呪いを解くには【真実の愛】が必要です!

三川

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第1章 呪われました!

07



ゲイビ鑑賞会をしたからといって、手嶋の日常に特に大きな変化はなく。
バイト三昧のゴールデンウィークを送った。



しかし、ゲイ向けのエロ動画を見ても特に何も感じなかったのは手嶋だけで。
ゴールデンウィークの間に、一息に変わってしまったものも確かにあったのだ。






「アナニーにハマってしまった……」

多川の告白に、咳き込んで驚いたのは手嶋だけだった。逢崎も新沼も、ローテーブルに両肘をついて指先を組み合わせ、口元を隠すポーズで深刻な顔をしている。二人と全く同じポーズを取っている多川が、鋭い眼差しで手嶋を射抜いた。

「あとはもう、おまえだけなんだ」
「ま……まさか……おまえら……」

信じられない気持ちで、逢崎の部屋に集った自分以外の男を見回す。

「そう……俺も、アナニスト……」
「そして俺も……アナニスト……」
「俺達立派なアナニスト……」
「なんでそんなことに……この部屋はすでにアナニストの巣窟だったのか……」
「で、だ」

逢崎が厳かに告げる。

「手嶋だけを仲間外れにするのはよくない、と俺達は思った」
「頼むから俺のことはハブってくれ」
「そんな悲しいこと言うな」
「おまえは俺達の仲間だ」
「絶対に一人にしない」

こんな状況でなければ美しい友情だった。今は素直に喜べない。

「と、いうわけで」
「…………なんだ」

アナニスト達が突如立ち上がる。座ったまま身を引いた手嶋だったが、危険を察知するのが遅すぎた。



「おまえも立派なアナニストにしてやろうな」
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