呪いを解くには【真実の愛】が必要です!

音成さん

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第1章 呪われました!

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「レポートが……終わらねえ……」
「頑張れ多川」
「応援してるぞ多川」
「これ最後の一個俺が食っていい?」
「帰れえ! おまえら!」

レポートに追われている多川がキレた。

「もう夜の十二時半なんだよ! 今日提出のレポート終わってねえんだよ! 何おまえら人が必死こいてレポートやってる横でお菓子パーティーしてんだよ! ここ俺んち! 逢崎の部屋でやれ!」
「まあまあ」
「どうどう」
「落ち着け落ち着け」
「があぁああああ! ちょっと休憩! 俺もお菓子食う!」






重みを感じて意識がぼんやり浮上した。
照明がつけっぱなしになっている中、全員寝落ちていたらしい。多川なんか、座ったままテーブルに上半身を倒して苦しげに唸っている。新沼は多川のベッドを占領して一人悠々と寝息を立てていた。床からは背中しか見えない。逢崎はどこだーーと、思考が鮮明になっていくにつれ、手嶋は今の自分の状況を把握した。

「逢崎……?」

床に横になった状態で、後ろから抱きしめられていた。重かったのは逢崎の腕だ。何、人を抱き枕にしてやがるんだと退けようとした腕が、はっきりとした意思を持って動く。

「ーーっお、」
「しー……二人が起きるだろ」
「何言って……ぉぃ……!」

逢崎の右手が手嶋のボトムスを寛げ、パンツの中に侵入してきた。

「何してる……!」

まだなんの反応もしていない性器を、陰嚢ごとやわやわ揉みこまれる。

「おい……!」
「しー……」
「逢崎……!」

次第に芯を持ち、逢崎の手の中でむくむく大きくなっていく。悪戯する腕に爪を立てるが、逢崎は吐息で笑うだけだった。

「逢崎……ん……! ……っ、」

片手で口元を覆い、声を押し殺す。

なんでこんなことになってるんだ?

頭は混乱していても、身体はそんなこと知ったこっちゃないので。
与えられる刺激に、素直に反応した。

「……く、……っ、……、……んっ」

逢崎は無言で手を動かす。
陰茎を握っていない方の手が、手嶋のシャツに差し込まれて乳首をぎゅっと摘んだ。そのまま軽く捻られる。

「……っ! ……ふ、……ぅ……っ、」
「イけそう?」
「く……っ、ぅ……っ……ん、」
「もう出るだろ?」
「は、ゔ~……ぅゔ……」

両手で口元を強く押さえて首を横に振る。

「出しちまえよ」

激しく首を振る。
もう、限界だった。

「イけ」

耳元で命令されて、手嶋はパンツの中で射精した。
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