152 / 188
第四章「騎士団編」
第百五十二話「勇者の杖作り」
しおりを挟む
俺達は談話室でエミリアの杖作りを始めた。まずは素材のミスリルを溶かし、先端にはブルーサファイアを取り付ける。エミリアが最初に覚える属性は火だ。火の魔力を高めるために、ヘルファイアのエンチャントを掛けた方が良いだろう。ヘルファイアの魔力をブルーサファイアに閉じ込めればエミリアの炎力を引き出す役割を果たすだろう。
「シャーロット! サシャが杖を作るよ!」
シルフとシャーロットは談話室のソファに座り、俺の杖作りを見学している。シルフはソファに座りながら、しきりに俺がプレゼントしたリボンを嬉しそうに触っている。そんなシルフを見ていると心が高鳴る。もし、自分に娘が居たらこんな感覚なんだろうな。小さくて幼いシルフが喜ぶ事なら何でもしてあげたい。
さて、早速杖を作ろう。まずはヘルファイアでミスリルのインゴットを溶かす。俺は右手に強力な炎を作り出す事にした。魔法を唱えて右手から炎を出す。次に左手に持ったインゴットを宙に投げる。宙に浮いたインゴットにヘルファイアを放って金属を溶かす。最後に溶けた金属に対してクラフトの魔法を使用すれば形作りは完成だ。俺は頭の中でエミリアのための強力な杖を想像した。エミリアの命を守り、アルテミシアの民を守る杖……。
クラフトの魔法を唱えると、液体状の金属が一瞬で杖に変化した。杖の先端にブルーサファイアをはめ込むと形作りは完成だ。宙に浮く杖を手に取ると、エンチャントを掛けていない状態でも十分に強力な魔力を感じた。
杖は約三十センチ。先端には拳よりも小さいブルーサファイアが嵌っている。心地よい重量感があり、子供でも大人でも使いやすい大きさだ。最後にエンチャントを掛ければ完成だ。右手に杖を持った状態で炎を発生させる事にした。杖の先端の石に強力な炎を流し込んで封じ込める。
杖は一瞬で強力な炎に包まれてると、炎はブルーサファイアの中に吸収された。石の中には僅かに炎が燃えている様子が確認できる。ブルーサファイアの中でも俺の魔力から作り出された炎が生きているみたいだ。
シャーロットとシルフは杖の完成を喜んだ。俺はこの杖を「業火の杖」と名付けた。最高の出来と言っても過言ではない。今までで作った装備の中で一番上手に作れた気がする。
ついでに余ったミスリルで仲間の装備と装飾品でも作るとしよう。クラフトの感覚が研ぎ澄まされた今なら、更に良いアイテムを作り出せるような気がする。俺は装備と装飾品が必要な仲間が居ないか確認する事にした。
まず、装飾品を装備していないのは、アイリーンとシルフ、それからワイバーンにユニコーンだ。ワイバーンとユニコーンは装飾品は必要ないだろう。アイリーンとシルフのために腕輪か指環を作ろう。
それから、確か以前アイリーンが『あたしは槍も得意だけど斧も得意なの。斧が欲しいの……』と言っていたな。アイリーンが斧を使うところは一度も見た事が無い木がする。使いやすそうな軽くて丈夫な斧を作ってあげよう。
「シルフ、指環か腕輪、どっちが欲しい?」
俺がシルフに尋ねると嬉しそうに返事をした。
「指環か腕輪……どっちがいいかな。腕輪にしようかな!」
シルフは腕輪をお望みのようだ。よし、アイリーンとシルフのための装備を作ろう。アイリーンには攻撃速度が上昇する腕輪と斧を、シルフには魔法の効果が上昇する腕輪を作ろう。俺はさっきと全く同じ流れで腕輪を作り上げた。「神風の腕輪」「神風の斧」「霊力の腕輪」の完成だ。
「シルフ、腕を出してごらん」
俺はシルフの小さな腕に霊力の腕輪をはめた。
「ピカピカしていて綺麗……」
ミスリル製の腕輪は光を反射し、金属の持つ美しさを感じさせる。よし、今日のクラフトはこれで終わり!
