封魔剣舞 - 倒した魔物を魔石化する剣技と「魔石ガチャ」で冒険者無双 -

花京院 光

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第三章「迷宮都市アイゼンシュタイン編」

第五十七話「新たな旅」

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 ヴィクトリアと共に中央区を歩くと、大勢の市民が声を掛けてくれた。ヒュドラの襲撃から王都を防衛した事に対する感謝の言葉と、新たな勇者の誕生を祝福する言葉だ。

「まさかユリウスが勇者になるとは思わなかったわ。私の守護者はどこまで凄くなるのかしら」
「俺も自分が騎士の称号を得たり、勇者の称号を授かるとは想像すらしなかったよ。ただ最高の冒険者になりたくて旅に出て、ヴィクトリアと出会って、人生はどうなるか分からないんだね」
「ええ、私とユリウスが出会ってなかったら、もしかするとヒュドラの襲撃で王国が崩壊していたかもしれなかったし。出会いって本当に大事なのね。ベーレントでユリウスを守護者にした事が王国の存亡に繋がるとは思わなかったから」

 中央区は貴族の屋敷が密集する住宅街になっているが、ローゼンクロイツ魔法学校方面に進めば魔法関係の様々な高級店が立ち並んでいる。商業区の方が店舗数は多いが、中央区には貴族をターゲットとした高級店が数多くある。

 ヴィクトリアの手を握りながら街を見て歩いているだけで幸せを感じる。もう交際を隠す必要もないのだ。俺は間違いなくヴィクトリアに相応しい男になった。誰よりも努力し、誰よりも戦いに身を置いて勇者の称号を得た。もう胸を張ってヴィクトリアの恋人として外を歩けるのだ。

「ヴィクトリア、帰ってきたら二人でゆっくり過ごせる時間を作るからね」
「ええ、楽しみにしているわ。私のユリウスなんだから。あまり恋人に寂しい思いをさせては駄目よ」
「二カ月以内にホワイトドラゴンを手懐けるから、帰る準備が整ったら召喚して貰って良いかな」
「わかったわ」

 守護者の指環の力によって俺は異なる大陸に居てもヴィクトリアに召喚して貰えるのだ。ドーレ大陸までは自力で移動しなければならないが、帰りは一瞬という訳だ。だから移動にたっぷり時間を使える。問題はガーゴイルに変化した際の移動速度だ。

「あの魔法道具屋に入ってみましょうか」

 ヴィクトリアと共に一軒の魔法道具屋に入ると、まさか店主は第一王女が直々に来店するとは思わなかったのか、慌てて駆けつけてきた。店主は俺とヴィクトリアを交互に見ると、跪いて首を垂れた。

「ヴィクトリア殿下、勇者様! 本日はどういった御用件ですか?」
「ガーゴイルの羽衣を探しています」

 俺が店主を立たせると、店主は嬉しそうに店の奥からガーゴイルの羽衣を持ってきた。随分長い間使われていなかったのか、埃をかぶった灰色の羽衣には六十万ゴールドの値札が付いている。

「シュタイン様がガーゴイルに変化なさるんですか?」
「はい、ガーゴイル姿でドーレ大陸に移動しようと思います」
「そうでしたか。十二月二十五日までに到着出来れば、聖グレゴリウスの日に間に合いますね」

 聖者グレゴリウス・アイゼンシュタインがこの世に生を受けた十二月二十五日は祝日で、家族と共にパンと葡萄酒を頂く事になっている。聖者グレゴリウスが貧民に対してパンと葡萄酒を配って歩いた事から、上等のパンと葡萄酒を用意して祝う日になっているのだ。勿論、パンと葡萄酒以外にも様々な料理を頂く。

 聖者グレゴリウスの生まれ故郷である迷宮都市アイゼンシュタインでは、他の地域よりも十二月二十五日は特に盛大に祝う風習があると聞いた事がある。

 俺は代金の六十万ゴールドを払うと、その場でガーゴイルに変化する事にした。灰色の羽衣を纏った瞬間、徐々に体が小さくなり、俺はガーゴイルに変化していた。鏡の前で姿を確認する。

 体長は四十センチ程、石の様な灰色の皮膚に青い瞳。背中には翼が生えており、頭部からは二本の白い角が生えている。手足は人間に近いが爪はやや鋭利。お尻には長い尻尾が生えている。

 Sランクまで上り詰めが勇者である俺がDランクのガーゴイルに変化するとは何とも滑稽だが、それでも羽衣を纏えば飛行系の魔物に変化出来るのは便利だ。

「小さくて可愛いわ!」
「本当? 自分がガーゴイルになるって複雑な気分だよ」

 小さな手を開け閉めして動作を確認する。握力はなかなか高いみたいだが、石宝刀は身長の関係上、上手く使えない。魔石砲は持てるが体長四十センチの俺には全長三十五センチの魔石砲は扱いづらい。

