封魔剣舞 - 倒した魔物を魔石化する剣技と「魔石ガチャ」で冒険者無双 -

花京院 光

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第二章「王都イスターツ編」

第五十一話「討伐パーティー」

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「シュタイン君、エレオノーレがヒュドラに敗北したのは仲間が居なかったからだ。エレオノーレの実力に近い者は誰一人としておらず、彼女は実力の離れた者を守りながら戦うよりは、一人でヒュドラと戦った方が自由に動けると思ったのだろう」
「自分よりも弱い者を守りながら戦うのは難しいですからね」
「そういう事だ。強すぎる故の孤独。私達がヒュドラと戦う時には、実力が近い者を集め、少数精鋭で挑みたい。私はボリス・フォン・イェーガー君辺りが良いのではないかと思っているんだが、君はどう思う?」
「僕も彼になら命を預けられます。俺と最も実力が近い男ですから」
「確かにそうだろうな。君達は二人で力を合わせ、Aランクのベヒモスやリヴァイアサンを討伐した。イェーガー君やシュタイン君なら、ヒュドラを相手にしても満足に戦えるだろう。だが、まだ私はヒュドラに勝利出来るとは思えない。ヒュドラの首を切り落とすのに時間が掛かりすぎる。三人での討伐は不可能だろう」

 いにしえの時代の勇者はたった一人でヒュドラの九つの首を切り落としたと聞いた。きっとエレオノーレ様よりも遥かに強い剣技と魔法を使いこなす者だったのだろう。

「他には、Bランク、火属性のミノタウロス。ジークフリートという名の俺の召喚獣なんですが、火属性のエンチャントを掛けた斧の一撃は絶大な破壊力を誇ります」
「確か、レッドドラゴンを殴り殺したという?」
「はい。ジークフリートなら間違いなくヒュドラ討伐に参加したいと言うでしょう」
「ミノタウロスの力まで借りられるなら戦いは間違いなく有利になるだろう。火属性の魔物の中でも最も筋肉が発達したミノタウロスなら、もしかすると一撃でヒュドラの首を叩き落せるかもしれん! 希望が見えてきたよ。他に戦えそうな者は居ないのか!?」
「それから、俺の妹のララなんですが」
「妹? 君に妹が居たのか? 以前ギルベルトさんと話した時は、息子が一人居るだけだとおっしゃっていたが」
「最近シュタイン家の養子になったんです。彼女は人間とフェンリルの中間種。フェンリルの固有魔法であるアイシクルレインはレッドドラゴンをまとめて地上に叩き落とす程の威力がありますよ。冒険者ギルド・ファルケンハインでは俺とボリスの次に攻撃力が高いです」
「確か……獣人の少女がレッドドラゴン相手に無数の氷柱を落としたと噂になっていたが、その子もシュタイン君の仲間だったとはな。よし、ヒュドラとの戦いに参加するのは、私、シュタイン君、イェーガー君、ミノタウロスのジークフリート、シュタイン君の妹のララで決定だな」

 カーフェン先生が自信に満ち溢れた表情を浮かべると、五時間目の授業開始を告げるチャイムが鳴ったので、俺は慌てて1-Aに入った。

 席に座ると、魔法史の先生が俺を見つめた。二十代後半程の女性で、黒髪のミディアムヘア。手には分厚い本を持っており、体から感じる魔力は高くないが、複数の属性を秘めている。

「全員揃いましたね。それでは授業を始めます。私は2-Cの担任、Bランクの魔術師、レベル62、ローゼ・クロイツァーと申します。私の授業では魔法は一切使用しませんが、魔法の歴史や特性などを学ぶ事により、皆さんが使用出来る魔法をより深く理解し、そして最大限に魔法の力を引き出す知識を身に着けて頂きます」

 マジックバックから教科書を取り出して机に置く。カーフェン先生と全力で打ち合ったから、最後の授業が座学で良かった。

「魔法史は人によっては退屈な授業だと感じるでしょう。魔物を討伐した方が遥かに鍛錬になるとも感じるでしょうが、魔法史はラース大陸の歴史的戦い、古い時代の勇者や偉大な魔術師がどの様に魔法の力で大陸を守り抜いてきたか。それ知る事によって、皆さんも更なる強さを身に着ける事が出来ます」

 先生は教科書を開きながら、魔法に関する歴史や魔物の固有魔法、各属性の特徴等を永遠と語った。五十五分間の授業はまるで数時間にも思え、人生で初めて、ただ人の話を黙って長時間聞くという苦行に耐えた俺は、チャイムが鳴ると同時に立ち上がった。

 過酷すぎる五時間目を耐え抜くと、レーネが笑みを浮かべて振り返った。

「ユリウスさん! 今日、もし時間があったらケーキを食べに行きませんか?」
「ケーキ? 丁度糖分が欲しかったんだよ。五時間目で完璧に体力を使い果たしたからね……」
「ユリウスさんは座学が苦手なんですね。私は体を動かす授業より、歴史を学んだり、本を読んだりする方が好きです」
「俺とは正反対なんだね」
「そうみたいですね……ユリウスさん、もし授業で分からない事があったら、なんでも聞いて下さいね」
「ありがとう、それじゃ早速行こうか。ヴィクトリアも一緒に来るよね?」

