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03.後始末【捧げられし花テオエル】
シドイェスカが寝室を出て行くまで、テオエルは枕に顔を埋めたまま決して振り向かなかった。
事務的ではあれど、精嚢を空にしなければならないので回数は多く、疲れた。
それでも、痛くはなかった。
痛みだけは決して与えないよう、配慮されていたと思う。
案外優しいのでは?
何故今までの生贄達はシドイェスカに抱かれると精神異常を来してきたのだろう。愛ある行為でないのなんて神殿孤児院でさんざん教育された生贄達にはわかっていたはずだ。それなのに、事務的に抱かれるのが嫌だったのだろうか。
たったそれだけのことで、精神に異常を来すのは、ちょっと無理があるのでは?
回数が重なると、そうも言っていられなくなるのだろうか。
結局、テオエルはシドイェスカがイケメンかどうか顔を確認することすらできなかった。
でも、この際、シドイェスカがイケメンでも不細工でも、構わない。
鬼畜でも猟奇的でもなかったのだから。
それだけで、安心した。
「テオエル。湯浴みの準備できてるぞ」
天蓋をめくって顔を覗かせたのは、水色の髪に金目の美少女(♂)だった。
この美少女(♂)というのはテオエル基準であって、この世界の基準ではわからない。
「私はナーサラーだ。シドイェスカ様の側仕えをしている。おまえの世話をするのも任されている。湯浴みするぞ。立てるか」
「……立てます」
ベッドを四つ足で這い、床に足をつけて立ち上がった瞬間、さんざん注がれた後ろから、ごぽっと白濁が垂れ落ちた。
「ひ……っ!」
「ちゃんと締めとけ」
びくっと跳ねるテオエルに、ナーサラーは平然としている。雑巾を片手に、汚れた床を見下ろし、扉を指差してみせた。
「ここは私が綺麗にしておくから、右の扉を出て、浴場へ行け。マックナルがやってくれる」
「何をですか?」
「いいから行く」
「っはい」
浴場で待ち構えていたマックナルは、灰色の髪に水色の瞳の、テオエル基準で平凡な顔立ちの男だった。
彼はテオエルが裸のまま来たことにびっくりしたのか、目を見開き、数秒固まった。しかしすぐ我に返って、妙ににこやかになる。
「身体を清めましょう」
お湯でざっと流され、後ろを向かされる。されるがままになっていたテオエルは、断りもなく後孔に指をいれられたことに驚いて身を捩った。
「なっなにを……!」
「掻き出さねば腹を壊します」
「自分でできます!」
「これも私の仕事ですので」
動くなとでも言うように、片手で肩を押さえられる。
「……っん、ん、」
シドイェスカが事務的に注いだ子種を、余さず掻き出される。これは腹を壊さぬように後始末をしているだけであって、性的な意図などない。わかっている。なのに。
後孔を掻き回されるうちに、テオエルは快感を覚えていた。
さんざん精を吐き出して完全に勃ちあがりはしないものの、性器が緩く芯をもって頭をもたげる。
「ん……っ、ぅ、」
「おや、反応してしまいましたか。処理いたしましょう」
「まーーっ、待って、」
「これも私の仕事ですので」
「あ……っ!」
後孔を二本の指で掻き混ぜられながら、前を扱かれる。
中を掻くように抜き差しされると、ごぽっ、ごぷ、と中出しされた白濁がテオエルの脚を伝って浴場の床に溢れ落ちた。
「~~~~~っ」
手の甲を噛み締めて、達する。
ぴゅっ、と薄くなった液体が浴場の床に撒き散り、テオエルの膝からがくんと力が抜けた。
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