封魔剣舞 - 倒した魔物を魔石化する剣技と「魔石ガチャ」で冒険者無双 -

花京院 光

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第一章「迷宮都市ベーレント編」

第二十六話「火のダンジョン」

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 ボリスは街で美しい女性を見かけるや否や、すぐに口説き始めた。彼は俺よりも遥かに容姿が整っており、黙っていても女性から声を掛けられるが、自分からナンパするのが好きなのだとか。

 ヴィクトリアはボリスの女たらしの性格が嫌いで、従者の頃は全く信用していなかったらしい。ボリスは今日も街で見かけた女性を口説くと、どうやら気に入って貰えなかったのか、女性は静かに立ち去った。

「ボリス、俺は君がフラれるところなんて見たくないよ」
「僕は理想の女性を探しているだけなんだ。まだ僕の良さを理解出来るレベルの女性と出会えていないだけ。きっと魔法学校には僕の理想の女性が居るだろう」
「ボリスの理想の女性って、どんな感じ?」
「レベルは50以上、ヴィクトリアよりも綺麗か同じくらいで、家柄も良く、頭の回転も速い。魔物討伐の経験も豊富で、将来性のある人かな」
「それじゃいつまで経っても恋人が出来ない訳だ」
「うるさいな……まったく! ユリウスだって十五年間彼女が出来た事ないんだろう?」
「そうだけど、俺は君みたいに手あたり次第声を掛けたりはしないよ」
「いつまでも受け身のままではユリウスには恋人なんて出来ないだろうな。まぁ僕の方が先に魔法学校の一の美女を射止めてみせるよ。恋人が出来たら真っ先にユリウスに自慢しないとな!」
「期待しないで待ってるよ」

 街を歩いて居ると大勢の人が声をかけてくれた。ユリウス・シュタインとボリス・フォン・イェーガーのケットシー救出はベーレント中の市民が知っており、俺達の行動を心から喜んでくれているのだ。奴隷商から逃げるためにラース大陸から移住したケットシー族を再びラース大陸に生還させた英雄だと言ってくれる人も居る。

 ベーレントの新聞では随分長い間俺とボリスのケットシー救出の記事が書かれていた。そして最も話題になったのが、Cランクの十五歳の少年二人が魔大陸を生き延び、王妃様を救うためにAランクのベヒモスの討伐に成功したという事。これも新聞で大きく取り上げられ、大陸各地から俺達の行動を称賛する手紙が届いた。

 冒険者ギルド・アルタイルに入ると、マスターのロイさんが笑みを浮かべて近づいてきた。

「久しぶりだな! 我がギルドの英雄、ユリウス・シュタイン! 忙しかったのか?」
「お久しぶりです、ロイさん。はい、エレオノーレ様の修行で殆どギルドには来れなくて申し訳ありません。今日遂に修行を終えたんです」
「という事は、ユリウスが新たな封魔石宝流の継承者という訳だ! これはめでたい! 今日はギルドで新たな封魔師の誕生を祝う宴を開こう! 私はすぐに支度を始めるぞ! ユリウスはクエストでも受けるか?」
「はい! 今日はミノタウロスを倒します!」
「は……? ミノタウロスの討伐!? ま……まさか、今日中に火のダンジョンを攻略するのか!?」
「はい! 一日も早く素材を集めたいので。夕方には戻りますから、宴の準備をよろしくお願いします! 今日はミノタウロスの肉をギルドメンバーの皆さんにご馳走します!」

 俺がそう宣言すると、ユリウス・シュタインのパーティーが火のダンジョン攻略に挑むと一気にギルド内が盛り上がった。火のダンジョンの支配者であるミノタウロスに仲間を殺された者も多い。都市の地下に七種類のダンジョンがある迷宮都市ベーレントで最高難易度のダンジョンをたった一日で攻略しなければならない。

 今日はとことん自分を追い込みたい気分だ。エレオノーレ様は俺を信じて自らを氷に閉じ込めた。すぐにでもミノタウロスの牙を入手し、俺ならヒュドラの呪い解けると信じてくれたエレオノーレ様に実力を証明したい。

 ギルドで正式にミノタウロス討伐クエストを受けると、ギルドメンバー達が宴の準備を始めた。誰一人として俺が火のダンジョン攻略に失敗するとは思っていないのだ。仲間達の期待を応えるためにも、確実に火のダンジョンを攻略してみせる。

 それから俺達は市場で食料を買い込むと、それぞれのマジックバッグに仕舞った。これは魔物討伐で入手した魔石で引き当てた物で、四人でお揃いのマジックバッグを装備しているのだ。

 ボリスはベヒモスの角から作り上げた二本のブロードソードを装備している。俺はベーレントに帰還してからすぐに鍛冶職人にヴィクトリアのためのダガーの制作を依頼した。ベヒモスの牙とミスリルから出来たダガーはヴィクトリアのお気に入りの武器で、時折エレオノーレ様からダガーを使った戦い方を習っていた。