 俺がヴィクトリアに尋ねると、彼女はまだ機嫌を直していなかったのか、口元には王族特有の爽やかな笑みを浮かべているが、目にはわずかに敵意を秘めている事を感じた。俺が少し他の女の子に触られただけでここまで嫉妬してくれるのだから、俺は本当に愛されているのだろう。

「ええ、勿論行くわ」
「それじゃあ、ボリス達も誘おうか」

 レベッカ、ヘンリエッテ、ボリスは大陸史の授業を選択しているので、俺達は廊下で三人を待つと、ボリスも疲れ切った表情を浮かべて俺の肩にもたれかかった。

「ユリウス、座学って疲れるんだな。こんな日は早めにギルドに戻って新人の教育でもしようか。体が鈍って仕方がないよ」
「俺達はこれからケーキを食べに行くけど、ボリス達も一緒にどう?」

 俺が三人を誘うと、ボリスは「ユリウスが行くなら僕は魔大陸でもケーキ屋でも付いて行く」と言った。勿論、ボリスが来るならレベッカも来る。そしてヘンリエッテは目を輝かせて俺を見つめ、満面の笑みを浮かべながら俺の手を握った。

「ケーキですの? 勿論ご一緒しますわ! 私、もっとマスターと話す時間が欲しいと思ってたところだったんです! さぁ行きましょう! 今日はとことん遊びますわよ!」

 ヘンリエッテのわざとらしいお嬢様言葉が癖になっている自分に気が付いた。彼女は一緒に居るだけで気分が良くなる様な、とても明るく、爽やかな性格をしている。昼間に後頭部に当たったヘンリエッテの豊かな胸の感触を思い出し、不意に恥ずかしさを感じた。

 ヘンリエッテが楽しそうに俺の手を握ると、ヴィクトリアがすかさず反対側の手を握った。ヴィクトリアはヘンリエッテから俺を引き離そうとしているのだろう、無理やり俺の手を引くと、ヘンリエッテもヴィクトリアに対抗して俺の手を引いた。

「ちょっと……! 二人とも……何してるの!?」
「私が先に手を握りましたのに、ヴィクトリア王女が無理やりマスターを奪おうとするんです!」
「いいえ、私が先に手を握ろうとしていたのよ。どうしてヘンリエッテはユリウスの手を握るの?」
「それは……マスターの事が好きだからですわ!」
「好き……?」

 ヴィクトリアはヘンリエッテの言葉を聞いて驚き、俺の手を離した。急にヴィクトリアが手を離したからか、俺とヘンリエッテはバランスを崩して倒れた。

 俺の両手に何かとてつもなく柔らかい物が触れている。これはなんだろう? 手に余る程の大きな何かを揉むと、俺はその物体に温かさ、柔らかさに幸福を感じた。暫く揉みしだいていると、背後から禍々しい魔力を感じた。

 慌てて視線を上げると、俺の顔がヘンリエッテの谷間に挟まっており、両手がヘンリエッテの胸の上にあった。この驚く程柔らかい何かはヘンリエッテの胸だったのだ。ヘンリエッテは赤面しながら俺を見つめているが、それでも俺を拒絶する様な感じではない。

「ユリウス……? あなたは一体何をしているの……!?」
「いや……これは事故なんだ! ヴィクトリアが急に手を離したから倒れたんじゃないか!」
「それにしては随分嬉しそうにヘンリエッテの胸を揉みしだいていたわね。ユリウスは巨乳が好きなんだ……ヘンリエッテが好きなんだ……全く愚かな守護者ね。ヘンリエッテの胸を揉みしだくなんて、信じられない……!」
「いや……だから事故なんだって!」

 確かに俺は柔らかい何かを揉みしだいた。それはヘンリエッテの胸だとは思わなかったからだ。俺は慌てて立ち上がると、ヴィクトリアがゆっくりと俺の前に立った。

「ユリウス、お仕置きよ」
「え……? なんだって?」

 瞬間、ヴィクトリアの右の拳が俺の顔面を捉えた。ヴィクトリアは攻撃の際に聖属性の魔力を拳に溜めていたのか、爆発的な魔力が俺の体を吹き飛ばすと、俺は無様に壁に激突した。軽く三メートルは吹き飛んだだろう。

 レベル58の魔術師の物理攻撃にしては強烈すぎる。俺は暫く痛みに悶えていると、いつの間にか目の前が真っ暗になった……。

 柔らかい手が俺の頬に触れる感触で目が覚めた。レベッカが肉球で俺の顔を押していたのだ。ケットシーの肉球の感触で目を覚ますなんて夢の様だ。猫好きにはたまらない最高の目覚めだが、頬には鋭い痛みを感じる。

