隠し持っていたナイフで盗賊の手を切りつける。
盗賊2:「痛ぇなコラァッ!!」
盗賊が切りつけられた手を抑えながらエルザに殴りかかるが、エルザはヒラリと避け、盗賊の足を蹴りバランスを崩したところを斬りつけた。
エルザ:「私に触れるな下衆どもがっ!!」
そう言うとエルザは左手で手近な椅子を抱え上げ、盾として構えた。
ガース:「お嬢!私が教えた技術を実戦で役立てて頂けるとは嬉しい限りですよ!」
エルザ:「貴様ぁ!私をお嬢と呼ぶな!この裏切り者が!!」
エルザは怒号と共にガースに投げつけようとしたが、その隙を狙っていたのか別の盗賊後ろから蹴られ転倒した。
ガース:「ああ~お嬢!乱戦では後ろも警戒しろって何度も教えたのに…」
大仰にガースが落胆のジェスチャーをする。それを合図に盗賊達がエルザの手足を押さえるが、エルザも暴れて中々取り押さえられない。
盗賊1:「頭領!ちょっと痛い目を見てもらいますぜ!」
そう言った盗賊がエルザの足にナイフを突き立てようとした瞬間。その盗賊が全員の視界から消えた。
盗賊達:「……え?どこ行った!?」
盗賊達がキョロキョロしていると、天井から真っ赤な血がしたたり落ちて来た。
ルシフ:「エルザは我のモノである、何人たりとも傷つけるのは許さん」
その声に全員がルシフの方を振り向くと、体から赤黒いオーラを放ったルシフが静かに笑っていた。
エルザ:「ルシフ…お前人間じゃなかったのか?」
エルザが息を切らせながらも尋ねる。
ルシフ:「如何にも!我は序列1位の悪魔ルシフである!」



そして指をふいっと盗賊の方に振ると、一人また一人と盗賊が重力に従って崩れ落ちていく。
ヘザー:「あ、悪魔!?…こんなのって…」
そう言ってヘザーはへたり込み失禁した。
ガース:「俺はかつて悪魔をも討伐した事がある男だぞ!また討伐して名を上げてやるぜ!!」
そう言って剣を振りかざしたガースだが足が動かない、視線を下ろすと先ほど崩れ落ちた盗賊達がその足にしがみついていた。
盗賊達はルシフに術によって蘇生され、ゾンビと化していた。
ガース:「なっ!?いつの間に!?」
ルシフ:「どうせ下級悪魔を倒した程度であろう?我をそんなのと一緒にされては困る。さあ、エルザ」
ルシフは落ちている剣をエルザに手渡す。だが手が震えて上手く剣が握れない。
エルザ:「わ、私はまだ人を殺した事がないんだ…しかもこの男は裏切ったとはいえずっと仕えていた男、手が震えて…」
ルシフ:「そうか、では手伝ってやろう」
そう言うとルシフはエルザの手を取り、一緒に剣を持ってガースの前に立った。
ガース:「おい!やめろ!お嬢!止めてくれ!!」
ガースは必死にもがくが、ゾンビ達に取り押さえられて身動き一つ取れなくなっていた。
ルシフ:「これが我とエルザの誓いの証だ」
ルシフはそう言うと、エルザの手に上に振り上げそのままガースに向かって振り下ろした。

反乱を起こした盗賊達は全員降伏し、開放された側近の女盗賊達に折檻されている。
あちこちから叫び声が聞こえるなか、血濡れのベッドに腰掛けたルシフがエルザに問いかけた。
ルシフ:「エルザ、さあ願いを言え、その魂と引き換えに願いを叶えてやる」
エルザ:「分かった…私の願いは…」
目を輝かせながらエルザの答えを待つ。
エルザ:「ルシフ!お前の独占だ!お前を一生独占させろ!!」
ルシフ:「承知した!お前の家を再興させ…え?」
予想外の回答にルシフが固まる。
エルザ:「聞こえなかったのか?お前を生涯独占すると言ったんだ!」
ルシフ:「家の再興じゃないの?」
エルザ:「それは自力でやる!」
とてもキリっとした顔でエルザが答える。



ルシフ:「えっと、我は今よりお前の物になると言うことなのだが?」
エルザ:「そうだ、それがどうかしたのか?願いを叶えてくれるのだろう?」
まじまじとエルザがルシフの顔を覗き込んでくる。
ルシフ:「ぐ…してやられたわ…これより我はお前のモノである」
悔しそうに地団太を踏むルシフにエルザが声を掛ける。
エルザ:「まずは、盗賊団の立て直しだ!手伝え!!」
ルシフ:「わ…わかった…、ところでこやつはどうする?」
そう言ってヘザーの方を顎で指す。
エルザ:「ヘザーはここから追放する、わがままで済まなかったな」
そう言うとエルザはヘザーを立たせた。ヘザーは茫然自失という感じで立ち尽くしていた。
ルシフ:「そうそう、我はこのヘザーの胸を一度揉んでみたかったのだ、胸だけならエルザより凄い!」
そう言ってルシフがヘザーの胸をおもむろに揉みしだく。
ヘザー:「ん!んん!」
無抵抗の元側近は、少年のなすがままに胸を揉まれている。
ルシフ:「おお!これは凄い重量感だ!」
そう言いながらヘザーの胸を激しくもみ続けている。
エルザ:「いきなり浮気とはいい度胸だな!!」
少年に駆け寄ったエルザはそう叫ぶと、ルシフの頭に拳骨を落とした。
ルシフ:「いた!貴様!悪魔に手を上げるとは!!」
エルザ:「お前は私の所有物だから好きにして良いハズだ!まず、言葉遣いを元に戻せ!それ可愛くない…」
ルシフ:「ぐ…わかった……」
そう言うとルシフは口調を変えた。
ルシフ:「これでいいですか?頭領!」
エルザ:「ああ、それでいい……」
そう言ってエルザは満足げにうなずき、盗賊団の立て直し作業に取り掛かった。

数年後…
エルザはルシフの協力も得て見事仇敵であるエピ家を討ち果たし、無事侯爵家として復帰を果たした。
その後、3男3女の子宝に恵まれ安泰な生活を送った。
それから更に20年後、二人は同年同日に同じベッドで眠る様に無くなっているのが発見された。
その跡は長男が継ぎ、家は長きに渡りそこそこ栄えたという。

あとがき
中二病チックにしてみた
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