 ボリスのブロードソードもヴィクトリアのダガーも強い雷属性を秘める武器で、魔力を込めるだけで雷のエンチャントを発生させる事が出来る。

 ボリスの攻撃力はますます上がり、彼は両手に持ったブロードソードに雷のエンチャントを発生させ、空中で円月閃を二連続で放てる様になった。雷属性の円月四連斬は驚異的な威力があり、恐らく今日もミノタウロス相手に使用するだろう。

 火のダンジョンの地下に続く階段の前に立つと、最下層に潜むミノタウロスの強烈な火の魔力が流れてきた。Bランク、火属性のミノタウロス。この日をずっと心待ちにしていた。仲間達に目配せをすると、俺は地下に続く階段を降り始めた。

 最深部である地下五階層にミノタウロスが潜む火のダンジョンは、名前の通り火属性の魔物が多く巣食っており、一階層には火属性のゴブリンであるファイアゴブリンの巣になっている。エレオノーレ様から授かった石宝刀を引き抜き、一閃を放ってファイアゴブリンの体を垂直に切り裂いた。

 白く輝くオリハルコン製の石宝刀は恐ろしく切れ味が高く、ファイアゴブリンの体が綺麗に真っ二つになった。ファイアゴブリンが命を落とした瞬間、石宝刀が持つ魔石化の力が発動して死体が魔石に変わった。

 魔物が死んだ次の瞬間、死体が輝いて魔石に変わるのだ。地面に落ちた魔石を拾い上げると、便利すぎる魔石化の力に無上の喜びを覚えた。

 ファイアゴブリンの固有魔法であるファイアボール。対象に炎の球を飛ばす魔法だが、俺はこの魔法を魔法契約によって習得する事にした。ローゼンクロイツ魔法学校に入学するためには最低三種類の魔法を習得していなければならないのだ。それ以外にも実戦を想定した試験があるらしい。受験者は毎年二千人を軽く超え、定員は僅か九十人。

 もし試験が石宝刀の様な武器の持ち込みが禁止なら、俺は魔法だけで戦う事になるのだ。それでも魔力だけは高いから、魔法契約さえ済ませれば良い。

「ユリウス、新しい魔法を覚えるの?」
「そうだね、Dランク・ゴブリンの固有魔法、ファイアボールとDランク・ガーゴイルの固有魔法、ファイアボルト。それからCランク・ブラックベアの固有魔法、フレイムを契約しようと思う」
「Cランクの魔法を使いこなす受験生は少ないでしょうね。ユリウスがAランクのサンダーボルトを試験で披露してくれたら面白いんだけど」
「雷属性の魔法はまだ習得出来そうにないよ」
「まずは火属性から覚えた方がいいわね。それならミノタウロスの固有魔法であるエクスプロージョンなんかも覚えた方がいいんじゃない? 火属性の範囲魔法よ」
「Bランクの魔法か……確か自分より一つ上のランクまでの魔法が契約出来るんだよね」
「ええ。魔石と魔法契約書があればいいの。Bランクの魔法契約書なら確か十万ゴールドくらいで買えたはずよ。帰り道に買っていきましょうか」
「俺がミノタウロスの魔石を貰っても良いの?」

 ボリスが俺の肩に手を置くと、静かに頷いた。

「勿論、ユリウスが強くなるためだからな! 僕は雷と風の魔法で試験を通過するよ」
「ボリスは魔法が得意だからいいよな。それにヴィクトリアは元からローゼンクロイツ魔法学校魔法学校に入学予定だったし」

 ララが寂しそうに俺を見上げると、俺は魔法学校入学後のララとの生活も考えなければならない事を思い出した。王都イスターツにあるローゼンクロイツ魔法学校の近くで家を借りてララと共に暮らそうか。ヴィクトリアの話によると、魔法学校には寮もあるが、家が近い生徒は入寮する必要はないのだとか。

 王都イスターツに暮らす貴族の子供なんかは魔法学校の寮を使わず、実家から通学するのが一般的だと聞いた。勿論、ヴィクトリアもボリスも実家が王都イスターツにあるから、学校の寮には入らない。

 ヴィクトリアの実家というよりも、ファルケンハイン城。第一王女であるヴィクトリアは城から魔法学校に通学する事になるのだ。

「ララ、王都でも一緒に居られるから大丈夫だよ。授業中はロビンかエドガーに付いていてもらうから」
「本当……? ララを一人にしない?」
「うん、約束する」

 パラディンのフランツ、エドガー、ロビンは俺の召喚獣だから、学校内に入る事が出来るらしい。ヴィクトリアの話によると、召喚魔法の授業では召喚獣同士の決闘を行ったり、新たな魔物と契約して召喚獣を増やしたりするのだとか。

 パラディンのリーダーであるフランツは俺以外の人間の世話は絶対にしない。フランツは三体のパラディンの中でも最も気高く、自分自身が剣を交えて信じた人間のためにしか働かないのだ。エドガーとロビンは俺の命令なら基本的に何でも聞いてくれる。時々ララが一人で街に出る時はエドガーかロビンに警護を頼むのだ。

