TS転生して立派なイチモツが生えたので男を抱きまくったら、名前をもらった。

音成さん

文字の大きさ
17 / 25
第二章 貴様、成り代わりだな

17.淋しさを抱く背中



キリノリアの護衛の皆様にも協力を募り、騒ぎ立てる魔王の娘になんとかお帰りいただいて、俺とジーグランドも二人で自宅へ帰ってきた。
夕食は作る気になれなくて外で軽く済ませている。
後は風呂入って寝るだけだ。

「……ベッド」
「風呂は」
「明日でいい」

脱ぎ散らかしながら寝室へ向かうジーグランドの後を、俺は抜け殻を回収しながら追う。

美しい裸体を晒してベッドに寝そべるジーグランドが、両腕を広げて待ち構えていた。俺は拾い集めた衣類を部屋の隅に置き、上から覆いかぶさるようにして腕の中に収まった。迎え入れてくれたジーグランドから、キスを受ける。ちゅっ、と軽い音を立てて離れようとしたら、うなじを押さえられて、もっと深いのを求められた。

「……したくなるから」
「私はしたいんだ」

キリノリアの件で疲れているだろうからと断ったつもりが、ジーグランドの方から積極的にディープキスを仕掛けてきて、そうなると正直な俺のイチモツはその気になってしまうので。


「ん……♡んん……♡」


とん、とん、とゆっくり穏やかに突く、ぬるま湯のようなセックスをした。


「は……♡ぁ♡……ア♡」


俺は一回だけ出して、濡れた中を二本の指で捏ねくり回しながら、ジーグランドの乳首に吸い付く。垂らした唾液を塗り込むように丁寧に舐めて、小さな粒を舌で転がす。指はくるみ大のしこりを挟んでは擦るのを繰り返した。ジーグランドの陰茎から、とろっと精液が溢れる。先ほどから、彼は甘イキを繰り返していた。

「ん……っ♡」

指を抜き、緩く勃ちあがっているジーグランドの陰茎を握る。

「あ♡……っ♡く♡ん♡」

雄への直接の刺激に、ジーグランドの腰が揺れた。

「あぁァアア……っ♡♡」

俺に乳首しゃぶられながら、ちんこ擦られて達したジーグランドは、本能的なものか、俺の手筒でちんこ扱くように腰を上下させて全部出し切った。

「ん。今日も最高にかわいかったよ」

並んで寝転んで、抱き寄せる。顔中にキスを降らせていると、惚けていたジーグランドも段々自分を取り戻してくる。この穏やかな時間を、存外俺は好いていた。他の魔族がいる時は、ジーグランド一人だけを相手にするわけにはいかないから、尚更に。そういえば――

「しばらくアンリーラは混ざってないし、シャンリルとも最近ご無沙汰だな……」

前までは複数プレイが当たり前だったのに、今ではジーグランドと一対一だ。

「私一人じゃ物足りないって?」

ジーグランドが横目に睨んでくる。俺は苦く微笑って、首を振った。

「いや、単に思っただけ。忙しいのかなって」
「忙しいさ。二人共自分だけの人間に夢中なんだ。おまえにはもう用はない」
「自分だけの人間……?」


もしかして、ジーグランドと結ばれる受けキャラだったはずの成り代わり少年が、他の魔族に買われていったから、原作の流れが乱れてシャンリルとアンリーラが原作開始後に出会うはずだったそれぞれの受けと、もう関係を持っている……?


「やはり私一人ではだめか……?」
「え……?」
「なんでもない」

そう言って、顔を背ける。俺に背中を向け、一言、寝ると告げた。



「……おやすみ、ジーグ」

俺は淋しさを抱いて丸まる背中に、そっと唇を押し当てた。
感想 0

あなたにおすすめの小説

元カレに追い出された専門学生がネカフェでP活相手のパパちんぽに理解らせられてトロトロのメロメロになっちゃう話

ルシーアンナ
BL
既婚子持ちバイ×専門学生 Pixiv https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=27436158 ムーンライトノベルズ https://novel18.syosetu.com/n1512ls/ fujossy https://fujossy.jp/books/31185

二本の男根は一つの淫具の中で休み無く絶頂を強いられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

「レジ袋はご利用になりますか?」

すずかけあおい
BL
仕事帰りに寄る、いつものコンビニで五十嵐 歩(いがらし あゆむ)はイヤホンをつけたまま会計をしてしまい、「――――?」なにかを聞かれたけれどきちんと聞き取れず。 「レジ袋はご利用になりますか?」だと思い、「はい」と答えたら、実際はそれは可愛い女性店員からの告白。 でも、ネームプレートを見たら『横山 天志(よこやま たかし)』…店員は男性でした。 天志は歩に「俺だけのネコになってください」と言って…。

趣味で乳首開発をしたらなぜか同僚(男)が近づいてきました

ねこみ
BL
タイトルそのまんまです。

「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)
BL
「ルイン、少し口開けてみて」 仕事終わりの静かな執務室。 差し入れの食事と、ポーションの瓶。 信頼していた従兄のトロンに誘われるまま、 ルインは「大人の相性確認」を始めることになる。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

兄に魔界から追い出されたら祓魔師に食われた

紫鶴
BL
俺は悪魔!優秀な兄2人に寄生していたニート悪魔さ! この度さすがに本業をサボりすぎた俺に1番目の兄が強制的に人間界に俺を送り込んで人間と契約を結べと無茶振りをかましてきた。 まあ、人間界にいれば召喚されるでしょうとたかをくくっていたら天敵の祓魔師が俺の職場の常連になって俺を監視するようになったよ。しかもその祓魔師、国屈指の最強祓魔師なんだって。悪魔だってバレたら確実に殺される。 なんで、なんでこんなことに。早くおうち帰りたいと嘆いていたらある日、とうとう俺の目の前に召喚陣が現れた!! こんな場所早くおさらばしたい俺は転移先をろくに確認もせずに飛び込んでしまった! そして、目の前には、例の祓魔師が。 おれ、死にました。 魔界にいるお兄様。 俺の蘇りの儀式を早めに行ってください。あと蘇ったら最後、二度と人間界に行かないと固く誓います。 怖い祓魔師にはもうコリゴリです。 ーーーー ざまぁではないです。基本ギャグです(笑) こちら、Twitterでの「#召喚される受けBL」の企画作品です。 楽しく参加させて頂きました!ありがとうございます! ムーンライトノベルズにも載せてますが、多少加筆修正しました。