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第四章 神の武と魔性と
鬼人の封滅師
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月女は、夜叉力士の示した方向へ感覚を研ぎ澄ませながら走っていた。
億姫ならば後れを取ることなど早々無いだろうが、相手も並ではない大魔なので可能な限り早く戻りたい。
焦りまでには至らないが月女には珍しく心の綻びが微かにあった。
そこを何者かに突かれたようだ。うっかり封滅の陣術にかかってしまった。
あれ程の大魔が覚られもせずこの地に出現したのだ。何者かが召喚したのであろうことは予測していたのだが。
敵には凄まじく優秀な奏術師か、術の得意な大妖がいるのだろう。
自分の迂闊さに、ついつい可笑しくなってふふっと声を出して笑う月女。
罠に嵌められているのに、矢張り豪胆であった。
景色は変わっていないが空気が違う。
月女は足をぴたりと止めて、鼻をひくひくさせると、辺りを窺い艶やかに笑った。
「鬼門八道とは。手が込んでいるのね」
いきなり音すらなく目の前に巨大な赤茶色の門が現れた。
よくよく見上げればその門は人や動物果ては鬼や妖魔までその犠牲となった哀れなもの達の血肉で作り上げられている。血潮と汚泥で赤く、怨嗟と呪詛で黒く輝いている。
「貪絶門。こんなものまで用意していたのね」
憐れな犠牲となったもの達は、互いに噛みつき抉り喰らい合って、皮がはがれ肉がそがれ、苦悶の声と怨嗟の叫びをあげながら血を滴らせ汚泥にまみれ腐汁を滲ませている。
生きている全ての命を恨みそして生に焦がれ、魔物や神ですら見境なく吸い込んでは襲い肉を喰らって門の一部と引き込んでしまう地獄の門である。
月女は様子を見て眉をひそめると、
「可哀想に。因果の果てに苦しんで。楽にしてあげるわ」
と呟いた。
その呟きが聞こえたのか、同時に貪絶門から沢山の怨嗟の声と怒号が沸き起こり、敵意と憎悪を鬼気として月女にむけて放ち始めた。
その中に、か細くも「お願い」と救いを求め月女の言葉にすがり涙するものもいた。
そしてそれは月女へと間違いなく届いている。慈愛のこもった眼差しがすべてを物語っていた。
「ねぇ、聞こえているでしょう? 臭いのは苦手なの。気持ち悪いから早くして頂戴な」
他に誰の姿は見えないのに、誰かに話しかけるように大きな声を出すと、おお嫌だという風に手で鼻を大げさにつまんでみせた。
月女の挑発に応えるかのように、ぐにゃりと風景が歪み辺りの世界ごと飲み込もうと門が脈動し月女に迫る。
「あら、やだ。丸呑みしようだなんてお行儀が宜しくないわ。薫風に天の祓い有り。銀光に万物の結び在り」
空気が渦巻き貪絶門へと凄まじい勢いで吸い込まれていく。
近くに生えている松や銀杏の大木が根こそぎ持っていかれ、遂には地面にまでうろこ状のひびが入り吸い込まれ始めた。
そんな状態にも関わらず、銀色の光に包まれた月女は、まるでそよ風に吹かれて夕涼みに出かけるかの如く、乱れた髪を撫でつけとんっと軽く大地を踏んだ。
するとそこから、金色と銀色、そして碧光に輝く大きな蔦が何本も大地を突き破ってうねりながら伸びあがってきた。月女の足元を伝い柳腰を廻り豊かな胸元を辿ってうねり乍らその手に集中し大弓の容を為していく。
現世幽世常世にあまねく貫きそびえ立っている三本の霊樹〝永久の樹″の神威で出来上がった光の大弓は号して〝輝亘無重ね〟という。射抜け無いものは無いと伝承される弓である。
「月詠の銀、送り香」
月女は光の弦番えて銀の光矢を放った。
貪絶門は銀の光矢に触れるや否や悲鳴をあげた。明らかな恐怖の悲鳴であった。
門を構成する全ての生き物が一斉に力の限り喚き叫んだ。