 と言っても、ララの強さならどんな暴漢に襲われても危険はないが、まだ十歳のララを一人にする訳にはいかない。エレオノーレ様の修行でどうしてもララと一緒に居られない時はエドガーかロビンが常に傍に居た。これまで酒場で三年間も奴隷としてタダ働きしていたのだ、もう一人にはさせたくなし、寂しい思いもさせたくない。

 一階層でファイアゴブリンを狩り続けると、流石に弱すぎる魔物に飽きて二階層に進んだ。火のダンジョンは迷宮都市ベーレントで最も魔物のレベルが高いダンジョンだが、魔大陸での地獄の様な生活を耐えた俺とボリスにはあまりにも易しすぎる。

 魔大陸では心休まる時間などは殆どなかった。要塞の周囲を徘徊する無数のデュラハンを退け、石の城壁を器用によじ登るアラクネの侵入を防ぎ、要塞から出たケットシーを食おうとするブラックベアを仕留めた。仕舞にはタイタンまでもが要塞を狙い、三つ又の槍で石の城壁を突いて破壊した。

 何度攻撃されてもボリスが作り上げた要塞が落ちる事はなかった。ボリスは地属性の魔法に秀でた者達を集め、すぐに城壁の修理をし、その間に俺が魔物を討伐したからだ。

 大陸に生息する魔物が全てCランク以上という最悪の大陸を生き延びられたのは、ボリスとの強い絆があったからだ。彼が居なかったら今の俺は居ない。

「ユリウス、生温い戦闘はさっさと終わらせてミノタウロス狩ろう」
「ああ! 帰ってエールも飲みたいしな」
「今日は朝まで飲むぞ! 新たな封魔師が誕生した記念すべき日だからな!」

 ボリスの言葉を聞いて改めてエレオノーレ様が居ない寂しさを思い出した。俺のベーレントでの生活は彼女中心に回っていた。料理が食べたいと言えばすぐに市場で食材を買って彼女のために用意し、風呂に入りたいと言えばすぐに風呂の支度をした。

 着替えも下着選びも、新しい洋服の買い物まで付き合った。そんな懐かしい日々を思い出すと、思わずの俺の瞳からは涙がこぼれ落ちた。

「さぁ、二階層に降りようか……」

 涙を拭いて走り出すと、俺はこのもやもやした気持ちをすべて魔物にぶつけた。二階層にはDランク、火属性の魔物であるガーゴイルが巣食っていた。空中を旋回するガーゴイルの群れが俺達に向かってファイアボルトを飛ばしたが、ララがアイシクルレインを放って一撃でガーゴイルの群れを討伐した。

 ヴィクトリアは攻撃魔法は使えないが、回復魔法は絶大な効果がある。持続的に対象を回復させるリジェネレーションの魔法は使い勝手も回復量も多いみたいで、魔物との戦闘中に怪我をしてもすぐにヴィクトリアが癒してくれた。

 三階層、四階層にはCランク、地属性のストーンゴーレムとCランク、火属性のブラックベアが居た。懐かしい魔大陸でのタンパク質源であるブラックベアとの再会に、俺とボリスは不思議な嬉しさを感じながら、徹底的に魔物を討伐した。

 ストーンゴーレムは石で出来た巨体の魔物で、腕っぷしに自信があるのか、巨大な拳を振り下ろして襲い掛かってきたが、ララがストーンゴーレムの足を氷漬けにし、ボリスが雷を纏わせたブロードソードで強打した。

 ベヒモスの角から作られたボリスのブロードソードがストーンゴーレムの体を木っ端微塵に吹き飛ばしたのだ。体長四メートルを超える石の魔物が粉々に吹き飛ぶ光景は見ているだけで気分が爽快になる。豪快だが繊細なボリスの剣技はいつまでも見ていたくなる程に優雅だ。

 俺は剣舞を意識し、舞う様にストーンゴーレムの攻撃を避け、疾風閃と裂空斬を放ってストーンゴーレムを仕留めた。裂空斬は魔力を刀から飛ばす剣技。レベル85まで鍛えた俺の魔力と、最高の切れ味を誇る石宝刀があれば、ストーンゴーレム程度の魔物は簡単に切り裂く事が出来る。

 そうして三階層と四階層の魔物を全て討伐し、魔石化の力によって大量の魔石を入手しながら五階層を目指して進んだ。最深層に降りる階段の前には七体のストーンゴーレムが階段を死守する様に立ちはだかったが、Cランク・デュラハンの固有魔法であるブラッドクロスを放って討伐した。

 久しぶりにホルスターから魔石砲を抜いて魔法を使用したが、やはりこのミスリル製の美しい武器は使い勝手が良い。全長三十五センチ、六種類の魔石を弾倉に込められる最高の魔法道具。一生この武器に頼って魔法契約などはしないだろうと高を括っていたが、まさか俺が魔法学校に入学する事になるとは思ってもみなかった。

 四階層までの魔物をすべて討伐し、俺達は遂にミノタウロスが生息する五階層の階段の前に立った。下層からは強烈な火の魔力が立ち込めてきたが、ララの冷気がミノタウロスの魔力を中和した。

 ヴィクトリア、ボリス、ララと見つめ合ってから、俺達は五階層に続く階段をゆっくりと降り始めた……。
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