 人間用の武器が満足に使えないとなると、ガーゴイル状態での戦闘は控えた方が良いだろう。それでも魔力は変わらずレベル107のままだ。翼を開いて飛び上がると、俺はヴィクトリアの胸に飛び込んだ。

 ガーゴイルに変化した俺の小さな顔がヴィクトリアの豊かな胸の谷間に嵌り、一瞬呼吸が困難になった。人間の時でもヴィクトリアの胸は随分大きく感じたが、小さな魔物に変化すれば更に大きく感じる。

 俺は羽衣の効果を解除して人間に戻ると、もう少しヴィクトリアの胸に顔を埋めていれば良かったと後悔した。それから俺はヴィクトリアと共に旅に必要な食料等を買い込んだ。この幸せなひと時が終われば俺は久しぶりの旅に出るのだ。

 十五歳の誕生日の朝、俺はギーレン村を出て最高の冒険者を目指した。今回は最高の召喚獣を探す旅に出る。二カ月間の休暇を存分に楽しもう。王都の防衛はエレオノーレ様が居るから問題ないだろう。

「そろそろお別れね」
「城まで送るよ」
「いいえ、一人で戻れるわ。私もSランクの称号を持つ冒険者なんだから」
「そうだね。それじゃヴィクトリア、暫くのお別れだ」
「ええ……」

 俺はヴィクトリアのしなやかな体を抱きしめると、彼女は紫色の美しい瞳に涙を浮かべた。俺は彼女の頬にキスをし、ヴィクトリアに見送られながら中央区を後にした。ヴィクトリアとは暫く離れる事になるが、いつでも念話で話せる訳だから本当に離れている実感はない。

『私、ユリウスが戻ってくるまでにもっと強い女になるから!』
『俺も、ドーレ大陸で鍛錬を積んで戻ってくるよ』

 王都の北口を出ると、俺はすぐにガーゴイルの羽衣を纏った。衛兵がガーゴイルに変化した俺を見て暫く呆然としていたが、俺が手を振って飛び立つと、衛兵達は俺の旅立ちを祝福してくれた。

 旅に出るのは十五歳の時以来。あれから随分様々な経験をしてきた。初めてのドーレ大陸、初めての他国での冒険者活動。ファルケンハイン王国の勇者として恥じない行動をしなければならない。

 王都イスターツの周囲は深い森に囲まれており、東部に進めばレッドドラゴンやブラックドラゴンの住処であるクロノ山脈があり、北部に進めばドーレ海がある。王都イスターツはラース大陸で最北部に位置するので、ガーゴイル姿のまま七日も飛べばドーレ海に到着するはずだ。

 それからはガーゴイル姿のまま海を渡り、ドーレ大陸南部に位置する迷宮都市アイゼンシュタインを目指して進む。

 暫く森を見下ろしながら空の旅をしていると、若い冒険者のパーティーが魔物に囲まれている事に気が付いた。ゴブリンの上位種であるDランク、地属性のグレートゴブリンだ。通常のゴブリンは体長百五十センチ程だが、グレートゴブリンは体長百七十センチを超える。

 五体のグレートゴブリンが三人の冒険者を取り囲んでいる。冒険者の年齢は十二歳程だろうか。パーティーは剣士が一人、魔法職が二人。幼い少年がブロードソードとバックラーを構えながら二人の少女を守っている。

 魔術師がグレートゴブリンにファイアの魔法を放ったが、グレートゴブリンはアースウォールの魔法で炎を防いだ。グレートゴブリンの固有魔法はロックストライク。ゴブリンの上位種なのでアースウォール等の防御魔法も使用出来る。

 少年が涙を流しながらグレートゴブリンに切りかかると、グレートゴブリンは少年を蹴り飛ばし、上空に右腕を上げた。あれは間違いなく攻撃魔法に移る動作だ。二人の魔術師はでたらめに魔法を放っているが、攻撃がグレートゴブリンを直撃する事はない。

 このまま戦いを眺めていても仕方がない。俺はグレートゴブリンの群れに両手を向けた。体内から火の魔力を掻き集め、上空に五本の矢を作り上げる。通常のガーゴイルならファイアボルトは一度に一本しか作り出せないが、レベル107である俺には複数のファイアボルトを作り出せる。