たった一本の矢に既に死を超えて惨い仕打ちを受けている者たちが恐怖するとは。
死の世界である「根の国」そのものに根差す大樹「月詠」の力を宿す弓矢にはどのような力が秘められているのか。
「受け入れなさい。常世に深く根差す光を。そこから解き放たれるために」
月女が厳しく言い放ち、その言を肯定するかのように、光矢は清涼な香りと共に益々強く輝いた。
すると貪絶門の門柱の右下の一点が光った。
先程月女に救いを求めた声がした辺りである。
銀の光は輝く玉になり、ふわりと門から離れて宙に舞った。その玉の中に解き放たれた喜びの顔を見せている若い女性の姿が浮かび上がる。玉は輝きながらたちまちにして大地の中へ吸い込まれていった。
貪絶門を構成する全てのものがその光景を羨みそして願った。解き放たれたいと。
門全体がぶるりと震え人や獣や妖魔だったもの達が銀色の光に覆われ、光はすぐに沢山の玉となり、大地の中へとすっかり吸い込まれていった。やがて門そのものも消えて完全に無くなっていく。
月女の眼の色が厳しくも慈愛に満ちたものから、ぞくりと背筋が寒くなるくらい暗く強く何よりも怖いものとなり辺りをねめつける。
「死の領域を侵し生命を弄んだことは決して許されない。思い上がった者達よ。苛烈に、そして残虐に」
美しく妖艶な月女の眼もとにぞっとするほどの凄絶な気勢がこもる。その白い素肌に青白い炎が立つのではないかと思われるほど、月女の表情は怒気に満ちていた。
月女に重なり巨躯の銀狼の陽炎が出現し雄叫びをあげた。辺り一帯に雄叫びが次々に上がり木霊していく。
と同時に、崩れた御堂の中や、大きな庭石や立木の陰などから、男と女数名のそれは凄まじい悲鳴が上がった。
いかなる恐怖がそこにあるのか、泣き声や叫び声許しを請う声などの悲鳴が上がっていたが、直ぐに悲鳴は無くなり静寂が訪れた。
しかし、尋常ならざる妖魔の匂いと気配は変わらず、そこいら中にまだ漂っている。
月の光も星の瞬きもまだ戻ってはいない。
後ろからいきなり切りつけられ、月女は目にも留らぬ速度で距離を取ると、
「いきなり切りつけてくるだなんて、風情がないと思わない? ねえ」
そう、美しき笑顔に飛び切りの滅殺の気を載せて真っ黒い矢を斬り付けてきた影へと放った。
「うぬは十分に脅威となる。故に何としてもその身この場で朽ち果ててもらおう」
重々しく告げられたその言葉を放ったのは、月女の放った矢を髑髏紋様の籠手で受け止めた。黒装束に鍛え抜かれた大柄の躰を包んだ術師の男であった。
「あら、その出で立ちは封滅師じゃなくて? 鬼神に魂を売り払って滅んだはずの北の残党がこんなところで何をしているのかしら?」
「貪死門を破却せし神選の武士よ。中央に組みせし者どもはそれだけで仇敵なり。滅べ」
顔隠しの眼のあたりから赤色の輝きが漏れている。
「あらあら、自分に鬼をつけて妖魔化しているのね。あやかしなりの病と同じね」
月女を貫くべく、黒装束の赤光の眼の男は無言で黒鋼の鹿角錫杖刀を投擲した。
方術の力により威力の増した鹿角錫杖刀は、明滅し見えなくなったかと思いきや、月女の死角から避ける暇を与えずその躰を貫いたかに見えた。
ぐるるるっ。
月女の影から真っ黒な狼が顕れ、錫杖刀を口で咥えると噛砕く。
赤光の眼の男の顔隠しの布の下に隠れていた大きな牙が歯噛みしているのが見えた。
「貴様は、月影の一族、国津神の眷属か」
ふっと月女は笑うと、
「そうねえ。中らずと雖も遠からずって処かしらねえ」
「例え何者でも容赦はせぬ。我等北の鬼人の恐ろしさ、身をもって知れ・・・・・・」
赤光の眼の男の声は途中で途切れ、そのままばたりと骸となって地に斃れた。
月女は黒い狼の頭を優しく撫で、その狼の口には鬼と化した赤光の眼の男の首がぶら下がっている。
