透明の「扉」を開けて

美黎

文字の大きさ
1,389 / 2,047
10の扉 わたしの せかい

比較

しおりを挟む

「 ふむ?」
 
 白く 長い 衣

 水色の 髪

  若草色のワンピースに 白衣

 「同じ色」の髪をした二人は今日も
「仲良し」で ある。


「  フフフ」

「その、笑いを止めろ。」

そんな 本部長の小言を聞き流しながら。

 
   やっぱり この二人って いいわ

そんな事を考えつつ 私は食堂でボーッと座っていた。


「 て 言うか。」

そう
ぶっちゃけ「この二人」を見て「なにかが参考になる」、そうは思っていない。

 そもそも 私は「他人と比較」して。

「自分の違いを知ろう」、そうは思ってなくて
でも「それが なんでなのか」
また迷子になっていたのだけれど マシロが持ってきてくれた「渦巻く紅茶」その不思議な光景を見てから。


   「ああ そうか」

また その「基本的なこと」に気付いて
自分で自分に 「溜息」を送っていた。


 そう 「私は「せかいに反射してある」もの」
 だから 「私が見る べき」なのは
 「せかい」なのだ。


そして「せかいは私に「見ろ」とは言わない」から。

意外と 見失いがち 
 それなので ある。



「  そう なのよね。「世界」にあるとみんな 「ぶつけ合って」あるから 流れてくるし受ける、けど 「せかい」は 「わたしになにも求めてはいない」。」

なにか
 こんがらがって しまうけれど。

まあ 結果を言えば
「わたしは何処まで行っても せかいと背中合わせ」であり
「視るべきものは せかい」それだ。


「  てかさ、「せかい」と「わたし」を どう比較するんだ?」

そうして なんだか自分の罠に ハマりながら。

とりあえず 不思議なお茶を啜っていたのである。



「   それで なにが?「比較」??   ああ、「制限」の話だったんだ。」

その「不思議な紅茶」、それを掻き混ぜながら。

 くるくると 回る 茶葉でもない
   綺麗な 粒を

  くるくる回したり
  逆回りしにしたり
 いきなり止めてみたりと

その「粒子を翻弄する様」を楽しみながら 時折「謎に美味しい味」それも 楽しむ。


 多分 きっと なにか 「なんでも」、だけど。

この 「目の前に あるもの」それは
 「私と せかいを繋ぐ カケラ」「糸」「光の網」で あり
「私が」それ自体が「エネルギーが 形に成ったもの」なのだ。

   だから 。

「具体的に なに」と
 その「様子をただ眼に映してあり」
   「せかいの反射を 読み取る」。

なにしろ 普段 
 「自分が無意識にやってある 行動」それが
 「こうなっていたんだ」、そうやって「視える」
その面白さと共に。

 キラキラと色を変えながら回る カップの中を 楽しんでいた。




「  だから。 ホントに。 「現実みえてるもの」は 関係なくて、「その状態で在ること」、それが 大切なんだな。」

そうも 同時に思う「この状態」のこと

 それは確かに「私が自分の流れの中に在って」
 「流れが視えていて」
 「意識的に」から できること

それでも ある。


 「自分」が「クリア明白」で。

「明晰」な「状態」であり
「意図してある」からこそ 「そう成る」こと

 そう「流れる」こと  
 「きちんとこたえ返事が来る」こと。


そんなんだ
私は 今 「寝ても覚めても降ろし 落とし続け 流れ進みある者」であるが
「からだ」は 好きな場所に行き
      好きなものを見て
      好きなものを食べ
      好きな事をしているからして

 なんの 「苦」もないし

「なかみ」は 「ただ 自分の求める方向へ進んでいる」のだから とてつもなくベストの状態なのだ。


そんな私に降って湧いた 「制限」の解し
 「比較」するのは せかい ということ。

今 頭を空っぽにして。

 「なにも 見ないで」、「視える」
それは なんなのだろうか 。





   「せかい」

           「わたし」


    「透明」

  「それ そのもの」

  

      「喜び」「慶」

 
    「映してあるもの」



「  うん、わかるよ  わかる。 だから 「それ」が、なんなのか が 知りたいんだけど。」

  私が せかいに反射しているもの
  せかいが 私に反射してあるもの

それはやはり「同じ」で
だからこそ それを「当て嵌める」「言い表す」「かたちにする」、上手い言葉が出てこなくて 少しだけヤキモキする。


「 ふむ。」

だけど それはきっと 「遠からずわかる」。

それも いつものことだから。


「ご馳走様。 あ、ありがとう。」

 カチリと置いた カップを
素敵なタイミングで取りに来た イリスの落ち着いた様子を見て
 "みんな変わってる"
そうも思って。


「ありがとう、お昼は要らないから。 うん。」

そう言って 食堂を後にした。

 多分 今はもう昼くらいだろうけど

なんだか「空」が見たい。

そう感じて 早速出掛けることにしたので ある。














しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...