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第三章「魔王討伐編」
百二十六話「魔王と団長」
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〈サシャ視点〉
「サシャ! 魔王の左手に気をつけて!」
クーデルカはシルフのスピリットシールドの中から俺にアドバイスをくれた。確かに、魔王の左手からは強烈な魔力を感じる。魔王の装備は右手にはロングソード、左手には革のガントレットを装備している。勿論、只のガントレットではないだろう。きっと強力なマジックアイテムに違いない。
魔王は左手に魔力を込めている。右手に持ったロングソードで攻撃するように見せかけて、左手で攻撃を繰り出すつもりだろう。だが、両手で攻撃出来るのは俺も同じだ。俺は左手に持っていたヘルフリートのタワーシールドを床に置いた。
ルナやエドガーを一撃で貫く攻撃に対して、シールドでの防御は無意味だろう。それに、俺はシールドを使った戦い方には慣れていない。俺の戦い方は本来、右手でデュラハンの大剣を持ち、左手にはヘルファイアかサンダーボルトを溜める。剣で攻めながら、左手に溜めたスケルトンキングの強力な固有魔法で止めを刺す。
もしくは、エンチャントを掛けた状態でのグランドクロスで一発で相手を消滅させる。サンダーボルトやヘルファイアのエンチャントを掛けた状態でのグランドクロスは、メテオと同等の威力、もしくはそれ以上の威力が出る技だ。俺の必殺技と言っても良いだろう。
俺は絶対に勝てる。俺の体にはデュラハンとヘルフリートの力が流れている。二人共、俺を信じて自分の力を授けてくれた……。負けるわけにはいかないのだ……。
『エンチャント…サンダーボルト!』
右手に持ったデュラハンの大剣にサンダーボルトのエンチャントを掛けた。借りるぞ……キングの魔法。
『ヘルファイア!』
左手は強烈な炎を纏わせ、敵の出方を伺う。
「シャーロット! 後ろから俺を援護してくれ!」
俺の背後ではシャーロットがデスサイズを持って待機している。今、この場に居るメンバーで戦えるのは俺とシャーロットしか居ない。クーデルカは大幅に魔力を消耗している様だ。俺はクーデルカにポーションを投げた。
以前、ゲルストナーがブラックドラゴンの血液から作った「霊力のマナポーション」だ。ちょうど三人分ある。クーデルカは俺からポーションを受け取って、ルナとエドガーに飲ませた。
「これから死ぬ者に対してポーションか? 人間の行動は理解不能だな……」
魔王は剣を構えて俺に飛び掛かってきた。
『スラッシュ!』
魔王は俺に対して水平切りを放った。早い……。まるでヘルフリートの剣の様だ。俺は魔王の攻撃をギリギリのタイミングで受け止めた。俺が攻撃を受け止めた瞬間、魔王は強力な魔力を込めた左手で俺を突いた。俺は魔王の放った鋭い突きを何とか回避し、剣を構え直した。
「そんな攻撃は俺には当たらない……俺は聖戦士ヘルフリートと戦士長デュラハンの力を継ぐ男だ!」
俺は反撃に打って出た。俺は左手を魔王に向けて魔力を放出した。
『ヘルファイア!』
左手からは超高温の炎が放射された。魔力を最大限までに高めた状態のヘルファイアは、目にも止まらぬ速度で魔王に襲い掛かった。しかし、魔王は俺の放ったヘルファイアをロングソード切り裂いた。まさか、剣でヘルファイアを切り裂くとは……。
魔王に対して放出し続けているヘルファイアは、魔王のロングソード切り裂かれて、真っ二つに分かれている。魔王にはヘルファイアは効かないのか。しかし、骨をも溶かすヘルファイアを剣で受け止めるとは。魔王の剣は国宝級なのではないだろうか。あの剣は厄介だな……。普通の剣なら一瞬で溶けて無くなるはずが、傷一つ付いていない。
「この剣を作るために魔物を千体以上殺した。殺した魔物の魔力と血を吸わせて作り上げた剣だ。お前の炎など、私には効かない……」
魔王がロングソードを持っている状態ではヘルファイアは効かないようだ。俺は左手でヘルファイアを放射しながら、右手に持った剣での攻撃を試みる事にした。借りるぞ、聖戦士ヘルフリートの力……。
『ソニックブロー!』
サンダーボルトのエンチャントが掛かった大剣からは、雷を纏った圧縮された魔力の刃が飛び出した。俺がソニックブローを放つと、魔王は炎を切り裂き、炎の中から飛び出した。ソニックブローは炎の中から飛び出した魔王の体に直撃した。回避が間に合わなかった魔王の右足には、雷を纏った魔法の刃が触れた。ソニックブローが魔王の体に触れた瞬間、魔王の右足が宙を舞った。やっと攻撃が通った様だ。
「馬鹿な……」
魔王が片足で着地するや否や、体制を崩した。後方で攻撃の機会を伺っていたシャーロットは、敵が見せた一瞬の隙を付いて攻撃を仕掛けた。
『デスサイズ!』
シャーロット放った無数の大鎌は、魔王に対して容赦なく襲い掛かった。魔王はシャーロットが放ったデスサイズを全て剣で切り落とした。デスサイズでは魔王は倒せないだろう。シャーロットにはヘルプリズンを使ってもらおう。俺は左手に溜めていたヘルファイアを解除した。ただ魔法を撃つだけでは勝てない。俺は戦い方を変える事にした……。