月女は其の首に、冷たく言い放った。
「どこの差し金なのかはわからないけれど、鬼女の呪符の事も含めて蹴りはつけるわ。話は後で貴方の魂に伺うわね。では、また後で」
黒い狼は首を咥えたまま月女の影に戻る。
億姫ならば後れを取ることなど早々無いだろうが、相手も並ではない大魔なので可能な限り早く戻りたい。
焦りまでには至らないが月女には珍しく心の綻びが微かにあった。
そこを何者かに突かれたようだ。うっかり封滅の陣術にかかってしまった。
あれ程の大魔が覚られもせずこの地に出現したのだ。何者かが召喚したのであろうことは予測していたのだが。
敵には凄まじく優秀な奏術師か、術の得意な大妖がいるのだろう。
自分の迂闊さに、ついつい可笑しくなってふふっと声を出して笑う月女。
罠に嵌められているのに、矢張り豪胆であった。
景色は変わっていないが空気が違う。
月女は足をぴたりと止めて、鼻をひくひくさせると、辺りを窺い艶やかに笑った。
「鬼門八道とは。手が込んでいるのね」
いきなり音すらなく目の前に巨大な赤茶色の門が現れた。
よくよく見上げればその門は人や動物果ては鬼や妖魔までその犠牲となった哀れなもの達の血肉で作り上げられている。血潮と汚泥で赤く、怨嗟と呪詛で黒く輝いている。
「貪絶門。こんなものまで用意していたのね」
憐れな犠牲となったもの達は、互いに噛みつき抉り喰らい合って、皮がはがれ肉がそがれ、苦悶の声と怨嗟の叫びをあげながら血を滴らせ汚泥にまみれ腐汁を滲ませている。
生きている全ての命を恨みそして生に焦がれ、魔物や神ですら見境なく吸い込んでは襲い肉を喰らって門の一部と引き込んでしまう地獄の門である。
月女は様子を見て眉をひそめると、
「可哀想に。因果の果てに苦しんで。楽にしてあげるわ」
と呟いた。
その呟きが聞こえたのか、同時に貪絶門から沢山の怨嗟の声と怒号が沸き起こり、敵意と憎悪を鬼気として月女にむけて放ち始めた。
その中に、か細くも「お願い」と救いを求め月女の言葉にすがり涙するものもいた。
そしてそれは月女へと間違いなく届いている。慈愛のこもった眼差しがすべてを物語っていた。
「ねぇ、聞こえているでしょう? 臭いのは苦手なの。気持ち悪いから早くして頂戴な」
他に誰の姿は見えないのに、誰かに話しかけるように大きな声を出すと、おお嫌だという風に手で鼻を大げさにつまんでみせた。
月女の挑発に応えるかのように、ぐにゃりと風景が歪み辺りの世界ごと飲み込もうと門が脈動し月女に迫る。
「あら、やだ。丸呑みしようだなんてお行儀が宜しくないわ。薫風に天の祓い有り。銀光に万物の結び在り」
空気が渦巻き貪絶門へと凄まじい勢いで吸い込まれていく。
近くに生えている松や銀杏の大木が根こそぎ持っていかれ、遂には地面にまでうろこ状のひびが入り吸い込まれ始めた。
そんな状態にも関わらず、銀色の光に包まれた月女は、まるでそよ風に吹かれて夕涼みに出かけるかの如く、乱れた髪を撫でつけとんっと軽く大地を踏んだ。
するとそこから、金色と銀色、そして碧光に輝く大きな蔦が何本も大地を突き破ってうねりながら伸びあがってきた。月女の足元を伝い柳腰を廻り豊かな胸元を辿ってうねり乍らその手に集中し大弓の容を為していく。
現世幽世常世にあまねく貫きそびえ立っている三本の霊樹〝永久の樹″の神威で出来上がった光の大弓は号して〝輝亘無重ね〟という。射抜け無いものは無いと伝承される弓である。
「月詠の銀、送り香」
月女は光の弦番えて銀の光矢を放った。
貪絶門は銀の光矢に触れるや否や悲鳴をあげた。明らかな恐怖の悲鳴であった。
門を構成する全ての生き物が一斉に力の限り喚き叫んだ。
たった一本の矢に既に死を超えて惨い仕打ちを受けている者たちが恐怖するとは。
