呪いを解くには【真実の愛】が必要です!

音成さん

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第1章 呪われました!

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汚れたパンツは逢崎に手洗いさせ、手嶋はシャワーを浴びていた。

なんで、あんなことをしたのか。

逢崎に、手嶋は尋ねることができなかった。
どんな答えをもらったとしても、こちらから返す言葉が見つからなかったからだ。

多川の快気祝いで酒盛りした日みたいに、雄っぱいを揉んで誤作動した逢崎が勃起し、オナニーするのを手伝わされた手嶋へのお返しに逢崎が手嶋のを抜いたのとは、これは違うだろう。だって今回、手嶋は逢崎のオナニーを手伝うどころか、股間に触れてさえいない。ただ一方的に気持ちよくされて、一人で射精しただけだ。

逢崎は一体、何を思ってこんなこと……。

手嶋はゆるゆる首を振り、シャワーを止めた。






多川の部屋には各々勝手にパンツをストックしているので、そこから新しいパンツを身につけた。ちなみに逢崎の部屋にもパンツのストックはある。手嶋と新沼は実家暮らしなので無い。

「寝てたけどレポート終わったの?」
「大丈夫。終わってからそのまま寝た」
「次、俺シャワー浴びるぞ」
「いってら~」

頭を拭きながら、交代でシャワーを浴びる逢崎とすれ違う。
いつもの、いつも通りの逢崎だった。
無駄に綺麗な面で、黙っていると怒っているみたいに見える。目が合うと、目尻が僅かに緩んだ。
ほっとした。
変わったけど、変わっていないところもちゃんとある。
後ろから手嶋を抱きしめて、射精するまで扱いた逢崎は、異様な雰囲気だった。
おかしかった。
変だった。
手嶋にあんなことをしながら、一体何を思っていたのだろう。
どんな顔をしていたのだろう。
逢崎のことがわからなかった。



わからなくて、怖かった。
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