 ヴィクトリアは流石にやりすぎたと思ったのか、申し訳なさそうに俺を見つめている。レーネは一連の出来事に唖然として言葉を失っている。ボリスだけが楽し気に笑い声を上げており、ヘンリエッテは俺を抱きしめると、ヴィクトリアから俺を引き離した。

「マスターに何をするんですか!?」
「ちょっと気に入らなかっただけよ。ヘンリエッテの胸を揉んで嬉しそうにしている守護者に腹が立っただけ」
「どうして腹が立つんですの? 恋人でもないのに。全く意味がわかりませんわ。さぁマスター、私と一緒にケーキを食べに行きましょう! あんな暴力王女なんて放っておきましょうね」

 今だけはなぜかヘンリエッテの言葉が嬉しく感じる。普段ならバランスを崩して転んだりはしないが、昨日の夜から一睡もせずに訓練を続け、肉体を限界まで追い込んでから初めての授業を受けた。

 そして昼にはカーフェン先生相手に全力で奥義を放ち、気力も体力も限界を迎えていたのだ。こんな肉体の状態では、不意に手を離されれば倒れるし、ヴィクトリアの一撃だって直撃する。

 恋人に殴られると体だけではなく心まで痛くなるとは知らなかった。頬は大きく腫れあがり、レーネが涙を浮かべながら俺の頬を撫でると、彼女の魔力が俺の体に流れ込んできた。何と優しい女の子なんだろう。

「もう知らない! 今日は一人で帰る!」
「ちょっと待てよ、ヴィクトリア!」

 ボリスがヴィクトリアを追うと、俺達はどうもケーキを食べに行く様な雰囲気でもなくなったので、ギルドに戻って仕事をする事にした。幸い、俺達は全員同じギルドのメンバーなので、ギルド内で紅茶でも飲んで語り合えば良いのだ。

「ユリウスさん、大丈夫ですか? すぐに回復魔法をかけます」
「待って、レーネ。このままでいいんだ。俺がヴィクトリアを傷つけたんだから」
「そんな……そうですか、わかりました。今日はギルドで一緒に働けるんですね! そうだ、新しく入った方がユリウスさんと剣の稽古をしたいと言っていましたよ!」
「それじゃ俺は新人の教育をするから、レーネとレベッカは低ランクの冒険者の引率をお願い出来る?」

 俺のギルドでは魔物討伐経験が浅い冒険者と高ランクの冒険者でパーティーを組ませ、実戦経験を積んで貰う事にしている。その方が初心者同士でパーティーを組むよりも遥かに安全で、新米冒険者はベテランの知識と力を借りながら魔物を狩れる。

 中でもボリスの引率は非常に人気があり、圧倒的な速度で魔物を狩るので、新米冒険者は安全に、尚且つ効率良くお金を稼ぐ事が出来るのだ。引率システムの利用時には新米はランクを上げる事が出来ない。あくまでもクエスト達成ではなく、戦闘経験を積むために、高ランクの冒険者とパーティーを組ませているのだ。

 魔法学校を出た俺達は冒険者ギルド・ファルケンハインに入ると、俺は疲労を感じて崩れる様に椅子に座った。流石に一睡もせずに稽古をしてから魔法学校で授業を受けるのは肉体的にも厳しいみたいだ。

 明日からは無理のない訓練をしよう。ボリスはヴィクトリアを城まで送り届けたのか、ケーキが入った巨大な箱を抱えて戻ってくると、女性陣が歓喜の声を上げた。

『ヴィクトリア、俺が好きなのはヴィクトリアだけだよ』
『……分かってる! だけど腹が立ったの! 私のユリウスなのに、ヘンリエッテに触れるから……』
『ごめん、本当に』
『いいの、それよりも痛かったでしょう? 本気で殴ってしまってごめんなさない、でもユリウスなら絶対に避けると思ったの! ユリウスを傷つけるつもりなんて無かったんだから! 私もユリウスが大好きだし、私のユリウスなんだから……!』
『正直、殴られた頬よりも心が痛かったよ。恋人を傷つけると胸の辺りが痛くなるんだね』
『殴った私も胸が張り裂けそうだったわ……ねぇ、ちゃんと避けてよ』
『実は、昼間に副学長のカーフェン先生と勝負をしたから、避ける気力すらなかったんだよ』

 俺達二人は、喧嘩をしても念話で話をしていればすぐに仲直り出来る。全力で殴られたのは人生で初めてだった。今度からは不意に倒れない様に、柔らかい何かに触れても揉み続けない様にしよう。それにしてもヘンリエッテはどうしてすぐに逃げなかったのだろうか。

 俺の事を好きだと言っていたが、本当なのだろうか。あまりにも柔らかく、手に余る程豊かなヘンリエッテの胸を思い出し、恥ずかしさと嬉しさがこみ上げてきた。勿論ヴィクトリアの胸も十分大きいが、ヘンリエッテの方が僅かに大きかった。

 まずはケーキを頂いて体を休ませよう。その後に新米冒険者の教育をすれば良い。俺達はギルドのカウンター内に入ると、紅茶を淹れてケーキを食べ始めた。
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