「サシャ! 魔王の左手に気をつけて!」
クーデルカはシルフのスピリットシールドの中から俺にアドバイスをくれた。確かに、魔王の左手からは強烈な魔力を感じる。魔王の装備は右手にはロングソード、左手には革のガントレットを装備している。勿論、只のガントレットではないだろう。きっと強力なマジックアイテムに違いない。
魔王は左手に魔力を込めている。右手に持ったロングソードで攻撃するように見せかけて、左手で攻撃を繰り出すつもりだろう。だが、両手で攻撃出来るのは俺も同じだ。俺は左手に持っていたヘルフリートのタワーシールドを床に置いた。
ルナやエドガーを一撃で貫く攻撃に対して、シールドでの防御は無意味だろう。それに、俺はシールドを使った戦い方には慣れていない。俺の戦い方は本来、右手でデュラハンの大剣を持ち、左手にはヘルファイアかサンダーボルトを溜める。剣で攻めながら、左手に溜めたスケルトンキングの強力な固有魔法で止めを刺す。
もしくは、エンチャントを掛けた状態でのグランドクロスで一発で相手を消滅させる。サンダーボルトやヘルファイアのエンチャントを掛けた状態でのグランドクロスは、メテオと同等の威力、もしくはそれ以上の威力が出る技だ。俺の必殺技と言っても良いだろう。
俺は絶対に勝てる。俺の体にはデュラハンとヘルフリートの力が流れている。二人共、俺を信じて自分の力を授けてくれた……。負けるわけにはいかないのだ……。
『エンチャント…サンダーボルト!』
右手に持ったデュラハンの大剣にサンダーボルトのエンチャントを掛けた。借りるぞ……キングの魔法。
『ヘルファイア!』
左手は強烈な炎を纏わせ、敵の出方を伺う。
「シャーロット! 後ろから俺を援護してくれ!」
俺の背後ではシャーロットがデスサイズを持って待機している。今、この場に居るメンバーで戦えるのは俺とシャーロットしか居ない。クーデルカは大幅に魔力を消耗している様だ。俺はクーデルカにポーションを投げた。
以前、ゲルストナーがブラックドラゴンの血液から作った「霊力のマナポーション」だ。ちょうど三人分ある。クーデルカは俺からポーションを受け取って、ルナとエドガーに飲ませた。
「これから死ぬ者に対してポーションか? 人間の行動は理解不能だな……」
魔王は剣を構えて俺に飛び掛かってきた。
『スラッシュ!』
魔王は俺に対して水平切りを放った。早い……。まるでヘルフリートの剣の様だ。俺は魔王の攻撃をギリギリのタイミングで受け止めた。俺が攻撃を受け止めた瞬間、魔王は強力な魔力を込めた左手で俺を突いた。俺は魔王の放った鋭い突きを何とか回避し、剣を構え直した。
「そんな攻撃は俺には当たらない……俺は聖戦士ヘルフリートと戦士長デュラハンの力を継ぐ男だ!」
俺は反撃に打って出た。俺は左手を魔王に向けて魔力を放出した。
『ヘルファイア!』
左手からは超高温の炎が放射された。魔力を最大限までに高めた状態のヘルファイアは、目にも止まらぬ速度で魔王に襲い掛かった。しかし、魔王は俺の放ったヘルファイアをロングソード切り裂いた。まさか、剣でヘルファイアを切り裂くとは……。
魔王に対して放出し続けているヘルファイアは、魔王のロングソード切り裂かれて、真っ二つに分かれている。魔王にはヘルファイアは効かないのか。しかし、骨をも溶かすヘルファイアを剣で受け止めるとは。魔王の剣は国宝級なのではないだろうか。あの剣は厄介だな……。普通の剣なら一瞬で溶けて無くなるはずが、傷一つ付いていない。
「この剣を作るために魔物を千体以上殺した。殺した魔物の魔力と血を吸わせて作り上げた剣だ。お前の炎など、私には効かない……」
魔王がロングソードを持っている状態ではヘルファイアは効かないようだ。俺は左手でヘルファイアを放射しながら、右手に持った剣での攻撃を試みる事にした。借りるぞ、聖戦士ヘルフリートの力……。
『ソニックブロー!』
サンダーボルトのエンチャントが掛かった大剣からは、雷を纏った圧縮された魔力の刃が飛び出した。俺がソニックブローを放つと、魔王は炎を切り裂き、炎の中から飛び出した。ソニックブローは炎の中から飛び出した魔王の体に直撃した。回避が間に合わなかった魔王の右足には、雷を纏った魔法の刃が触れた。ソニックブローが魔王の体に触れた瞬間、魔王の右足が宙を舞った。やっと攻撃が通った様だ。
「馬鹿な……」
魔王が片足で着地するや否や、体制を崩した。後方で攻撃の機会を伺っていたシャーロットは、敵が見せた一瞬の隙を付いて攻撃を仕掛けた。
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シャーロット放った無数の大鎌は、魔王に対して容赦なく襲い掛かった。魔王はシャーロットが放ったデスサイズを全て剣で切り落とした。デスサイズでは魔王は倒せないだろう。シャーロットにはヘルプリズンを使ってもらおう。俺は左手に溜めていたヘルファイアを解除した。ただ魔法を撃つだけでは勝てない。俺は戦い方を変える事にした……。
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