「ファイアボルト!」

 長さ二百センチを超える巨大な炎の矢が目視すら出来ない速度で飛ぶと、五体のグレートゴブリンの頭部を貫いた。やはり火属性の使い手である俺には同属性のガーゴイルの体が合う様だ。魔法を使う感覚も普段通りのままで良い。

 三人の幼い冒険者は、本来なら人間を襲うガーゴイルが自分達を救った事に驚いているのだろう。呆然と上空を眺めて涙を流している。恐らく彼等はまだEランク程度の冒険者だろう。

 一度に五体の格上の魔物に囲まれ、パニックに陥っていたのだ。戦闘経験が浅い冒険者が犯しがちな初歩的なミス。格上の魔物を狩る場合、基本的には複数対一の状況を作るのが基本だ。

 俺は上空で変身を解除し、人間に戻ってから地面に着地した。羽根付きグリーヴが着地の衝撃を完璧に吸収してくれるので、どれだけ高い位置から落ちても痛みはない。

「勇者様!? シュタイン様ですよね!?」

 少年が涙を拭いて俺を見上げると、俺は少年の頭を撫でた。魔術師二人を守りながら戦うには少々体も小さく、魔力も低いが、グレートゴブリンに立ち向かう勇気を持っているのだ。将来は良い冒険者になるだろう。

「ああ、俺はユリウス・フォン・シュタインだ。怪我はないか?」
「はい……! 僕達、シュタイン様が助けて下さらなかったらグレートゴブリンに殺されていました……本当にありがとうございます……!」
「気にしなくて良いよ。ちょっと安全な場所で休憩しようか」

 五体のグレートゴブリンの中には魔石持ちの個体が二体も居た。これでは駆け出しのパーティーでは敵わない筈だ。俺達は魔物の気配がない場所まで移動してから休憩を取る事にした。ガーゴイル姿のまま空を飛び続けるのもなかなか疲れるのだ。

 二人の魔術師は双子なのか、赤毛を長く伸ばし、木製の杖を持っている。少年はレザーメイルを身に着け、ブロードソードとバックラーを持っているが、肉体を鍛えた事がないのだろう、グレートゴブリンを討伐するには少々筋力が足りない。

 マジックバックから聖者の袋を取り出し、聖者グレゴリウスからパンを分けて貰う。三人にパンを渡すと、まだグレートゴブリンとの戦いで植え付けられた恐怖が消えないのか、震えながらパンを食べた。

「随分若いみたいだけど、グレートゴブリンと戦うなんて勇敢だね」
「クエストを受けたんです。僕達、三人ともDランクの冒険者なので、Dランクのグレートゴブリンなら狩れると思ったんです」
「同ランクなら安全に狩れるという事は無いんだよ。自分とランクが同じだとしても、魔石持ちの個体は通常の個体よりも魔法能力が高い。それに、初めて挑む魔物なら一体ずつおびき寄せて狩る様にしないとすぐに囲まれてしまうよ」
「そうですね……シュタイン様、僕達ってやっぱり弱いんですか……?」
「弱くはないだろうけど、連携がなってないかな。お互いの命を預かる覚悟がなければパーティーは組まない方が良いよ」
「命を預かる……ですか?」
「狩りは命の奪い合いなんだよ。魔物も人間を殺そうと必死なのさ。死ぬ気で挑まなければ同ランクの魔物なんて狩れないよ」

 二人の魔術師は自分の魔法に自信があったのか、グレートゴブリン相手に満足に戦えなかった事を悔やんでる様だ。

「少し稽古を付けようか。三人で俺に攻撃を仕掛けてごらん」
「勇者様が直々に稽古を付けてくれるんですか!? ありがとうございます!」

 少年は意外と立ち直りが早いのか、すぐにブロードソードを抜くと、魔術師の姉妹も目を輝かせて少年の背後に立った。片方は風属性、片方は火属性の魔術師なのだろう。

 少年がブロードソードを大きく振りかぶると、二人の魔術師は俺に攻撃を仕掛けず、俺の出方を伺い始めた。普段は少年の攻撃力に頼って魔物を狩っているのだろう。石宝刀を抜いて少年の一撃を受けると、風属性の魔術師が俺に杖を向けた。

「ウィンドエッジ!」

 瞬間、弱弱しい風の刃が襲い掛かってきたが、俺は少女の魔法を手刀で切り裂いた。手に火の魔力を纏わせれば大抵の魔法を掻き消す事が出来るのだ。

 それから俺は永遠と三人の攻撃を受け続けた。次第に三人は攻撃のタイミングを掴んだのか、少年の攻撃と同時に俺に対して容赦ない魔法攻撃を放てる様になった。徐々にパーティーとして動ける様になってきた時、背後から巨体の魔物が姿を現した……。
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