死の世界である「根の国」そのものに根差す大樹「月詠」の力を宿す弓矢にはどのような力が秘められているのか。
「受け入れなさい。常世に深く根差す光を。そこから解き放たれるために」
月女が厳しく言い放ち、その言を肯定するかのように、光矢は清涼な香りと共に益々強く輝いた。
すると貪絶門の門柱の右下の一点が光った。
先程月女に救いを求めた声がした辺りである。
銀の光は輝く玉になり、ふわりと門から離れて宙に舞った。その玉の中に解き放たれた喜びの顔を見せている若い女性の姿が浮かび上がる。玉は輝きながらたちまちにして大地の中へ吸い込まれていった。
貪絶門を構成する全てのものがその光景を羨みそして願った。解き放たれたいと。
門全体がぶるりと震え人や獣や妖魔だったもの達が銀色の光に覆われ、光はすぐに沢山の玉となり、大地の中へとすっかり吸い込まれていった。やがて門そのものも消えて完全に無くなっていく。
月女の眼の色が厳しくも慈愛に満ちたものから、ぞくりと背筋が寒くなるくらい暗く強く何よりも怖いものとなり辺りをねめつける。
「死の領域を侵し生命を弄んだことは決して許されない。思い上がった者達よ。苛烈に、そして残虐に」
美しく妖艶な月女の眼もとにぞっとするほどの凄絶な気勢がこもる。その白い素肌に青白い炎が立つのではないかと思われるほど、月女の表情は怒気に満ちていた。
月女に重なり巨躯の銀狼の陽炎が出現し雄叫びをあげた。辺り一帯に雄叫びが次々に上がり木霊していく。
と同時に、崩れた御堂の中や、大きな庭石や立木の陰などから、男と女数名のそれは凄まじい悲鳴が上がった。
いかなる恐怖がそこにあるのか、泣き声や叫び声許しを請う声などの悲鳴が上がっていたが、直ぐに悲鳴は無くなり静寂が訪れた。
しかし、尋常ならざる妖魔の匂いと気配は変わらず、そこいら中にまだ漂っている。
月の光も星の瞬きもまだ戻ってはいない。
後ろからいきなり切りつけられ、月女は目にも留らぬ速度で距離を取ると、
「いきなり切りつけてくるだなんて、風情がないと思わない? ねえ」
そう、美しき笑顔に飛び切りの滅殺の気を載せて真っ黒い矢を斬り付けてきた影へと放った。
「うぬは十分に脅威となる。故に何としてもその身この場で朽ち果ててもらおう」
重々しく告げられたその言葉を放ったのは、月女の放った矢を髑髏紋様の籠手で受け止めた。黒装束に鍛え抜かれた大柄の躰を包んだ術師の男であった。
「あら、その出で立ちは封滅師じゃなくて? 鬼神に魂を売り払って滅んだはずの北の残党がこんなところで何をしているのかしら?」
「貪死門を破却せし神選の武士よ。中央に組みせし者どもはそれだけで仇敵なり。滅べ」
顔隠しの眼のあたりから赤色の輝きが漏れている。
「あらあら、自分に鬼をつけて妖魔化しているのね。あやかしなりの病と同じね」
月女を貫くべく、黒装束の赤光の眼の男は無言で黒鋼の鹿角錫杖刀を投擲した。
方術の力により威力の増した鹿角錫杖刀は、明滅し見えなくなったかと思いきや、月女の死角から避ける暇を与えずその躰を貫いたかに見えた。
ぐるるるっ。
月女の影から真っ黒な狼が顕れ、錫杖刀を口で咥えると噛砕く。
赤光の眼の男の顔隠しの布の下に隠れていた大きな牙が歯噛みしているのが見えた。
「貴様は、月影の一族、国津神の眷属か」
ふっと月女は笑うと、
「そうねえ。中らずと雖も遠からずって処かしらねえ」
「例え何者でも容赦はせぬ。我等北の鬼人の恐ろしさ、身をもって知れ・・・・・・」
赤光の眼の男の声は途中で途切れ、そのままばたりと骸となって地に斃れた。
月女は黒い狼の頭を優しく撫で、その狼の口には鬼と化した赤光の眼の男の首がぶら下がっている。
月女は其の首に、冷たく言い放った。
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