「サシャ、これからどうするの?」
シャーロットはソファの上でくつろぎながら俺に聞いた。さて、今は大体昼頃だろうか、朝早くから出かけていたから今日は時間が長く感じる。ブレンダさん買った炎の魔法に関する本を読んで、どんな魔法を教えるか考えなければならない。
それから、ガーディアンの召喚についても研究する必要がある。シャルロッテさんが居れば直接教われるのに……。本を読みながら自分なりにガーディアンを作り出すしかないだろう。
「シャーロット、シルフ、今日はお休みだよ! 俺はここでする事が有るから、好きに遊んでいても良いよ!」
「やった! シャーロット! 一緒に遊ぼう!」
シルフとシャーロットは久しぶりの休みを子供のように喜んだ。そういえば、シャーロットとシルフは生まれてからずっと危険な旅をし、戦い続けていた。俺みたいに十五歳までのんびり小さな村で生活してた人間では想像も出来ない様な人生を彼女達は過ごしてきた。たまに休ませてあげる事も大切だろう。働き続けるために生まれてきた訳ではない。
談話室の中で無邪気にはしゃぐシャーロットとシルフを見ていると、精神はまだまだ子供だという事を実感する。見た目は完璧に成熟しているシャーロットも、精神面はまだ充実していない。戦う事だけを教えるよりも、人との関わりを学んだり、世界の事を教えたりしなければならない。
そのためには今回の復興の手伝いは良い機会だ。俺も自分の力を使ってアルテミス王国のためになる事をしよう……。エミリアに魔法を教える事も、将来的には王国のためになる事だが、今必要なのは復興のための修復作業や、傷ついた人の心を癒す事。自分に何が出来るか、今一度確認した方が良いだろうな。
俺はブレンダさんから買った本を開いた。さて、始めるか。まずはエミリアに教える炎の魔法について学ぼう。
「シャーロット! サシャが杖を作るよ!」
シルフとシャーロットは談話室のソファに座り、俺の杖作りを見学している。シルフはソファに座りながら、しきりに俺がプレゼントしたリボンを嬉しそうに触っている。そんなシルフを見ていると心が高鳴る。もし、自分に娘が居たらこんな感覚なんだろうな。小さくて幼いシルフが喜ぶ事なら何でもしてあげたい。
さて、早速杖を作ろう。まずはヘルファイアでミスリルのインゴットを溶かす。俺は右手に強力な炎を作り出す事にした。魔法を唱えて右手から炎を出す。次に左手に持ったインゴットを宙に投げる。宙に浮いたインゴットにヘルファイアを放って金属を溶かす。最後に溶けた金属に対してクラフトの魔法を使用すれば形作りは完成だ。俺は頭の中でエミリアのための強力な杖を想像した。エミリアの命を守り、アルテミシアの民を守る杖……。
クラフトの魔法を唱えると、液体状の金属が一瞬で杖に変化した。杖の先端にブルーサファイアをはめ込むと形作りは完成だ。宙に浮く杖を手に取ると、エンチャントを掛けていない状態でも十分に強力な魔力を感じた。
杖は約三十センチ。先端には拳よりも小さいブルーサファイアが嵌っている。心地よい重量感があり、子供でも大人でも使いやすい大きさだ。最後にエンチャントを掛ければ完成だ。右手に杖を持った状態で炎を発生させる事にした。杖の先端の石に強力な炎を流し込んで封じ込める。
杖は一瞬で強力な炎に包まれてると、炎はブルーサファイアの中に吸収された。石の中には僅かに炎が燃えている様子が確認できる。ブルーサファイアの中でも俺の魔力から作り出された炎が生きているみたいだ。
シャーロットとシルフは杖の完成を喜んだ。俺はこの杖を「業火の杖」と名付けた。最高の出来と言っても過言ではない。今までで作った装備の中で一番上手に作れた気がする。
ついでに余ったミスリルで仲間の装備と装飾品でも作るとしよう。クラフトの感覚が研ぎ澄まされた今なら、更に良いアイテムを作り出せるような気がする。俺は装備と装飾品が必要な仲間が居ないか確認する事にした。
まず、装飾品を装備していないのは、アイリーンとシルフ、それからワイバーンにユニコーンだ。ワイバーンとユニコーンは装飾品は必要ないだろう。アイリーンとシルフのために腕輪か指環を作ろう。
それから、確か以前アイリーンが『あたしは槍も得意だけど斧も得意なの。斧が欲しいの……』と言っていたな。アイリーンが斧を使うところは一度も見た事が無い木がする。使いやすそうな軽くて丈夫な斧を作ってあげよう。
「シルフ、指環か腕輪、どっちが欲しい?」
俺がシルフに尋ねると嬉しそうに返事をした。
「指環か腕輪……どっちがいいかな。腕輪にしようかな!」
シルフは腕輪をお望みのようだ。よし、アイリーンとシルフのための装備を作ろう。アイリーンには攻撃速度が上昇する腕輪と斧を、シルフには魔法の効果が上昇する腕輪を作ろう。俺はさっきと全く同じ流れで腕輪を作り上げた。「神風の腕輪」「神風の斧」「霊力の腕輪」の完成だ。
「シルフ、腕を出してごらん」
俺はシルフの小さな腕に霊力の腕輪をはめた。
「ピカピカしていて綺麗……」
ミスリル製の腕輪は光を反射し、金属の持つ美しさを感じさせる。よし、今日のクラフトはこれで終わり!
「サシャ、これからどうするの?」
シャーロットはソファの上でくつろぎながら俺に聞いた。さて、今は大体昼頃だろうか、朝早くから出かけていたから今日は時間が長く感じる。ブレンダさん買った炎の魔法に関する本を読んで、どんな魔法を教えるか考えなければならない。
それから、ガーディアンの召喚についても研究する必要がある。シャルロッテさんが居れば直接教われるのに……。本を読みながら自分なりにガーディアンを作り出すしかないだろう。
「シャーロット、シルフ、今日はお休みだよ! 俺はここでする事が有るから、好きに遊んでいても良いよ!」
「やった! シャーロット! 一緒に遊ぼう!」
シルフとシャーロットは久しぶりの休みを子供のように喜んだ。そういえば、シャーロットとシルフは生まれてからずっと危険な旅をし、戦い続けていた。俺みたいに十五歳までのんびり小さな村で生活してた人間では想像も出来ない様な人生を彼女達は過ごしてきた。たまに休ませてあげる事も大切だろう。働き続けるために生まれてきた訳ではない。
談話室の中で無邪気にはしゃぐシャーロットとシルフを見ていると、精神はまだまだ子供だという事を実感する。見た目は完璧に成熟しているシャーロットも、精神面はまだ充実していない。戦う事だけを教えるよりも、人との関わりを学んだり、世界の事を教えたりしなければならない。
そのためには今回の復興の手伝いは良い機会だ。俺も自分の力を使ってアルテミス王国のためになる事をしよう……。エミリアに魔法を教える事も、将来的には王国のためになる事だが、今必要なのは復興のための修復作業や、傷ついた人の心を癒す事。自分に何が出来るか、今一度確認した方が良いだろうな。
俺はブレンダさんから買った本を開いた。さて、始めるか。まずはエミリアに教える炎の魔法について学ぼう。
1
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』
ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。
全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。
「私と、パーティを組んでくれませんか?」
これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる